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お名前: Hide.
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少し意味が違うかもしれませんが、私の師匠はきわめて人間臭い&泥臭い方でした。
攻めはたいへん厳しかったですが、その先生の剣は豪放磊落で温かく、大きなものに包ま
れているような感じでした(^^) 私はそんな剣を目指そうと考えております。
弥勒菩薩の攻めがどのようなものか私にはちょっと想像できませんが、ごんべさんの目指
される方向性に向かって着実に進んでいかれますことをお祈りいたしております!
[2004/11/08 08:45:31]
お名前: ごんべ
小生の愚見にご返答戴き恐縮します。
人間、年を取ってくると、気ばかり20代のつもりでも身体は正直ですから、
若い時のようなわけにはいかないです。これはあくまでも自分の場合ですが、
ここ数年、身体の衰えと共に、
剣道の技ではなく精神面のことをよく考えるようになってきました。
小生も昔は血の気が多くて、過激なことをさんざんやりました。
意見の食い違いで7段の先生と大喧嘩して道場を破門。
今思うと、恥ずかしくて冷や汗がでます。
しかし、血の気が多いのは若者の特権じゃと思っております。
遠慮するこたない、どんどんやれと。(妙なお爺のたわごとです)
hideサンの言われる通りです。
若いうちは、身体の動くうちに修羅場を経験し、
年寄りになったら若気の至りで起こしたことを反省する、
そういう生き方を良しとしようじゃないか、と。
自分で自分を慰めているようなものですが・・・
剣道の稽古をしながら、いつも攻めのことが頭から離れず、
何かが違う、何かが違うと思っている矢先、弥勒菩薩に出会ったわけです。
弥勒菩薩のような攻めが、はたして本当に最高の攻めであるのかどうか、
小生にはわかりません。ただ、現時点ではそうではないかと。
あと、何年、続けられるかはわかりませんが、
ひとつの、目指すべき道を見つけたと申しましょうか、
途中で、これではなかった、になるのか、やはりこれだった、になるのか・・・
これは技の稽古よりも数段難しい、小生の剣道人生最後の大勝負です。
[2004/11/07 14:06:08]
お名前: たかゆき
お邪魔します。たかゆきと申します。
ゴンベさんはきっとお優しい剣を使われるのでしょうね。
そんな方に御指導いただきたいといつも思っています。
崇高な境地を求め、それを意識して稽古して行くうちに
長〜い年月を経て無意識に形になるのでしょうね。
ただ、Hideさんの仰るように前提として、ある程度厳しい(血なまぐさい)剣を
使う時期を経なければならないように思います。正しい基本と応用を身につけた上で
心の修行の段階に入らないと、真の風格が出ないような気がしています。
私自身もリバ剣の類ですから、自分に負けず心も体もまだまだ鍛えなければならないと
自戒の念を込めて書き込みさせていただきました。
[2004/11/07 12:57:50]
お名前: Hide.
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管理人のHide.です。
剣道の行きつくところは「自他不二、争心無し」ということのようです。
つまり、戦いなど必要のない境地ですね。まさに弥勒菩薩の境地ではないでしょうか。
その域に達するためには、血なまぐさい争いを数多く経験すること、これも致し方ないよ
うに考えますがいかがでしょうか?(^^)
[2004/11/07 06:39:23]
お名前: ゴンベ
初めまして、ゴンベです。こんなにすばらしい談話室があるなんてしりませんでした。
攻めについて最近感じたことを少し書きます。
「攻める」という言葉を辞書でひくと「進んで敵をうちまかす、なじる」という意味が出てます。だから「攻め」というのは自分のほうが圧倒的な威力をもって、
相手を威圧するような、相手に恐怖を感じさせるようなものだと思っていました。
しかし、先日、旅行先で弥勒菩薩を見たとき、剣道家が目指すべき最高の攻めはこの弥勒菩薩じゃないかと思ったのです。仏像に感じ入るのも、自分が年をとった性かもしれませんが。
弥勒菩薩は本当に美しい顔です。じっと見ていると、心がすーっとして怒りも憎しみも消えていくような気分になります。
つまり、何が言いたいかといいますと、「最高の攻め」というのは、力でねじ伏せたり追い込んだりすることではなく、あの時、弥勒菩薩の前に立った自分のように、全ての醜い心をきれいに洗い流して闘争心を無にしてしまうようなものではないかと・・・
戦って血を流すことの愚かさを相手に知らしめる、悟らせる、そして互いに生きること、
これが剣を志したものの最後に到達すべき場所であり、その為に剣の修行をしたのではないかと。弥勒菩薩像の前で少しだけ実感しました。
と思えども、いざ、防具をつけて、対戦するとこのようにはいきませんわな。なさけなや。
これは自分が勝手に思ってるだけで、どうぞ年寄りの念仏ぐらいに聞き流してください。
[2004/11/06 20:59:29]
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