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現代剣道と私
日時: 2014/08/20 11:25:15
名前: ずんべらぼん 

現代剣道を否定するつもりは全くありません。

でも、自分の剣道を錬っていくにつれ現代剣道で通説になってることと自分の剣道の方向が離れていく部分が多々生じてきました。

皆さんはこのようなことは生じないのでしょうか。
ご意見をお聞きしたく存じます。

宜しくお願いします。
メンテ

Page: 1 |

Re: 現代剣道と私 ( No.1 )
日時: 2014/08/20 11:33:04
名前: ずんべらぼん 

まずは別スレッドで話題にあがってます撞木足について。

私は、やや撞木足です。
しかも踵が両足とも軽く床に着いてます。

重心の落としどころは拇指球ではなく内くるぶしの下、
つまり土踏まずの後半部分に重心があるようにしています。

土踏まずが存在するのは、全体重を1カ所に掛けるのではなく 土踏まずのブリッジによって足裏全体に体重を分散させることで足裏を軽くするためだと思っています。
足に負担なく立てます。

「薄氷を踏む」はこうしないと無理ではないかと思います。

私の場合、どうも拇指球に体重が集中すると宮本武蔵の嫌う「踏みすゆる足」となってしまい、居つきが生じ、筋肉も常に緊張状態になってしまいますので。

前後左右の移動は重心をずらし股関節の力を抜くことで体が急激に滑り出すのを利用します。

蹴らないことを意識してます。

スルスルと床を滑るような感じになります。


結果、現在、私の足の裏の皮は柔らかくなりました。

筋力体力的に全然頑張りませんので非常にラクに動けるため、心も穏やかに構えられるようになりました。

「どうぞ打ってください」の気持で攻め入る感覚も分かるようになってきました。

この方向で錬っていきたいと思っているのですが、
昇段審査が近い。

さてさて、どうしたもんじゃろか。
自分にウソをついた剣道をしないといけないだろうなあと考えてます。
メンテ
Re: 現代剣道と私 ( No.2 )
日時: 2014/08/20 20:46:57
名前: アデンの名無し 

オイラの書き込みが燃料になってしまうとは・・・
>撞木足は色々と不思議ですよね
>剣道以外の武道(なぎなた、銃剣、短剣、杖道、弓道、空手、柔道、合気道、小林、日拳)はすべて撞木足が基本
>フェンシングも撞木足だし、古流剣術も撞木足が一般的なのに
>なぜか現代剣道だけは嫌われる
>いったいどういう経緯でこなったんでしょうね

武道によって呼び方は撞木足ではなく丁字足、レの字立、オンガルド(En garde)とか色々あるようですが
形は一緒ですね
とみ新蔵氏のブログや作品の「剣術妙」でも撞木足ですね
http://hiratomi.exblog.jp/
メンテ
Re: 現代剣道と私 ( No.3 )
日時: 2014/08/21 07:21:31
名前: Hide.◆vm9xYr4tCqk  < >
参照: http://ichinikai.com

管理人のHide.です。

撞木足に関しての見解は「昇段審査対策の稽古」に書かせていただいた通りです。
私は古流(一刀流)を学んでいるのですが、組太刀を打つには、「撞木足&左足の踵を床
につける」の方が力が入りやすく圧倒的に打ちやすいです。

現代剣道は直線的な動きが主流ですし、刀で斬るのとは違い竹刀で当てるように打ちます
ので、古流とは明らかに技術体系が違うでしょうね。
まぁ、構えからして現代剣道にはありません(廃れてしまった)から(^_^ メ)

私が剣道形のバイブルとしてよく引き合いに出す「高野×中山」も現代の剣道形とはかな
り趣が違っています
メンテ
Re: 現代剣道と私 ( No.4 )
日時: 2014/08/21 17:22:44
名前: ずんべらぼん 

アデンの名無し様

有り難うございます。

私もやや撞木足なのですが「撞木足がいい」と思ってやってるのではなく、
結果的に自然にそうなる感じです。

左足指先を真正面に向けるのは窮屈ですし、
姿勢がねじれちゃう感覚なのです。



Hide.様

いつも、ありがとうございます。

>古流とは明らかに技術体系が違うでしょうね。

結果的に表面に現れ、目に映る動きは、一見、技術体系が違うように見えていいと思うのです。

でも、人間の体の構造は古流をやっても
竹刀剣道をやっても、サッカーをやっても、
水泳をやっても変わりようがありません。

「体の構造に合わせる」「最も身近な大自然である身体に従う」、
つまり理に従うということになりますと
何をやっても根本的な動作原理は変わらないはずだと思うのです。

それが「一芸は万芸に通ず」ということになるのではないかと日々錬っている次第です。

刀を刀として有効に使う体の使い方も、スポーツとしての剣道の竹刀を竹刀として有効に使う体の使い方も、原理は1つに集約されるのではないかと考えているわけです。

「この技を使うときは体の使い方はこうだ。筋肉はここが大事」
「この技のときはこうだ」と枝葉を求めるのではなく
技は自然発生するような体の使いようがあるはずだと求めているわけです。

現代剣道は遠征遠征などで試合数を増やし、
本試合の場で、出会ったことのない動きの相手に出くわさないように努力しているように感じますが、

本来、剣術は、未知の得物を扱う者、未知の動きをする者に出会っても対応できなければ命を落とした訳ですから、
自らも「表面上」やったことのない動きが自然発生する状態になれなければ生きていけなかったはずだと考えているわけです。

そのためにはもっともっと単純な原理、
つまりは、普段の「立つ」「歩く」そのものが術にならないといけないのではないかと考える次第です。

五輪書に「兵法の身におゐて、常の身を兵法の身とし、兵法の身を常の身とすること肝要なり」とあります。

あらゆる形も「あなたはこの動きを身体原理に従って自然にやれますか」ということが主目的であって
「相手がこうくるから こうするんだ」なんていう風にやっちゃう(日本剣道形の解説はこれに終始してますが)と、
形にない動きを相手にされるとこちらは全く動けないということになってしまうと思うのです。

であれば、普段の生活で爪先だって拇指球で歩くことが理に適うとは私には思えないので、
竹刀剣道でも爪先で立たないのが自然ということになるように思えるのです。

竹刀を持ったときだけ特別な動きを必要とする考えは
「理」とは呼べないのではないかと考えている今日この頃であります(^^;)
メンテ
Re: 現代剣道と私 ( No.5 )
日時: 2014/08/21 20:12:05
名前: アデンの名無し 

私の想像なんですけど
空手なんかでパンチを打つときに反対の腕を脇の下に挟みますよね
あれ初心者のうちからボクシングみたいな自然体構えだと腰を廻さないで
手打ちになってしまうのを強制するために、あの形になってるとかなんとか
或いは、30年くらい前の映画でベストキッド(リメイクされた新しいジャッキーチェンの方ではなくノリユキ・パット・モリタが出演してた方)なんですが、あも映画の中で窓を拭いたり、車を磨いたりという動作が
実は拳法の基本動作の動きだったというシーンがありましたよね
あれと同じで、意図する事無く実戦時に不意に最適な動きをだせるようにという「レミニッセンス効果」を狙ったものなのかなと

剣道の場合、練習時は撞木足ではなくまっすぐにしている事で、実戦時には
自然と撞木足になって強い踏み込みができるようになるとかそういう感じなのではないかと
ところが、その本来の理念みたいなのが失われてしまい実戦、現代だと試合って事になりますが
その試合の時でも撞木禁止になってしまったのではないかというような妄想はどうでしょうか
メンテ
Re: 現代剣道と私 ( No.6 )
日時: 2014/08/22 03:01:50
名前: 三七式ヨシ 

三七式ヨシと申します。

薄織な私見ですが、撞木足が剣道では修正の対象となるのは、剣術(現代では古流や抜刀術居合など)と剣道
の体の使い方、切る事の方法論の違いからだと思います。

刃物で物を切る場合、対象に対して刃物が前後(片方でも良い)に動く必要があります(中華包丁、鉈など刃
物の重さと勢いで切りますが)。

居合などは刀の円運動と腰の動きで所謂引き切りとなり、剣道は手内の冴え(絞め)と体全体を前方に運ぶこ
とにより押し切りとなります(胴うちは途中から引き切り)。

上記については、亡くなられましたが私の恩師から伺ったものです(軍隊で連隊長をされていたそうです)。

特に面の場合は、竹刀が面に当ったあと手の内を決めて押し切るよう習いました。

実際は、竹刀の反発(変形が戻る)力と竹刀の接触位置が移動するため剣先は自然に上に向きますが、刀であ
れば食い込むとのことでした。

現代県道の体の動きについては、Hide先生も触れられていましたが、高鍋先生の面がもてはやされますが、が、
直線的に如何に前方に動くかに特化しています。

このため、撞木足ですと左足がけりにより回転し、体が開いてしまうため矯正の対象となってしまうのだと思
います。

ずんべらぼん先生のおっしゃるように、上記のような動きをしようとすると、右足前の構えの場合左腰をひね
るような不自然な体使いになる訳です。

話しは少し変わるかもわかりませんが、詳しくは読みませんでしたが、数年前の剣道日本では歩み足により剣
道を行う方法が取り上げられていました。

私の存じ上げている方で、60代後半で昨年六段審査を通られましたが、飛び込む(高鍋先生的な)打ちがあま
りお得意でありませんでした。

昇段審査は審査員の琴線に触れれば合格。触れられなければ不合格的なところ(極端に言えば運不運)があるよ
うです。

全剣連的には高鍋先生のような打ち方を推奨?されているのでしょうが、私の周りの七段の先生方はそれぞれ
個性があり、打ち方も中心を取るという事に関して共通ですが方法はそれぞれ違います。

上から目線的な表現を最初にお詫びしますが、上記のような体の使い方の違いを認識されたうえで、ずんべらぼ
ん先生がどちらを選ばれるか(全剣連的か現在の形を極められるか)だと思います。
メンテ
Re: 現代剣道と私 ( No.7 )
日時: 2014/08/22 07:21:30
名前: Hide.◆vm9xYr4tCqk  < >
参照: http://ichinikai.com

管理人のHide.です。
皆さん、闊達なご意見ありがとうございました(^0^)

ずんべらぼんさんの

>刀を刀として有効に使う体の使い方も、スポーツとしての剣道の竹刀を竹刀として有効
>に使う体の使い方も、原理は1つに集約されるのではないかと考えているわけです。

には賛同できる部分もありますし、少しでも古流と現代剣道の融合が図れればという思い
で一刀流を勉強しているわけですが、やはり「使い方は異なるな」と感じるわけです。

その実感を踏まえ、三七式ヨシさんの

>撞木足が剣道では修正の対象となるのは、剣術(現代では古流や抜刀術居合など)と剣
>道の体の使い方、切る事の方法論の違いからだと思います。

という結論に達するわけです


ただ、全剣連流からいくと「好ましいこと」ではないようですので、昇段審査等で上を目
指されるなら、あまり極端な撞木足は直されたほうがいいでしょう(^_^ メ)


ちなみに、私は左膝頭が外を向いてしまうような撞木足は床にエネルギーを伝えるときロ
スが出ると感じています。左膝が正しくお相手の方を向いていて膕に緩みがなく、左足先
が多少外を向いていても「打突時にカラダが開いてしまわない」のであれば、目くじらを
立てるものではないと考えています 〜☆
メンテ
Re: 現代剣道と私 ( No.8 )
日時: 2014/08/22 18:00:49
名前: ずんべらぼん 

皆さん有り難うございます。
現代剣道を批判しているように誤解されるのではと
不安でしたが
皆さんのご回答に感謝いたします。

アデンの名無し様
有り難うございます。
>意図することなく実戦時に不意に最適な動きをだせるよう

目指してるのは正にこれなんです。
自分の中にある「智」が機能するってことなんでしょうか。
「そんなこと絵空事」と思っちゃえば限界になると思いますので
追い求めるつもりです。



三七式ヨシ様
Hide.様

有り難うございます。
はい。「刀は引き切り、竹刀は押し切り」だと私も思います。

これを同じ原理でやってみようと模索しています。
つまり、体の構造にも重力にも逆らわずにやろうとしています。

「筋力によって床からの反力をもらってから動く」となりますと
筋トレ等によって体を人為的に作り替えて重力に逆らうために
努力することになるのではないかと考えています。

これは、今、与えられている体にも重力にも逆らって
強いては大自然の原理そのものと戦うことにならないだろうかと
思うようになったわけです。

自然の原理(体の構造や物理法則など)に従えば
体を移動させるために「筋肉に力を込める」ことを始動源にするのではなく
「力を抜くこと」を始動源にすべきではないかとの想いです。

「力を抜いた方が良い」というレベルの話ではなく
「力を抜くこと」を原動力にする方が武道的に感じている次第です。

Hide.様がバイブルにしておられます「高野×中山」の
大日本帝国剣道形(三七式ヨシ様、日本剣道形ではないのがミソなんですよね(笑))における
高野先生の動きは、軸足を作らず左右の足がほぼ同時に動く場面が多々見られます。

これは股関節の抜きによる抜重により、重心が落下する際に両足裏と地面との摩擦が消えた瞬間に
体を入れ替えて行っているものと私には見えます。

ですから決して筋力で足に力を込めて、地面からの反力を得て飛ぶことによって、
体を入れ替えているわけではないと思うわけです。

でも、現代剣道は前後左右に動く際にどちらかの足を軸足にしないと動けません。
前又は右に動くなら左足を軸にし、後ろ又は左に動くなら右足を軸足にして、
その軸足に力を込めて体を押してやらないと動けないように思います。

そうではなくて、自分の正中線が機能する姿勢から、股関節の抜きにより、
あたかも両足が消え、重心移動(落下)が起これば、運動が始まります。

その際に骨盤あたりにある重心(丹田かな)を好きな方向に向けてやれば
前後左右に自由に動けるという考えです。

両足ともほぼ同時に動きますので、スキーに似ているかも知れませんね。

その重心移動をスムーズにしてやるために、足はちょっと補助的に使う意識です。

ですからこの際の足捌きは、歩み足でも、送り足でも、継ぎ足でも何でもいい、
否、最も単純でラクな足捌きが自然発生的に行われることになるように
稽古しなければいけないなあと思って稽古してます。

ですから、三七式ヨシ様がおっしゃるとおり、
昇段を目指すのか、昇段を捨てるのかの選択になりそうなんですが、
「これは是非子供達に伝えてやりたい」ということが自得出来ても
肩書きも何もないと誰も見向きもしないことになるでしょうから、
少年指導から去るしかなくなるので、昇段に未練がましい私が存在するのも事実です。
あかんがな!はははは
メンテ
Re: 現代剣道と私 ( No.9 )
日時: 2014/08/22 19:58:37
名前: ヒロ 

撞木足だとアキレスを切りやすいと聞いたことがあるのですが。本当でしょうか?アキレス腱は捻りに弱いそうですから。
メンテ
Re: 現代剣道と私 ( No.10 )
日時: 2014/08/22 23:25:53
名前: アデンの名無し 

私は撞木だとアキレス腱を切り難いと言う逆パターンの話を聞いた事があります

アキレスを切るのって剣道ばかりで空手や柔道では聞いた事がないので良くわかりません
メンテ
Re: 現代剣道と私 ( No.11 )
日時: 2014/08/23 01:19:01
名前: 三七式ヨシ 

三七式ヨシです。

ずんべらぼん先生の書かれている事を理解できているか不安に思いつつ、また、失礼をかえりみず
無礼の段をお詫びしながら…

地球の重力に逆らわない、体捌きについては甲野善紀先生が「うねらない、ためない、ひねらない」
動きや固定的な支点に依らない動作、いわゆる「井桁術理」についての著書が参考になるのではと
思います。

以前、世界大会の後、栄華先生の特集がTV放送され、ふくろはぎにテープ張りまくりで、構えから
脚の使い方が間違っているのではと思ったことがあります。

ずんべらぼん先生の書かれている事はそういう面で言えば正解なのかとも思います。

しかし、ご自身でも書かれている通り、子供たちへの指導については疑問符を付させていただきます。

なぜなら、昇級・昇段向け(全剣連方式?)ではなさそうで、表現がどうかとも思いながら「ずんべ
らぼん流剣術」へ向かっているように思われるからです。

ある程度の年齢で、体捌きに悩まれている方へのヒントとしては良いのかも知れませんが。

私の存じ上げている七段の先生で時々「あれは、剣道でない」とおっしゃっているのを耳にします。

私的には、人それぞれの剣道論があり、正解はこれとは言い難いと思うのですが、あまり極められて
そのような発言がずんべらぼん先生の周りで起きないことを祈ります。

なお、ヒロさんとアデンの名無しさんの撞木足とアキレス腱の切れ方についてはどちらも存じ上げません。
メンテ
Re: 現代剣道と私 ( No.12 )
日時: 2014/08/23 09:00:02
名前: Hide.◆vm9xYr4tCqk  < >
参照: http://ichinikai.com

管理人のHide.です。

ずんべらぼんさんの書き込みは、私には少々難しすぎるようです。
きちんと理解できているかどうかは怪しいですね。申し訳ありませんm(_ _)m

昔の知識をひっくり返してみますと(今のスキー理論ではないかもしれませんが)、ス
キーには伸び上がり抜重と抱え込み抜重という2種類の抜重によりスキー板の方向を操作
する方法があることを教わりました。

剣道の技術にも「膝の滑落」というのがあり、張っていた膝(膕)と股関節を緩めてやる
ことによって、動作のきっかけとする技法がありますし、振りかぶりは伸び上がり抜重の
身体の使い方に似ていると感じています


アキレス腱の切れ方に撞木足が関わっているかどうかは私にはわかりません(>_<)
メンテ
Re: 現代剣道と私 ( No.13 )
日時: 2014/08/23 10:23:29
名前: まこだす 

話の流れに合っていないかもしれませんが・・・

ちょっと前にゴルフで“4スタンス理論”というのが話題になり、いろんな方面に使えるのではないかとテレビで取り上げられたことがあります

これは、つま先重心タイプ、かかと重心タイプ
内側にチカラを入れるのが楽なタイプ、外側に向けてチカラを入れるのが楽なタイプ
それぞれAB、12と分けてA1B1A2B2と4つのタイプに分類し、それに合ったトレーニングをしていくというものです(間違ってたらスイマセン)

僕もテレビで見た程度の情報なので詳しくは説明できませんが
剣道でもこの理論に当てはめてみると、足の重心のバランスや膝の入れ方、左右の体の捌きかたなど人それぞれ合うものが違って当然だと思いました

ちなみに僕はつま先重心内側タイプだったので、前後の足のバランス6.4、左ひざは入れ気味で打つ技がしっくりきます

表側、裏側に捌く技とか追い込み技、引き技の得意不得意が人によって違うのも、こういうところが影響してたら面白いですね

もちろんこれは基本の綺麗な形を尊重した上での話です
あくまで低段位の者のたわごとだと聞いていただければ幸いです
メンテ
Re: 現代剣道と私 ( No.14 )
日時: 2014/08/25 17:38:25
名前: ずんべらぼん 

皆様、有り難うございます。
長文失礼いたします。

*****

ヒロ様、アデンの名無し様

私は、恥ずかしながら剣道で、アキレス腱断絶、
肉離れ、脳しんとう、首のむち打ち、腰痛、
膝痛、剣道肘等々、全部やっちゃいました(笑)。

アキレス腱断絶は、懸かり稽古などでよく行われる、
退き技を打った後、急ブレーキを掛けて、前に飛んで踏み込んでゆくという
動きの際に切りました。

私見では、撞木足かどうかよりも、急激な負担を体の一部に集中させてしまう
動きをやるかどうかだと思います。

色んなスポーツにおいて怪我や故障がないのは才能だとか幸運だとか、
逆に、怪我や故障は努力に付きものとかいう考え方も
両方とも間違っていると思うようになりました。

体の使い方が根本的に間違っているから怪我と隣り合わせでいることになるはずですから、
「現代剣道の動きは、本来あったはずの剣道の動きなのか」という疑問を持つようになった次第です。


******************

三七式ヨシ様

甲○氏の書物はいくつか読みましたが、わざわざ独自の造語を沢山つくって
説明するところに拒絶反応が出てしまいました(笑)。

もちろん、動きを文章にするのは非常に難しいですが、
もっともっと単純な中学物理で説明できるはずですし、
「基本」がなにを目指してるのかが、私には分かりませんでした。

最も身近な身体は、もっともっと単純でありたいと思っています。

実は栄花先生の剣道は大好きなのです。
もちろん、目指す体の動きは私と真逆ですし、絶対に真似できませんし
真似すれば私の体はズタズタにぶっ壊れること間違いありません(^^:。

でも、何より、あの優しい表情、楽しそうに子供を指導する
お姿は憧れであります。
あのようにありたいと強く思います。

私の少年指導につきましては、今のところ全剣流から逸れないようにしていますが、
「もっとラクに動けるのに、私は子供にウソをついている」という心苦しさがあります。

ですから、少年剣道を離れて自分の剣道を錬るべき時期だとも考えてます。
近々そうします。

ただ、現在の私の動きの原理は他の人からは特に違和感なく映っているようです。
自身、中身は全く違う動きでも、それがあからさまに
表面に出てないことを目指しています。

一目で分かるであろう点は「両踵が床に着いている」ことでしょうが、
十分動けますので、周りの先生方も不思議には思っても、気にはならないようです。

動きの肝である、骨盤、股関節、背骨、首筋などは、
防具や袴でほとんど隠せますし(笑)。

色々書きましたが、私の考える動きの原理は、現代剣道の通説とは
全く異質ですが、心のやりとりをもって相手と和すことを目指して
いることは子供の頃から何ら変わっておりません。

相手と調和した剣道を考えるに、私にとって第一に取り組みやすいのが
姿勢と身体操作を錬ることなのです。

私の場合、つま先立ったり、左手小指に力を入れたりすると、
そこから力みが全身に広がり、心にも影響する感覚なのです。

表面的なスピードを争っても心が狭くて窮屈になります。

これではいつまでたっても平常になれないと思い、試行錯誤が始まりました。

体の使い方一つで、心は全く別物になると思って取り組んでおります。

どのような相手にもイライラせずに心穏やかに平常でいて
打っても打たれても全て受入れ、心地よいやりとりになるような
剣道を目指したいと思っています。

合気道も柔道も空手も剣道も極めれば同じところに行き着くはずだと
思っています。

***********************

Hide.様

「膝の滑落」ですか。
言葉は知りませんでしたが、股関節の抜きにより、膝も抜かれ、
骨盤辺りの重心が滑り出しますので同様の意味かもしれません。

振りかぶりも、骨盤辺りの重心が動き出せば、
背骨を伝って動きが肩胛骨にも上がってきますので
それを利用するように心がけています。

骨盤辺りだけでなく「上丹田、中丹田、下丹田」のどこからでも
重心移動は始められるはずですが、私にはまだまだ上手く使えません(::)。

*******************

まこだす様

有り難うございます。
そんな理論もあるんですね!

でも、私の目指すところは、出発点として「人それぞれでいい」という
発想ではないんです。

人体構造は皆同じではずですので、その人体構造が最も適正に有効に機能するには
各関節について適正な位置、本来あるべき位置になければならないはずです。

それを適正化せずに動こうとすれば強靱な筋肉で無理矢理動かす必要が出てくるので
トレーニングやストレッチが先行課題になってしまうと思っているのです。

まずは自分に都合のいいバランスではなく、身体構造に逆らわない姿勢をつくって
身体構造上正しいバランスを先につくるべきだと考えています。
メンテ
Re: 現代剣道と私 ( No.15 )
日時: 2014/08/26 08:33:54
名前: Hide.◆vm9xYr4tCqk  < >
参照: http://ichinikai.com

To ずんべらぼんさん

お答えありがとうございました。

私も撞木足で身体が開いてしまうことも左足が残ってしまうこともなく、前後左右に軸を
ぶらさず動くことができてますので、とくに「直そう」とは考えておりません。

もちろん、子ども達には両足先をしっかりお相手に向けるよう指導していますけどね(^^ゞ


ちなみに、ウチの剣友会では、大人たちには両足足袋を勧めています。
私自身、5年ほど両足足袋でお稽古を行っていますが、故障が減りましたね。とくに足の
故障はほとんどなくなりました。

バランスが悪いとしっかり床を捉えて体移動することができません。ムリに踏ん張ること
がないのでケガもしないのですね。
軸意識、重心の置き方も正しいものを自然に学ぶことができるようになります。

昔の道場は、どこもニスが塗ってなくてよく滑りました。
でも、今は、ほとんどの床がニスを塗っております。足が引っかかりすぎると以前から感
じていましたが、こんな手軽に「滑る床」でのお稽古を体現できするです。

夏場は暑くて辛いですが、ぜひ、お試しください
メンテ
Re: 現代剣道と私 ( No.16 )
日時: 2014/08/28 03:55:07
名前: 三七式ヨシ 

三七式ヨシです。

ずんべらぼん先生、不勉強のため
>「上丹田、中丹田、下丹田」のどこからでも重心移動は始められるはずです。
というのが理解できません。

あと、拝読していて感じたのは、遠間からの飛び込みを除外し、一足一刀(個人差
を含め)た所からの打ちや、出鼻や特に体捌きを必要とする後の線の技には有効かなという事です。

女性を含め、身長差に悩んでおられる方には特に有効かとも思いました。

私の場合、表現が伝わりにくいと思いますが、左足の母子球の所で踏ん張るような
感じで足首を回転?させる力を推力としています。

ひかみは張るというより緩めない程度。

おはずかしいですが、you tybeに動画をアップしています。ゼッケンが丸見えで、実名で呼び出しを受けているのでここでの紹介は…(お相手の先生は昨秋に七段に合格)

Hide先生経由で良い方法があれば…

ご覧になればわかると思いますが、私は撞木ではありませんが、左のかかと踵は床
に近い部類だと思います。

あと、意識しているのは右足と左足の間隔です。先回、栄華先生の構えについて
触れましたが、世界戦当時の構えは左右の間隔が2足程度離れているように感じ
ました。

よく、子供の時に習った左つま先右かかとをそろえる方が、1歩を有効に使える
と思っています。

構えで橋幅を開くと、間合いは左足の位置で決まるので、飛び込みの付加がより
脚に来るため肉離れなど故障の原因となると思っています。なお、栄華先生などと
私のように趣味でやっているものとでは稽古量の違いからくる脚への負担も段違い
とは思いますが。

また、前後に開くと左右への捌きもやりにくいと思います。

ここ一年くらいは、右足のひざを意識しています。その前までは遠間で打つのには
足(靴を履いている所)を前に出す(コンパスみたいな感じ)ことを意識していまし
たが、どおしても右足が床から離れ、戻り足になりかかとを痛めていました。

最近は足を出すというより、体をなるべく床と垂直な状態を保ち、剣先より腰を
前方に移動させることを意識し、右足が床に付いたとき右ひざは直角よりも鈍角で、
緩めながら右足の蹴りで左足を引き付けるイメージです。

一般の場合、三九の竹刀なので、計算は省きますが80cmほど腰が前に出れば十分
有効打突出来ます。

構えでは、下丹田と背筋を床に垂直するよう意識しています。以前は、ひかみの張り
と左足に意識をもっていっていましたが、体全体が後継というか反った形になり
左足に負担がかかるので修正しました。

楽な動き=正しい

については只今検討中です。瞬間的な動きをするためには、どこかにいくらかの
付加が加わるのはやむをえないのではと思っています。

ここをああしなければ、あそこをこうしなければという思いも居着きの内と思い、
そこを無意識にその形になるようにするのも稽古の内だと思っています。

私の師匠は「意識しているうちに、いつの間にか無意識に出来るようにするのが
稽古。」とよくおっしゃっていました。

礼法なども、最初は意識的に行いますが、いつのまにか当たり前にするようにな
ったり、極端な話、シートベルトもつけなくては気持ち悪くなるような…

話がそれ始めましたのでこの辺で、
メンテ
Re: 現代剣道と私 ( No.17 )
日時: 2014/08/29 12:04:39
名前: ずんべらぼん 

Hide.様

有り難うございます。
両足袋、早速試してみたいと思います。

ただ、洗濯機で洗ったら嫁さん怒るやろなあ(笑)。

********

三七式ヨシ様

有り難うございます。
「先生」はご勘弁くださいませ。
ただの剣道愛好家の1人に過ぎませんゆえ(^^;

「上丹田、中丹田、下丹田」につきましては
前記のとおり、まだ上手く出来ず、手探り状態でつかめておりませんので
言葉にするのははばかられます。

ただ、姿勢を錬っていると、うなじ(眉間の奧)、両肩胛骨の間(水月の奧)、ヘソ下あたりの三点が意識させられます。
「気」などというスピリチュアルな感覚ではなくて、身体構造上、そこに機能があると感じます。

五輪書の「兵法の身なり」に挑戦してますと、この三点あたりから物理的に全身を起動させることが出来るようになる予感があります。
今のところヘソ下からしかできません(><)。

私は、女性はもちろん非力な人でも誰にでも有用である動きを目指しています。
私にしかできない動きであれば、それは自然の理に適った動きとは言えないでしょうから。
(やろうとしない限りできないのはもちろんですが)

心身ともに相手と正面衝突をしてしまうと「小よく大を制す、柔よく剛を制す、老よく壮を制す」とはいかないように思います。
(馬場欽司先生も現代剣道の正面衝突する動きを指摘し
「体の身幅、刀の身幅」の感覚が大事と言っておられました(youtubeで拝見したと思います)

正面衝突を嫌うのは、もちろん「逃げる」のではありません。
「先に死ぬ」気位をもって相手と調和する想いです。
そして瞬間的にこちらだけが相手の中心をとらえる。

「先に死ぬ」気位というと、これまた「やっつける」とかそういった荒っぽいものと誤解されるでしょうがそうではなく、
相手の強さも自分の弱さもあっさり認めて、こだわりを捨てた気持ですね。

「空」という境地はこの方向の先にあってくれたらいいのになあと期待しています(^^:


足幅は、広すぎると「安定」しすぎます。
「安定」は不動産の基礎としては有用ですが、「動く」ためにはマイナスと考えています。

自動車のタイヤが四角ではダメなのと同じですね。

また、片足をあげても、もう一方の足でその場に立ち続けてしまうのも「安定」しすぎに感じます。
なにがなんでも動かないという意思ならそれでいいのですが。
サイドブレーキを解除したままフワリ且つスッと立つのがいいなあと感じています。


足幅は「こういう足幅がいい」とは一概に決められませんが、「動く」という大前提で立つことを求めている次第です。

五輪書にもありますように「大小遅速」あるのが歩行ですから、足幅も刻々と自然変化があるものだと思っています。
でも、「安定」は居つきですからそうならないよう留意しています。


立ち方を考えるにあたって、まず考えるべきは足ではなく姿勢そのものであって、足は結果にすぎないと思っています。

ですから、撞木足について「結果的に自然にそうなる感じ」と書きました。

足や腕を先に考えると間違うと思っています。


「楽な動き=正しい」は私も求めています。
もちろん「怠ける」とか「だれる」とかではありません。
全身を1ミリ単位で修正し続けなければ決して得られない楽です。

簡単な例でいえば、竹刀を構えた右手を竹刀から離せば、剣先がストンと床へ落ちるのがいいと思っています。

右手を離しても左手一本で支えて剣先が微動だにしないというのは、筋力による固定であって「動く」にはマイナスだと考えています。

しかも、竹刀の重さも腕の重さも0kgにしちゃうことになりますので、もったいない。

これでは剣先に重みをもたせるのも筋力に依存するしかなくなります。

この状態から腕を動かすには、一旦力を抜くか、更なる力みを加えるかしかないように思え、無駄が多すぎると感じます。

兎に角、シビアに正しく楽をする方向で錬っています。


>「意識しているうちに、いつの間にか無意識に出来るようにするのが稽古」

全くの同感です。
一日中、姿勢と歩き、否、日常のあらゆる動きが稽古だと思っています。

日本の所作礼法は、実はすべて形稽古になっていると確信しています。
単なるマナーや礼儀ではない、日本にしかない世界に誇るすごい文化だと思います。
メンテ
Re: 現代剣道と私 ( No.18 )
日時: 2014/08/30 08:35:09
名前: Hide.◆vm9xYr4tCqk  < >
参照: http://ichinikai.com

To ずんべらぼんさん

足袋は干すだけで洗濯はしません(笑)

ちなみに白足袋はNGです。
呉服屋さんで買うと高いですが、作業着やさんで買うと廉価ですよ 〜☆
メンテ
Re: 現代剣道と私 ( No.19 )
日時: 2014/08/30 11:42:01
名前: 三七式ヨシ 

三七式ヨシです。

ずんべらぼんさん、方向は少し違うかもしれませんが、テニスで速いサーブを
打つのには、ラケットの重さを利用するために脱力が鍵になります。

私は、85歳の先生がどうやって竹刀を振るかを見ていて、手の内の使い方と、
両肩を結ぶ線を軸として意識しながら、左拳を前方に出すようにして剣先を
上げているのではないかと結論づけました。

左拳が拳一個分上下し、手の内の冴えと押し切りがあれば一本に十分な打突
が出来ます。

三ヶ所の丹田は、構えた時の姿勢を正すのに意識するポントとすれば理解で
きますが、動くきっかけとするについては、残念ながらずんべらぼんさんの
技術体系理解できていないためよくわかりません。

上丹田に関連して、よく顎を引けと言われますが、この時首の裏側のライン
が、肩を通し床に対し垂直を保つようにすると呼吸が楽になります。

中丹田については、お相手との身長差にもよりますが、打ち終わりの左拳は
みぞおち前が収まりが良いようです。

下丹田について、湯村範士は袴の前紐の結び目を腹で垂れに押し付けること
意識(力みになりますね)しながら稽古するように仰っておられます。

私に古流の嗜みがあればもっと理解できそうですが、現代剣道にどっぷりと
浸かっているため、骨盤周辺の脱力による滑り出しとかを体感するのには努
力がいりそうです。

その部分だけでなく、体全体の体幹ほかとの連携が、現在の使い方と大きく
異なるようなので、再来年の秋に七段審査に初挑戦しようと思っているので
すが、方向転換すると現在の動きにも影響が出そうなため…

とりあえず、今のとことは現在の形を崩さないようにしようと思います。

剣道形は太刀、小太刀含めて10本ですが、古流には50本?を超える形が
ある流派もとか。

太極拳など中国拳法は各動作を一連の流れとしてまとめていますが、結果お
相手の動きに対して最善の対処法を選び使うためのものなのかなと思ってい
ます。

お相手を居着かせる、我慢しきれずのところの出鼻、すりあげ、応じと、先、
先の先、後の先の技の中で最善手を言えば条件反射(得意技のファクターが
優先されそうでうが)で出せるように、過去の経験の成功例や失敗例を改善
するのが稽古なのかとも思います。

そして、自分より上手(うわて)のお相手(自分より若い方もおられます)
に互角以上になれることを目指しながら日々過ごしております。
メンテ
Re: 現代剣道と私 ( No.20 )
日時: 2014/09/02 16:47:49
名前: ずんべらぼん 

Hide.様

ははは(^^:
有り難うございます!!

三七式ヨシ 様
有り難うございます。

>上丹田に関連して、よく顎を引けと言われますが、この時首の裏側のラインが、肩を通し床に対し垂直を保つようにすると呼吸が楽になります。

そうですね。両肩胛骨の間からうなじまでの全てが首の感覚になります。

アゴをひくとうなじが伸びますので、うなじで体を吊りあげるようになり
足が軽くなるように感じます。

ですから、階段を上る際には、足に力を入れずに上丹田を感じるようにしています。

中丹田につきましては、特に鍔迫り合いの時に上手く使えるんではないかと
試行錯誤しております。

>下丹田について、湯村範士は袴の前紐の結び目を腹で垂れに押し付けること
意識(力みになりますね)しながら稽古するように仰っておられます。

これ、五輪書にも
「腰の屈まざる様に腹をはり、くさびをしむると云て、脇差の鞘に腹をもたせ、帯のくつろがざるやうに、くさびをしむると云ふ教へあり」
とありますね。

私の感覚では決して「腹に力を入れる」とか「腹を膨らませる」ということではないように思います。

決して骨盤が後傾しないようにという強い忠告だと感じます。

上丹田、中丹田、下丹田を意識して姿勢を正せば
腹は自然に上に引き上げられ、ぽっこり出るようなことにはなりませんから。


>過去の経験の成功例や失敗例を改善するのが稽古なのかとも思います。

そうですね。

私はそれに加えて今の自分では決してイメージできない動きも自然発生するはずだと思っています。

先入観のあるイメージは、自分の限界を作ってしまいかねないと思っています。

大自然である身体は、たいしたことのない私自身の先入観という固定観念なんぞで
縛ってはいけないと思ってます。

全身が本来の機能を発揮できるようにお膳立て出来るように研究して、
あとは出来る限り自分の意図を無くしていきたいと思っています。

私の意図なんかよりも大自然である身体の方がはるかにすごいはずですから。
メンテ
Re: 現代剣道と私 ( No.21 )
日時: 2014/09/02 21:16:03
名前: 県北父 

TO まこだす様

“4スタンス理論”について関心があり,しばらく前から調べていたところです。私自身は剣道をやっていませんが,
息子2人(高校生と中学生)が剣道をやっています。
“4スタンス理論”を剣道に応用できればおもしろいと思い,本を探しているのですが,私の近くでは置いてある
書店がなく,購入前に確認することができません。剣道に生かすのに,まこだすさんが一番向いてると思う本が
あれば書名と出版社を教えて下さい。


TO Hide.様

年配の先生から「膝を抜く」という技術について話を聞く機会があり,以前から関心を持っていました。「膝の滑落」と
同じ技術を指しているものと思われます。

私は以前陸上競技の指導をしているときに,リレーのスタートダッシュにおいて「膝を抜く」(当時は膝を落とす
と言って説明していました)方法を教えていました。れは誰に教わったわけでもなく,リレーの2走以降に最も
効率的なスタート方法を探している中で見つけた方法で,両膝を抜重することで予備動作なくスタートを切る
事ができました。剣道の動きでもこの抜重を使うと予備動作なしで動けるはずだと思っていたところです。

自分で見よう見まねで抜重を使って剣道の動きを試してみたところ,右膝を抜重すると再使用元の動きで小手を
打つことができそうで,左膝を抜重することで面を打つことができそうに感じました。

剣道における抜重(膝の滑落)についての書籍等があったら教えて下さい。
メンテ
Re: 現代剣道と私 ( No.22 )
日時: 2014/09/03 00:07:27
名前: 三七式ヨシ  < >

三七式ヨシです

湯村藩範士の下丹田の補足です。

「人間はそれほど器用でないので、同時に何箇所も力をいられない。従って、肩の力を抜くのには
下丹田を意識すればよい。」

とのことでした。それと、袴の前紐の結び目としてましたが、正確には腰板についた紐を前で結ん
だものです。

私は袴の前側の紐は、腰骨のだぱった所を通ると習いました。人によると思いますが、ヘソ下指4
本分位になります。

また、ヘソ下三寸はの下とは足に向かうのではなく、背骨向きとのことでした。

「気」についてはまだ良く実感出来ません。

中学の時、松田隆智(中国拳法で、太極拳を日本に紹介した方)先生に傾倒した友達の影響で、中
途半端に興味を持ち、ティッシュペーパーを針で糸を通してぶら下げ、動かせないかと練習し、回
転することには成功しました。

遠当てとか眉唾ものの話を聞きますが、極めれば出来るのかもしれません。

ずんべらぼんさまさん、何点かは共通認識的なところがあり、とても興味深く拝読しました。

時々(今回も含めしょっちゅう)方向修正が必要なところがあり失礼しました。

興味があればyou tyubeで「111105防犯大会での立ち会い」を検索してみてください。

左から入場するのが私です。では(o・・o)/
メンテ
Re: 現代剣道と私 ( No.23 )
日時: 2014/09/03 07:14:27
名前: Hide.◆vm9xYr4tCqk  < >
参照: http://ichinikai.com

To 県北父さん

管理人のHide.です。

「膝の滑落」と「膝を抜く」は同じ技術かと思われます。

陸上競技のリレーでも同じような技術が効果的なのですね。
それは驚きです


>剣道における抜重(膝の滑落)についての書籍等があったら教えて下さい。

う〜ん、ちょっと心当たりがありませんねぇ。
剣道時代や剣道日本の特集記事でも思い当たりません。
剣道時代には膝の特集があったと思いますが、滑落については書かれていなかったように
思いますm(_ _)m
メンテ
Re: 現代剣道と私 ( No.24 )
日時: 2014/09/03 12:28:52
名前: 県北父 

To Hide.さん

やはり「膝の滑落」と「膝を抜く」は同じなんですね。

息子が以前お習いしていた中学校の顧問の先生が,試合後に「あのときはこう動くんだ」という感じでやってみせて
いるときの動きが,膝を抜いたときの動きと同じだったので,剣道でも有効なんだなと思ったことがあり,ずっと
気になっていました。

起こりをなくして最小限の動きで小手などを打つときには有効なのでは思いますが,なかなかそんな動きをしている
方を見かけることがありません。今度Youtubeの動画でもじっくり探してみようと思います。
ありがとうございました。
メンテ
Re: 現代剣道と私 ( No.25 )
日時: 2014/09/04 10:39:56
名前: Hide.◆vm9xYr4tCqk  < >
参照: http://ichinikai.com

To 県北父さん

そうですね、膝の滑落は「月影」などと同様で、さほど目立つ技法ではありませんし、ど
ちらかと言うと「わからないように使う」ことがポイントになってきますので、目にする
機会が少ないのだと思います。

でも、私が見るところ、どちらも上位の選手や高段者の試合などではよく見かけます。
全日本東西対抗などは各年代の選手が揃いますので、よりたくさん見ることができると思
います 〜☆
メンテ
Re: 現代剣道と私 ( No.26 )
日時: 2014/09/04 18:32:21
名前: ずんべらぼん 

三七式ヨシ 様

>「人間はそれほど器用でないので、同時に何箇所も力をいられない。従って、肩の力を抜くのには
下丹田を意識すればよい。」

納得であります。

私が稽古をつけていただいたりする八段の先生も
同様のことを言われ
「意識するのは一点でいい。それがすべてにつながる。一点が狂っていれば全て狂う」というようなことをお話しいただいたのが印象深く心に残っております。

私は意図的にどこかに力をいれようとするのは避けております。

「力を入れる」と思うとどうしても筋力でやってしまうので。

力は「入れる」のではなく「自然に感じる」ように心がけています。

ですからここで言う力は、重力であったり運動エネルギーであったり、加速度であったり、身体構造上の力であったりするわけです。

これらの力は意図的にコントロールしようとすればなくなったり、うまく機能しなかったりします。

筋力も心臓が鼓動してくれているように、意図的ではなく無意識に使われるようになりたいと思います。


お陰様で、ここで書かせていただいているうちに
現代剣道の中で自分の目指すべき方向が少し明るくなったように思います。

有り難うございます。

追伸:youtube拝見いたしました。
大変勉強になりました。有り難うございます。
メンテ
Re: 現代剣道と私 ( No.27 )
日時: 2014/09/09 12:52:43
名前: まこだす 

To県北父様

返事が遅れてスイマセン
・・・わたし書籍読んでないんですよw
テレビでゴルフの横田真一プロがこの理論のことを言ってて
その後、何度かいろんなテレビ番組で取り上げられたのを見て面白いと思い
ネットでいろいろチェックの仕方を調べました

僕の知り合いは付録で円錐状の筒がついたやつを買って、その太い方を人差し指側で握る方法と小指側で握る方法でどちらが走りやすいかを判断してトレーニングに活かす本を買ってましたね

たぶんアマゾンで調べたらたくさん出てくると思います
「これ}とお勧めできない力不足をお許しください
メンテ
Re: 現代剣道と私 ( No.28 )
日時: 2014/09/09 18:14:54
名前: 県北父 

Toまこだすさん

返信ありがとうございます。

まずは基本的な所から勉強してみようと思います。剣道にも生かせたらおもしろいですね。
メンテ
Re: 現代剣道と私 ( No.29 )
日時: 2015/01/22 12:37:18
名前: しんこう 

はじめまして、失礼します。
撞木足についての供述が非常に興味深かったので、コメントさせていただきました。
撞木足のほうが、自然で安定してパフォーマンスがあがるタイプの方もおられると思います。
ただHIDEさんのおっしゃるとうり、全剣連流からいくと「好ましいこと」ではないようですので、
撞木足に対応されたいのであれば、
1、膝から下の脛を内側にいれる
2、股関節から下の太腿を内側にいれる
ことで、対応できると思います。
タイプよって1か2のどちらかやりやすい方で対応できると考えます。
一度試してみて下さい。
失礼いたしました。
メンテ
Re: 現代剣道と私 ( No.30 )
日時: 2015/01/22 17:05:59
名前: ずんべらぼん 

しんこう様

ありがとうございます。

特に撞木足を修正することなしに
昇段できましたので

もうこのまま自分の思う真実に向かって
錬っていくことに致します。

次の昇段ができるかどうかなんて事よりも
研究したいことがどんどん湧き出てきますので
その道に邁進したいと思います。
メンテ
Re: 現代剣道と私 ( No.31 )
日時: 2015/01/23 07:23:48
名前: Hide.◆vm9xYr4tCqk  < >
参照: http://ichinikai.com

To しんこうさん

管理人のHide.です。

私が意識していることは、左脇から左足までの一体感です。
左膝裏の膕の張り(緊張感。伸ばしきってはいません)はとくに重要視しています。ここ
と背中が一体化するように体移動することが肝要と考えています
メンテ
Re: 現代剣道と私 ( No.32 )
日時: 2016/02/17 20:03:54
名前: 通りすがり 

発声でパフォーマンスが低下すると感じている場合はどうしたらいいですか・・・
メンテ
Re: 現代剣道と私 ( No.33 )
日時: 2016/02/18 07:27:47
名前: Hide.◆vm9xYr4tCqk  < >
参照: http://ichinikai.com

To 通りすがりさん

管理人のHide.です。

声を出さずに行ってみた時とパフォーマンスの状態を比較されたわけですね?
そうお感じになられるなら、声を出さずにお稽古されてはいかがでしょう
メンテ
Re: 現代剣道と私 ( No.34 )
日時: 2016/02/18 19:54:08
名前: 通りすがり 

To Hide.さん

発声によって反応と動きが遅くなると感じるので
体力を作る稽古中はともかく、試合では出したくないと感じています

発声がないと印象が悪いみたいなことはありませんか?

過去、試合中に無声の打突で一本を取れたことはありますけど、攻防の前に発声しました

発声を推奨されている環境で私だけが完全に無声というのは通るのでしょうか?
無声で行う場合、稽古や試合でどこまで認められるのでしょうか
メンテ
Re: 現代剣道と私 ( No.35 )
日時: 2016/02/19 07:23:27
名前: Hide.◆vm9xYr4tCqk  < >
参照: http://ichinikai.com

To 通りすがりさん

試合はルール上「充実した気勢」が求められています。
部位の名前を発声しないと有効打突として認められない可能性が高いと思われますので、
無声はお勧めいたしませんm(_ _)m

お稽古は無声であっても「気」が表現できれば問題ないはずです。
ただ、上位者とお稽古する時は注意を受けるかもしれませんね。

でもご自身が信念を持って行うことならよろしいのではありませんか 〜☆
メンテ
Re: 現代剣道と私 ( No.36 )
日時: 2016/02/19 18:02:46
名前: 通りすがり 

To Hide.さん


お話を読んで、やはりある程度は発声しようと思いました。
信念というほどのものでもないので、ある程度は先人に倣おうかと思います。
ありがとうございました。
メンテ
Re: 現代剣道と私 ( No.37 )
日時: 2016/02/20 09:00:48
名前: Hide.◆vm9xYr4tCqk  < >
参照: http://ichinikai.com

To 通りすがりさん

私はまだまだ未熟者ですから、発声を持ってしか気勢を表現することが出来ません。
いずれ、無声でも気を表現できるようになりたいものです
メンテ

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