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指導者にとって必要なものとは
日時: 2013/10/02 00:24:16
名前: フリーハンド 

私は今、大学二年生で教員を目指して勉強しています。
今回書き込みをさせて頂いたのは指導のことについてみなさまのご意見を拝聴したと思い
書き込みをさせていただきました。
単刀直入にお聞きしますが、良い指導者とはどのようなものだと思われますか?
また、良い指導者とはどのようなものが求められると思いますか?
ご意見よろしくお願いします。

板違いでしたらごめんなさい。
メンテ

Page: 1 |

Re: 指導者にとって必要なものとは ( No.1 )
日時: 2013/10/02 07:37:55
名前: Hide.◆vm9xYr4tCqk  < >
参照:

管理人のHide.です。

そうですねぇ、まず大切なことは、人を教え導くわけですから、自らの人間性を律するこ
とでしょう。

とくに剣道指導者は、自分よりも年下ばかりでなく年長者をも指導しなければならない場
合があります。その際、若年なのは仕方がありませんが、人間性(精神性)まで未熟では
話になりません。

剣道はその理念で「剣の理法の修錬による人間形成の道である」と謳われているわけで、
多くの皆さんがその方向で努力精進しておられます。これは、子どもにしても同様です。
それを教え導く立場になるのですから、自らの人間性をしっかりと確立させることがまず
望まれます

ご自身の哲学を持たれることも必要でしょう。


次いで、見識ですね。

剣道の思想には民族固有の文化性・精神性が深く関与し現在の形に進化(?)してきてい
ます。その歴史的な部分と文化的な部分をしっかりと学び、かつ、現代剣道のあり方や目
的、未来への発展性までのビジョンを明確にすることです。

そうでないと指導に一貫性が欠如し、ブレが生じることが懸念されますd(^-^)!


そして技術力と指導力です。

どんなに技術力が高くても、それを効果的に伝える術を持たなければ指導はできません。
指導がよかったとしても技術力が伴わないのでは伝えるものがありません。

剣道はお相手と対峙し「打った打たれた」のやりとりをします。簡単に打ち負かせてしま
う指導者では、残念ながら「尊敬の対象」「とはなり得ません(>_<) かといって、試合
偏重の「打たんかな」のお稽古でお相手を打ち負かしたとしても、お相手の心には響きま
せん。

私の師匠は私が20代の頃に剣道指導者になるにあたって「(指導者の)剣道はチョット強
くじゃ」と教えてくださいました。
「初段と稽古するなら、初段よりもちょっと強く。五段とやったら五段よりもちょっと強
く。八段とやったら八段よりもちょっと強く使うのじゃ。圧倒的に強くはいかん」とおっ
しゃいました。お相手の力量を正確に見極め、誰に対してもそのお相手に合った方法(技
術と精神力)で対峙してこその「チョット強く」であって、これは以後、私の剣道修
行の究極の目標となっていますm(_ _)m

おっと、ちょっと脱線しましたが、指導者にとって技術力と指導力は車の両輪です。どち
らの車輪が大きくても(小さくても)車をまっすぐに走らせることは難しいもの。非常に
難しいことですが、段位が上がったからなし得るものでもありませんし、若いからといっ
て不可能なことではありません。常に自覚を持って日々のお稽古や日々の生活に取り組む
こと。これこそ「指導者への道」と心得ます

ともに精進いたしましょうp(^-^)q
メンテ
Re: 指導者にとって必要なものとは ( No.2 )
日時: 2013/10/02 08:38:14
名前: くろ 

フリーハンドさま

私は違った面から。

中学又は高校の教員を目指し、部活動の顧問として良い指導者はといいますと。

やはり自分で考え、行動する事が出来る生徒になる指導ではないでしょうが。

今必要な事は何か、今必要な行動は何かをそれそれが判断しお互いが協力する。

剣道に限ったことではありませんが、それが出来ればご自身の考えや技術の指導が行き届くと思います。

教えすぎず考えさせる、難しい事ですが必要だと思います。
メンテ
Re: 指導者にとって必要なものとは ( No.3 )
日時: 2013/10/02 12:37:18
名前: だみ声  < >

フリーハンドさん こんにちは。 僕は地元の中学校で剣道部の外部指導者として中学生とかかわって
12年になります。 Hideさん、くろさんと重複しますが、良い指導者とは、やはり若い人が修業に喜
びを持てる剣士に育てることではないでしょうか?(当然試合も含みます)

ただし試合偏重に成らず、剣道理念にのっとった指導が絶対必要です。 勝ちにこだわり過ぎるのは良
くないですが、「負けても良い」と言う試合は存在しないはずです。

そこでご自身の修行は当然として、日常の指導で最も重要なのが、「我慢と工夫」であると思います。
特に学校の部活に於いては、必ずしも「剣道が好き」「剣道強くなりたい」と言う子が多い訳ではなく、
「防具を付けただけでかっこ良く勝てる」と錯覚している子や、ぬらりくらりとサボる子もいます。
中学生の方が、義務教育だけに難しいでしょう。 高校生はそれでも自覚する部分は、結構大人になっ
ておりますから、まだやり易いです。

当然「稽古嫌い」の子がほとんどです。(と言うか、稽古大好きは自分も含めていない、のではないか?)
こう言う子を休ませず、次第に上達している自分を見つけさせる事が出来る指導は「我慢と工夫」の連
続です。
サボり、集団脱走、手抜き、嘘、優先順位の反転など、腹の立つ事が多いです。 しかも何度もやります。
いちいち切れていたり、怒鳴っても「どこ吹く風」と言う部員もいます。 そう言う部員との付き合い
には、「マニュアル」にない独自の「我慢と工夫」が必要です。
稽古日なのに、「道着忘れました」とか、「防具は家です」と言う子が実際に居ます。 蹴っ飛ばした
くなりますが、グッとこらえて… さあ何と言う指導をするのか? 頑張って下さい。(ここでは相手
により、事情により、タイミングにより対応は様々です。 あっさりと「素振りしてなさい」もその一
つです。)

つれて行った外部の錬成大会などで、八段にかかってコテンパンになる自分を部員に見せる事も大切な
指導です。 先生だって上位にかかる時は、「あんなに激しく打ちかかっているのだ!」「しかも打た
れっぱなしじゃんかっ!」と言う事も知らしめるといいです。
彼等は普段、自分をいいように打つ指導者が、あんなに打たれている所を見て、「共感」を持つようで
す。 「先生もあんなに頑張っている」と感じた子は、態度が変わって来ます。(これもマニュアルに
ない工夫の一つです)

もっとありますが、えてして、いきなり優れた指導者である訳がありません。 やはり指導の研究が欠
かせませんし、先輩の指導を見る事も重要です。 僕が良く心がけるのは、「自分が彼等の年齢の時、
どんな部員だったか?」とフィードバックさせます。 特に腹が立った時、一息置いてこれをやると、
何とか平静を保って、対応出来て来たと思っております。
剣道は生涯が修行です。 肩肘張らず、さりとて「ぶれない指導方針」があれば人は付いて来ます。

すぐれた指導者になる訓練も、すぐれた剣士になる事の延長線上の修行なのです。
メンテ
Re: 指導者にとって必要なものとは ( No.4 )
日時: 2013/10/03 06:30:57
名前: 快刀乱麻 

いくら実績を残していても最初から素晴らしい指導者になれるとは限らないと思います。私は中学剣道を指導し始めて30年近くになります。今思えば若い頃はかなり無茶で無駄な指導をしていたなと思います。でも今より情熱はあったと思います。指導のツボは身につけましたが、若い頃ほど体は動かなくなったですね。指導者の最低条件は情熱。毎週土日はつぶれます。また嬉々としてつぶすくらいの生徒への愛情がほしいですね。指導の引き出しが多いに越したことはありませんが、まずは指導者もやる気です。そのうち指導方法を確立できますよ。最後に、全国大会に何回連れて行こうと、その子たちに剣道を続けさせるようもっていけなかった事に悔いが残ります。今はその子供が剣道を続ける気持ちになることに心をくだいています。
メンテ

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