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元立ちの心得
日時: 2015/07/11 11:14:52
名前: 梅七段 

十数回の不合格の後、やっとこさっとこ七段をいただくことができた愛好者です。試合も弱く、技も少ない状態で自分より強くて立派な剣士の挑戦を日々受けています。弱く技が少ないのは仕方がないので、合格した時の立ち合いの再現を心掛けて元立を務めています。みなさんはどのようなことを心掛けて元立をされていますか?参考にさせていただけたら幸いです。ちなみに少年指導ではなく、大人の稽古会です。
メンテ

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Re: 元立ちの心得 ( No.1 )
日時: 2015/07/11 15:46:17
名前: ViVi 

六段以上の方やその辺りを目指している方ばかりの稽古なら梅七段さんの心掛けが正解だと思いますよ。
打った打たれたじゃない稽古を望む方達なら「技が少ない梅七段さんの昇段の理由」を稽古を通して盗みに来るんじゃないですかね?私ならそうします。というかそういう稽古を普段から心がけています。
ただし、もう少し年齢が下の若手で試合もバリバリ的な方達相手の場合は左手の納まりと中心の強さを心掛けて…多分一緒ですね(笑)
私はまだ七段挑戦はまだ二年ほど先ですが生意気にもそういう心掛けで稽古してます。
参考になりますかね?
メンテ
Re: 元立ちの心得 ( No.2 )
日時: 2015/07/11 18:58:06
名前: 梅七段 

ViViさん、ありがとうございます。勇気が湧いてきました。明日の稽古も同じ気持ちで頑張ります。
メンテ
Re: 元立ちの心得 ( No.3 )
日時: 2015/07/12 07:10:06
名前: Hide.◆vm9xYr4tCqk  < >
参照: http://ichinikai.com

管理人のHide.です。

私が剣道ん指導者になる時に師匠から教えていただいたのが「ちょっと強く」ということ
です。

「指導者の剣道は圧倒的に強くてはいかん。相手よりもちょっと強くじゃ。初段とやった
ら初段よりもちょっと強く、三段とやったら三段よりもちょっと強く、五段とやったら五
段よりもちょっと強く、八段とやったら八段よりもちょっと強くじゃ」とおっしゃいまし


これは、お相手の力量や太刀筋を正確に見極め、お相手と合気になり、「打たんかな」の
稽古にならぬように心がけることと考え、以後、三十有余年、これをテーマにお稽古を続
けています。

お相手に対する感謝の気持を忘れず、「稽古をつけてやっている」のではなく「お稽古を
させて頂いている」という気持ちになり、「ならぬところ」を的確に打ち、機会でない打
突を咎め(応じる、さばく)、気と縁を切らぬように心がける…かなり疲れます(^_^ メ)


高段者にとりまして、元に立って「地稽古(=互角稽古の意)」をするのは楽なんです。
理合が上ですから。でも、「引き立て稽古」をするのは難しく体力と気力が必要になりま
す。

また、高段位をお持ちでも、子どもや初心者とはなかなか合気になれず、ついつい打ち込
みやかかり稽古のような形にってしまう方が多いですが、それではいけません。
そこでしっかりと構え合い、合気を作り…というのはかなりの力量が必要ですね


 ・感謝の気持を忘れず、所作礼法をしっかり行うこと。
 ・当てに走らず打った打たれたにこだわらない
 ・機会にしっかりと打ち切る
 ・姿勢を崩さず基本に忠実に
 ・打ち切りと残心を丁寧に
 ・お相手よりも気力・気迫を充実させて
 ・足をサボらない
 ・常に合気を心がける

順不同ですが、項目としてあげるならばこんな感じですかね 〜☆
メンテ
Re: 元立ちの心得 ( No.4 )
日時: 2015/07/13 10:17:45
名前: 長幼の序 

心得としては、Hideさんの仰る通り。

七段を取得されたという事は、それなりの厳しさを身を以って経験、理解されているはずです。必然的に元立ちに立たれる事も多いでしょう。
そんな中、自身の事を謙遜される梅七段さんの姿勢は素晴らしいと思います。

ここでやや視点を変えてみましょう。
自身が、元に立った時の「息のあがり」と上掛りの稽古をされた時の「息のあがり」方を比較した場合、どうでしょうか?
断然、元立ちの時の方が楽ではないでしょうか?
そんな中、お相手の技量、段位、年齢等を踏まえながら、合気になって、相手を引き出し、出鼻を取ったり取られたり、技の尽きた所、居付きを常に意識して稽古すると、自身が上掛りの稽古をやっているのと同じ位、息があがります。
遮二無二打つでなく、一切気を抜く事無く、神経をすり減らしながら稽古する事を念頭に置いてみて下さい。
ややもすれば、年齢も近かったり親しかったり、お友達感覚で、白い歯を見せ合いながら、稽古をする一般の方をよくお見かけしますが、これは厳禁。
懸かるに、相手が決死の覚悟をして、身震いする位の「気構え」「身構え」も時として必要です。
高段者に懸かられる方は、正にこの「気」をいただこうと稽古をされますので、高段者として「気の充実」をはかる事を常に念頭に置きたいものです。

私自身、稽古後のお楽しみの一杯の一口目で、その日の稽古の総括をしています。
メンテ
Re: 元立ちの心得 ( No.5 )
日時: 2015/07/14 15:17:09
名前: 梅七段 

Hide様・長幼の序様、ありがとうございます。とても勉強になります。ところで長幼の序様はどのような剣歴をお持ちの方なのでしょうか?教養の高さや深い理解に、いつも敬服しながらコメントを拝見しています。本当にありがとうございました。
メンテ
Re: 元立ちの心得 ( No.6 )
日時: 2015/07/15 07:20:34
名前: Hide.◆vm9xYr4tCqk  < >
参照: http://ichinikai.com

To 梅七段さん

少しでも拙サイトがお役に立ちますればうれしく存じます


全剣連の稽古会などを拝見していても、長い列ができている八段と全く人が並ばない八段
がいます。それって何を表しているのでしょうね?

それは「強い」「弱い」というそれだけではないと考えています。

お相手が「また、この先生とお稽古がしたい」と望んでくれるようなお稽古を目指したい
ですね。互いに頑張りましょうp(^-^)q
メンテ

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