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指導と自分の稽古
日時: 2014/12/01 21:31:23
名前: どーなん 

こんばんは、いつも掲示板を拝見させて頂いております。

3年ほど前から小さな道場で指導者の手伝いとして剣道の携わっておりました。そして、今年度からは指導者として8カ月間やってきましたが自分の手に負えない事が多くなってきましたのでご相談させてください。

昨年度までは私の他にも指導者がいたので、私も自分の稽古がしたい時は他の道場に出稽古に出かけたりと自分の稽古をする時間が多々あり、そのおかげもあって五段を取得することができました。

しかし、今年度からは指導者としてお金を頂いて指導をするようになりました。
お金を頂いている以上、週2回の稽古の他に大会が近くなれば特別稽古をしたりと、子どもたちの稽古を優先するようになりました。そのため自分の稽古の時間が減り、先日高校生と稽古をした際、自分の剣道の衰えを感じました。

このままでは自分の剣道を高められないうえ、ひいては昇段審査や試合にも影響してくることと思います。
その為、来年度はお金を頂かずにまた指導者の手伝いとしてやっていきたいです。

乱文で伝えたい事がうまく伝えられているかわかりませんが皆さんのご意見をお聞かせください。

追伸
以前、hide.さんには子どもと稽古する時には合気になって、子どもを引き出す稽古を心がければ良いと言われ竹刀を変え、稽古の仕方を変え、攻めを変えましたが一向に成長している気がしません。
これ以上、何をすればよいのかわからず、八方塞がりの状況です。
メンテ

Page: 1 |

Re: 指導と自分の稽古 ( No.1 )
日時: 2014/12/02 07:24:54
名前: Hide.◆vm9xYr4tCqk  < >
参照: http://www.youtube.com/channel/UCiGZmpGzRpsQ2Mz8ONgW8QA

管理人のHide.です。

指導者ということでしたら、稽古メニューを考え実施することができるのではありません
か?
自分の稽古になるメニューを考案し、子どもたちや一般部の会員とともに取り組んではい
かがでしょうか

私はお金は頂いておりませんが、剣友会の指導を任されています。上にかかるなど、自分
の稽古をすることはほとんどありませんで、剣友会で子どもや大人の元立ちのみのお稽古
ですが、その中で自分に足りないものを補う稽古メニューを組んで取り組んでいます。

誰とやっても、どこでやっても、いつやっても、自分らしい剣が使えるよう自分を磨くこ
と。それは工夫によって補うことができると考えています。


ちなみに私は、隔週で木曜稽古会という自分のプライベート稽古会を行っています。
基礎力を鍛える稽古メニューを組んでいます。
また最近は、それで足りないところを自分の剣友会の日曜メニューに取り入れることにし
ました。切返し10分、打ち込み50分ほどですが、会員はもちろん自分にとってもしんどく、
でも、必要な稽古だと思ってます 〜☆
メンテ
Re: 指導と自分の稽古 ( No.2 )
日時: 2014/12/02 17:51:42
名前: だみ声  < >

どーなん さん  こんにちは。
推測するに30代後半〜40代前半のご年齢ではないかと思います。 小中学生にとって、指導者として、最も受け
入れやすい年代だと思います。 彼らを上達させる速度もパワーも充分備わっている時期ですし、技術面だけでなく、
指導における心理面にも目が向く頃ではないでしょうか?
僕ら年代(70寸前)になると、十代の剣士とは、体力差や、ジェネレーションギャップが大きく、価値観のズレも
充分埋められないところですが、どーなんさんは指導者として一番充実している時期でもあるはずです。

ご自身は、その充実している時期に、指導に専念することは自分の上達を妨げていると思っておられるようなので、
その点を中心に以下に書かせていただきます。
結論から言うと、ご自身の上達にとって今の環境は「最高の状態」だという事です。

>先日高校生と稽古をした際、自分の剣道の衰えを感じました。
   こんなの当たり前です。 彼らは今、若さとパワーを充分振り回せる時なのです。 こういう世代にいくら打
ち勝っても、六段審査合格とは無縁です。 そして打ち勝つだけの稽古をいくら重ねても「全国区段位(六七八段)」
は頂けません。 この点をまずご理解ください。
そして、だからこそHideさんが >「誰とやっても、どこでやっても、いつやっても、自分らしい剣が使えるよう自
分を磨くこと」、と言うアドバイスをなさっているはずです。

そして指導を通じて自分の剣を見直す時ほど、多くの気付きや、理解が得られるものなのです。 もちろんただ漠然
と指導していては双方にとって得るものは少ないでしょう。

>子どもを引き出す稽古を心がければ良いと言われ竹刀を変え、稽古の仕方を変え、攻めを変えましたが一向に成長
している気がしません。
竹刀を変え:どのように変えたのでしょうか? 彼らと同じ34〜37竹刀に変えたということでしょうか?
稽古の仕方:どのように変えたのでしょうか? 基本中心にしたのか、試合中心にしたということでしょうか?
攻めを変え:どのように変えたのでしょうか? 前に出たのでしょうか? 拳の収まりを工夫したのでしょうか?
そして一向に成長している気がしない理由は何でしょう?

一言で言うと「工夫が足りない」のだと思います。 工夫するために必要なのは「勉強」だと思います。 剣道に関
するあらゆる書物を読んでみましょう。 そして子供たちへの指導内容が、彼らの上達につながる指導方法を模索し
続けましょう。
子供たちが「上達したな」と感じた時、必ずご自身の上達も進行しているはずです。

>これ以上、何をすればよいのかわからず、八方塞がりの状況です。
   失礼な表現ですが、まだほとんど何もやっておられない状態です。 これからが正念場です。 八方塞がりな
のではなく、八方にあるヒントの扉が見えていないのだと思います。

まずは剣道の月刊誌を読み、正しく理解される言葉(注)で指導し、小中学生から恐れられながらも慕われる存在に
なりましょう。 指導書を読むことも大事ですし、試合のルールにも精通しましょう。 「日本剣道形」の所作の理
由も研究してください。 さらに「木刀による剣道基本技稽古法」の1〜9も、いつでも指導できる必要も生じます。
講習会への参加も絶対必要ですし、講習会後の上位の先生方への稽古も大いに参考になるだけでなく、そういう先生
方と顔見知りになることも、付き合いの範囲が広がりますし、思いもよらない言葉も受ける機会でもあります。

…(注)の説明…
一例ですが、小学生に「切り返しは左右45°」と説明しても、子供によっては「温度」と勘違いしている場合もあ
りますから、しっかり正しく理解をさせる説明が必要なわけです。
「ひかがみ」も滅多に出てくるものではないので、しっかり説明して位置を特定するのです。
「正中線」「物打ち」「手の内」もどういうことかの説明が必要です。 「黙想」と「黙祷」の違いも一回は説明し
たほうがいいでしょうね。

以上文面から感じたことを書かせていただきました。 既にしっかりやっておられるなら、こんな無礼な書き込みは
許しがたいでしょうが、そこはお手柔らかに……。
メンテ
Re: 指導と自分の稽古 ( No.3 )
日時: 2014/12/03 10:18:26
名前: 長幼の序 

そもそも指導に携わろうと思った要因は、何でしょうか?
簡潔に云えば、自身の剣道と指導者としての立場を天秤にかけているという事です。
そこに金銭も介在している。

昇段が出来ないかも、思うような剣道が出来ない等々を道場の指導に時間を取られてるのが、原因とお考えなら指導者としては、失格です。
厳しい言い方かもしれませんが、そんな中途半端なお考えでは、少年指導はできません。
何よりも、あなたを「先生」と慕う無垢な子供達に顔向けが出来ないんじゃないですか。

剣道で起こる全ての事は、自分に向けて「自省」とし、創意工夫を重ね(前の方々が書いていらっしゃる通り)て、全てを「稽古」と解釈できる「大きな胆」を持ちましょう。
今の迷いは、そこを勉強、習得するチャンスと捉えてみては、いかがでしょうか。

似たような悩み、ジレンマを抱えた先生方を見てきた経験から、やや失礼な事を書きましたが、これをあなたへの「エール」と取っていただければ幸いです。
メンテ
Re: 指導と自分の稽古 ( No.4 )
日時: 2014/12/04 21:29:02
名前: どーなん 

こんばんは
助言、叱咤激励ありがとうございます。
返信が遅くなってしまい申し訳ありません。

・Hide.さん
わが道場に一般部は存在してなく、少年指導(小1〜中3)のみとなっております。
そのうえで子ども達とどのような稽古をすればよいでしょうか?
自分が現在やっているのは
・2分以内で自分から1本取るか、2本逃げ切れば勝ちといった試合形式での稽古
・自分は面・小手・胴の一つしか打っていかない稽古
・自分がひたすら打っていく中で捌く、応じる稽古
を自分の稽古にもなると思い実践しております。

・だみ声さん
私はまだ20代後半で肉体的なピークを迎えていると感じております。これからは体力、筋力は衰え、技術に頼る剣道を目指すでしょう。
だからこそ、自分の体が思うように動くうちは気力で打ち勝つ剣道を心がけたいのです。
この道が間違っており、昇段審査を遠回りしているかもしれませんが、師と呼べるような人がいない今、自分が正しいと思う剣道を続けることが昇段への近道であると考えております。
それを踏まえて書きます。
竹刀を子どもと同じかそれよりも短い34に変えました。中学生と稽古するときも34を使用して遠間から飛び込むようにしております。
稽古の質を変えました。上記のとおり自分がかかっていく中で子どもが応じ、捌く稽古を取り入れました。もちろん、自分がかかるだけでなく子ども達が自分にかかる稽古や子どもに打ち間を与え、その中で上手に打たせる稽古を心がけてきたつもりです。
また、先の先で稽古するだけでなく後の先にしたりと剣道を変えて稽古をしたりしております。
剣道に関する勉強はあまりしてきませんでしたのでこれを機に剣道日本、剣道時代などの書物にも手を出していきたいと思います。

・長幼の序
叱咤激励ありがとうございます。
そもそも指導に携わろうと思った原因は「子どもを強くし、自分も強くなろう」という思いがあったからだと思います。
失礼かと思いますが私と同じ悩みを抱えた先生方はどのようにして、この悩みから抜け出せたのでしょうか?
またその方たちは無事に昇段することができたのでしょうか?


遅筆、乱文、また大変失礼な言葉の数々申し訳ありません。
若造が失礼を承知で書き連ねましたのでご勘弁ください。
メンテ
Re: 指導と自分の稽古 ( No.5 )
日時: 2014/12/05 07:20:50
名前: Hide.◆vm9xYr4tCqk  < >
参照: http://www.youtube.com/channel/UCiGZmpGzRpsQ2Mz8ONgW8QA

To どーなんさん

そうですか、大人の門弟がいないのは痛いですね。
とはいえ、毎日道場のお稽古があるわけではないのでしょうから、合いた曜日に志を同じ
くする仲間を見つけて「プライベート稽古会」を開くなど、「自分のための稽古」を他に
持つ必要があるでしょう

ちなみに、子どもとお稽古する時は「合気」になれてますか?
機会ではないところは打たず打たせず剣線と足で技を制し、打ちに来てしまったところは
応じ、機会(居ついたところ)はしっかりと打ってやる(あ、お相手のいい機会には打た
れてあげてくださいねw)。

これができてれば、後は同じことを大人相手にできるかどうかって話だけです。
十分お稽古になりますよ 〜☆
メンテ
Re: 指導と自分の稽古 ( No.6 )
日時: 2014/12/05 09:41:28
名前: 長幼の序 

ご丁寧なご返答有難うございます。
「強さ」の追求の前には必ず「正しさ」が必要です。
どーなん様、御自身の剣道は、どうでしょうか?
子供達の指針となるべく、基本に忠実な剣道が出来ていますか?

ここからは私の経験から、
六段を取った前後から、より一層、指導に集中しました。追い込み、切り返し、基本、技の反復、かかり稽古、遠征を徹底的にやりました。すると成績も向上し、県を制する所まで行きました。
そして七段を受審する際に、気付きました
「ああ、この子供達に稽古をつけてもらおう」と。
何よりも、怪我が怖いので、いつもより30分位、早く道場に来て、雑巾がけ、腕立て、腹筋、背筋、ランニング、素振り500本を自身に課して継続しました。
早く来れない場合は、居残りで励みました。
何よりも、子供の稽古時間には、影響の無いように取り組みました。
そうした中、体はヘトヘトですが、元に立ちながら、かかり稽古、打ち込み、地稽古をしていると 頭の中で、理解した事に体が反応していく感覚がより鋭くなっていくのが、感じ取れました。
そうすると子供毎の特徴が鮮明に理解でき 修正点がより明確になり子供の実力アップにつながる、そして何よりも自分の向上にもつながる事が判りました。
結果、ほとんど出稽古にいかず(講習会等は積極的に参加)子供達との稽古のみで七段に昇段できました。
また後輩も、同じように稽古し、六段に昇段しました。
何よりも、与えられた環境の中で、創意工夫を研鑽し「我以外、皆我師」の素直な心で、あきらめずに(時間はかかります)取り組む。
自身が、正しく強い剣道を示し、それが子供達に伝わる、その子供達にまた影響される・・・この相乗効果でかならずや、納得のいく「指導と自分の稽古」が出来ると確信しております。
またそういった姿は、父兄の方々に無言の指導として必ずや伝わります。
悩みは、次のステップへの入り口です。
頑張って下さい。
メンテ
Re: 指導と自分の稽古 ( No.7 )
日時: 2014/12/07 08:02:15
名前: Hide.◆vm9xYr4tCqk  < >
参照: http://www.youtube.com/channel/UCiGZmpGzRpsQ2Mz8ONgW8QA

To 長幼の序さん

管理人のHide.です。

素晴らしいですね。
「師範」は「示範」しなければなりません。
子どもたちに気合の入ったお稽古をさせようと思ったら、自らはそれ以上に気合を入れね
ばなりません。その気は子どもたちばかりではなく保護者にも伝わるものです。

「我以外皆師」、そういう稽古を心がけていれば、お相手が誰であろうと関係なくなるは
ず。常に150、200の気を出して立ち会うことができますよね(^0^)
メンテ
Re: 指導と自分の稽古 ( No.8 )
日時: 2014/12/09 18:57:02
名前: どーなん 

こんばんは
いつも返信が遅くなってしまい申し訳ありません。

・長幼の序さん
ご自身の経験に基づく返答ありがとうございます。
自分の甘え、妥協、弱さが恥ずかしく思います。
子ども達の指針となるような強い剣道になれるよう努力していこう。来年もまた指導者でいようと考えを改めました。

・hideさん
まだまだ未熟なもので、子どもに対する剣道と大人に対する剣道が違っております。これからはそちらの方を意識して子どもとやる時でも大人とするような剣道をしていきたいと思います。
プライベート稽古会ですが来月にでも企画してみようと思います。

自暴自棄な思いスレッドを立てたにも関わらず、皆様方から親切丁寧な返答、叱咤激励をして頂けた御恩に報いるよう、これからの稽古に益々励んでいきたいと思います。
本当にありがとうございました。
メンテ
Re: 指導と自分の稽古 ( No.9 )
日時: 2014/12/10 07:20:28
名前: Hide.◆vm9xYr4tCqk  < >
参照: http://www.youtube.com/channel/UCiGZmpGzRpsQ2Mz8ONgW8QA

To どーなんさん

少しでも拙サイトがお役に立ちますればうれしく存じます。


多くの大人が同じような悩みを抱えていると思います。
そして、子どもと稽古(元立ち)をしても自分の稽古にならない、と間違った認識を持ち、
子どもとのお稽古に熱心に取り組むことをしません。
しかし、それは大きな間違いです。

「打たれ上手は打ち上手に通じる」とも言われます。
上手に打たれられるということは、間合いとお相手の太刀筋の読みが的確だからです。
下手な元立ちにかかるとうまく打つことができませんが、上手な元立ちだと自分がうまく
なったように感じます。そのくらい、元立ちの技量というのは大切なんですね

大人の会員がこぞって元に立つようになれば、子どもたちの力もUPしますし、一石二鳥。
「昇段に悩む人は子供の元に立て」と声を大にしていいたいくらいです\
メンテ
Re: 指導と自分の稽古 ( No.10 )
日時: 2014/12/10 10:15:38
名前: StilnoX 
参照: http://www.youtube.com/channel/UCiGZmpGzRpsQ2Mz8ONgW8QA

to 長幼の序

韓国で剣道を学んでいる初心者です。先生の文章をゆっくり読んでみました。今剣道を始める段階であるが、今後どのようにすべきか考える機会となりました。良い言葉ありがとうございます。
メンテ

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