記事タイトル:小太刀に関しての考察 


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お名前: しろ   
剣道に於いて「足捌き」は基本中の基本…しかし「体捌き」となると、上手く出来る
人はそう多くないと思われます。 けっきょくは基礎基本たる「足捌き」をちゃんと
修めていないが故なのですが(^_^;
得物が短いと、体を効率よく運ばなければ相手の攻撃を避けられません。理想は得物
を使って相手の攻撃を凌ぐのではなく、間を切る・体で避けること等です。その点、
小太刀で稽古をすることは、間合を読む練習につながり、ギリギリまで相手を牽き
つける目・勇気(?)が鍛えられます♪
   あ、剣道に逆手はありません…そこがサイと違うところ。小さい頃は『ア●ン
ストラッシュ』なんて遊んだことはありますが(^ー^)

試合では二刀の内、一本でも落としたら反則です。自分は初めて二刀で試合した時、
あまりの緊張で一度、太刀を落としました★でも剣道は3本勝負、先に2本取った方
が勝ちで、反則は2回しない限り1本にカウントされないので…太刀を落としたこと
で逆に緊張が解け、冷静になれ、開き直って勢いで2本取ることがデキました。
   ある程度の技術が備わってれば、最後は「体力」でなく「集中力」が勝負を
分けますね(笑)   やはり何事も気合ですっ!!!

お名前: 語聖   
身体操作からして、一刀より二刀の方が寧ろ体術に近い様な印象は受けますね…空手
って元々片手で相手の攻撃を受ける事が多いですし。あっ…因みに釵は逆手で有つ事
も在るので…逆手で握った場合、空手の動きが凄い生きると言う優れ物です。行って
る動き其の物は空手の技ですので…そう言えば、剣道の場合だから、片方の剣が落と
されたらやっぱり失格なのかなあ…体術だったら、腕を抑えたり払い落としたりすれ
ば何とかなるんだけど…『暴れん坊将軍』で吉宗が二刀遣と戦う時、行って居た戦法
なんですが…所謂『庇い手』と言う奴なんですけど…スポチャンだとOKみたいですね。

お名前: しろ   
ルールがあって然り…自分は「剣術」でなく「剣道」を学ぶ者ですから。
これは個人的見解ですが、剣道は武道であるとともにスポーツであると思います。
『剣道はスポーツではない』と仰られる方も居るでしょうが、剣道の持つ二面性は
否定できない…と。
だから二刀と相対する時も、ルールに則り、蹴りは使いません(笑)

実戦といっても、試合と殺し合いでは全く別物…一部の流派(心形刀流など)を
除いては、「剣術」としての逆二刀は伝えていないハズ。
自分は逆二刀ですが、あくまで「剣道」の世界ですから、不便はありませんよ♪

柔道や空手などの格技体術が「剣道」に活きるかはギモンですが、合気道は剣の
上達に凄く活きると思いますよ!!! 合気も現代剣道も、元を辿れば「剣術」
から派生したモノですから☆

あと、自分は純『剣道家』とは一応違います…でも剣道は18年目だから、刀法
が身に着いちゃってるんでしょうね。体術の動きがなかなか出ません(^_^;
   剣道は面白いですよ☆
語聖さんもやってみては如何ですか?? 空手の経験も何らかの役に立つのでは♪

お名前: 語聖   
しろ殿。

中々の仮説、感服致します。もう少し肉付けするとなると、元来、侍の差す刀
には定寸と言うのが在った様ですよ。即ち、現行法で言う『刃渡り6cm以上の刃物を許可
無く有っては行けない』って言う様な…所謂銃刀法って奴ですよね…

『反射神経と運動神経のバランスが、一刀に慣れている分バラバラになってしまい、応じ
技では体が速く動きすぎてしまいます。『辛抱強く待つ』ことが鍛えられますが、未熟
者の自分はまだまだチャンバラになってしまいます(^_^;
腕でなく体で打たなくてはならないので、ふだん無意識に「手打ち」をしているせいか、
体力的にかなりハードです…応じ技ばかりになってしまうし。』

是に関してなんですが、恐らく純『剣道家』の方は体術の心得が無く、二刀打を大変に難
しくして終って居る様に見受けられます。『小太刀護身道』の本に在ったんですが、実際
日本剣術の様に刀剣を両手で扱う物って言うのは稀有だそうです。恐らく其の結果、何処
かの筋肉は異常に発達して居るのでしょうが、反対側はそんなに発達してなかったり等…
是は骨格の歪みに繋がるし、引いてはオーヴァートレーニング症候群にも陥り易い感が在
ります。体術の場合、身体の両側を均等に使いますので、歪みは少ないです。更に、耳寄
り情報なんですが、空手には釵(サイ)と言う武器が在ります。日本の十手に似て居ます。
是は何と、日本有って戦うんですね〜…サイズも剣道の大小とは違い等しい状態ですので、
バランスの良い筋力の遣い方が実現出来る訳です。見聞した所に因ると、『右=大、左=小
』で在る正二刀の他、『右=小、左=大』の逆二刀が在る様ですが…。『手は凡ての延長』
って言う言葉は当に正しいですね。二刀の場合、実戦では様々なケースが想定出来ます。例
えば、帯刀して居た場合、若しも此方が片手の膂力に於いて相手よりも優れて居たならば、
片手での一撃のみで相手を止める事が出来ますよね。すると相手は其れを受ける。実戦では
何をしても良いですから、透かさず小刀を抜いて留めを差す等。是は空手を初めとする体術
の境地からすると必ずしも反則では無いんですよ。蹴だって状況に於いては入れますしね…
又、剣道では余り使わないと思いますが、体術の心得が在ると剣に捉われませんから其れ丈
柔軟に相手の攻撃に柔軟出来る訳ですよ。一刀で二刀に対抗するとしたら、恐らく此の方向
で行かないと駄目なんじゃないでしょうか?! 然しながら、剣道には間違い無くルールが在
ります。御暇でしたら、体術(身近な日本武道は空手や柔道)を学び、剣道ルールに在った
方法で昇華してみては如何でしょう?!

お名前: しろ   
殿中に於いては太刀を預けなければなりませんが、武士の魂たる刀を手放すということ
は、当時の侍にはデキなかったんじゃないでしょうか…で、小太刀だけは許されるよう
になった、とか。 侍はプライドを大切にする生き物だそうですから、いくら目上の者
相手とはいえ、刀を預ける(魂を預ける)ことは早々出来得ませんよね??

小太刀は『御守』としての、『守り刀』としての存在も大きかったと思います。
ハバキだけでなく鞘にも家紋を入れた先祖伝来の「宝刀」は、大概が小太刀だった
みたいですし…徳川家御拝領の刀も、そのほとんどが小太刀だったと聞きます。
『魂』は太刀よりも、むしろ常に身につけている小太刀だと思います!!!

自分は二刀を執ることもある大学生です。 間合いや体捌きの、二刀というよりは
一刀の稽古のため小太刀だけで稽古したこともありますが…とても難しいものでした。
反射神経と運動神経のバランスが、一刀に慣れている分バラバラになってしまい、応じ
技では体が速く動きすぎてしまいます。『辛抱強く待つ』ことが鍛えられますが、未熟
者の自分はまだまだチャンバラになってしまいます(^_^;
腕でなく体で打たなくてはならないので、ふだん無意識に「手打ち」をしているせいか、体力的にかなりハードです…応じ技ばかりになってしまうし。
でも、とても楽しく稽古できます♪ これを一刀に活かし、さらなる精進を目指します☆

お名前: 語聖   
接近戦は肉薄戦となるので、恐いですね。空手で組手をした時、突技で行り合う
よりも、蹴技で行り合う方が全然恐くないですよ。勿論、蹴を使い過ぎると今度
は掬われたりと言う弊害は見られますが…警視庁のホームページで、逮捕術の警
棒同士の試合をして居る映像を見ましたが、あれが警棒で無く、小太刀だったら
と思うとぞっとします。(笑)

お名前: Hide.    URL
管理人のHide.です。

私は勉強している小野は一刀流は古流の中でも小太刀の技に優れたものが多いといわれて
いる(らしい)のですが、「なぜ、小太刀の形が必要なのか」という点につきましては考
えたことがありませんでしたね(^^;
う〜ん、その背景やいかに???

ちなみに、小太刀で剣道をしたことがあります。
これはなかなかエキサイティングでしたヽ(^.^)ノ
飛び込み技はなかなか難しいので、もっぱら返し技になりますね。
出小手などはうまく打てそうな気がしますが、意外に難しかったです(^^;

お名前: 語聖   
小太刀に関しての物は幾らか書かれて居るとは存じますが、今回は
文化的背景から捉えて行きたいと思います。先ず、侍(武士・浪人)
は二本差(短刀を含めると三本、手裏剣を入れれば計四本位)ですが
、侍が小太刀を使う状況がどれ丈在るのかに就いて考察して行きたい
と思います。農民や町人が旅をする時は道中差、渡世人の場合は長脇
差(『ながどす』と呼ぶ)を夫々差して居ましたが、何れも一本で在
り、大刀が無い為に泣く泣く是に頼らざるを得なかった訳ですが、侍
の場合、幾ら何でも行き成り小太刀を使うとは考え難いわけでして。
殿中では小刀のみとは言え、上意討を除いては抜刀しては行けない事
になって居りましたから、結果的に無理でしょう。小太刀術が発達し
た経緯としては、恐らく次の二説が考えられます。未だ未だ在るとは
思われますが(笑)。

1. 大刀を落とされた時、相手の攻撃を防ぐ手立てとして小刀を抜い
  た事に因り、小太刀術が発達して行った。
2. 武士の礼法では客間では大刀を右に置く事が常で在ったのと、座る
 際、邪魔になるので大刀を帯から外し、結果として左剣遣が余り居
 なかった為、思わず帯刀して居た小刀(小太刀)を抜き、其の事か
 ら小太刀術が発達して行った。

1の場合、距離さえ取り大刀さえ落とされなければ何も不便な小刀で戦
う必要等無かったのではと推測出来ます。問題は2の場合に関してです
が、武士は刀を左腰に差し、右で扱う様に仕込まれて居た為、右に置
いた刀を左で抜くとは考えられないと言う事です。(水鴎流には左剣
技が在ると訊きますが…)してみると、端っから小刀を使う事を想定
した2の説の方が有力な感じもしないでも無いですが…

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