私が剣道修行の為に中国は太源に居を構え、毎日のように鍛錬に励んでいると、
突如、剣客の大軍(ざっと見積もって五千はいたか・・)が私に挑戦を突き付けてきた。
しばし驚き、怯える私であったが、ふと「そうだ、これは夢に違いない。そもそもどうして、
昨日まで日本にいたはずの私が、今日は太源に家を構えているのか?ようし・・」と悟り、
その刹那、全身に気を集中して体を黄金色に光り輝かせると「見よ!賊徒ども!!私は今から
上泉伊勢守の剣術を身につけた呂布よ!!」と叫びつつ敵陣の中に切り込み、もうとにかく
バッサバッサ斬るわ斬るわで、遂には一人残らず返り討ちにしてしまった。
戦場に転がる賊徒どもの無数の死骸の中で、一人佇んで息を整えていると西南の方角から
金色に光る霊気によって辺りの血なまぐさかった大気が清浄になるのを感じた。
何事かと思ってその方角を目を凝らして見てみると、五色(五元色)の象にまたがった
仙人と思しき風格を持ち合わせた老人(左慈?干吉?老子?荘子?介象?)がこちらにやってきて、私に向かって言った。
「そなたは中々見所があるようじゃな。よろしい、ならばこの『剣道天書』を授けよう。
この天書には古今のあらゆる剣術流派とその奥義が記されておっての。これを用いてしっかりと
励むのじゃぞ」「ははっ、ありがたき幸せ」
「おう、そうじゃ。今から四年の内に、北東の都にてそなたが大いに望む道の祭典が行われる
じゃろう。よく納豆を食べ、よく酢を飲み、それらの中の霊気をよく服せば、望みもおのずと
叶おうて・・・」
そして、そこで夢がさめた・・・。
・・・唐突ですみませんが、皆さんはこの夢をどう思われますか?
私が思うにはこの夢は2008年の北京オリンピックで剣道が種目化する予兆の夢だと思うのですが・・。
後、折角「古今のあらゆる剣術流派とその奥義が記されてある天書」を貰ったというのに、
それがどんなものか読まない内に目が醒めてしまったのは残念無念・・・。