このフォームからは投稿できません。
name
e-mail
url
subject
comment
トップページ > 記事閲覧
剣道形、太刀の形四本目と小太刀の形三本目について
日時: 2014/05/28 18:38:15
名前: 三七式ヨシ 

先日、平成26年度の伝達講習会が我が県でも実施され、毎度のごとく剣道形についても講習項目に挙げられていました。
当日の形講習のうち、小太刀の三本目について、講師から「無構え」との発言があり、解説書にはそのような記述がないと質問したところ、下段半身が正しいとの回答がありました。

そんな中、当サイトのトピ立てを拝見し、気になったため投稿することに致しました。

結論から申せば、剣道形は解説書に書かれていることを忠実に再現することを、昇段審査では求められます。

私も、子供の頃には小太刀の三本目は無構えと習ったと記憶しています。

私を教えてくださった先生のお一人は、故・山根幸恵範士八段で武専を出られた方でした。

また、山根藩士は解説書にお名前が上がっている故・太田義人範士九段の教えを受けた方です。

山根範士が武専で習われたことなのか、太田範士の教えなのかは残念ながら分かりません。

また、you tyubeで大日本帝国剣道形(日本剣道形ではないのがミソ)の動画が配信されていますが、中山博道先生は完全に膝頭を攻めた下段に見えます。

日本剣道形の制定にあたっては、各流派からの技の抽出があり形成されているそうで、ある制定委員は流派の威信を保つため、会議に当たり、懐剣を携えていたとの話も聞きます。

一時期、五本目の仕太刀は、打太刀の左上段に対し、左拳に付けるとか、柄頭に付けるとか年ごとに講習内容が変わった時期もあり、委員の中でも細かいところの解釈については未だに結論に至っていないところもあるようです。(横から見ても判別できないような気もしますが)

話は戻りまして、小太刀は三本目は左肩を引いて下段半身に構えることと、伝達講習会で、細かいところの解釈が変われば、その年ごと注意するしかないようです。

また、私が拝見したトピに方四本目について、小足のことがありました。

伝達講習会での話だったと思いますが、仕太刀が脇構えを摂るのは長剣(日本剣道形では木刀の長さは変えませんが)を持ち、間合いを消す(剣先を体で隠す)ためだそうです。(みなさんご存知と思いますが)

この時、脇構えは半身になるため、中段、上段、下段に対して同じ歩幅では進めなくて、歩幅が自然と狭くなります。

また、打太刀は仕太刀が長剣を持ている(脇構えで察知)ため、警戒して歩幅が狭くなるのが自明の理のため注釈から外すと伺いました。

参考にして頂ければ幸いです。
メンテ

Page: 1 |

Re: 剣道形、太刀の形四本目と小太刀の形三本目について ( No.1 )
日時: 2014/05/29 07:13:55
名前: 長幼の序 

私も武専出身の先生から形指導を受けた時、まさしく目から鱗状態。
それまでの形の概念が180°変わる位の、衝撃、そして感銘を受けました。

云われる事も含め、すべての形に1つの流れ、ストーリーがあり、呼吸、気迫、理合、機会等を正に日本刀の観念で学べました。

その時、初めて形の稽古に、「苦しさ」や「恐怖感」というモノを感じ得ました。

例えば、小太刀の3本目、擦り込み後の右手肘部のロック、強烈なてこの原理で、折れるんじゃないかという痛さを感じました。
でも、そうしないと相手の刀が触れる可能性が、ある・・なるほどと思いました。
指導の中で、そのレベルにおける「守破離」という言葉を多く引用されていたのが、印象的でした。
メンテ
Re: 剣道形、太刀の形四本目と小太刀の形三本目について ( No.2 )
日時: 2014/05/29 09:32:50
名前: Hide.◆vm9xYr4tCqk  < >
参照: http://ichinikai.com

管理人のHide.です。

私が剣道形を習った当時(今から40年ほど前)は、今とずいぶん違っておりました。
二本目、四本目の仕太刀は踏み込んで小手を打っておりましたし、二本目は顔の前に剣先
をつけ残心を示しました。

四本目はとくに「小足」とは習いませんでしたが、仕太刀は半ですから小足にならざるを
得ません。
なお、切り結ぶところで仕太刀は、「右足と左足を入れ替えるように」指導を受けました。
双方が前に出てしまうと間が詰まり過ぎます。右足と左足を入れ替えて切り結ぶことによ
って、打太刀が思いっきり斬りかかってきたものを適正な間合いをもって五分の気で応ず
ることが可能になりますし、打太刀は元々届かない間合いで「無理打ちをした」ことにな
りません


五本目、六本目は鎬ですり上げとされていますが、「峰鎬(みねしのぎ)を使う」と教わ
りました。五本目は特に、打太刀は太刀を大上段から振り下ろしてくる。それに対して平
である鎬を普通に使ったのでは刀が折れてしまう。そこで、若干右の手首を左に傾けるよ
うにしつつすり上げると、「峰鎬」を使うことができます。これなら太刀に負けません

六本目は小技ですが、鎬というよりも刃ですり上げている人がほとんど。同様に峰鎬を意
識することにより、キレのいいすり上げになります。これは『剣道時代』の特集で矢野博
志範士が同じような解説をしておられました。

なお、六本目ですが、右上段に逃げる打太刀を追い込んだ仕太刀は剣先を顔の真ん中に付
け、上段から中段に降りてくる打太刀の剣先と高い位置で和し、打太刀は、互いの中段が
収まりきらないところに機を求め斬りかかる、という解釈でした。


七本目打太刀の気あたりに対して仕太刀が「剣前体後」で腕を突き出しますが、この場面、
仕太刀は刀の反りを利用して打太刀の中心を制していなければいけないと習いました。
それ故、打太刀は、中段に戻らんとした瞬間に活路を見出すべくやおら面に伸びる。そこ
を先々の先で見切っていたため、胴は「一拍子の斬り」になるとの教えでした。


また、小太刀の一本目から二本目、仕太刀は「完全半身で小刀に身幅全部を隠す」という
のも今の構えと違います。左肩をぐっと引いて「猫足で進む」という教えられました。
大の間合いを確かめつつ進むため大足には成り得ず、「小足で進む」と習ったものです。
三本目は「無構」です。

また、一〜二本目、打太刀は「刃を打太刀に向けて応ずる」というのも現代の剣道形と違
う点です。打ち比べてみますと、お相手に刃を向けることにより、より自分の身体よりも
前で応ずることができます。現代の打ち方では、打太刀の刀は仕太刀に届いてしまう距離
で応じていて非常に危険なことがわかります。

三本目仕太刀の刀の使い方は「すり上げ、すり落とし、すり流し、すり込み」と4つの技
を使うのだと、その手首と身体の使い方を繰り返し稽古させられました。これは大学の師
範渡辺敏雄からの指導です。


剣道形全般については、よく「一呼吸で」などとおっしゃる先生がおられますが、渡辺敏
雄は「呼吸の見えない形は形にあらず」とおっしゃっておられました。「長短、強弱、呼
吸にはポイントが有る。間合いと技、気の動きに「どう呼吸するかを学ぶことが大切」と
の教えでした。


以上、とりとめなく書いてしまいましたが、私は個人的に形を打つ場合は全剣連のそれと
は違ったものになっています。もちろん、お相手してくださった方に「それとわからない」
ように、です。納得した形を打ちたいですから。
指導はもちろん「全剣連流」にいたします。
オトナの方には「理屈はこうなんですけどね」ってなことで解説したりはしますが(^^ゞ
メンテ
Re: 剣道形、太刀の形四本目と小太刀の形三本目について ( No.3 )
日時: 2014/05/29 12:20:51
名前: ウォンバット 

Hide先生、とても興味深いですね。 形の微妙な違いは、ともすると後代の我々がとても違った学び方をしているのではないか、と考えて、よく高野、中山先生のビデオを拝見しているのですが、Hide先生はつくづく学生時代に良師に恵まれた、と思います。

ところで

>また、一〜二本目、打太刀は「刃を打太刀に向けて応ずる」というのも現代の剣道形と違
う点です。

この打太刀が刃を打太刀に向ける、という表現が理解しづらいのですが・・・ 教えていただけるでしょうか?

中山先生は小太刀1本目で、確かに仕太刀が打太刀に刃を向けて刷り上げ迎えて、後にやわらかく手首を返しながら摺り落としてゆく、という技をお使いになっていた、記憶いたします。 このような意味なのでしょうか?
メンテ
Re: 剣道形、太刀の形四本目と小太刀の形三本目について ( No.4 )
日時: 2014/05/30 07:43:26
名前: Hide.◆vm9xYr4tCqk  < >
参照: http://ichinikai.com

To ウォンバットさん

管理人のHide.です。


いちに会の掲示板でも度々お話していることですが、「高野×中山」はいろいろな意味で
考えさせられ、勉強になる映像です。
真剣で打っていると思われるため、間合いがやや遠く打太刀が虚空を打ちに行っているよ
うな場面もありますが、現代の剣道形と技そのものが違って見える箇所がいくつかありま
す。

その点、戦後に撮影されたと思われる「持田×斉村」は、ほぼ現代の剣道形です。


ご質問の件ですが、手首の使い方違っているようです。
一本目は手のひらを下、二本目は手のひらを上に向けて応じていますd(^-^)!

YouTubeの小さい画面だとわかりづらいですね。
私の手元には、YouTubeにある「高野×中山」を収束したDVDがありまして、それはご丁寧
に技の部分のみアップに寄ってスローでも再生してくれているのです。
それを見ていますと、手首の使い方が違う。故に刃の向きも違ってきているのです。

つまり、今の小太刀と「技そのものが違う」ということになります(>_<)


なお、四本目仕太刀、中山が足を入れ替えて打っているのがわかります。
私が子供の頃教わった通りです
メンテ
Re: 剣道形、太刀の形四本目と小太刀の形三本目について ( No.5 )
日時: 2014/05/30 12:28:50
名前: ウォンバット 

ご説明有難うございます。 確かに戦前の不鮮明な画像ではそこまで見ることは出来ませんでした。

しかし手のひらを下に向けて摺り落とす、という一本目はかなり手首が柔らかくないと出来ない技ですね。
そういえば尊敬する日体大出の先生で掌が腕の付け根までついてしまう、という極端に柔らかい先生がいました。 

4本目の左右の足入れ替えも、言われてみれば現在の打ち方より納得できる部分もありますね。 現在の形はかなり窮屈に感じます。

持田、斉村両先生の形も何回も拝見しましたが、こちらは確かに変わったところは見つけられませんでした。 どこで戦前と変わったのですかね??
メンテ
Re: 剣道形、太刀の形四本目と小太刀の形三本目について ( No.6 )
日時: 2014/05/31 03:09:49
名前: 三七式ヨシ  < >

Hide先生ありがとうございます。

四本目の足の踏み替えなど、興味深く拝読しました。

六本目に関しては、仕太刀が下段から攻めあげるのを、打太刀が抑えようとして抑え切れないため、右足を引きながら位の高い上段に取る。

引いたとこをさらに仕太刀が左拳に剣先を付け攻め込むため、打太刀は守りのため中段に下ろす。

仕太刀は打太刀が中段に取るため、合中段になろうとし左拳に付けた剣先が降りるところを、打太刀が小手を打ち、小技で擦り上げ小手に返す。

仕太刀は剣先は打太刀の中心を圧しつつ左足を出しながら、左上段で残心を示すのに合わせ打太刀は引くと習いました。

解説書の小手を打つのは合中段になって、打太刀が機を見てとなっていますが、合中段になってしまっては小手は打てないので、上段から中段に戻る早さと、仕太刀の戻り端をうつ機会について指導されたのを覚えています。

持田先生と斉村先生の形については、太刀の形一本目しか拝見していません。

制定当初とは委員のメンバーが替わり、解釈が変化しているのがよくわかりました。

今になれば、山根範士にもう少し詳しくご教授願えれなかったことが残念です。

解説書(もしくは別紙)に上記のような形制定に至るまでの経緯、理合についての解説が掲載さr得ることを望みます。
メンテ
Re: 剣道形、太刀の形四本目と小太刀の形三本目について ( No.7 )
日時: 2014/05/31 13:38:08
名前: Hide.◆vm9xYr4tCqk  < >
参照: http://ichinikai.com

To ウォンバットさん

>しかし手のひらを下に向けて摺り落とす、という一本目はかなり手首が柔らかくないと
>出来ない技ですね。

そうでもありません。
手首は完全にロックされてしまいますので、打太刀の太刀は凌ぎによって自然に流れてい
きます。もちろん太刀の切っ先部分を受けてはいけません。


>持田、斉村両先生の形も何回も拝見しましたが、こちらは確かに変わったところは見つ
>けられませんでした。 どこで戦前と変わったのですかね??

おそらく持田×斉村のところではかと思いますが、定かではありませんm(_ _)m



To 三七式ヨシさん

>解説書の小手を打つのは合中段になって、打太刀が機を見てとなっていますが、合中段
>になってしまっては小手は打てないので、上段から中段に戻る早さと、仕太刀の戻り端
>をうつ機会について指導されたのを覚えています。

はい、仰る通り、相中段に収まってしまっては打つ機会を逸してしまうはずです。


>今になれば、山根範士にもう少し詳しくご教授願えれなかったことが残念です。

武専出身の先生ばかりでなく、戦前の先生にご指導願った先生も少なくなってまいりまし
た。
ご存命のうちに、いろいろ伺っておかねば悔いを残すことになるでしょう。
メンテ
Re: 剣道形、太刀の形四本目と小太刀の形三本目について ( No.8 )
日時: 2014/06/05 12:52:02
名前: ウォンバット 


そういえば、今から30年以前に「剣道時代」で読んだ、高野、中山両先生の逸話を思い出しました。

有信館三羽烏の中島五郎蔵先生の談話として載っていたものですが、ある日中島先生が高野、中山先生の傍でお話を伺っていると、
「形と言うのは本来、どのような技で向かってきても、即座に受け、返せるものでなければならない」
「それなら今度、間違えて(違った技で)お願いいたしましょう・・・」

その後1年ほどして、中島先生に他の先生が、
「高野先生も耄碌されたのではないか? この前の形の演武を間違えて打っていられたぞ」
「それでどうなりましたか?」
「しかし中山先生も可笑しいんだよな。 平然と違った技で受けられて返しているんだ」

中島先生は深く得心された、とのことでした。

今でも自分が下手な形を打つときに、このお話を思い出して、一人赤面する時があります・・・
メンテ
Re: 剣道形、太刀の形四本目と小太刀の形三本目について ( No.9 )
日時: 2014/06/06 07:24:33
名前: Hide.◆vm9xYr4tCqk  < >
参照: http://ichinikai.com

To ウォンバットさん

う〜ん、深いですねぇ。
でも、わざと間違えた形を「演武」で打つという感覚は私的には{???」です。
そういうのは、個人的にお稽古しているときなどになさるべきではないのでしょうか。
名人、達人級になれば、そんなことにこだわりがないのかもしれませんが(>_<)

それにしても、打太刀が違った仕掛けをしてきた時に的確に返せる自信はありません。
よく、剣道形や一刀流のお稽古で「ここでこういう変化が来たらこうなります」とは説明
しますが、咄嗟にそんな風に打たれて返すことはできないでしょう。
未熟ですね(^^ゞ
メンテ
Re: 剣道形、太刀の形四本目と小太刀の形三本目について ( No.10 )
日時: 2014/06/06 08:38:47
名前: ウォンバット 

失礼しました!! 「演武」と書いたのは私の脳内翻訳です・・・ もっと内輪の稽古会でのお話だったかもしれません。 ただし皆の見ている前で、違った形を使われたのは事実です。

何しろこの記事を見たのが30年以上前の剣道時代だ、と思いますので、正確さには欠けます。 このエピソードをもっと詳しくご記憶されていらっしゃる方がいたら、訂正いただけると幸いです。

ただし当時、「打太刀が違った仕掛けをして仕太刀が即座に返した」と言う記事に吃驚して,ずっと覚えている訳です。 
メンテ
Re: 剣道形、太刀の形四本目と小太刀の形三本目について ( No.11 )
日時: 2014/06/06 09:23:08
名前: だみ声  < >

数年前だったと思います。 県剣連主催の講習会で、受講生200人の前で打たれた日本剣道形
の時… 講習としての手本で、太刀7本をやった時です。
打太刀教士八段、仕太刀も同じく教士八段、ただし合格されて半年頃だったと思います。

4本目の時、打太刀が左上段を取りました。 見ていた我々は「あっ八双なのにっ!」と思いま
したが、仕太刀の八段先生、流れるように正眼の剣先を左こぶしに付けて、違和感なく5本目を
終わりました。
さて次は4本目なのか?、6本目なのか?、と我々はその顛末を見守りました。 大人ばかりの
講習会ですし、講習対象者も四段以上でしたから、普通には皆熟知している順番です。
件の打太刀の八段先生… しばし正眼のまま立っておられましたが、にわかに構えを解いて「4
本目飛ばしましたっ!」と言われ、そして「今、間違いに気付いた」と言われました。 そして
「これでは審査は不合格でしょう。普段の稽古でもこんな事ないように…」と付け加えられまし
た。
これをご覧になっていた有名な範士八段先生が、やおら手を上げて発言をなさいました。 「講
習会でも間違いは褒められたものではありませんが、しっかり合わせた仕太刀は立派でした」「こ
れは称賛に値する対応ですね」と言うコメントをなさいました。
そして講習の形は最初からやり直しとなりましたが、我々はいろんな意味でこの時の講習会は大
いに印象に残っています。
そして形を打つ時の慎重さや、心構え等その後自分がやる時の大きな参考になりました。

こんなことがありましたという内容ですが、ウォンバットさん、Hideさんの書き込みから思い出
して書かせていただきました。
メンテ
Re: 剣道形、太刀の形四本目と小太刀の形三本目について ( No.12 )
日時: 2014/06/07 11:19:19
名前: Hide.◆vm9xYr4tCqk  < >
参照: http://ichinikai.com

To ウォンバットさん

それと同じ逸話はDVDのナレーションで聞いたことがあります。
高野×中山の映像にかぶせて、そのようなナレーションが入ります。

まぁ、この二人が形を打つ機会など「演武」以外では想像がつきませんので「演武」でいいのかなっていう気もいたしますが(^_^ メ)

一刀流には同じ形であっても「真行草、三通りに遣う」とあります。具体的にはわかりま
せんが、渡辺敏雄に指導を受けた時、太刀五十本の外の「合刃」「張合刃」の二本は、三
通りの打ち方の指導を受けました。これらは「間合い」の違いでしたが、実践では当然、
間合いや機会が様々ですから、そこを打方(打太刀)が違えて打つことは形を練る上から
は必要なのかもしれません



To だみ声さん

管理人のHide.です。

う〜ん、まぁ、打太刀が何本目をチョイスしようと仕太刀はそれに合わせて打つことが求
められているとは思います

2012年に鈴岡県で行われた井上義彦範士の剣道形勉強会で、河野由香利さんと桂 麻由美
さんが打たれた剣道形小太刀一本目の演武で、桂さんの小太刀が折れるというハプニング
がありました。しかし、おふたりとも全く動ずることなく、あたかも想定されていたかの
ごとく小太刀を取り替え形を続けました。
折れるように受けてしまうことは技術的に問題があるでしょうが、これも伝説に残る逸話
ではないでしょうか。

この映像、以前はYouTubeで見れたんですが、なぜか今はこの部分だけ編集されて見れな
くなっています。残念です(-_-)
メンテ
Re: 剣道形、太刀の形四本目と小太刀の形三本目について ( No.13 )
日時: 2014/06/09 12:42:57
名前: ウォンバット 

Hideさん

だんだんマニアックになってきましたね。 この手のお話、剣道お宅としては大好きです・・・

>一刀流には同じ形であっても「真行草、三通りに遣う」とあります。

昔、東京証券取引所剣道部、と言うのがあってそこの尊敬する大先生から、「私は日本剣道形の小太刀3本は、真行草を表している」と言われたことがあります。 一本目は正確に、二本目は機に応じてきびきびと、3本目は流れるように、と言うように解釈されていた、と記憶しますが、何しろ酒の上でお話を聞いたこともあり、正確ではありません。 ただし大先生お一人のお考えでもなさそうで、「私も随分研究してみたんだが・・・」とお話されていました。 一刀流にも真行草の使い方があるなんて吃驚です!

でもU-Tubeで高野、中山先生の形を拝見していつも思うのですが、特に中山先生の小太刀使いは、入り身から流れるように打ち太刀の懐に入られる動作が、どうしても合気道の足裁きを連想させてしまいます。 私だけでしょうか?

だみ声さん

ご無沙汰しています。 静岡でのお話、楽しく拝見しました。 ケレンなく間違いを認められた先生も、即座に応じた仕太刀の先生も、講評をされた大先生も、何かさわやかなエピソードでよいですね。

実はHideさんがお話の、2012年の形講習会の出来事には、私、参加していました

 女性同士の小太刀の模範演武で、小太刀が折れてすっ飛んだ時には会場がどよめきました。 ところがこの仕太刀の女性が平然と折れた小太刀を拾い上げて、予備の小太刀と取り替えて臨んだんですよ!

後で井上先生の講評が「今日、一番良かったのはあの時の仕太刀の態度だ」と言うものでした
メンテ
Re: 剣道形、太刀の形四本目と小太刀の形三本目について ( No.14 )
日時: 2014/06/10 07:31:53
名前: Hide.◆vm9xYr4tCqk  < >
参照: http://ichinikai.com

To ウォンバットさん

>だんだんマニアックになってきましたね。 この手のお話、剣道お宅としては大好きで
>す・・・

あはは、どこまでお付き合いできますか(^_^ メ)


>昔、東京証券取引所剣道部、と言うのがあってそこの尊敬する大先生から、「私は日本
>剣道形の小太刀3本は、真行草を表している」と言われたことがあります。

はい、そのお話はわたしも耳にしたことがあります。
 一本目は頭頂部をしっかり打ってかなりのダメージを与えている。
 二本目は間が詰まり顔面打ちとなり、一本目よりもダメージは少ない。
 三本目は打太刀の技をさばくのみで「勝ちを制する」。
というところから、「斬って勝つ」のではなく「心を制して勝つ」という領域に至るので
「真行草」という意味だったように記憶しています


>後で井上先生の講評が「今日、一番良かったのはあの時の仕太刀の態度だ」と言うもの
>でした

おお、ウォンバットさん現場におられたのですか?!
さぞかし驚かれたことと思います。
折れた小太刀は観客に危険なことはなかったのか常々案じておりましたが、いかがだった
のでしょう?(>_<)

しかしながら、井上範士が「立派だった」と評された部分がYouTubeの動画で編集されて
しまっている(立会の礼法のあと二本目からスタートし、一本目は削除されています)の
はなんとも残念ですね。

私は近年、国内の主要大会を拝見させていただく機会を得ておりまして、公開演武を拝見
する機会にも恵まれております。
河野さんと桂さんの日本剣道形は岩手県北上市のあるイベントで目にしましたが、空気感
が素晴らしかったです。近年見た剣道形の中では、第55回全日本選手権(平成20年)の公
開演武として行われた千葉 仁範士と中田e士範士の演武に次いで迫真の形と感じました
メンテ
Re: 剣道形、太刀の形四本目と小太刀の形三本目について ( No.15 )
日時: 2014/06/10 17:46:15
名前: ウォンバット 

>はい、そのお話はわたしも耳にしたことがあります。
 一本目は頭頂部をしっかり打ってかなりのダメージを与えている。
 二本目は間が詰まり顔面打ちとなり、一本目よりもダメージは少ない。
 三本目は打太刀の技をさばくのみで「勝ちを制する」。
というところから、「斬って勝つ」のではなく「心を正して勝つ」という領域に至るので
「真行草」という意味だったように記憶しています

やはりそうですか! 永年の大先生の教えが正しかった事が分かってうれしいです。

>おお、ウォンバットさん現場におられたのですか?!

この講習会は正確には神奈川剣連の主催で井上先生にお越し頂いて行われたものです。 井上先生の形の教えは、一般の教えとは少々違ったものに感じました。 具体的には細かい作法などについてはあまりうるさく言われない。 その代わり、仕太刀と打太刀の間詰め、切り結びには、激しい気迫と呼吸が要求されました。 打太刀の「ヤーッ!」に仕太刀の「トーッ!」がかぶさるものでなければいけない、と教わりました。 そのように教わった井上先生の静岡の教え子達の形は確かに(高校生に至るまで)気迫に溢れた激しい、気持ちの良いものでした。

(追)
あの時確か小太刀はハバキ元から折れて飛んだ、と記憶していますが、観客からは反対の方向に飛びました。 間違っているかもしれませんが、確か仕太刀の女性は予備の小太刀を用意されていたようで、表情ひとつ変えずに平然と小太刀を変えたので、観客席も一瞬驚きのため息が出たように思います。


メンテ
Re: 剣道形、太刀の形四本目と小太刀の形三本目について ( No.16 )
日時: 2014/06/11 00:58:10
名前: だみ声  < >

>剣道形小太刀一本目の演武で、桂さんの小太刀が折れるというハプニングがありました。
  そんなハプニングがあったのですかぁ? 地元にいながら知りませんでした。 しかもその
時ウォンバットさんは列席されていたとは…! という事は僕はこの講習会を欠席していた
可能性もありますね。

そして… 実は……
先の講習会の顛末で、仕太刀をお褒めになった範士八段先生は、やはり井上義彦先生でした。
あまり書くと差しさわりがあるかもしれませんので、本件はこれだけで…
メンテ
Re: 剣道形、太刀の形四本目と小太刀の形三本目について ( No.17 )
日時: 2014/06/11 02:18:00
名前: 三七式ヨシ 

Hide先生
You tyube で検索したところ、「井上義彦範士日本剣道形壮絶演武」で小太刀が折れた部分の未編集動画が見れましたのでお知らせします。
メンテ
Re: 剣道形、太刀の形四本目と小太刀の形三本目について ( No.18 )
日時: 2014/06/11 07:39:25
名前: Hide.◆vm9xYr4tCqk  < >
参照: http://ichinikai.com

To ウォンバットさん

>やはりそうですか! 永年の大先生の教えが正しかった事が分かってうれしいです。

太刀の一〜三本目もそういう構成になっています。
たしか、大日本帝国剣道形の前進に大日本武徳会剣術形というのがありまして、上段、中
段、下段の三本を制定「天地人の三才に擬した」とされています。

しかし、この形の解説を見ますと、今の形とはだいぶ違うようですが、ここがベースにな
っているのは明らかです


>具体的には細かい作法などについてはあまりうるさく言われない。 その代わり、仕太
>刀と打太刀の間詰め、切り結びには、激しい気迫と呼吸が要求されました。 打太刀の
>「ヤーッ!」に仕太刀の「トーッ!」がかぶさるものでなければいけない、と教わりま
>した。

なるほど、範士の激しい形だったのですね。


>あの時確か小太刀はハバキ元から折れて飛んだ、と記憶していますが、観客からは反対
>の方向に飛びました。 間違っているかもしれませんが、確か仕太刀の女性は予備の小
>太刀を用意されていたようで、表情ひとつ変えずに平然と小太刀を変えたので、観客席
>も一瞬驚きのため息が出たように思います。

そうですか、観客に危害がない邦楽に飛んだのは幸いです。
でも、危ないですよね(>_<)
小刀を用意していたということは、稽古でも折った経験があるということなのでしょう。
だとすると批判ではなく、安全対策がいかがなものだったか案じられるところです。



To 三七式ヨシさん

管理人のHide.です。

私も探したのですが見つけることができませんでした。
よかったらURLを貼っていただけますと助かりますm(_ _)m
メンテ
Re: 剣道形、太刀の形四本目と小太刀の形三本目について ( No.19 )
日時: 2014/06/11 13:32:32
名前: 県北父 

hhttps://www.youtube.com/watch?v=T73PhSHGl7Q

に動画がありました。9分47秒付近です。

youtube で 「井上義彦範士日本剣道形壮絶演武」 と
入力して検索すると一発で出てきます。
メンテ
Re: 剣道形、太刀の形四本目と小太刀の形三本目について ( No.20 )
日時: 2014/06/12 07:28:51
名前: Hide.◆vm9xYr4tCqk  < >
参照: http://ichinikai.com

To 県北父さん

管理人のHide.です。

確認できました。
編集されているというのは私の勘違いだったようですね。
飛ばし見していたため、やり直したあとの部分から見ていたようです。

ありがとうございました(^^ゞ
メンテ
Re: 剣道形、太刀の形四本目と小太刀の形三本目について ( No.21 )
日時: 2014/06/14 02:16:22
名前: 三七式ヨシ 

ご存じの方があれば教えていただきたいのですが。
トピ立てのきっかけとなった伝達講習会において1本づつ、講師の実演後、講習会参加者が練習するというやり方だったのですが、太刀の形の七本目で仕太刀が胴を抜いた後、脇にとって残心を示すのではなくそのまま中段に構えるとの話がありました。
小太刀の三本目において、前述の通り無構え、下段半身のところで私が講師に質問し、解説書の通りとなりました。
その件があったせいか講習会終了後、七本目についてもとりあえず解説書の通り脇に取り残心を取るのが正解で、再度、全日本剣道連盟に問い合わせるとの訂正がありました。
胴を抜いた後、膝を折った状態で脇に取るより、中段の方が防御するのには理にかなっているような気もしますが、今後、解説書も含め変わる方向にあるのでしょうか?
他県(東京)等での情報があれば教えて下さい。
メンテ
Re: 剣道形、太刀の形四本目と小太刀の形三本目について ( No.22 )
日時: 2014/06/14 10:57:34
名前: Hide.◆vm9xYr4tCqk  < >
参照: http://ichinikai.com

To 三七式ヨシさん

>太刀の形の七本目で仕太刀が胴を抜いた後、脇にとって残心を示すのではなくそのまま
>中段に構えるとの話がありました。

ん、これはどういう状況でしょう? 
胴を抜いて「右膝蹲踞脇構え残心」のところを、抜いたあと、脇構えに取らず向き直って
「右膝蹲踞中段残心」という意味でしょうか?

件の「高野×中山」は、今の剣道形のように「胴を抜ききる」動作はありません。すれ違
いざまに胴を抜いたあと、抜いた勢いそのままに右膝蹲踞脇構えに入っています。打太刀
がこちらに向き直るに合わせて正対し中段になっています。(3分30秒付近)

hhttps://www.youtube.com/watch?v=R2ZRpl9WoPQ

胴を抜き切ったあとの残心としては脇構えが自然な流れで、何ら問題がないと考えますが(>_<)
メンテ
Re: 剣道形、太刀の形四本目と小太刀の形三本目について ( No.23 )
日時: 2014/06/15 23:19:50
名前: 三七式ヨシ 

Hide先生。
太刀形七本目の残心部は、イメージとしては制定居合の一本目を両手でやるような感じです。
居合の場合は右手が耳の横に来ますが、胴を抜き終わった(切り終わって概ね腕が水平になった)ところから手の内を返し、脇構えを省いてそのまま中断に構えるような指導がありました。
この部分は、山中洋介教士が講習を受けたとの事でしたが、前述のとおり最終的に、解説書に沿って脇構えでの残心となりました。
メンテ
Re: 剣道形、太刀の形四本目と小太刀の形三本目について ( No.24 )
日時: 2014/06/16 07:30:57
名前: Hide.◆vm9xYr4tCqk  < >
参照: http://ichinikai.com

To 三七式ヨシさん

>太刀形七本目の残心部は、イメージとしては制定居合の一本目を両手でやるような感じ
>です。居合の場合は右手が耳の横に来ますが、胴を抜き終わった(切り終わって概ね腕
>が水平になった)ところから手の内を返し、脇構えを省いてそのまま中断に構えるよう
>な指導がありました。

う〜ん、完全に脇構え残心を省いた形なのですね(>_<)
山中教士が講習を受けたということですが、全剣連の講習会だとすると由々しき問題です。

根岸信五郎、真貝忠篤、辻真平、和田伝、柴江運八郎、内藤高治、門奈正、湊辺邦治、高
野佐三郎、木村敷秀、大田弥龍、矢野勝治郎、柴田衛守、中山博道、高橋赴太郎、田中厚、
小沢一郎、星野仙蔵、小関教政、上村信夫、二宮久、川崎善三郎、佐々木正宣、浅野一摩、
富山円といった大家が委員となり調査研究しつくされた結果制定した形ですから(-_-)
メンテ
Re: 剣道形、太刀の形四本目と小太刀の形三本目について ( No.25 )
日時: 2014/06/17 00:37:01
名前: 三七式ヨシ 

Hide先生。
8月に前期の昇段・昇級試験があるので、7月中には県内各所で中高生を中心(一般の方もok)に形の講習会があると思うので、確認して報告します。
メンテ
Re: 剣道形、太刀の形四本目と小太刀の形三本目について ( No.26 )
日時: 2014/06/17 07:40:22
名前: Hide.◆vm9xYr4tCqk  < >
参照: http://ichinikai.com

To 三七式ヨシさん

はい、よろしくお願い致します(>_<)
メンテ
Re: 剣道形、太刀の形四本目と小太刀の形三本目について ( No.27 )
日時: 2014/07/02 14:50:17
名前: 三七式ヨシ 

報告がおくれました。
私は参加できなかったのですが、日曜日に全剣連から講師を招き、剣道形の講習会が開かれました。
参加者に事前に確認するようお願いをしておいたところ、解説書どおり七本目の仕太刀は脇に取るよう指導があったそうです。
お騒がせしました。
メンテ
Re: 剣道形、太刀の形四本目と小太刀の形三本目について ( No.28 )
日時: 2014/07/03 07:00:59
名前: Hide.◆vm9xYr4tCqk  < >
参照: http://ichinikai.com

To 三七式ヨシさん

そうですか、ホッといたしました。
ご報告ありがとうございました
メンテ
Re: 剣道形、太刀の形四本目と小太刀の形三本目について ( No.29 )
日時: 2016/02/15 00:41:38
名前: 通りすがり 

誰に向けたものでもないつぶやきですが・・・
いっそ剣道形に流派を設けて
全剣連流
武専流
戦前流とか
知っておられる方から集めて全てを記録して残した方が間違いがないのでは?と思ってしまう
現代では映像資料に残せるので増えても対応できますし
取捨選択を焦るより、文化の保持を第一に色々模索されてほしい
メンテ
Re: 剣道形、太刀の形四本目と小太刀の形三本目について ( No.30 )
日時: 2016/02/18 00:23:37
名前: 三七式ヨシ 

通りすがりさん。
三七式ヨシと申します。

おっしゃることは一理あると思います。

ただ、剣道形の目的の中に、剣術から剣道への移行の段階で、各流派の技を取り入れて統一したものにするというのがあります。

記録として残すのは賛成ですが、上記に伴い、昇段審査等に置いても、やはり全剣連がイニシャチブをとり統一するのが筋かとも思います。

そのなかで、技の術理や理合いについてもう少し解説が加筆されることを望んでいます。
メンテ
Re: 剣道形、太刀の形四本目と小太刀の形三本目について ( No.31 )
日時: 2016/02/18 20:20:01
名前: 通りすがり 

To 三七式ヨシ さん

そうですね、異論ありません。

記録として残ったものは、高段者の剣道探求のサブ教材という扱いが良いでしょうか。
メンテ
Re: 剣道形、太刀の形四本目と小太刀の形三本目について ( No.32 )
日時: 2016/02/19 07:30:23
名前: Hide.◆vm9xYr4tCqk  < >
参照: http://ichinikai.com

To 通りすがりさん

今友人と「新解釈日本剣道形」を試行錯誤しています。
もう、1年半になりますでしょうか。
昨晩ようやく、太刀七本目まで終わりました\

「高野×中山」をベースとして、理合の上で「???」とおmを荒れる部分を一つ一つ潰
していきました。中でも意識したのは「なぜそう動く必然性があるのか?」という点です。
昇段審査などにはまったく役に立ちませんが、楽しい作業でしたねぇ


いずれYouTubeなどにアップし、広く世に問いたいと思います 〜☆
メンテ
Re: 剣道形、太刀の形四本目と小太刀の形三本目について ( No.33 )
日時: 2016/02/19 17:49:42
名前: 通りすがり 

To Hide.さん

それは素晴らしいことですね、待ち遠しいです。
メンテ
Re: 剣道形、太刀の形四本目と小太刀の形三本目について ( No.34 )
日時: 2016/02/20 08:57:07
名前: Hide.◆vm9xYr4tCqk  < >
参照: http://ichinikai.com

To 通りすがりさん

今しばらくお待ち下さいm(_ _)m
メンテ
Re: 剣道形、太刀の形四本目と小太刀の形三本目について ( No.35 )
日時: 2017/01/13 15:10:43
名前: 通りすがり 

約一年が経過しました ひょっとして新解釈が完成していたりはしませんか?
メンテ
Re: 剣道形、太刀の形四本目と小太刀の形三本目について ( No.36 )
日時: 2017/01/14 06:48:34
名前: Hide.◆vm9xYr4tCqk  < >
参照: http://ichinikai.com

To 通りすがりさん

太刀は完成しております。
今小太刀にとりかかっています。
二本目および三本目です。

小太刀は難しいですね。苦戦中です
メンテ
Re: 剣道形、太刀の形四本目と小太刀の形三本目について ( No.37 )
日時: 2017/01/14 11:44:03
名前: 通りすがり 

To.Hideさん
あと二本ですか、なんでもあと一歩が遠かったりしますよね・・・
具体的な行動ではなく申し訳ないですが、気持ちの上では応援しております、頑張ってください!

ちなみに待ってる間は下記の動画で形の予習してました(笑)
https://youtu.be/S5sCeRH-KLo
https://youtu.be/_QSfNScyvkQ
https://youtu.be/hWp-pl-l7KY
ネットで色々な先生方のお話が聞けるのでいい時代だなあと思います。
メンテ
Re: 剣道形、太刀の形四本目と小太刀の形三本目について ( No.38 )
日時: 2017/01/15 07:42:38
名前: Hide.◆vm9xYr4tCqk  < >
参照: http://ichinikai.com

To 通りすがりさん

恵土先生の形はすさまじいですね。
現代の剣道形とかけ離れていますが「斬れる形」だと思います。

高野佐三郎の高弟であった佐藤卯吉先生直伝の方だとおっしゃってますが、高野佐三郎と
中山博道の日本剣道形はあそこまでの迫力やすさまじさはありません。

ご紹介いただきました恵土先生の形を半年ほど前に拝見してから、実は、私どもの形の検
証に迷いが生じました。
私どもの形は「必然」をテーマに作り上げてきましたが、恵土先生のものほど「斬れる」
感じではなかったからです(>_<)

ともあれ、「新解釈」ですから私どもの解釈を世に問うべく完成を目指しておりますm(_ _)m
メンテ
Re: 剣道形、太刀の形四本目と小太刀の形三本目について ( No.39 )
日時: 2017/05/24 16:44:48
名前: 鎧豆腐 

皆様の剣道形に対する造詣の深さにはただただ圧倒されるばかりの初心者です……

この場を借りて質問させてください。
日本剣道形は日本刀の扱いを学ぶ事が目的とされた形だと思っていたのですが、日本剣道形を木刀にて稽古、披露する場合、刃の厚みや束の形状の違う木刀は日本刀とは違う扱いとして稽古すべきでしょうか?
居合いの先生より、日本刀は竹刀の握りとは違い、柄頭に触れない部分を握ると聞いておりました。
人を斬った時の衝撃が束頭まで伝わる、柄が割れるのを防ぐため、など理由は様々、とも……
ですが先日、周りの誰も木刀の柄頭が出る握り方をしていない、という理由から五段の女性からあなたはおかしい、間違っている、とのご指摘をいただきました。
太刀一本目の仕太刀で残心のち三歩ほどかけて戻った事も、足が悪いわけでもないのに自己解釈で独り善がりな形をやっている、と……
強い言葉での指導に思わずその場にいらっしゃった上の先生に確認しようとしましたが、それも頼りすぎ!良くない!と制止を受けて混乱しております。
三段をいただいたばかりの遅剣初心者で、こうした時に何が正解でどなたに確認したものかわからず、悩んだ末にこちらに書かせていただきました。
トピから脱線しておりましたら申し訳ありません。
メンテ
Re: 剣道形、太刀の形四本目と小太刀の形三本目について ( No.40 )
日時: 2017/05/25 01:26:23
名前: 三七式ヨシ 

三七式ヨシと申します。

まず、剣道形のよりどころですが、全日本剣道連盟が「日本剣道形解説書」(200円)を発行しています。

ほかのトピにもありますが、剣道形は、元々、各流派の方の中から技を選び、さらに手が加えられています。

大方の作成の経緯はWikipedaに載ってます。

従って、各技について、伝えられた先生により、解釈の違いがあり、現在、全剣連が統一化を図るため、毎年、
伝達講習会(形、指導法、審判法…)を毎年開き、申し合わせ事項なるものが配られます。

あと、全剣連監修の動画(DVD/3000円)も販売しています。

得物ごとの握りですが、私は、右手はそれぞれ、軽く鍔に触れ、左手は、真剣は巻き止め、木刀は小指の外側が
柄頭と面一、竹刀は小指を半掛けと習いました。

ただ、私の存じ上げているPLのOBの何人かは、柄頭を幾分余して左手を握られていました。

胴を打つのには、適しているような気がします。

私は、居合をしないので分かりませんが、得物による柄の長さと重さ(重心)と振り方の違いで異なるような気
がします。

真剣は、刀の重さと円運動+腰で引き切り、竹刀は体を運んで手の内を決めて押切。


その辺に答えがありそうな気がします。
メンテ
Re: 剣道形、太刀の形四本目と小太刀の形三本目について ( No.41 )
日時: 2017/05/25 07:15:43
名前: Hide.◆vm9xYr4tCqk  < >
参照: http://ichinikai.com

To 鎧豆腐さん

管理人のHide.です。

>ですが先日、周りの誰も木刀の柄頭が出る握り方をしていない、という理由から五段の
>女性からあなたはおかしい、間違っている、とのご指摘をいただきました。

その方はしっかり勉強しておられるのでしょう。
でも、全剣連はそこまで求めていないはずです。
「木刀と刀は握り方が違うんだ」くらいの認識でよろしいかと


>太刀一本目の仕太刀で残心のち三歩ほどかけて戻った事も、足が悪いわけでもないのに
>自己解釈で独り善がりな形をやっている、と……

そこも特に「何歩で」と決められているわけではありませんが、三歩も使う必要はないか
もしれませんね


剣道形は毎年のように解釈等が変更になります。
剣道形の講習会などがあったら、積極的に参加するなどして勉強されるのがいいでしょう。
頑張ってくださいねp(^-^)q
メンテ

Page: 1 |

Subject 入力禁止
Title 入力禁止
Theme 入力禁止
題名 スレッドをトップへソート
名前
E-Mail
URL
URL
コメント中には上記URLと同じURLを書き込まないで下さい
パスワード (記事メンテ時に使用)
コメント

クッキー保存