記事タイトル:上段選手 


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お名前: 剣志郎   
たなごさんへ☆

私はHide.さんのような上段の使い手ではないので的確なお答えになるか疑問ですが、私の
思う「上段は下がったら負け」というのは、中段と比べ、下がったときに不利になるからだ
と考えています。中段や下段は仮に下がって守勢に転じても、竹刀が自分の前にあって応じ
ることは出来ますが、上段はすでに振りかぶていて攻撃態勢に入っていますから、身を守る
ものはありません。したがって、どうにも攻め切れない場合、思い切って下がって仕切り直
すか、けん制しながら下がるしかありません。理想的なタイミングで相手が間合いを詰めて
きた場合は、下がった瞬間に負けるはずです。それが理由と考えています。

さて、DVDの話ですが、それは「下がった負け」というセオリーの部分を包含した試合の話
ですので、また少し違ってくると思います。普段の中段でもそうですが、敢えて下がって誘
うという意図的なものもあります。そこには絶妙な間合いがあるわけですが、そこへノコノ
コ「上段は下がったら負けなんだ。よ〜し、間合いを詰めろ。」なんて、安易に突っ込んで
きたところを狙いすましてボコ! ってな感じで、駆け引きしているわけです。ですから、
一概に「上段は下がったら負けだから、上段は下がらない。」というわけではないのだと思
います。

つまり駆け引きの部分と理論的不利の違いだと私は考えています。また、上段が「火の位」
といわれる所以は、相手の刀の前に、自身をさらして行く訳ですから、中段よりも遥かに気
を振り絞って前へ出ないといけないのだ! または捨て身で前へ出なければ何の脅威にもな
らない! ということの意味だと考えます。へっぴり腰の手だけで打ったら逃げるような上
段なんて、全然怖くないですもんね(爆)。軽くはじき返すまでです。
[2003/06/04 17:47:47]

お名前: Hide.    URL
管理人のHide.です。

う〜ん、上段は「火の構え」と呼ばれておりますくらいですから、やはり気構えの面でも
実際面でも「さがらずに戦う」のがいいと思いますよ。むろん、抜き技や打ち落とし技など
はさがって打つことが多くなりますが、前の技と後ろの技では8:2くらいにしてほしいで
すね(^^)

しかし、試合の場面になると、さまざまな駆け引きがありますので、なかなか理想どおりに
はいきませんね(^^;
[2003/06/03 11:46:07]

お名前: たなご   
はじめまして。ヘタッピ剣士さん。(^^)

>少しも相手に押されていないのがわかると思います。
なるほど、下がりながらも次の瞬間にはすぐさま小手なり片手面
等で打ち返したりしていますし、下がりかたも落ち着いていて
危なげがありません。足さばきも軽やか?です。
でも普通の剣士ではああいうようにはいきませんよね〜。
[2003/06/02 23:13:48]

お名前: ヘタッピ剣士   
たなごさん、はじめまして♪

>「上段は下がったら負け」「引いてはいけない」
これは気構えの事と解釈すれば矛盾しないはずです。
DVDなら何度でも繰り返し見やすいでしょう(いいなぁ)、そこで気迫を見てください、
少しも相手に押されていないのがわかると思います。
[2003/06/02 22:27:30]

お名前: たなご   
全日本剣道連盟創立30周年記念優勝大会のDVDを見て感じたのですが、
上段選手(千葉選手、戸田選手、川添選手、中山選手)たちが間合いの
攻防で前へいったり下がったり、してます。私の見た感じでは中段のとき
の前後動とあまり変わらないように見えたのですが・・・。
いちに会の上段関連のトビを読むと「上段は下がったら負け」「引いては
いけない」というような事が多く書かれているのですが矛盾するよな気が
するのですがどんなものでしょうか。
[2003/06/02 12:19:43]

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