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面紐の付け方の違いと理由
日時: 2020/04/13 08:42:40
名前: 梶原右近 

面紐の付け方の違いと理由

面紐の付け方は概ね「東日本:西日本」に分かれる傾向があります。
前者は「下から4本目の面金、後者は最上部」から面乳革を介して締めるのですが、
この締め方の違いはいつ頃からなのでしょうか?

どちらかが最初で途中から2種に分かれたのか、
もしくは関東・関西圏で各々独自に最初からあったのでしょうか?
当然、面紐の長さも巻き方も変わります。

自分は関東なので前者ですが、後者を見てやり難くないか?と思うときがあります。
浅学の自分にご教示をお願い致します。
メンテ

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Re: 面紐の付け方の違いと理由 ( No.1 )
日時: 2020/04/14 07:46:35
名前: Hide.◆vm9xYr4tCqk  < >
参照: http://ichinikai.com

管理人のHide.です。

私は東京生まれの東京育ちですが、高校の頃から上からとる方法で面を着けています。
最初にそれを指導された時は「めんどくさいな」と思いましたが、首がしっかり締まりま
すので顎が上がりにくく、突き(あるいは迎え突)が怖くない点がいいですね。
下からとる面紐ですと、顎のあたりがスカスカして逆に気持ち悪く感じます

やりにくいということはありません。
もちろん慣れもありますが、下からとる人と面着けのスピードは大差ありません。


いつごろから、というのはわかりませんが、私が聞き及んだ範囲では「武専系の先生は上
から面紐を取る」と聞いたことがあります。
武専は京都にありましたので、それで関西に上からとる方式が広まったのではないかと愚
考します。
メンテ
Re: 面紐の付け方の違いと理由 ( No.2 )
日時: 2020/04/14 15:10:51
名前: 梶原右近 

Hideさん

見た目よりもしっかり装着できるのですね。
突きに対する恐怖感も軽減されるのが文中からわかりました。

>武専は京都にありましたので、それで関西に上からとる方式が広まったのではないかと愚考します。

西で多く見られるのはそんあ理由もお有りだったのですね。
となりますと「関東は始めから下から巻く方法」だったのでしょうか。
そのあたりが残り知りたい部分です。

早々にご回答を下さり、ありがとうございます。
メンテ
Re: 面紐の付け方の違いと理由 ( No.3 )
日時: 2020/04/15 07:42:02
名前: Hide.◆vm9xYr4tCqk  < >
参照: http://ichinikai.com

To 梶原右近さん

>となりますと「関東は始めから下から巻く方法」だったのでしょうか。
>そのあたりが残り知りたい部分です。

私が小学生の頃は、道場には戦前に剣道を勉強された先生方がまだたくさんいらっしゃい
ました。その先生方は皆さん、下からとる方法で着けておられました。

古い文献などを探れば、そのあたりもわかるかもしれませんが、ちょっとそれ以上はわか
りませんねm(_ _)m
メンテ
Re: 面紐の付け方の違いと理由 ( No.4 )
日時: 2020/04/15 12:45:41
名前: 田舎侍 

こんにちは。

関東でも茨城県は上から付けられる方が多いのではないでしょうか?
現在はわかりませんが、水戸東武館の方々は上から付けておられたように
記憶しております。

水戸といえば、武専の主任教授を務められた内藤高治先生のご出身地。
このルートで京都から広がっていったとも考えられないでしょうか?

拙者も正確なことを知りたいものです。
メンテ
Re: 面紐の付け方の違いと理由 ( No.5 )
日時: 2020/04/15 16:19:42
名前: 梶原右近 

Hideさん

田舎侍さん、はじめまして。

会の先生に伺ったところ次のような回答(先生の自論)を頂きましたので記させて頂きます。

【関西式の結び方の元々の起源は、 昔、試合中に転倒して面を取られると、
それで一本になっていた事があり、その面取りの対策として生み出されたもの(ではないか)】

【となると面剥がし=1本が途中から技に決まったのなら最初は下からだったのでは?】

【対策として考案されたのならば、最初下から巻くのが上からに変わったと考えるのが普通では】

但し、『面剥がしがいつごろから技に決まったのかは不明です』とのことでした。

間違いまたは追記等ございましたら、引き続き書き込み頂けると幸甚です。
メンテ
Re: 面紐の付け方の違いと理由 ( No.6 )
日時: 2020/04/16 07:43:20
名前: Hide.◆vm9xYr4tCqk  < >
参照: http://ichinikai.com

To 田舎侍さん&梶原右近さん

全く根拠はありませんが、「(小野派)一刀流系の先生が上から面を着ける」という話も
耳にしたことがあります。
内藤高治ですと小野派ではなく北辰一刀流ですねぇ。

う〜ん、やはり武専繋がりか??


>【関西式の結び方の元々の起源は、 昔、試合中に転倒して面を取られると、
>それで一本になっていた事があり、その面取りの対策として生み出されたもの(ではな
>いか)】

確かに、組討ちをしたときに面が外れにくい利点があります。
武専の稽古は相当荒かったようですから、「上から」になったことが想像できます。


1897年(明治30年)撮影の剣道の動画があります。
これを見ると面紐は下からとっているようです。
撮影場所は不明ですが。
http://karapaia.com/archives/52156937.html
メンテ
Re: 面紐の付け方の違いと理由 ( No.7 )
日時: 2020/04/18 09:30:13
名前: 梶原右近 

Hideさん

動画掲載ありがとうございました。
先人の知恵と言いましょうか理にかなった方法だと感心しております。

因みに組討ちが現在も有効技なのは「日本剣道協会」でしょうか。
メンテ
Re: 面紐の付け方の違いと理由 ( No.8 )
日時: 2020/04/19 07:51:43
名前: Hide.◆vm9xYr4tCqk  < >
参照: http://ichinikai.com

To 梶原右近さん

たぶん、これは今でいう「やらせ動画」なのではないかと思われますが、興味深いことは間違いありません。


>因みに組討ちが現在も有効技なのは「日本剣道協会」でしょうか。

「技として有効」かどうかは存じ上げませんが、「反則行為」ではないようですね。
メンテ
Re: 面紐の付け方の違いと理由 ( No.9 )
日時: 2020/04/21 07:59:25
名前: 梶原右近 

Hideさん

>「技として有効」かどうかは存じ上げませんが、「反則行為」ではないようですね。

全剣連での試合等では組討ちを見ません。
技として無効ならば敢えてする必要はないのでしょうね。
足払いなどはたまに見ることもありますけど。

愚問に最後までお付き合いとご教示、本当にありがとうございました。
「また知識だけは一段上がりました(笑)」
メンテ
Re: 面紐の付け方の違いと理由 ( No.10 )
日時: 2020/04/22 07:32:42
名前: Hide.◆vm9xYr4tCqk  < >
参照: http://ichinikai.com

To 梶原右近さん

少しでも拙サイトがお役に立ちますればうれしく存じます。


>全剣連での試合等では組討ちを見ません。

もちろん反則ですから、全剣連所属の団体では特殊な荒稽古を除いて目にすることはあり
ません。
足払いは、警察ルールでは認められています。足払いでお相手を崩し、そこを打突しそれ
が有効打突の要件を満たしていれば一本になります。
ただし、足払いはくるぶしよりも下と決められています。

戦後、剣道を再興する際、「拳で突く、蹴る」は空手に、「組討つ、倒す、関節を決める」
は柔道にと、剣道からそれら要素を排除したと書物で読んだことがあります
メンテ

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