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お名前: Hide.
To せきさん
責任を転嫁したくはありませんが、やはり私たちの親の世代に問題があったように思
います。
頑張って荒廃した日本を建て直しはしたものの、「家族の絆」とか「躾」、「地域社
会との連帯」「弱者を擁護し年長者を敬う」などという大切な精神性を置き忘れてし
まいました。そういったことに割く時間がなかったのでしょうね。毎日を生きること
に必死だったのですから、強く責めるわけにはいきません。
しかし同時に「自分たちが苦労してきたような思いをさせたくない」という親心が、
間違った子育てを助長してしまったのも事実です。ほしいものを何でも買い与えた結
果、我慢を知らない子供が多数育ちました。
核家族化で母親と子供だけが取り残された家庭では、子供だけが頼りの母親によって
マトリズム的な躾教育が施されてしまいました。結果、社会性の身に付かない多くの
マザコン成人が増えてしまったわけです。
さらに「一億総中流時代」などという言葉に躍らされて、他人と自分とを見比べるこ
とでしか価値観を測れなくなってしまった大人と子供達が生じました。
我々はこうした戦後の社会の在り方を見つめ直し正す時代に入っています。物質至上
主義の在り方に危惧を抱き「心の時代」だ「共生」だと識者が必死に気炎を上げます。
しかし、日本人は歴史を省みることや変化を好まない民族性でもありますので、全体
の枠組みを動かしていくのは極めて困難です。また、政治への無関心や不信感もこれ
ら社会悪を断ずる大きな妨げになっているでしょう。
今、我々にできることは、こうしたことを踏まえて、剣道という民族の歴史に裏打ち
された素材を使って地道に活動していく以外に方法はないのでしょうね。他人や政治
をあてにせず、まず、剣道に関わった人たちの中だけでも「悪しき輪廻」を断ち切っ
ていこうではありませんか!ヽ(^.^)ノ
お名前: せきさん
すごい悪循環ですね。
結婚式の牧師さんから、打ち合わせの時に改めて、「今の家庭は子供が王様で、親は子供の奴
隷になっていますから、よく考えて子育てをしてください。」と警告されました。恵み深い教
会員の人たちの家庭でもそうなのですか?と聞くと、ほとんどがそうです。と言ってました。
想像する以上にひどいものの様ですね。私は子供のことは99%親に責任があると思っていま
すから、理解できません。また、私自身も若い頃、親にも先生にも強制されるのを嫌い、何度
も腹を立て、暴れまわっていましたが、今にして思えば、「なぜ、もっと早く世の中のことを
教えてくれなかったのか」という思いがします。殴ってでも、言う事を聞かせてくれていれば
と思う事さえあります。体系立てて、一つずつ話してやらないといけませんね。
しかし、親自身のレベルが低いと、本人がそれすら理解できない場合の方が多いでしょうから
学校の先生と言うのは大変ですね。
先日の少女監禁事件でも、あの母親には激しい怒りを覚えました。親として、なすべき事をせず
世間に対してそれで済むというのは納得しかねます。
お名前: Hide.
To せきさん
学校は営利目的の授業ではありません。給料を払っているわけですから、組織として「使い物にならない者を排除する」というのは至極当然す。しかし、学校はまったく反対です。逆に、その生徒から月謝をお払いいただいているんです。考えようによってはお客さんなんですね。ですから、簡単に切ってしまうことはできないはずなんです。
>>「つかまって運が悪かった」「今度はもっとばれないようにやらなきゃ」というこ
>>とで、根は深くなっていきます。
>これは大変ですね。この考えがどこまで通るのか、見物です。私なら、何を差し置い
>ても見逃せません。学校も親も、これを許してどうするのですかね〜え?
表面だけ「よい子」を求めているのです。だから、根本を改善しようなどと思ってま
せん。親もそこまで真剣に考えてないんです。
なにしろ子供とのコミュニケーションをまともにとれないんです。親は体裁よく、「も
う、この年頃になりますと親のいうことをききませんで」「部屋に入ってしまうとな
にをやっているのだか」「本人の自主性に任せてありますから」と関わりを逃げてし
まいます。成人するまで、イヤ、家計から独立するまで、親が子供に干渉してはいけ
ないなどということはないはずです。
こうした子供が親になったとき、さらに無責任な態度に出ることは明白です。恐るべ
き輪廻です。
お名前: せきさん
to Hideさん
いつの時代だって、多かれ少なかれ同じ事じゃないですか。
私はここ数日一人の部下の人事のことでずっと自問自答しています。私はこの人間を首にする
つもりで、最後の面接に臨みました。日頃言わないような、きつい内容の指摘をして・・・だから
おまえの仕事態度ではダメだから、これ以上使っていく訳には行かないよ!と言いました。
「彼個人の事を考えると指導して使っていくべきではないか」と下級管理職に相談しても答えが
帰ってきました。「もう一度チャンスをあげたらどうか」という意見もありました。
しかし、組織活動を考えた時、切るという判断をしなければならない場面とはどういう時である
か、その判断をしなければならない場面であることは自ずと理解していました。
営利を目的とし、”最小の投資で最大の効果を狙う”目的を達成する事が基本になっていますか
ら、個々に伸ばす・切るを判断するのは感情では結論付けることができません。
学校も会社も、人の集まりという集団ですから、目的は違えども潜在する問題は似たようなモノ
があるようですね。個を切るという判断は、会社でも、人心を失いかねない危険性が多くあり、
それを誤ったが為に部下から総スカンを食らう事も珍しくはない事です。「次は自分の番であ
ろう」と感じさせてしまうと、潜在的恐怖感から自棄的な考えに陥る人が出てきて、集団感染
に発展させてしまうこともあります。それでも、会社では、「組織の性格にふさわしくない人」
や、「組織の目的達成の効率を低下させる人」は排除しなくてはなりません。そのために管理者
が高い給料をもらって存在している訳です。一つには方向性と目的意識を放棄させない様に、
常に指揮を任されているからには、何に対しても言い訳ができません。
こういう所ですから、切る場合には「もっと自分にふさわしい場所を探し、そこではなくては
ならない要(かなめ)に成るように!」と言って送り出す事が最大の贐になると思います。
私の立場でみれば、「組織から切り捨てる=自分の生かし方を探しなおす」というスタンスに
なると思います。そして、個人のことは個人が一番責任を持つべきかと思います。
Hideさんの言われるような学校現場でのことは、会社では考えられない事ですし、そんな
ことが有り得ないために、管理者が存在しています。結果に言い訳は出来ないことと、管理者の
存在意義を考えた時、何をいわんやと思う訳です。
>「つかまって運が悪かった」「今度はもっとばれないようにやらなきゃ」ということで、根
>は深くなっていきます。
これは大変ですね。この考えがどこまで通るのか、見物です。私なら、何を差し置いても見逃せ
ません。学校も親も、これを許してどうするのですかね〜え?
お名前: Hide.
To せきさん
>そうですか。Hideさんは、きっかけ作りに苦心されているのですね。そういった職
>業の方もいらっしゃったのでしたね。人が「変わろう」とすることに対する受け止
>め方が、暖かいものが感じられます。
残念ながら、故に私は教師不適格だったようです(笑)
今の学校教育は、生徒の変ろうとするきっかけを待っていては成り立ちません。教師
も生徒が学校を一歩離れたら責任を回避してしまいます。学校は評判が落ちることを
きらい、スキャンダルを隠ぺいしようと必至です。したがって、罪には罰をもって臨
むのが、今の学校教育の姿です。「お前はこういう悪いことをしたのだから・・・」
といって、罰を与えるのです。場合によっては、「停学○回だから退学ね」と機械的
に追い出されてしまうこともあります。
これは一件合理的に見えながら、たいへん非教育的です。考え方の根本をなにも変え
ようと努力をせずに、懲罰によって罪を償わせようとする。これでは「つかまって運
が悪かった」「今度はもっとばれないようにやらなきゃ」ということで、根は深くなっ
ていきます。
生活指導が追いついていかないのは、教師が生徒の変ろうとするきっかけにつきあっ
ていられないくらい余裕がなくなっているからなんです。
生徒は生ものです。ひとり一人、個性も違えば人格も違う。それを十波ひとからげに
指導しようとする姿勢では、きっかけは見えてきません。
このあたりにも全習法の限界があるように思われてなりません。
おっと、話がぜんぜんそれてしまいましたね(^^;
お名前: せきさん
そうですか。Hideさんは、きっかけ作りに苦心されているのですね。そういった職業の方も
いらっしゃったのでしたね。人が「変わろう」とすることに対する受け止め方が、暖かいもの
が感じられます。
私はあの番組の依頼者に対しては、激しい怒りのような感情を抱いて見てしまいました。
彼らを指導する(流行っている店)主人の無私の奉仕には非常に頭が下がります。
教えてもらえるというのはとても有難いことです。
私が育った会社では、仕事に必要な知識はすべて人から盗み、自分で工夫してカスタマイズする
事を求められました。バブルのピークで入社しましたから当然忙しくて教えている暇等なかった
のでしょう。そして、”適材適所”で、使えない人材は人材じゃないという思想が最も一般的で
した。このような状況下で社会人としての駆け出しを過ごした自分も、周りへの反発や、先輩
会社自体に対する批判も沢山ありました。いつしか立場が変わって、それに伴う経験則の積み
重ねの中から、おのずと自得する部分が多かったのですが、教えてもらえるというのは本当に
有難いものですよ。
社会に出てみて、本当に見方になってくれる人といえば両親ぐらいのものでしたからね。
あの番組に出てくるはやっている店の主人の激しい怒りを見ると、人にモノを教える時の覚悟
の要り様を思わずにはいれません。我々はつくづく、人がよすぎると感じます。
しかってくれる人が今は少なくなりました。叱ると言うのは、損得勘定で言えば、割に合わない
行為なので、誰しもしないで済めばそれに越した事はないのでしょう。これは自己犠牲の最たる
ものですね。
それにしても、巧く行かないのを客のせいにしたり、自分以外に求めてしまうような出演者が
沢山いるのは驚きまよ。競争社会というのをまったく意識していないのでしょうね、きっと。
お名前: Hide.
教わることに対する謙虚さがある人間は、あのような苦境には陥らないのだと思いま
す(笑)
ただ、必ずしもすべての店が継続してうまくいっているわけではないようです。時々
追跡レポートをしていますが、ダメなところはダメになっちゃうんですね。
でも、ああしたきっかけを与えてもらうことによって「変ろう」とするエネルギーに
点火できた人は、きっとうまくいくのだと思います。
私も高校生を中心に指導を行っているのですが、彼らのエネルギーに点火することの
できる機会と場と方法を作ることに努力している次第です(^^)
お名前: せきさん
私の地域では、別の曜日の深夜1時頃放送されています。独身の頃はよく見ていましたよ!
私は教育番組としては見ていませんでしたが、いい勉強にはなりました。
食べ物屋さんがほとんどなのですが、あの番組に相談を寄せる人には大抵の場合、共通した
処があるように思いました。修行を決意して、繁盛している店に行くと、「そんないい加減な
やり方で通用すると思ってんのか!」と怒られてしまいます。
日々繰り返すうちに、自分の都合がいいように手を抜く事を覚えてしまい、自暴自棄に近い顔
付きになっている事が、非常に印象深く感じました。
驚いてしまうのは、儲けがすべて自分の懐に入るはずの自営業者が、儲けの種である技術をただ
で教わっているのに、逆ギレしてしまうシーンが結構多い事です。大抵はお詫びして、やり直す
のですが・・・・・・。
お名前: Hide.
またまたテレビ東京系のネタで恐縮ですが(別にスタッフに友人がいるわけで
はない(^^;)、月曜の9時からやってる『愛の貧乏脱出大作戦』にはまってい
ます(笑)
どういう番組かというと、飲食店を経営していて借金ばかりがかさんでしまい
もう、にっちもさっちもいかなくなってしまったという人を、その道の「達人」
と言われる料理人のところで修業させ、また、店の方も大道具さんが見栄えよ
く改装して繁昌店に仕立てるというバラエティ番組なんです。<まぁ、詳しく
は1回見てください・・・(^^;
いやぁ、僕はこの番組、最高の教育番組だって思うわけなんですよぉ!
借金がかさんでしまうのには、それなりの理由があるんですが、調理の技術以
上にやはりご本人の取り組む姿勢や心映えの問題が大きいように思うんです。
この番組では、わずか数日という短期間に、新装開店に向けてのメニューの調
理法からそうした精神的な部分までを立ち直らせちゃうんです('o')オー
もちろん、番組に取り上げられた店舗の全てが継続して「繁昌店」になってい
るとは言えないのでしょうが、人間改造のテクニックとその人が「変わろう」
とする過程は真剣で、思わず手に力が入ってしまうのです(笑)
私たちも剣道を通じての人間教育が目標ですが、心まで貧しくなっちゃってる
人を救うあのテクニックは、見ていて勉強になりますよ。
ハハハ、なんか、まとまらない文章だなぁ(^^;
このテーマについての発言をどうぞ。
※半角カナは使用しないようにしてください。文字化けします。
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