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試合の機械判定は不可能か?
日時: 2012/10/01 10:28:30
名前: 異種格闘技 

剣道の試合は選手と3名の審判で成り立ち、絶対に無理あるいはすべきでない
という意見が大勢のような気がしますが、是非論ではなく技術的に可能かどう
かを議論しませんか?
 
フェンシングは1936年(戦前ですよ!)に電気審判器が導入されたことで爆発的
に競技人口が増えたそうです。しかし、オリンピックを見ても100%電気審判器
ではなく人間も介在しています。
ひょっとしたら剣道も審判補助システムの導入で・・・。
 
既にテニスのウィンブルドンはホーク・アイ・システムを使っており、サッカ
ーでもこの12月に日本で開催されるFIFAクラブワールドカップ2012から本格的
に導入されます
 
センサー、コンピュータ、素材の技術が世界トップクラスであり、何しろ剣道
そのものの精神的、技術的な(いわば)ソフトウェアの宗主国なのですから、
日本に出来ないのなら世界のどこの国でも出来ないでしょう。日本しか取り組
む資格がないようにさえ思えます。
 
PS もし既にそういう検討がされて論文等があれば教えてください。
  1週間くらい待っても書き込みが無かったらスレ削除願います>管理人様
メンテ

Page: 1 |

Re: 試合の機械判定は不可能か? ( No.1 )
日時: 2012/10/01 17:07:47
名前: ずんべらぼん 

現在の学生の競技剣道なら機械判定の方が正確かもしれません。
触刃、交刃との攻め入りや技前なしでも
当たれば一本にする、否、
当たって無くても打突後のパフォ−マンスで
一本になるような審判も散見しますから。
当たったお芝居が上手い方に旗が上がってしまう
今日この頃ですから、そういう審判なら
機械の方がより客観的になるでしょう。

しかし、本来のそうあってほしい剣道ならば
触刃、交刃との攻め入りや技前があって
勝ってから打つ剣道の審判となると
機械ではなかなか難しいのではないでしょうか。
競技者の心の乱れを読み取る装置とか、
心乱れても命がけの捨て身であったとか判定できる
装置ができればなんとかなるでしょうか。
そんなのあったら外交や戦争に使ってますでしょうが。
やはり、理想は正直な自己申告の試合が最高でしょうね。
メンテ
Re: 試合の機械判定は不可能か? ( No.2 )
日時: 2012/10/01 19:08:03
名前: 異種格闘技 

 
早速反応があって嬉しいです、ハイ。
もちろん、機械で100%判定ではなくて審判も必要なはずです。
フェンシングもそうですよね。
機械が得意である再現性を持つ判定というのを使わない限り永遠に
『公平な』審判というのは不可能ということになるわけですから、
部分的にでも取り入れるのは不合理ではないと思います。
まあ、無理と言わずにお暇なときにお付き合いいただければ。
 
一本の定義は、
---------------
有効打突は、充実した気勢、適正な姿勢を持って、竹刀の打突部で
打突部位を打突し残心あるもの
---------------
なわけですから、
 
・充実した気勢・・・マイクで声を取得し信号処理
(試合前にキャリブレーションが必要でしょうが、音声で嘘を見抜ける
時代ですから可能かも。心の乱れは計測可能なはずです)
・適正な姿勢・・・・画像処理でパターン処理
・竹刀の打突部で打突部位を・・・・竹刀側のセンサーと打突部位の
         センサーの複合的な信号処理
         (6軸センサーや衝撃センサーで可能かも)
・残心あるもの・・・画像処理でパターン処理
 
反則の判定というのもありますね。
メンテ
Re: 試合の機械判定は不可能か? ( No.3 )
日時: 2012/10/01 21:22:58
名前: Hide.◆vm9xYr4tCqk  < >
参照:

To 異種格闘技さん

管理人のHide.です。
面白いお題のトピを立てていただきましてありがとうございます


でも、私は機械判定には反対の立場です。
そも、フェンシングがなぜ先に当たった方が勝ちかと申しますと、剣先に毒を塗って戦っ
ていた名残なんです。
剣先でお相手を傷つければ、お相手には毒が回って死に至る。
故に、先に当たることが大切なんですね。


剣道はお相手を傷つけたからといって切れたわけではありませんよね。
それに、異種格闘技さん一本の定義から「刃筋正しく」が抜け落ちてます。
この部分はどうやって判断しましょう?

それに、充実した気勢って声の大きさだけでは測れないと思いますよ。
声が小さくてもor無声であっても気迫がビンビン伝わってくる試合もありますし、逆に
ワーワーかしましいがたいしたことない気迫の試合もありますから。

また、有効打突に定義されてはおりませんが、「冴え」「機会」「彼我の状態(隙や居つ
きなど)」「流れ」なども一本の判定の影響を及ぼしています。
「ただ当たっただけでは一本にならない」というのが剣道の有効打突の難しさであり、こ
うした客観性の無さが外国人選手(審判)になかなか理解されず、国際試合等の判定の難
しさにもつながっているわけです。

やはりここは、補助次ステムに頼ることなく人間が判定していくしかないと考えます。
メンテ
Re: 試合の機械判定は不可能か? ( No.4 )
日時: 2012/10/01 23:34:00
名前: 異種格闘技 

 
こんばんは。お付き合いいただき恐縮です。
 
>そも、フェンシングがなぜ先に当たった方が勝ちかと申しますと、剣先に毒を塗って
>戦っていた名残なんです。
 
というのは俗説・嘘だとフランス人の友人に私は聞きました。
ローマ人相手に戦ったガリア人やケルト人の一部にそういう毒の使用はあっ
たらしいですが中世の騎士はそんな卑怯なことはしなかったし、もっと
分厚くて大きな重い剣で戦ったわけで、当たったら骨ごと折れるような戦
いだったようですから。切ると言うより一撃で叩き潰す的な。
だから今は最初の一撃(突く、切る)でフェンシングの勝敗を決めている
ようですよ。
 
>それに、異種格闘技さん一本の定義から「刃筋正しく」が抜け落ちてます。
>この部分はどうやって判断しましょう?
 
おっと、大事なことを書き忘れました。
でも6軸センサーで十分計測可能で一本の定義の条件では最も機械的に
計測・判定しやすい部分だと思います。
 
>それに、充実した気勢って声の大きさだけでは測れないと思いますよ。
ですから『試合前にキャリブレーション』(大きさ、周波数分布等)する
のです。
この辺は私は専門ではないのでポリグラフの専門家にでも説明してもら
いたいですが、可能なはずです。人間の声というのは結構いろんなこと
が科学的に判るらしいです。
 
『充実』って何ですか? 『気迫』って何ですか? という質問に誰もが
同じように答えられなければ合理性が無い・・・とか、
「冴え」「機会」「彼我の状態(隙や居つきなど)」「流れ」を明確に
定義できなければ普遍的(これは不可能でしょうが)に公平な判定ができ
ないと言う事と一緒です。
哺乳類は昔獲物を取っていた名残で、手が滑って獲物を逃がさないよう
にいざという瞬間に手のひらに汗をかくように出来ていますからポリグ
ラフでも発汗をセンシングします。そういう状態をセンサーで捉えれば
日本語で表す精神的な単語も結構パターンで説明できる可能性はありま
すよ。
 
>外国人選手(審判)になかなか理解されず、国際試合等の判定の難
>しさにもつながっているわけです。
世界大会のスレでもその辺は十分わかりましたが、もし日本の剣道の
理解者を増やそうと思うなら、やっぱり西洋の合理性に叶った説明が
できなければ単純に『無理』で終わりなわけです。
 
電脳剣士のHide.さんには釈迦に何とかでしょうが、今は、株の取引も
大雑把に言えば1秒間に1,000回売買できる時代ですから、剣道の動きは
瞬間の速さで機械は付いてこれるはずがないと思うのは誤った先入観だ
と思ったほうがいいかもしれませんよね。
 
すいません、ビール飲みながらダラダラ書いてしまいました。
無理じゃないかも・・・という方いませんかね?
メンテ
Re: 試合の機械判定は不可能か? ( No.5 )
日時: 2012/10/02 07:12:54
名前: Hide.◆vm9xYr4tCqk  < >
参照:

To 異種格闘技さん

>というのは俗説・嘘だとフランス人の友人に私は聞きました。

大学の講義でそう習ったんですが、俗説を教わったってことですかねぇ(^_^ メ)


>ローマ人相手に戦ったガリア人やケルト人の一部にそういう毒の使用はあっ
>たらしいですが中世の騎士はそんな卑怯なことはしなかったし、もっと
>分厚くて大きな重い剣で戦ったわけで、当たったら骨ごと折れるような戦
>いだったようですから。

中性の騎士が使っていた重く大きな剣での戦いを模倣したものではありませんよね、今の
フェンシングって(^^ゞ


>でも6軸センサーで十分計測可能で一本の定義の条件では最も機械的に
>計測・判定しやすい部分だと思います。

私は理系でも技術者でもありませんので、そうした計測が可能かどうかの判断はつきかね
ます。ま、異種格闘技さんが「可能だ」とおっしゃるなら可能なのでしょう。
すごいんですねぇ、日本の技術は。

ちなみに、その機械は、少なくとも全国レベルの大会には使用できるほど安価に制作でき
るのでしょうか?


>ですから『試合前にキャリブレーション』(大きさ、周波数分布等)する
>のです。

手間がかかりますねぇ。

まぁ、物理的に気が計測できるかどうかは不明ですが、少なくとも私たちは試合を見てい
て「気力気迫」という見えないものを感じることができる。計測する方法がないと考える
のは柔軟性に欠けるとは思います(^^ゞ


>「冴え」「機会」「彼我の状態(隙や居つきなど)」「流れ」を明確に
>定義できなければ普遍的(これは不可能でしょうが)に公平な判定ができ
>ないと言う事と一緒です。

その判断を機械に委ねてしまうのはいかがなものかと思われます。

少なくとも我々剣道を修行する人間は、有効打突に関する大まかなコンセンサスを得てい
ます。審判問題で取りざたされるのは、「あたっていないのに一本になった」というもの
がほとんど。それは、たとえば、見る角度であったりスピードに目がついていかなかった
りといった部分に起因していることが多いわけです。

その部分の疑問を解消するために「物言いがついた場合のビデオ判定を取り入れる」とい
うなら、百歩譲って賛同できますが(-_-)

でも、剣道の伝統から考えますと、審判に意義を申し立てるのは潔くないと考えます。
人間が判定するからこそ、間違いがある。
その間違いも含めて受け入れるのが、「奥ゆかしさ=謙譲の美徳」につながるのではない
でしょうか
心の修行ですね。


>世界大会のスレでもその辺は十分わかりましたが、もし日本の剣道の
>理解者を増やそうと思うなら、やっぱり西洋の合理性に叶った説明が
>できなければ単純に『無理』で終わりなわけです。

剣道は文化です。
競技として世界に広める必要性を私は感じておりません。

文化の本質を歪めてまで世界に広める意味がどこにあるのでしょうか?


>電脳剣士のHide.さんには釈迦に何とかでしょうが、今は、株の取引も
>大雑把に言えば1秒間に1,000回売買できる時代ですから、剣道の動きは
>瞬間の速さで機械は付いてこれるはずがないと思うのは誤った先入観だ
>と思ったほうがいいかもしれませんよね。

機械の判定がパーフェクトであったとしても、私は人間によって審判される試合で戦いた
い。そう思いますね。
ま、私が存命のうちにそんなシステムは出来やしないでしょうから、安心してあの世に旅
立てるというものです 〜☆
メンテ
Re: 試合の機械判定は不可能か? ( No.6 )
日時: 2012/10/02 11:08:32
名前: ほう 

京都大会なの演武大会とは別に
ある程度の競技を掲げた大会なら
機械判定や判定映像の導入は
日本が試合で多少は取り入れないと
西洋ではコムドに取り込まれる予感がします。
この提案を韓国でしてみたら、来年にも導入している気がします。サムスンが協賛でね。
西洋では、コリアンコムドゲームみたいな
ブームになったら、それこそ剣道が飲まれてしまう気がします。
メンテ
Re: 試合の機械判定は不可能か? ( No.7 )
日時: 2012/10/02 11:55:20
名前: 異種格闘技 

 
剣に毒はシェイクスピアの読みすぎでしょう。
 
ちょっと余計なことを書きすぎたせいで(ご容赦!!)話が逸れていく
ので、基本的に、
 
・完全に機械だけで審判するのではなく、人間が必要であくまで
も補助システム(マン・マシン・システム)
・判定を機械に委ねるのを目的とするのではなく、どこまで機械
で判定できるか?
 
で考えていただけませんかねぇ。
ですから、伝統文化だからとか、自分はやりたくないとかいう意
見は置いておいていただけませんか。それを言い出すとほとんど
の日本人の誰も(私も)がそう思うわけですから楽しい議論になり
ません。
 
ほう さん:
コムドのほうに話が流れるのは止めたいですが、向こうは既に審
判5人とかビデオ判定とか検討しているようですから『別物』を
作られちゃいますね。おそらくホーク・アイ・システムの応用も
考えているでしょう。
やっぱり世界に普及されていくなら日本の剣道であって欲しい。
ただでさえ日本語の難しさ、曖昧さがあるのですし、言葉の通じ
ない相手に客観性、合理性で納得してもらうにはやはりどこか機
械的なものを入れるしかないと思うのは不思議ではないです。
蛇足ですが、私は某国に肩入れするわけでもないし、サムスンの
社員でもありません。
メンテ
Re: 試合の機械判定は不可能か? ( No.8 )
日時: 2012/10/02 14:09:54
名前: ほう 

西洋は、やはり合理的で
分かり易く受け入れやすい物に流れる傾向は
かなり強いですからね。

私は、他所のスレでもちょっと話に突っ込むと
凄く叱られるので、皮肉は書けませんが

意見は全部
>伝統文化だからとか、自分はやりたくないとかいう意
見は置いておいていただけませんか。それを言い出すとほとんど
の日本人の誰も(私も)がそう思うわけですから楽しい議論になり
ません。

これで終わりにされちゃいます。


メンテ
Re: 試合の機械判定は不可能か? ( No.9 )
日時: 2012/10/02 21:40:48
名前: だみ声  < >

SF小説かもしれませんが…(早川書房のSFマガジン好きでした)
人間の審判による曖昧な判定に不満が続出し、あらゆる競技における審判マシンが開発されました。

ちょうどパチンコの機械が、戦後(第二次大戦の事です)流行り出し、当たり玉と、外れ玉の通路を変
え、あとは玉の重さと速度と位置エネルギーのみを用いて15個の玉の出し入れから、ベル鳴らしまで
を全自動、しかも電気信号は15個の玉が落ちる時その中央部を点灯するだけで、後は全てがメカニッ
クのみで精巧に動かした時期がありました。(なつかしいですねえ)

でも… 落ちた玉を上の棚に乗せる事が電動になったのを機に、次第にパチンコ台の「電化」が進みま
した。
メカニックのみだった時代のマシンは、時として「当たり穴」に入ったのに「玉が出ないよぉ〜」と言
う事があり、裏にいるお姉ちゃんが「あいよっ」と応じてくれました。 ときにはそのお姉ちゃんのサ
ービスと思しき「出玉」も経験した方、多いと思います。

今のパチンコマシンは、ものすごくハイテクです。 裏には触ってはいけないプログラムを内蔵したRO
Mが組み込まれ、「確率変動」なる乱数発生プログラムと連動し…(詳しくは知りません)、パチンコ
を楽しむ事が出来る… と言うけれど本当でしょうか?
僕はパチンコで左手を使わなくなった時点で、さっぱり面白味を感じ得ず、パチンコから足を洗いまし
た。

審判マシンの登場も本当に歓迎されるのでしょうか? 競技は正確に機械が判定し、勝敗は容赦なく決
定し順位づけされ、不調な選手は即戦力外、報酬もゼロ… (大抵はプロの競技から導入される)
しかも過去の試合までさかのぼり、あの時の試合はやはりあっちの勝ち、別の時はこっちの勝ち…等が
取りざたされる時期も一時できるでしょうね…

でも僕らメカ式パチンコに慣れ親しんだ世代の多くが、左手を不要としたマシン登場以後パチンコから
去ったのも事実です。 その理由は、「自分で玉を弾く『技術』で勝負する事が封じられた」からでは
ないでしょうか?
つまり審判マシンに「良い判定」をもらう努力と技術のうまい奴が勝ち上がる…  剣道でいえば機械
が認める「いい姿勢」「いい気迫」「いい掛け声」「いい残心」で「打突部位・打突場所・刃筋」は映
像で機械が確認して判定する。

今ここで論じているのは「極論」です。 こうなるまでにはまだまだ開発されるべきセンサーやソフト
が必要ですが、SFとして一足飛びに眺めてみた時、人々はあらゆる競技に「興醒め」し、スポーツそ
のものが、競技ではなく、単なる「リハビリ」や「筋トレ」となって勝敗を決するものではなくなって
しまう… のではないか?

実はこう言ういきさつにはもう一つの要因があって、パチンコの「確率変動」は本当に細工されてない
のか? と言うのと同じで、この審判マシンのソフトはどっかで改ざんされて、いずれかに有利に判定
するようになってないのか? それを保証する検査機関は信用できるのか? 賄賂が横行していないか
と言う背景までが登場したとします。

結論は、やはり「誤審騒ぎ」や「曖昧さ」を含みつつも、人間が判定するから競技は面白いのだ!!
(昔人間の発想でした…) おしまい。
メンテ
Re: 試合の機械判定は不可能か? ( No.10 )
日時: 2012/10/02 23:27:46
名前: Hide.◆vm9xYr4tCqk  < >
参照:

To 異種格闘技さん

>剣に毒はシェイクスピアの読みすぎでしょう。

頭からそのように否定されると腹が立ちますね。

仕事が大変多忙なため、私が大学時代に習ったことがシェイクスピアの読みすぎの教授が
妄想に駆られて教えたことなのかどうかを確認することができませんが、時間を見つけて
調べてみたいと思いますm(_ _)m


>ですから、伝統文化だからとか、自分はやりたくないとかいう意
>見は置いておいていただけませんか。それを言い出すとほとんど
>の日本人の誰も(私も)がそう思うわけですから楽しい議論になり
>ません。

トピ主さんがそうおっしゃるのであれば、私の書き込みはこれまでです。
たとえ補助的手段であったとしても、文化としての様式を崩してまで機械判定を取り入れ
る必要はないという考えです。
審判も試合者もいずれも剣の道の修行者。未熟な人間が判定してこその剣道と考えており
ますから

また、国際化に関しても、別トピをお読みであれば、私の考えは明記してありますのでお
分かりいただけるはず。
客観性のないものを客観化するためにルールを歪め、国際化を果たしたものの文化として
の本質を失い、宗家としての発言権まで失ってしまった競技の末路を見ています。

我々は、日本民族の歴史の上に育まれてきた文化を、次世代に正しい形で伝える使命を有
しています。歪めてしまったら、幾多の歴史の中で守り続けてきてくださった先達に申し
訳が立ちません。

とくに私の師匠は、GHQによって出された武道禁止令の中から、剣道を復活させた立役者。
師匠の苦労を知る身としては、この部分は譲るわけにはいかないのです。


あとはどうぞ礼節をわきまえご自由に論を展開なさってください。
必要に応じて出てくるかもしれませんが、基本ROMさせていただきます 〜☆
メンテ
Re: 試合の機械判定は不可能か? ( No.11 )
日時: 2012/10/03 01:40:37
名前: ん〜 

異種格闘技さん

機械による一本の判定…
人間が判定する従来の一本とは多少違う判定になると思いますが、それをどこまで近付けられるか?という議論ですよね?
文化としての剣道と分けて考えれば面白いと思います

異種格闘技さんが仰っている仕様だと、
1)試合前の準備に時間がかかる(キャブレーションとか?)
2)それだけセンサー類を付けて違和感なく動けるかどうか
3)試合中の衝撃によるセンサー類の故障・誤作動はないか
等が課題として上がりそうですが…
メンテ
Re: 試合の機械判定は不可能か? ( No.12 )
日時: 2012/10/03 17:19:14
名前: 異種格闘技 

 
管理人さんへ:
 
>歴史の上に育まれてきた文化
だからこそ、文化というのは未来永劫100%完成ということはなくて時代
によって偉大な方々が足したり引いたりして継承されるのではないでしょ
うか? 失礼ながら、『正しい形』という厳密性・客観性のないものを継
承した場合、やはり足したり引いたりが入るのではないでしょうか。
何故なら、人間がやることだからです。
多くの剣術のいろいろなものを継承したり、制約をつけたりしたものが
戦後の剣道なのではないかと理解していますが間違った理解でしょうか。
リバ剣(空白を置いて28年)ですので、歴史的・理論的なところは何卒お手
柔らかに。
一つだけ。
耳の聞こえない方や目が見えない方が審判というのは常識的に考えてあり
得ないと思いますが、それを補助する機械があったらどうでしょうか?
(お手すきの時にお考えをお聞かせください)
  
ん〜さんへ:
>人間が判定する従来の一本とは多少違う判定になると思いますが、それを
>どこまで近付けられるか?という議論ですよね?
ですです。  で、その『多少』をできるだけ小さくするというのが
理想なのだと思います。
 
>文化としての剣道と分けて考えれば面白いと思います
現実に競技としての側面は否定できませんし、そう思うのですが、きっと
『不可分です。キリッ』って言われちゃいそうです
 
キャリブレーションはあくまでも考えられる手段で、使い込んでいけば
学習するような音声認識システムは考えられるのでは?
(システムは違いますがiPhoneを使ってる方は少し想像できるかもしれま
せん)
違和感無く現在の防具に仕込めるサイズが実際的な目標になりますね。
衝撃によるセンサー類の故障・誤作動は耐久性とともに実験的なアプロー
チしかありませんね。
身につけるセンサーなど不要で複数台のカメラによる画像処理(と音声処理)
でいけるんじゃないかという専門家もいます。
シャッター式ハイスピードカメラは速度だけなら毎秒20万コマというもの
も既に商品でありますが、剣道の1本はそこまで速くないだろうと思います。
メンテ
Re: 試合の機械判定は不可能か? ( No.13 )
日時: 2012/10/03 21:46:39
名前: Hide.◆vm9xYr4tCqk  < >
参照:

To 異種格闘技さん

>だからこそ、文化というのは未来永劫100%完成ということはなくて時代
>によって偉大な方々が足したり引いたりして継承されるのではないでしょ
>うか?

おっしゃるとおりと考えます。
ただ、「剣道は人間が判定するもの」という考えを曲げることはできません。

もし、私が100%納得できる審判補助システムが出来たとしても、私はその導入を拒むキャ
ンペーンをするでしょうね。
すみませんが、この件に関しては保守的思想から逃れられませんm(_ _)m


>多くの剣術のいろいろなものを継承したり、制約をつけたりしたものが
>戦後の剣道なのではないかと理解していますが間違った理解でしょうか。

戦前の剣道の思想を時代に合うように変え、教育的視点を強く前面に押し出し学校教育を
中心に再興してきたのが現代剣道です。審判も二審制から三審制へと変わり、民主主義の
時代にふさわしく三人の審判員の権限を平等にいたしました。

より多くの競技人口を得るために規則を整備し、都道府県の連盟を組織してきました。
さらに、剣道の理念を作り、競技偏重(スポーツ化)にならんとする剣道に「人間形成」という
哲学的思想を加え、「武道」としての位置づけを確固たるものにしようと、今現在
も模索している最中です。

そうした中で剣道の国際化が自己矛盾を引き起こしそうになっているので、拙サイトでも
警鐘を鳴らすトピを立ち上げさせていただいたりもしました。。


「文化は時代の流れとともに変遷する」

それは当然のことですが、許容できる部分と出来ない部分があるはずです。
私が守ろうとしている剣道がの世代には「古流」と言われてしまうのかもしれません。
しかし、古流となったとしても師匠の教えをしっかりと後世に伝えていくことが私の使命
であると考えて活動しております


>耳の聞こえない方や目が見えない方が審判というのは常識的に考えてあり
>得ないと思いますが、それを補助する機械があったらどうでしょうか?

それは素晴らしいことですね。
障害のお持ちの方の補助システムということであれば、その開発が剣道の本質を歪めるこ
とになるとは考えません。
その方向性で開発されるなら、大いに賛同いたしますぞ!

異種格闘技さんは書き込みから拝見しますと技術者さんでいらっしゃるようですから、机
上の空論とせず、ぜひぜひ、開発に乗り出していただきたいものです。
そういうお話であれば、潤沢な資金のある全剣連が資金援助をしてくれるかもしれません
しね 〜☆
メンテ
Re: 試合の機械判定は不可能か? ( No.14 )
日時: 2012/10/04 01:37:18
名前: 親馬鹿一刀流 

異種格闘技さん

面白い試みと思い興味を持ちました。
色々考えました。剣道の特性の一部、試合に限った範囲では適応出来ると思います。
ですが、今の剣道連盟の試合規則に準じた場合、やはり補助的な域を出ませんし、ほんの数パーセントの役割しか
達せられないと思います。
それでも、機械化の可能性を論じるのは、結果としてNGだったとしても、より深く剣道の特性を理解する事に
役立つかもしれませんので書き込みします。

機械で判定できるだろう事を考えます。
・当たったかどうか
・当たった瞬間の刃筋(竹刀の四辺の刃の部分で打ったか)
・打力
・先後の判定
・幅を持った気剣体の一致
・場外反則。

機械では判定できないだろう事。(技術が進んだら別かもしれません)
・攻めのパターン化の難しさ
 技前に何か動作を起こしたら攻めと判定するか、何もしないのを攻めと判定出来るか、動作を起こしても打つための
 動作か、受けるための動作か、受けられるのを分かっての動作か、打たれるのを分かっての動作か?等々。
・実際の打ちの判定
 相手の受けの竹刀を打ちつつ面布団を打った場合の判定が出来るか。
 小手面の二段打ちの小手か面のどちらかの判定が出来るか。
 小手面に対して小手と面の間に小手を打った場合の判定が出来るか。
 胴打ちの場合当たった瞬間の刃筋打力は判定出来るかもしれないが、振りぬく刃筋の判定は出来るか。
 連続打ちの場合、どの打突を1本とするか。
 打たれるのを分かっての、迎え突きか。
 偶然に迎え突きになった時の判定が出来るか。
 剣道着に剣先が引っかかった時の判定が出来るか。
 小手と肩を同時打った時の判定が出来るか。
 鍔と小手布団を同時打った時の判定が出来るか。
 応じ技返し技のような玄妙な技の打力の強弱の判定が出来るか。
 打ち合って居ながらの時間空費の判定が出来るか。

こんな所ですが、お金をかければ機械化出来る事も多いと思います。
人間の判断の幅の広さを考えて機械で出来ない事、機械で出来る事、機械だからこそ正確な判定が出来る事を考えてみて
はいかがでしょうか?

別件:アナログ的考え方かもしれません。
竹刀が一太刀しか持たない構造(折れる、砕ける、その代わり致命傷を負わせられる)だったとしたならば剣道は
どうなるでしょうか?
別論議が良さそうですね。
メンテ
Re: 試合の機械判定は不可能か? ( No.15 )
日時: 2012/10/04 08:27:28
名前: 異種格闘技 

 
毎度毎度ダラダラ書くとそのうち怒られちゃいますからできるだけ
短くします。すみません。また、数式は書きません。
 
人間の審判がパッと旗をあげる時、その審判は技前等から残心まで
何秒間の情報を一時的に記憶して処理を行い判定しているでしょう
か?
無論千差万別だとは思いますが最大値として何秒くらいでしょうか。
2秒間、3秒間?
抜き胴などで相手との距離が極端に離れる場合は残心があるだろう
との予測で実際には審判は残心の前に旗をあげていると思いますが
これは審判が経験から予測による例外処理をしているのだろうと思
います。
打突の事象の前後何秒間の情報を処理したら良いかを見積もること
で情報量(と一時記憶量)と必要な処理速度の目安ができるだろうと
思います。
 
親馬鹿一刀流さん:
 
動作が目に浮かぶような・・・
凄いですねぇ、文字で表すというのはなかなか難しいです。そこか
ら定量化するというのは難しいですが必ず客観的な再現性に関わる
ものが出てくるのだろうと思います。
 
余談ですが・・・、
よくアナログ的なという言葉が使われるのですが、既に自然科学の
分野では素粒子物理学のおかげで自然現象は全てデジタルというこ
とになってしまいました。
(私も含めて)オヤジ達は『アナログ人間』『アナログ思考』といっ
た使い方は『曖昧な』くらいの意味しか持たないことを覚えておか
ないと若い人と話が合いませんよ〜。
 
出張に出るので、少し間が空くと思います。すみません。
メンテ
Re: 試合の機械判定は不可能か? ( No.16 )
日時: 2012/10/04 10:10:13
名前: おれは直角 

そんなにセンサーやら精密機器を体中に付けとったら剣道にならんのでは?また、打突など激しい試合では機械故の誤作動などもあるのでは?
機械等は無知なもので素人意見ですが。
メンテ
Re: 試合の機械判定は不可能か? ( No.17 )
日時: 2012/10/04 17:23:50
名前:  

機械に管理されてまで、剣道はやりたくね〜な・・・。
メンテ
Re: 試合の機械判定は不可能か? ( No.18 )
日時: 2013/05/16 23:51:56
名前: やなはる 
参照:

初めまして。やなはると申します。

異種格闘技様、非常に興味深いご提案と思います。

私も「初心者や剣道未経験者に剣道の一本の概念をどのように伝えればわかりやすいだろうか」
と常々考えており、それは「機械判定が可能かどうか」に非常に近い問題だと考えております。

私が考えますに、機械判定を考える上でまず先になすべきは「一本の基準を客観的に明確に表す」ことだと考えます。

(機械がそれらの情報を処理できるかどうかというのはもっと下流の話になってくるのではないでしょうか。)

「剣道の一本はいわば芸術だ」と言われるぐらい、非常に主観性の強いものです。
しかしながら、同程度の技量の者から見れば一本の判定はほとんど同じものとなります。
つまり、あるバックグラウンドを持ったものにとって「一本」とは共通なものであるのです。

ということは、そのバックグラウンドを客観的に表現することが出来れば一本も客観的に示すことができるはずです。

しかし、これをうまく説明できている方を私は見たことがありませんが。。。

よろしければ、この点に関する異種格闘技様のご意見をお聞かせ願えませんか。

ちなみに私は、タイトルの質問に対しては可能であると考えています。
しかも、しっかりと使いこなせば剣道に限らず、日本の和の文化を客観的に評価し
世界中へ発信できる素晴らしいツールにさえなるのではないかと思います。
メンテ
Re: 試合の機械判定は不可能か? ( No.19 )
日時: 2013/05/17 08:37:44
名前: Hide.◆vm9xYr4tCqk  < >
参照:

To やなはるさん

管理人のHide.です。
ご意見ありがとうございます。


>しかしながら、同程度の技量の者から見れば一本の判定はほとんど同じものとなります。
>つまり、あるバックグラウンドを持ったものにとって「一本」とは共通なものであるの
>です。

学生の大会を例にとってみますと、一回戦と決勝戦では、一本の基準は微妙に違っている
はず。試合者が試合を開始して初めて、審判はその両者にふさわしい有効打突を調整して
いるのです。

こうしたことはどう機械にインプットしていくのでしょう?(>_<)


>ということは、そのバックグラウンドを客観的に表現することが出来れば一本も客観的
>に示すことができるはずです。

剣道の一本は客観的に表現できない。
ゆえに「芸術」なんじゃないでしょうか?

これは、クラシックバレエなどの西洋の舞台芸術にしてもしかり。
技術力がどんなに高くても芸術性が低いダンサーがいます。年齢を重ねれば、体力技術が
衰えても芸術性が高まるダンサーもいます。

オリジナルの「モナリザ」と模写の「モナリザ」、機械で機械的に客観しし真贋を判定で
きるものでしょうか?

それは機械判定できるものではないと考えます
メンテ
Re: 試合の機械判定は不可能か? ( No.20 )
日時: 2013/05/17 18:53:25
名前: 安芸 

「打って反省打たれて感謝」
が、剣道なんですがねぇ・・・
そこまで正確な一本にこだわる意味があるのかどうかが疑問です。
メンテ
Re: 試合の機械判定は不可能か? ( No.21 )
日時: 2013/05/18 10:18:44
名前: Hide.◆vm9xYr4tCqk  < >
参照:

To 安芸さん

管理人のHide.です。
私もその意見に同意です。

数年前に全日本選手権決勝で、出鼻面を打たれて破れた選手がいました。スーパースロー
で見ますと手を挙げて避けようとした拳にあたっているのですが、「いいところをいただ
きました」とその選手はコメントしています。

「らしいところを打たれるな」は試合の鉄則。
それは剣道の思想が「打って反省、打たれて感謝」を基としており、打たれたことを学び
としようという謙虚な姿勢から生まれたものだと愚考いたします
メンテ
Re: 試合の機械判定は不可能か? ( No.22 )
日時: 2013/05/19 09:41:56
名前: やなはる 
参照:

To Hide.様

ご回答頂きありがとうございます。


>学生の大会を例にとってみますと、一回戦と決勝戦では、一本の基準は微妙に違っている
>はず。試合者が試合を開始して初めて、審判はその両者にふさわしい有効打突を調整して
>いるのです。

仰る通りと考えます。その「審判はその両者にふさわしい」という着眼点を具体的に
リストアップしてそれぞれを点数化することは出来ないでしょうか。
「まとっている空気」と私も答えたくなりますがそれでは思考停止になります。
姿勢・気迫・攻めの強さ・足捌き・体捌き・竹刀捌き…
ここでそれぞれ姿勢とは具体的に何なのか(背筋が伸びているか、腰が据わっているか…)、
気迫とは何なのか(発声、自分が動かずに相手をどれだけ動かすか…)…
を考えて、要素をひとつひとつ分解していけば客観的評価に近づけるのではないでしょうか。


>剣道の一本は客観的に表現できない。
>ゆえに「芸術」なんじゃないでしょうか?

そうかも知れません。しかし「なぜ客観的に表現できないか」を具体的に考え、
それを克服していこうというのが私の考えです。
メンテ
Re: 試合の機械判定は不可能か? ( No.23 )
日時: 2013/05/19 13:55:13
名前: Hide.◆vm9xYr4tCqk  < >
参照:

To やなはるさん

>要素をひとつひとつ分解していけば客観的評価に近づけるのではないでしょうか。

試合が始まってみないと両者の試合のレベルはわかりません。
有効打突の条件を瞬時にインプットし判定させるのは、どう考えても困難と考えます。


>そうかも知れません。しかし「なぜ客観的に表現できないか」を具体的に考え、
>それを克服していこうというのが私の考えです。

気概は評価いたします、でも申し訳ありませんが、甚だ現実的とは思えませんm(_ _)m
メンテ
Re: 試合の機械判定は不可能か? ( No.24 )
日時: 2013/05/19 19:38:30
名前: やなはる 
参照:

To Hide.様

ご回答頂きましてありがとうございます。

なかなか厳しいですね(^_^;)
私なりにもっと深く考えをまとめて
再度議論させて頂きたいと思います。

私の意見に真剣に回答頂きましてありがとうございました。
メンテ
Re: 試合の機械判定は不可能か? ( No.25 )
日時: 2013/05/20 07:51:33
名前: Hide.◆vm9xYr4tCqk  < >
参照:

To やなはるさん

いえいえ、こちらこそありがとうございました
メンテ
Re: 試合の機械判定は不可能か? ( No.26 )
日時: 2013/05/24 02:50:46
名前: 大京 

主旨と違うと思いますけど、「ほかの審判の旗につられて旗をあげてしまう」現象がしばしば現れるので、ある審判がいつ誰に有効打突と判定したのか他の審判にわからないようにするのはいいかなと思います。見た目は味気ないものになってしまいますが。
たとえば審判の手にボタンを持たせて、一本だと思ったら押すようにするとか。二人以上が押したら審判長が一本を宣告すると。
取り消し用のボタンも必要になりますのでややこしそうですけど。
メンテ
Re: 試合の機械判定は不可能か? ( No.27 )
日時: 2013/05/24 07:38:02
名前: Hide.◆vm9xYr4tCqk  < >
参照:

To 大京さん

管理人のHide.です。

なるほどぉ、それは一案かもしれませんね。
ただ、見ている観客からするとさっぱり面白みを感じられませんし、差し違えをした審判
を睨むことができなくなりそうです(^_^ メ)
メンテ
Re: 試合の機械判定は不可能か? ( No.28 )
日時: 2013/05/24 19:10:49
名前: おっさん。。 

横から、スイマセンm(_ _)m。。

剣道は、伝統文化であり芸事ですよね。。
芸事は人に見て(判断)いただいて、ナンボですよね。。
機械が判断する(見る)事で、芸事(剣道)で無くなりますよ。。ね。。
メンテ
Re: 試合の機械判定は不可能か? ( No.29 )
日時: 2013/05/25 09:05:30
名前: Hide.◆vm9xYr4tCqk  < >
参照:

To おっさんさん

管理人のHide.です。
激しく同意いたします
メンテ
Re: 試合の機械判定は不可能か? ( No.30 )
日時: 2013/05/27 19:23:10
名前: けん 

私もおっさん。。さんに同意します。
メンテ
Re: 試合の機械判定は不可能か? ( No.31 )
日時: 2013/05/30 00:37:33
名前: 不思議です 

審判の判定について議論されていますが、
ほぼ相打ちはノーカウントが本来の判定なのではと思うのですが、どう思いますか?

本来、竹刀=日本刀なのですよね。
コンマ数秒差で先に斬ったら、相手から斬られないのでしょうか・・・??
相面ですと、たぶんほぼ同時に斬られて同じような致命傷になるのでは・・・?
片方の打ちが不十分なら、もう片方に一本与えるのは理解できます。
が、試合では、ほぼ同時に十分な打ちが当たっているけど、若干でも早く当てた方に一本与えるケースが多いですよね。
少しでも早く当てた方に一本を与えなければならないと、審判が思い込んでいるんじゃないでしょうか。
だから、誤審だとか出てくるんだと思います。
ほぼ同時の打突はノーカウント。
そうすれば誤審もグッと減ると思いますし、それが本来の判定だと思います。
メンテ
Re: 試合の機械判定は不可能か? ( No.32 )
日時: 2013/05/30 07:28:45
名前: Hide.◆vm9xYr4tCqk  < >
参照:

To 不思議ですさん

管理人のHide.です。

そうですねぇ、おっしゃりたいことはわかりますが、ほぼ同時の「ほぼ」というのはどの
程度のタイムラグを許容するものかという定義が難しくなると思います。

現行のルールでも「相打ち」は一本にはなりません。それでよろしいのでは?


同様の曖昧な表現は、
・試合場外に出ると同士に行われた打突
・倒れたと同時に行われた打突
・竹刀を放すと同時に行われた打突
などがありますが、審判が状況判断しとくに問題なく運用されていると感じます。

それに、相面などの場合、単純に「早い」だけではなく、打突時の体勢や手の内の状態な
ども判断しているものです。不思議ですさんのように「ほぼ相打ちは無効」にしたら、剣
道としての玄妙かつ剣技秀抜な有効打突がなくなってしまう懸念があり賛同できません(>_<)
メンテ
Re: 試合の機械判定は不可能か? ( No.33 )
日時: 2013/05/30 10:40:31
名前: 不思議です 

Hideさん

相打ちは一本にならない、というルールの話じゃなく、
相打ちノーカウントよりも、どちらかに一本を与えようとする審判の傾向に疑問があるんです。

以前の全日本でも、0.00数秒差での勝利とか話題になりましたが…。
コンマ00数秒差って、肉眼では完全に相打ちにしか見えないですし、相打ちとすべきだったのでは。
明らかな誤審ではないかと私は思います。

そういう事例を作るから、相打ちノーカウントではなく、どっちかに旗を挙げる傾向が根付いてる
⇒誤審も発生しやすくなってると思います。
メンテ
Re: 試合の機械判定は不可能か? ( No.34 )
日時: 2013/05/30 13:56:43
名前: おっさん。。 

また、また・・すいません。m(_ _)m
打突部位に先に打突したかダケでは判断していないと思いますよ。
前技(攻め)⇒打突⇒残心などなどを総合して判断されているんじゃ無いですか?
試合者は審判(人間)に判断していただく以上、審判の心も打たなければいけないと思いますよ。
マァ〜審判の先生にも、試合者の名・所属だけで決め付けた様な判断。
また、打突の瞬間の見定めが????な先生もいますけどね。。。
けど。。剣道が芸事でアル以上は、機械判定及び、
相打ちの判定は見えないハズ(だから)スル―するのは、おかしいですよ。。。ね。
メンテ
Re: 試合の機械判定は不可能か? ( No.35 )
日時: 2013/05/30 17:32:41
名前: 無為 

 おもしろい論議になってきましたね。
 導入に関する予実管理の問題で、そのマシンがおいくらで完成するのか、が重要ですね。
 多くの審判を呼ばなくていい、いわゆる審判謝礼の合計金額でたりればいいのですが、数百万ではできないのではと感じますがね。
 また、1本の基準が試合によって異なるため、一定の試合にあわせてしまうと、試合が終わらないことも続出でしょうね。
 みんなが「ああ、まああれが1本でしかたがない」と本人たちも監督も観客も納得できる「その試合の有効打突」を判定することができるのは人間だけではないですかね。
 鍔競り合いなどの微妙な反則の判定も含めて判定ですからね。
 試合への導入はきわめて困難ですが、センサーで判定できるシステムの構築という観点では、ぜひ実現してほしいですね。
 しかしコンピュータ将棋が名人に勝ったところで何も感動しない私がいるように、いくらその機械が判定を下しても、そのときの人間審判を支持する人が圧倒的多数のような気もしますが…。
 すでに世界の科学力は、莫大なお金さえかければガンダム的なロボットをを作ることができるくらいになっているわけで(飛んだり攻撃したりは無理だろうけど)、そのさじ加減をでどれだけ人間の判定に近づけられるか、だと思いますが…。
 でも楽しく読ませていただきました。ありがとうございました。
メンテ
Re: 試合の機械判定は不可能か? ( No.36 )
日時: 2013/05/30 21:00:37
名前: Hide.◆vm9xYr4tCqk  < >
参照:

To 不思議ですさん

>相打ちノーカウントよりも、どちらかに一本を与えようとする審判の傾向に疑問がある
>んです。

どちらかに一本を与えようとするのではなくて、厳密な意味での「相打ち」が少ないから
です。タイムラグがあれば、当然「相打ち」ではありませんから、
・どちらかの一本
・どちらも一本ではない
のどちらかの判定を下すしかありません。当然のことです。

どちらかの打突が有効打突の要件を満たしているのであれば、当然、そちらの一本です。
どちらの打突も要件を満たしていないなら、一本にはなりません。
それ以上でもそれ以下でもありませんねd(^-^)!


>コンマ00数秒差って、肉眼では完全に相打ちにしか見えないですし、相打ちとすべきだ
>ったのでは。

もし、2007年の第55回全日本選手権における決勝戦、寺本×高鍋戦の相面のお話でした
ら、現場で見ていても明らかに寺本選手の面でしたよ。
肉眼でも十分に見分けることは可能です


>そういう事例を作るから、相打ちノーカウントではなく、どっちかに旗を挙げる傾向が
>根付いてる
>⇒誤審も発生しやすくなってると思います。

現行のルールで相打ちはノーカウントです。
審判も「相打ち」だと思ったときは互いに有効打突にはしていないはずですが。

「どちらかに旗を上げる傾向」ではなく、上がる技には上がるべく理由があります。
その見解には同意できませんm(_ _)m
メンテ
Re: 試合の機械判定は不可能か? ( No.37 )
日時: 2013/05/30 22:26:59
名前: 十八徳 

先日、将棋ソフトがA級プロに勝利を収めたことに驚きまして。
現代の技術で可能かどうかは別として、思考実験としては、有効打突の
要素を分析するのは興味を持ちまして、ちょっと別の角度から。

あるご高齢の上級者同士の稽古が頭に浮かびまして
互角稽古で、近間になっても、ずーーーと、対峙をしていて、たまに、
打っても、振りは大きく、鍔や面金に当たるのは意に介さず、時には
打突せずに参りましたと、仕切り直したりします。

極論ですが、技前で勝ちが必然となり(将棋の詰み状態)、あとはフォロースルーと
仮定すると、相手との「関係性」で、たとえば、お互いの重心の移動を分析して、
居着き、出頭、技の尽きたところ、など技の機会を説明できたら面白いなあ、と感じます。
メンテ
Re: 試合の機械判定は不可能か? ( No.38 )
日時: 2013/05/31 07:19:15
名前: Hide.◆vm9xYr4tCqk  < >
参照:

To 十八徳さん

管理人のHide.です。
面白い例えですね。


>時には打突せずに参りましたと、仕切り直したりします。

ただ、これは、高段者同士でなくてもありえます。
完全にお相手の気に飲み込まれてしまった状態の時です。単に、技術的or身体的な状態じ
ゃないと思われますが…。

こういったことも機械判定できますかねぇ?(^_^ メ)
メンテ
Re: 試合の機械判定は不可能か? ( No.39 )
日時: 2013/05/31 13:22:08
名前: 不思議です 

Hideさん

私も当該試合を映像で見ましたが、本当に寺本選手の面が一本で間違いないと判断できたのですか??
現場で見たとの事ですので、見た角度で寺本選手が有効に見えただけではないでしょうか?
超スローで見て、やっと判断できるレベルの差ですよ・・・。
タイムラグと言われますが、この僅差で優劣付けるなら、相打ちノーカウントの判定はルールとしてあるだけで、事実上有り得ないという事と同意なのですけれども・・・。
私は、下のサイトの7段先生の意見に賛同です。
<http://www.kaifukan.org/jian-dao-jia-zhu-xiongni-penggu>
メンテ
Re: 試合の機械判定は不可能か? ( No.40 )
日時: 2013/05/31 20:05:09
名前: Hide.◆vm9xYr4tCqk  < >
参照:

To 不思議ですさん

>現場で見たとの事ですので、見た角度で寺本選手が有効に見えただけではないでしょう
>か?

明らかに寺本選手の面だとわかりましたよ
むしろ、あれが寺本選手の面だとわからないことのほうが驚きです。


>私は、下のサイトの7段先生の意見に賛同です。

残念ながらリンク切れなのかどこに不思議ですさんご推薦のご意見が書かれているのかわ
かりませんでしたm(_ _)m
メンテ
Re: 試合の機械判定は不可能か? ( No.41 )
日時: 2013/05/31 22:46:28
名前: ん〜 

不思議ですさん

あれは寺本選手の面だと思います

スローで見て、初めて判る0.009秒の差かもしれません
普通に考えて、肉眼で0.009秒の差が判断出来るとも思えません

しかし、あれは寺本選手の面だと思います
執拗に胴を狙い続け、一瞬胴に見える担ぎ面に高鍋選手が見事に引き出されました
面の名手相手に、自らの面を開け、全てを捨て切った寺本選手の打ちには勢いがありました
反面、引き出された高鍋選手の打ちには勢いがありませんでした

時間にすれば0.009秒かもしれません
しかし、時間以上の差がそこにあったように思います
メンテ
Re: 試合の機械判定は不可能か? ( No.42 )
日時: 2013/06/01 07:09:59
名前: Hide.◆vm9xYr4tCqk  < >
参照:

To ん〜さん

管理人のHide.です。


>時間にすれば0.009秒かもしれません
>しかし、時間以上の差がそこにあったように思います

おっしゃるとおりです。
むしろ私は、HNKの番組で、あの面が時間的にはそんな僅かな差しかなかったことに驚き
を覚えたくらいです。

ということは、物理的に測定し時間を基準にした場合、肉眼で時間的な差異を現認できな
いあの相面は「ほぼ相打ち」と判断していいことになり、それこそ「正しい判定」とは言
えなくなる懸念が出てきます。

剣道の有効打突は、機械判定は極めて難しいことの一つの実例ではないでしょうか
メンテ
Re: 試合の機械判定は不可能か? ( No.43 )
日時: 2013/06/01 21:39:09
名前: 十八徳 

Hide.さん

>完全にお相手の気に飲み込まれてしまった状態の時です。単に、技術的or身体的な状態じ
>ゃないと思われますが…。

ここが一番、面白く感じるところです。
身体知のようなものをいかに捉え、解釈するかという問題ですが、たしかに、これを過不足なく
翻訳するというのは、現代の技術では難しい気がします。
ただ、現象面のデータを集計することで、部分的な関連性を見い出すことはできると思います。
色んな角度から分析することで、「一本とは何か」「理合とは何か」に迫る可能性を想像すると
とても面白いです。

試合に機械を活用するということでは、補助としてならば、いくつか考えられますが、
機械対策とかもありそうで、、、良い考えはちょっと浮かばないですね。
それなら、いっそのこと、一審制に戻した方が、面白いかもしれません。
メンテ
Re: 試合の機械判定は不可能か? ( No.44 )
日時: 2013/06/02 08:09:07
名前: Hide.◆vm9xYr4tCqk  < >
参照:

To 十八徳さん

>ただ、現象面のデータを集計することで、部分的な関連性を見い出すことはできると思
>います。色んな角度から分析することで、「一本とは何か」「理合とは何か」に迫る可
>能性を想像するととても面白いです。

そうですね、研究テーマとしては面白いと思います。
ただ、機械化のためではなく、自分のお稽古のために研究したいところですね


>それなら、いっそのこと、一審制に戻した方が、面白いかもしれません。

三審制は私はいい審判法だと思います。
角度によって見え方が違うことは間違いありませんから。

ただ、一審制にしたほうが、審判の責任が重くなりますからより「自覚」が求められるは
ずです。
メンテ
Re: 試合の機械判定は不可能か? ( No.45 )
日時: 2013/06/06 13:47:39
名前: 十八徳 

Hide.さん

そうですね、私としても、機械の前に「一本」の中身を考えたいところです。

脇道ついでにかなり個人的な意見をひとつ。
有効打突の判断に対して、機械の正確性というのは、かえって妨げになる場合はないでしょうか。
誤解を恐れずいうと、拳に当たろうが、後から当たろうが、「一本」はあり得ることで。
機会を捉えることや、先を取ることをもっと評価された方が試合の内容は良くなる気がします。

懸りの先に対して、先前の先や後の先で応じた場合、懸りの先を重く判断しほうが、、、と。
以前、小学生が返し胴で勝ち上がっているのを見て、抜き胴との違いをわかっているんだろうか
とちょっと疑問に感じたことがありました。

一本の価値判断を重視した場合、審判を「納得」させる必要があり、一審制だと審判の剣道観も
わかって面白いだろうなあ、という話でした。
単なる思いつきですので、実現されても、また困ってしまうのですが(笑)
メンテ
Re: 試合の機械判定は不可能か? ( No.46 )
日時: 2013/06/07 09:06:47
名前: Hide.◆vm9xYr4tCqk  < >
参照:

To 十八徳さん

>有効打突の判断に対して、機械の正確性というのは、かえって妨げになる場合はないで
>しょうか。

おっしゃる通りです。
機械判定でなくても、物言いがついてビデオ判定…なんてことになったら、剣道はずいぶ
ん味気ないものになるはずです。


>機会を捉えることや、先を取ることをもっと評価された方が試合の内容は良くなる気が
>します。

はい、試合審判規則には、有効打突の条件は4つしか挙げられておりませんが、実は、試
合者相互の関係性が大きく関わっています。
・出鼻、引き端
・居つき
・先後
・虚実
・攻め
・相互の心理状態(気の流れ)
・決め(残心)
審判はそれらを見すぎると「有効打突の4要素」から逸脱した打突に旗を揚げてしまう可
能性がありますが、全く無視してはいけません。
うまい審判はその見方(さじ加減)が絶妙なのであって、それはやはり修行による剣道観
の違いにより一人一人少しずつ異なります。

こんなところからも、機械化は難しいだろうな…と無理やり脱線を引き戻してみたりしま
す(^_^ メ)
メンテ
Re: 試合の機械判定は不可能か? ( No.47 )
日時: 2013/06/09 10:59:03
名前: いつも審判員 

いい議論ですね。
審判が良くなれば、試合が良くなる。
試合が良くなれば、剣道が良くなる。
使いふるされた言葉ですが、ここに剣道の妙があるのではないでしょうか?
私は少年剣道の試合から全日本選手権予選までいろいろな試合の審判をさせていただいていますが、良い審判をしようと常日頃から稽古に勤しみ、自分自身の経験則によって審判をさせていただいています。
それが剣道の良さだと確信いたしております。
機械による判定なぞ不要であるように自己研鑽に努めるのが審判員のあるべき姿だと思います。
よって機械判定不要論者であります。
メンテ
Re: 試合の機械判定は不可能か? ( No.48 )
日時: 2013/06/09 13:39:06
名前: Hide.◆vm9xYr4tCqk  < >
参照:

To いつも審判員さん

管理人のHide.です。

>良い審判をしようと常日頃から稽古に勤しみ、自分自身の経験則によって審判をさせて
>いただいています。それが剣道の良さだと確信いたしております。機械による判定なぞ
>不要であるように自己研鑽に努めるのが審判員のあるべき姿だと思います。

まさに我が意を得たり!
互いに研鑽をしてまいりましょう!
メンテ
Re: 試合の機械判定は不可能か? ( No.49 )
日時: 2013/06/11 09:49:41
名前: 審判 

いつも審判員さんのような方が多ければ、機械なんて必要ないですし、審判批判で盛り上がる事もなくなりますね。
メンテ

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