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やめないように
日時: 2010/07/29 02:15:54
名前: ケーゾクパワー 

私は現在通っている道場で、幼少より稽古を続けており今では中年突入年代です。
 最近は大人の稽古の前に、少年部でも稽古をしてます。仕事の関係で運よく稽古に行けることが多いので、
道場の方から少年部へも指導の手伝いに来るように誘ってもらいました。自分も少年時代に同じように少年部に
来てくれる大人の部の方に育てられ、感謝しているので、自分もお手伝いで恩返しをしたいと思い、また、とても
勉強になるので積極的に参加してます。

 子どもたちもかわいらしく、稽古はいい雰囲気で取り組めていると感じていますが、この指導側の立場になって
観に来ている親や保護者の言動には気になるところがあります。
今回は一つ、先日道場で少年部で習う子の親に言われたことを書きます。

 私はまだ先生方の指示に従い手伝い程度なんですが、最近指導側に入って来た若造(30代です)の私にはも
のを言いやすいのか、ある保護者の方から、「(子どもたちが剣道を)やめないようにやって(指導して)くれ」といわ
れ、なんだか引っかかりました。

 自分もこれまで剣道を好きで続けており、生涯楽しめるもの考えてますので、子どもをやめさせるつもりなんかま
ったくないんですけど。 要するに、その方は経験者なので、指導法に不満があるのかも知れません。
“せっかく始めたんだから(あなたたちの指導によって)辞めてしまったらもともこもない、続けてこそ”という意味の
ようで、「はぁ...」と頷き返しましたが、なんか、全部道場側にゆだねてしまっているような感じがしました。
もし辞めたら道場が悪いみたいな。

ちなみにこちらの道場では一貫して基本中心です。雑巾がけから、体力づくり、素振り、基本技の稽古が中心です。
その中で、礼法やきびきびした動作、真剣な態度、協力すること、発声などを厳しく指導しています。
時には先生方も真剣な(恐い)表情で叱ります。
単純な動きが多く、たしかに子どもには飽きるかもしれないですが、これが普通なのかなと思ってます。
修行は苦しいもの、稽古は真剣に取り組むべき、先生は子どもから怖がられるくらいが丁度良いかなと思ってます。
 そのなかで子どもたちが楽しさを見出すところは、技術の上達や、稽古をした後の達成感、友達との交流など
かなと思います。 積極的に子どもの笑顔を引き出すようなゲームのような稽古や、試合である程度即効性のある
小技を教えることは先生方も考えてないようです。
 楽しいポイントは少ないからこそ、上達があれば褒めてあげたり、稽古の前後は優しく接するが指導側の
大事な役目だと思います。
あとは、本人の向上心や克己心など気持ち、そして親や周りの応援・協力も同じように大切です。
つまり、三者がバランスよく一体になるべきだと私は考えてます。子どものうちは親の支えや励ましはとっても大事です。
だから、そのときの発言に対しては「3者で努力しましょうね」と言っておけばよかったのかなと思ってます。
(でも、その方は別の場所で稽古をしている経験者の方なのでたぶん不満があるからそういうことを言ってきているので
ややこしくなるかもしれませんが。)

さらにそのあと、付け加えて「・・・そんなことを親は心配して観てるんです。あなたに親の気持ちはわかんないとは思うけど。」
なんていわれてしまいました。たしかに自分には子どもはいないし、その方の本心などわからないので、
なんだろ一言は???とちょっと気分が悪くなりました。
自分でも子どもに何か伝える際の言い方や接し方が良くなかったかなと反省することが多々ありますが、もっと自分では
気づかないところがあるんだなと考えるきっかけにはなりました。
 人それぞれ子どもの稽古に思うことがあると思いますが、もしよろしければ参考にさせていただきたいのでご意見
や体験談などお聞かせ願います。
長くなってすいません。
メンテ

Page: 1 |

Re: やめないように ( No.1 )
日時: 2010/07/29 07:33:41
名前: Hide.◆vm9xYr4tCqk  < >
参照:

管理人のHide.です。
内容からいきますと、「親子」の掲示板ではなく「指導者」の方がふさわしかったかもしれ
ませんね(^^;


私もケーゾクパワーさんとまったく同じように考えて指導してまいりました。
でも、時代は自分が子どもだったころと少し違っています。
「厳しさの中に楽しさを見出す」っていうのは、ある程度剣道の魅力を理解し努力しよう
という気持ちが芽生えた子には有効ですが、親に言われしぶしぶ来ているような子どもた
ちや初心者にはなかなか伝わりにくいものだと思います。

単調な反復練習が多い剣道であるからこそ、キョウミを持ち集中力を高めて子どもたちが
取り組めるよう、最大限の工夫をしなければいけないのが今の指導者なんです


なお、私も20代のころは「先生はお子さんをお持ちではないから・・・」とよく言われま
した。私も若かったですし、大学で教育に関する専門勉強もしてきておりましたので「な
にいってやがるんだ」なんて思っておりましたが、やっぱ、自分の子を持って親の立場に
なって観ますと、これまで見えなかったものが見えてくるものです(^_^ メ)

そこは、謙虚に受け取られたほうがよろしいかと 〜☆


最後に、その親御さんですが、ご自身はお子さんといっしょに道場に立たないくせに、そ
んな注文をつけるなんて僭越極まりないことだと思います。
素人の親ならいざ知らず、経験者であればなおさら、そういうところに慮った発言が望ま
れると考えます(-_-)
メンテ
Re: やめないように ( No.2 )
日時: 2010/07/29 08:56:05
名前: さるよん 

はじめまして。大学2年と高校3年の子どもを持つ保護者です。
つい先日下の子どもが引退しましたが、12年間剣道の追っかけをやっていました。

私も保護者会の会長など長くやりましたのでわかりますが
道場側に全てを押し付ける保護者が増えたなぁ、と感じる事が多くなりましたね。
うちの道場も基本稽古ばかりで、練習に行きたくないと泣く子も多かったようです。
指導者の先生はサラリーマンなのですが、土日を全部道場の指導に当ててくださり(うちは無報酬です)
短い時間の指導の中でいかに効率よく、子どもたちに伝えることができるかということを
いつも考えていただいていました。
結構わが道を行くタイプで、保護者が「あの先生は・・・」などと陰口をたたく人もいたようですが
子どもたちが何よりその先生を尊敬していたので
脱落者も少なく、子供同士でいつも励ましあっていました。

要は「保護者」ではなく「子ども」の気持ちをどれだけ剣道に向けさせるか、ですよね。
子どもたちは先生がサラリーマンで家庭もお持ちで、それでも土日を自分たちに使ってくれている、
そして何があっても自分たちを大事に考えてくれていることを感じていたので
辛くてシンドイ稽古も、泣きながらでも耐えてきました。

子どもさんがいないからわからない、という事はHide様もおっしゃっているように、そうだよな、というくらいでお心に留めていただいて
まずはどれだけ子どもたちと気持ちで分かり合えるか、というところではないでしょうか。

去年先生が七段合格された時
真っ先にOBの子どもたちが話し合い(高校生〜20代前半の子がほとんどですが)
祝宴を開いてくれました。保護者も子どもたちから招待されました。
先生は、剣道を離れても こうやってたくさんの仲間が自分にはいるんだということを忘れるなと
泣きながら話していらっしゃいました。

剣道って生き方も学べる素敵なスポーツです。
その指導ができるケーゾクパワーさんは素晴らしいと思います。
ぜひぜひ、長く続けていただくためにも
一保護者の意見はポイントだけ心に留めて頑張っていただきたい。
応援してます!
メンテ
Re: やめないように ( No.3 )
日時: 2010/07/30 01:19:31
名前: ケイゾクパワー 

Hide.様、さるよん様

お返事本当にありがとうございます。勉強になりました。
指導というのは、自分が強くなるためだけの稽古よりずっと大変だなぁと改めて感じます。
人のためというのは、覚悟や信念、奉仕の精神がなくては難しいですね。

親御さんも人生経験では先輩ですから受け止めるべき部分は、謙虚に受け止めたいと思います。
 そして、子供への指導ですから、やはり“子供のために”を第一に、時代や状況にあった愛情の
注ぎ方を考え、真面目に丁寧に接していれば、子どもにも、また観ている保護者にも思いが伝わ
るのかなと思います。
 お二人のおっしゃる気持ちを向ける・集中力を高めるような工夫という点もますます意識して
取り組んでいこうと思います。

 それから、実はその親御さん、自分は別の道場でしつつ、その子供にはさらに別の場所で
自分で個人レッスンのように教えたりもしています...
(このことも一部では物議を醸してますが、複雑で長くなるので、また機を改めて投稿させてい
ただくかもしれません。)

 過去にも我が道場にはもっとすごいモンペのような人もいたそうで、私もこれからもいろいろ
な方と接する様になると思います。 また、自分の指導に対して、良い評価をしてくれる方(
結果一緒に始めちゃいました)や、「もっと厳しくビシビシやってくれ!」という方(昔軍隊で?
すごい稽古をしてたらしいお爺ちゃん)などもいます。
 先生の方針に従う立場ですが、こういう立場・時期だからこそ、あんまり話す時間がないん
ですけど保護者とのコミュニケーションを増やしていこうと思います。迎合するつもりはない
ですが、会話により利点となることは多いと思います。 

精進に努めます。
メンテ
Re: やめないように ( No.4 )
日時: 2010/07/30 06:46:25
名前: Hide.◆vm9xYr4tCqk  < >
参照:

To ケイゾクパワーさん

少しでも拙サイトがお役に立ちますればうれしく存じます。


そうですね、ケイゾクパワーさんがお書きになられるようなことを実践されるのがいいで
しょう。あまり肩肘に力を入れすぎることなく、「子どもたちといっしょに子どもたちの
ためになる稽古を」と考え取り組んでいけば、おのずと、子どもたちもついてきますし、
保護者の理解も得られるはずです

指導って、自分の勉強になるんです 〜☆


保護者とのコミュニケーションは密にする必要があります。
子どもをほめるときは、できるだけ「親の前で」が鉄則ですd(^-^)!


>それから、実はその親御さん、自分は別の道場でしつつ、その子供にはさらに別の場所
>で自分で個人レッスンのように教えたりもしています...
>(このことも一部では物議を醸してますが、複雑で長くなるので、また機を改めて投稿
>させていただくかもしれません。)

それは別にかまわないじゃありませんか。
とくに問題視するようなことではないと思います。
でも、どうして、ケイゾクパワーさんの道場に入れたのでしょうねぇ。
ご自身が所属するところに入れて、いっしょに稽古するほうが楽しいのに(^_^ メ)
メンテ
Re: やめないように ( No.5 )
日時: 2010/07/30 08:44:07
名前: 素人 

我が家の愚娘も剣道しています。

小学校のスポ少から初めて今は中3です。
中学に入ってからはスポ少は行っていなくて部活だけです。
スポ少の時には、大会の朝になると指導者の先生から
『面で一本取れ、面で一本取るとかっこいいぞ〜』
と言われ、その言葉どおり試合は面打ちばかり。
当然、試合は殆ど負け。
市大会でも勝った事がありませんでした。
友達も皆同じでした。
6年生3月の最後の時、先生から
『私は中学に入ってから伸びる剣道を教えてきた。
 今までは試合に勝てなかったけど、
 中学では県大会で勝って全中に行ける。』
その言葉を受け友達も一緒に中学でも剣道をつづけています。

そんな愚娘たちも今では団体で県大会で優勝を狙える位置まで成長しました。
全てに感謝です。

>ある保護者の方から、「(子どもたちが剣道を)やめないようにやって(指導して)くれ」

剣道を始める事を親が決めたのでしょう。
子供自身が決断したのであれば、この言葉は出ないと思います。

いろんな保護者がいるように、指導者の先生も同じだと思います。
色々な意見を取り入れながら、ケイゾクパワーさん独自の指導法を確立してください。
応援しています。


メンテ
Re: やめないように ( No.6 )
日時: 2010/07/30 12:36:38
名前: ケイゾクパワー 

素人様、Hide.様

アドバイスありがとうございました。

一週間にたったの数時間、稽古中一人一人の子供と
接する時間はほんと短いですが、長く付き合えれば
と思います。

“ケー”や“ケイ”に変わってしまいすいません。
メンテ
Re: やめないように ( No.7 )
日時: 2010/08/01 18:30:30
名前: 持続 

ケーゾクパワーさま
あなたが1番のお手本かと思います。
子ども時代から、今の道場で稽古して指導者になる。
ある意味、剣道をしていて最も大きい理想の1つかと思います。
なかなかいませんし、できないことと思います。
人間形成における基礎を実戦していると感じます。
メンテ

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