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攻め、溜め
日時: 2018/07/18 22:42:57
名前: むらひろ 

皆さんにご教授いただきたいんですが、相手に対する攻め、溜めとは具体的にどの様な事を言うんでしょうか?
具体的にどの様な事をすればいいのかよくわかっておりませんで(>_<)
よろしくお願いします。
メンテ

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Re: 攻め、溜め ( No.4 )
日時: 2018/07/19 09:23:31
名前: Hide.◆vm9xYr4tCqk  < >
参照: http://ichinikai.com

管理人のHide.です。

「攻め」のカテゴリーには
 1)つくり
 2)溜め
が含まれます。これらを合わせて「攻め」と呼んでいます。


「つくり」とは、抑える、払う、張る、巻くなどしつつ自分から打ち間に入ることを言い
ます。
「溜め」は打ち間に入って「半拍あるいは一拍」間を取って、お相手の反応(変化・崩れ)
を見る行為です。

若年層や初級の試合の場合、「つくり即打突(一般的には、攻め即打突)」になるケース
がおおく、それでも効果が上がります。
しかし、熟練者や上級者の場合、「つくり即打突」ではお相手を攻め崩すことが難しくな
ります。そこで登場するのが「溜め」なのです


「つくり即打突」で打てるのは、お相手が「どう変化するか」を読み切っている場合です。
熟練者同士では互いに心術を探り合う攻防の中から、いくつかの選択肢を考慮してから「つく
り」ます。そこでお相手がどのような変化に出るかを見極めて打突(技)につなげるので
すd(^-^)!


一般的に、つくって打ち間に入られたお相手は、
 ・居つく
 ・さがる
 ・構えが崩れる
 ・打って出てくる
などの反応があります。
「溜め」によってそれらの反応を引き出せれば「攻め勝った」形になります。
「勝ったところは機会」ですから、迷わずにしっかりと打突したいですね


しかし必ずうまくいくわけではありません。
お相手が強くなれば、
 ・攻め返す
 ・さばく
 ・間を切る
などの反応になる場合があります。
この場合は、こちらも居つくことなく「次の攻め」に展開しなければなりません。


なお、「溜め」の状態は、三七式ヨシさんがお書きになっているとおり、「いつでも打て
る態勢&体勢」でなければいけません。


>それは中心線の取り合いと受け取っていいんでしょうか?

中心線を取って「つくる」のは、お相手に「打たれる」という気持ちを一番起こさせやす
いので効果が上がる方法として「王道」と考えられていますが、「つくり」には「外し」
という技法もありますので、それがすべてではありません。

また、中心線を取りながら間合いをつくり、わざと中心線を奪い返させたところで「溜め
る」技法もあります。これがいわゆる「誘い」とか「引き出し」になるわけです
メンテ
Re: 攻め、溜め ( No.5 )
日時: 2018/07/19 11:32:11
名前: むらひろ 

長幼の序さん、hide先生返答ありがとうございますm(_ _)m

確かにいままで間合いに入ったら即打突というのをやっていました(>_<)
だから溜めの意味がわからずじまい(>_<)

ですので今は作り、溜めを意識して稽古をしていますがすごく難しいです(>_<)

メンテ
Re: 攻め、溜め ( No.6 )
日時: 2018/07/19 22:10:52
名前: むらひろ 

今日、稽古があり皆さんからの助言を参考に作りと溜めを意識してやってきました。

散々打たれましたが一本だけこれかな?と思える打ちが出来ました。

なぜ打てたのか考えたのですが、作りと溜めを同時にやっていたような、、、
メンテ
Re: 攻め、溜め ( No.7 )
日時: 2018/07/20 01:06:05
名前: 三七式ヨシ 

三七式ヨシと申します。


>よく竹刀を押さえる、払うなどして相手の反応を見ると言います。
その相手の反応でどのように考え動けばいいのかいまいちよく分かりません(>_<)
それは中心線の取り合いと受け取っていいんでしょうか?

お相手の反応についてですが、まずは手の内の状態やどのように反応するかを見ます。

手の内が柔らかい場合は、こちらの打ちに対して応じられる確率が高いことが予想されます。

また、構えが崩れどこかを防御しようとするのか、合わせに(例えば相面)こようとするのか。

上手の先生ほど、竹刀の動きを空かされたり、柔らかく返されてり逆に乗ってこられたりします。

確かに 攻め合い=中心を取る陣取り合戦 でもあるのですが、中心の取り合いに固着しすぎもどうかと考えています。

いわゆる、居つきには「体の居つき」と「意識の居つき」があるように思います。

「体の居つき」とは体が反応できない状態を言いますが、「意識の居つき」とは例えば前回こんなことを注意されたので
修正した姿を見せようとか、審査などでいつもより姿勢を良くしようだとか意識の内のいくらかがそこに固定した状態も
居つきではないでしょうか。

攻めの目的は、打突の機会を作ることであり、中心を取るのはその内の手段の中の一つです。

お相手と自分の正中線上に竹刀があれば、お相手がそのまま間合いに入れば守るのも容易ですし、竹刀を振るにも最短距
離なので、優位になることは言うまでもありません。

ただし、中心を取ることに固着すると余分な力が入ったり、お相手の動き(体だけでなく)を見落とします。

遠山の目付で、全体を俯瞰しつつ、剣線は概ね正中線(中心)上にあれば良いと考えています。



「払い、張、すりあげ」などから直接打ちに行くのが必ずしも悪いわけではないと思っています。

私は時々遠間から直接面を打ちに行くことが有ります。

お相手の意識の中に、遠間からの飛び込み面を刷り込んでおくためです。

攻めが不十分な時に、いきなり飛び込み面を打つと、応じられるので打突のタイミングは注意が必要ですが。

「むらひろ先生はこの間合いからの飛び込み面がある。」とお相手に意識させると、こちらの仕掛けに反応してくれる機
会が増えて、例えば相面にこようとするので、すりあげ面や応じ返し胴に捌いたりできます。

基本的な流れとしては、「仕掛け」「お相手の反応確認」「判断」「打突」のような感じでしょうか。

例えば、間合いに入りながら竹刀を抑え(仕掛け)、お相手が小手を守ろうとして構えがが開き(反応)、面を打つこと
を決め(判断)打突動作(打突)となります。

実際は判断から打突は、無意識の動作になるのだと思いますが。

この、最善手を無意識に行う事が出来るようにするのが稽古ではないかと思っています。
メンテ
Re: 攻め、溜め ( No.8 )
日時: 2018/07/20 07:57:38
名前: むらひろ 

三七式ヨシさん、すごく丁寧な返答ありがとうございます(^。^)

すごく勉強になりました(^。^)
メンテ
Re: 攻め、溜め ( No.9 )
日時: 2018/07/20 17:16:31
名前: むらひろ 

三七式ヨシ先生、長幼の序先生、hide先生、丁寧な回答ありがとうございましたm(_ _)m

まだまだ稽古が足りず、溜めの部分が我慢になってしまって力が入ったり居着いたりしてしまいます(>_<)

でも助言を参考に徐々にやっていきたいと思います。
ありがとうございましたm(_ _)m
メンテ
Re: 攻め、溜め ( No.10 )
日時: 2018/07/21 07:19:02
名前: Hide.◆vm9xYr4tCqk  < >
参照: http://ichinikai.com

To むらひろさん

少しでも拙サイトがお役に立ちますればうれしく存じます。

攻めはお相手との会話です。
大いに楽しみつつ、ご自身の攻めの幅を広げていかれますよう頑張ってくださいね
メンテ
Re: 攻め、溜め ( No.11 )
日時: 2018/07/22 00:44:23
名前: ジャスミン 

むらひろさんこんにちは。
攻めは難しいですよね。
攻めているつもりでも、攻めていない、溜めているつもりでも居付くなといわれます。

私も、数年前に攻めってなんだろうとすごく悩みました。
私なりの結論は、相手に恐懼疑惑を起こさせることです。
最終的には気攻めです。

攻めは実力に大差があると効かないです。
さほど実力に差がない場合に攻めは通じると思います。

むらひろさんは、先生が構えているだけなのに、打たれるかもしれないと思ったことはありませんか?

究極はそこです。

形のある攻めは、張る、払う、巻くなどですが、
形のない攻めは気で圧するような攻めということになると思います。

ただ、張る、払う、巻くは、攻めというより、崩しの技法という気がします。
そのあたりは、他の先生方にきいてみたいですね。

中心が外れたから攻めが効いているかは、安易に判断できません。
逆に誘いのこともあるので、難しいですね。


メンテ
Re: 攻め、溜め ( No.12 )
日時: 2018/07/22 07:25:53
名前: Hide.◆vm9xYr4tCqk  < >
参照: http://ichinikai.com

To ジャスミンさん

管理人のHide.です。

熟練者は「気攻め、剣攻め、体攻め」を様々な配合で使っています。
決して「気攻め」オンリーではありません
気を感じることのできないレベルのお相手には、どんな名人達人でも気だけでは攻め崩せ
ないのです。

熟練者同士の対戦ですと、互いに気を感じることができる状態ですので、体攻めや剣攻め
で自ら動くことが「隙」につながる危険性が出てきます。よって気攻めの割合が多くなる
ということと解釈していますd(^-^)!


我々は、およそ「攻め」を考え始めてから以後、その迷宮から抜け出すことができません。
そこがまた、剣道の面白さ、奥深さ、醍醐味なのだと思います 〜☆
メンテ
Re: 攻め、溜め ( No.13 )
日時: 2018/07/22 22:05:08
名前: むらひろ 

ジャスミンさん、こんばんは。
返答ありがとうございます(^。^)

本当に難しいです(>_<)

払う、押さえるなどの動作は今までやった事が無く動きが雑になっちゃうんです。
だったら余計なことはしないほうがいいのかなーとも思っちゃいます(>_<)
メンテ
Re: 攻め、溜め ( No.14 )
日時: 2018/07/23 07:39:14
名前: ジャスミン 

むらひろさん、
雑になるからやらないでは、ただ構えたまま打って行く、
せいぜい足を前後させるだけの面白味のない剣道になりませんか?

やってみて、成功体験や失敗を繰り返しながら、
自分の技を増やしていく、

どんな大先生でも絶対打たれない先生はいません。
以前剣道日本にも特集されていましたが、
打たれたから、突かれたから怒るのではなく、
平常心で、打って反省、打たれて感謝の気持ちで、
一緒に稽古を頑張りましょう!
メンテ
Re: 攻め、溜め ( No.15 )
日時: 2018/07/23 11:57:24
名前: むらひろ 

その通りですね(>_<)

そこが先生方が言われる会話なんでしょうね。

頑張って稽古に励みます(^。^)
メンテ
Re: 攻め、溜め ( No.16 )
日時: 2018/07/28 19:09:20
名前: むらひろ 

こんにちは

皆さんの助言を参考に攻めを勉強中です。
簡単ではないですが充実した稽古ができています(^。^)

ここでまた先生方にお聞きしたい事があります。
稽古中打ちたい、打ちたいになってるよと言われる事があります。
意識はするのですがなかなかう上手くいきません(>_<)

どのような事を意識していけば良いでしょうか?
メンテ
Re: 攻め、溜め ( No.17 )
日時: 2018/07/29 08:38:59
名前: Hide.◆vm9xYr4tCqk  < >
参照: http://ichinikai.com

To むらひろさん

頑張っておられるようですね

「打ちたい」ではなく「打つぞ」と気を当てることが攻めです。
その責めによってお相手を動かして打つことが「勝って打つ」ですねd(^-^)!
メンテ
Re: 攻め、溜め ( No.18 )
日時: 2018/07/30 18:59:46
名前: むらひろ 

hide先生ありがとうございます

なるほど、打ちたいではなく打つぞですかー。
攻めなきゃいけない、掛かっていくばかりでその余裕はなかったかも知れません(>_<)

心掛けてやってみます。
ありがとうこざいます(^。^)
メンテ
Re: 攻め、溜め ( No.19 )
日時: 2018/07/31 07:06:57
名前: Hide.◆vm9xYr4tCqk  < >
参照: http://ichinikai.com

To むらひろさん

少しでも拙サイトがお役に立ちますればうれしく存じます。
お稽古頑張ってくださいねp(^-^)q
メンテ
Re: 攻め、溜め ( No.20 )
日時: 2018/08/07 23:09:15
名前: ジャスミン 

むらひろさん、
私もなかなか、打ちたい、打たれたくないという気持ちを消すことができません。

ですが、勘違いしてはいけないのは、
打たれること、突かれることは決して恥ずかしいことではありません。

本当に恥ずかしいのは、打たれたり、突かれたからといって、
怒ったり感情的になることだと私は思います。

錬士六段の先生が、三段の私に試合の感想を求められることもあります。
私たちは、打てたり、勝てたからといって、
つい得意気になりがちです。
その六段の先生のように、おごることなく誰からも意見を求めるような謙虚な気持ちで日々生活していきたいですね
メンテ
Re: 攻め、溜め ( No.21 )
日時: 2018/08/18 18:14:35
名前: むらひろ 

ジャスミンさん、ありがとうこざいます

本当に難しいですよね(>_<)
でもそれが稽古なんでしょうね
やりがいがあります(^。^)
メンテ
Re: 攻め、溜め ( No.22 )
日時: 2018/12/20 17:33:23
名前: HIROS 

難しいことはよく分かってないのですが、
子どもに教えるときには、
「出題」…こう来たらどう出る?
「相手の回答」…そこまで来たら○〇するしかない!
「そう来ると思ってた」…自分の技が決まる

というようなたとえにしてます。
いろいろ出題しながら、相手の回答を予想できるようにする。(というよりも、欲しい回答が帰ってきそうな出題を研究する感じでしょうかね。)
打たれたりしながらもデータ収集を積み重ねて稽古するとよいのではないかと思ってます。
相手との力量差によっては、出題の意図が通じないことがあります。
回答が返ってこなければ、通じてないこともありますが、「え?なにそれ?」というのは立派な回答ですから、「と、キョトンとなると思ってましたよ」で打ち込めればいいのですし。


メンテ
Re: 攻め、溜め ( No.23 )
日時: 2018/12/21 06:58:22
名前: Hide.◆vm9xYr4tCqk  < >
参照: http://ichinikai.com

To HIROSさん

管理人のHide.です。

「出題形式」は面白いですね

私も別な形ですが、子どもたちに質問することがあります。
「どういうときに面を打ちたくなる?」
なんて聞いてみます。
様々な答えが出てきますが、
「自分が面を打ちたくなるように攻めたらお相手も出てくるんじゃないかな?」
といった感じです。

「引き出す」とか「誘う」を教える時には効果的ですd(^-^)!
メンテ

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