記事タイトル:ビデオの買い方 


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お名前: Hide.   
時代が変わりましたから、音楽にしても舞台芸術にしても剣道にしても、録音・
録画という方法で残すことが可能になったわけでして、それ以前には「口伝」と
いう形で継承されてきた歴史の方が長かったわけです。むろん、アオダイさんも
現代人ですから、「そうしたもので残っていれば」「そうしたもので残したい」
という気持ちは強いでしょうね。私も同じです(^^)

私は、学生時代に縁あってクラシックバレエの公演をよく見に行きました。世界
のトップダンサーの踊りを生で見たわけですが、やはり、映像で観るのとはその
存在感や表現が圧倒的に違います。音楽家や舞台芸術家が記録を残したがらない
という話も、わからないでもありません。

私も自分の勉強のために時々稽古をビデオの撮ってみますが、これが死んだ後に
まで残るとしたならイヤですねぇ(^^;

お名前: アオダイ   
ありがとうございます。確かに自分もそう思う所がありました。
自分は普段クラッシック音楽をよく聞くのですが、音楽家の中には録音されたり、録画される
事を嫌う人がいました。その人が言うには「音というものは、すぐに消えていってしまう瞬間的
なものだ。それを録音した物は所詮音楽の缶詰にすぎない」と。この人ももう死んでしまいましたがレコードを作り、多くの人に聞いてもらうことが音楽家として当り前になっている今日にあってこの音楽家の言葉は何か新鮮に感じられました。しかしながら、僕のように歴史を紐解いて
いこうとするものにとって、資料がないというのは痛恨の事であります。音楽家と剣道家を同じ
ように言うのはおかしいことかもしれませんが、伝統文化としての剣道というか、受け継いで
いくものとして、考える場合、実際に我々が目にすることが出来なかったものを。不完全な媒体ではありますが、記録として残しておいてほしかったというのが僕の純粋な気持ちであります。
また。映像や写真が残っていれば、記憶の中で神格化されたりすることもないと思うのですが・・・・。どうでしょう、僕は少し変なのでしょうか。
映像とまでは言いません、せめて写真でもあれば・・・・。こういう所は正規録音でない、本人非公認の演奏会ライヴ録音を聞きたがるマニア的な考えなのでしょうか。正直な話、いい所をつなぎあわせたスタジオ録音よりも、多少オーケストラが乱れても、指がもつれても、音を外してもやり直しのきかない、一回限りのライヴの記録の方が、その音楽家の本当の所が見れておもしろいんですよね。そりゃあ本物、生を目撃できれば、それにこしたことはありません。しかし僕が生まれるずっと前に死んでしまった、往年の大音楽家や名人・達人の姿はたとえ不完全でも何かあれば見れるのに。温故知新、僕の一番好きな言葉の一つであります。いかんせん、古いものを求めてばかりですが・・・・。

お名前: Hide.   
ハウトゥビデオの連絡先ですが、私のリンクのしかたがトップページでなかった
ために良くわからなかったようですね。トップページは、http://www.howto.co.jp/
です(^^)


>先生に関する資料はどれだけ残されたのでしょうか・・・・と思ってしまいま
>す。日本剣道界最高峰範士十段の5人の先生の内、動いている映像を見たこと
>があるのは持田先生だけです。なぜ残っていないのか、とおもってしまいます。

剣道界の重鎮の訃報を聞くたびに、本当に残念な気持ちですね。しかたがないこ
ととはいえ、先生方には少しでも長生きして、我々に多くのものを残していって
ほしいと思います。
ただ、アオダイさんのおっしゃることも良くわかるのですが、逆に考えると、ビ
デオなどは残っていないほうがいいのかもしれません。先生方にしても、完全に
満足のいく立ち会いであればいいでしょうが、そうでないものが世に残ることは
後悔があるかもしれません。先生のお姿は、その先生にお教えを受けた我々の心
の中に刻みつければいいもので、けっしてビデオなどでくり返し拝見するもので
はないのかもしれませんよ(^^)

お名前: アオダイ   
個人的な事で恐縮です。ヒデさん、ハウトウビデオ社で出ている往年の大先生方を記録した
ビデオを購入したいのですが、会社の連絡先などがページにないんです。
値段が値段なので学生の自分としては、買おうか買うまいかずっと迷っていたのですが、
この際買うことに決めました。しかしながら連絡先、問い合わせ先が分らない・・・。
お忙しいとは思いますが、もしご存知でしたら教えて下さい。

追伸 今、だいぶ前の剣道日本に載っていた故堀口清範士九段の構えている写真とにらめっこ
しているのですが、どうにもこうにも、写真の先生を崩せません。いつも逃げ出してしまいます。あの剣先が写真なのに恐ろしく感じます。いつの日か自分の中で先生の構えと相対することが出来たら、少しは強くなれるかと思っています。
このように写真の一枚でも残っていれば、先生は亡くなられても僕に様々な勉強をさせてくれます。今月号の剣道日本に高野武九段が亡くなられた記事が載っていました。また一人日本剣道史
を知る証人であり、剣道範士九段という最高位にまでいかれた先生が逝ってしまいました。
先生に関する資料はどれだけ残されたのでしょうか・・・・と思ってしまいます。
日本剣道界最高峰範士十段の5人の先生の内、動いている映像を見たことがあるのは持田先生だけです。なぜ残っていないのか、とおもってしまいます。
だいぶ固くなってしまいました、ごめんなさい。

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