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打突の強さについて
日時: 2016/10/11 16:02:37
名前: 猫剣士 

初めて書き込みをさせて頂きます。

剣道の有効打突については「充実した気勢、適正な姿勢をもって、竹刀の打突部 で打突部位を刃筋正しく打突し、残心あるもの」と全剣連の試合・審判規則・細則に定義がありますが、打突の強さについては良く「軽い・浅い」といった表現で一本にならないケースがあるかと思います。
しかるに上記の定義を見る限りは打突の強さと言うのは規定がないので、即ち「軽い・浅い」は試合の審判として正しくない判断となるのでしょうか?


メンテ

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Re: 打突の強さについて ( No.1 )
日時: 2016/10/12 08:49:33
名前: Hide.◆vm9xYr4tCqk  < >
参照: http://ichinikai.com

管理人のHide.です。

剣道の有効打突の定義ですが、これが生まれた背景を考えてみればこの疑問は解決するの
ではありませんか?
それは「刀で斬れるか斬れないか」という考え方のもとに作られているということです。


「浅い」は「竹刀の打突部 で打突部位を刃筋正しく打突し」になっていないわけですか
ら問題外です。同じ理由で、深い打突(面や胴については元打ち、小手は肘がらみ小手)
も一本にはできませんね

「軽い」は原点となっている「斬るには不十分」との判断ですから有効打突として認めら
れないのは当然です。


もちろん現代剣道の打ち方振り方で刀を振ったとしても斬れるものではありませんし、切
るように竹刀を振ったらお相手にケガをさせてしまうでしょう。しかし、剣道を学んでい
る中から「これは有効打突に足る強度」というのが自ずと理解できてくるものです。
その思想を理解し継承していく必要があると考えますd(^-^)!
メンテ
Re: 打突の強さについて ( No.2 )
日時: 2016/10/12 11:28:28
名前: 猫剣士 

Hideさん、

ご丁寧な説明ありがとうございました。

>「浅い」は「竹刀の打突部 で打突部位を刃筋正しく打突し」になっていないわけですか
>ら問題外です。同じ理由で、深い打突(面や胴については元打ち、小手は肘がらみ小手)
>も一本にはできませんね

仰る通り、「浅い・・・」については、上記で有効打突の定義を引用されている事からみても概ね明確と思います。

>「軽い」は原点となっている「斬るには不十分」との判断ですから有効打突として認められないのは当然です。

「軽い・・・」については、"原点 = 斬るのには不十分"という所が、本質的には理解できるものの、有効打突の定義に記載がないので、あえて質問させて頂いた次第です。 [適切な姿勢・・・」が記載にあるので、「適度な強度で・・」も記載されていて良いのかなと。(^^;
尤もあれもこれもと書き足していたら収集つかなくなりますが。。。

県下の審判講習会で受けた際に、「技の難易度によって打突の強度は考慮すべし・・・」のような説明があった事や、
練習試合等の審判をしていて、打突の強度(軽い)で無効にした場合で後から説明をする際に、有効打突の定義を直で引用できない事から、頭の中で整理しておりました。

重ね重ねありがとうございました。今後ともよろしくお願い致します。m(_ _)m
メンテ
Re: 打突の強さについて ( No.3 )
日時: 2016/10/12 14:10:02
名前: 長幼の序 

正に審判員の資質が問われる所ですね。

剣道試合・審判・運営要領の手引きの審判の基本的な留意点「有効打突」の項は、まさにこの点についての説明ですね。
正確な打突の為の「要素」「要件」を審判員の経験により眼で見て、耳で聞いて判断するという事です。

ここにも出ていますが、「玄妙な技」例えば、「摺り上げ面」等は、その技の性質上、他の技よりやや軽く見える場合もあります。
それぞれの技の違いによる有効打突の見極めは、とても大切です。
ともすれば、自身が打てない技は、あまり挙げないという悪しき慣習が生まれます。
稽古でも、そういう技の習得に励み、審判員としての技術の向上に役立てたいものです。
メンテ
Re: 打突の強さについて ( No.4 )
日時: 2016/10/13 07:13:29
名前: Hide.◆vm9xYr4tCqk  < >
参照: http://ichinikai.com

To 猫剣士さん

長幼の序さんも書いておられますが、全剣連が規定している「有効打突の4要素(充実し
た気勢、適正な姿勢、打突部を打突部位で刃筋正しく、残心)」以外に、いくつかの「要
件」が存在します。
「冴え」や「勢い」、「攻め」「先後」「引き出し」「決め」「(体)さばき」引き技に
おける「引き上げ」などです。「打突の強度」もそんな「要件」の一つで、規則には書か
れていませんが有効打突を判断するうえで様々に作用してきます。
これが審判を難しくしているわけですね。

相面や出小手などの場合、見る角度によっても違いが出てきます。
1階で見ているのと2階で上から見ているのでは違いますし、立って見ているのと座って見
ているのでも違います。非常に微妙ですね。

おっしゃるとおり、技によって「強度」が違ってきますし、「伸びきっている」「引き込
んでいる」「待って打っている」などの判断が必要な(働く)場合があります。


ゆえに、長幼の序さんがおっしゃるように「自分が打てない技は判断できない」ですし、
明確な一本はわかりますが、高段者であってもその年代やレベルの選手とお稽古をしてい
ないと微妙な一本の判定ができません。
審判をするということは本当に大変なことだと思います。
しっかり勉強していく必要があるわけですm(_ _)m
メンテ
Re: 打突の強さについて ( No.5 )
日時: 2016/10/13 11:08:59
名前: 猫剣士 

長幼の序さん、Hideさん、

まさしく、向上心を伴う日常の稽古が審判技術向上にも不可欠と今更に痛感しております。
逆に言うと審判技術が鏡のようですね。

ありがとうございました。m(_ _)m
メンテ
Re: 打突の強さについて ( No.6 )
日時: 2016/10/14 06:58:24
名前: Hide.◆vm9xYr4tCqk  < >
参照: http://ichinikai.com

To 猫剣士さん

少しでも拙サイトがお役に立ちますればうれしく存じます。


審判技術は、講習会に参加しただけでは上がりません。
所作とか動き方、反則は覚えられますが、有効打突の判定などの「目」まで向上するわけ
ではありません。
お稽古中にもそういう視点を持って取り組むことが肝要です。
それが自身の剣道をさらに磨いてくれるものと考えます。

互いに精進いたしましょうp(^-^)q
メンテ

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