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理合って…
日時: 2024/01/25 11:33:28
名前: 匿名太郎 

剣道でよく理合という言葉をよく耳にしますが、、
ぶっちゃけ理合って運動能力が低い人の言い訳だと思ってしまいます。
たしかに1本になる機会というものが存在しているのは理解しています。
たとえば空手や柔道にしても相手の方が身体的、運動能力が高ければ普通に考えたら勝てないと思います。先輩を敬う心は必要だと思いますが高齢の高段者を理合が深く強いという風潮は終わるべきだと個人的に思
います。
皆さんのご意見を聞きたいです。
よろしくお願いします
メンテ

Page: 1 |

Re: 理合って… ( No.1 )
日時: 2024/01/26 06:54:07
名前: Hide.◆vm9xYr4tCqk  < >
参照: http://ichinikai.com

管理人のHide.です。

なるほど、興味深い考え方ですね。
では匿名太郎さんにお尋ねしましょう。


運動能力が高い世代の選手にも「理合」は存在しませんか?
全日本選手権なども、「理合は皆無」で「運動能力の差」でのみ勝負が決しているとでも
おっしゃるのでしょうか?

「打突の好機」はご存知とのことですが、あれも「理合」ですよ。
「どこをどう攻めて、お相手がこう変化したからこの部位ををこう打った」という筋道が
「理合」なんです。
それは、運動能力が低い人(高齢高段者)の言い訳にすぎませんか?

また視点を変えて、運動能力の低い人(高齢高段者)同士の試合も、「運動能力の差」で
勝負がついているのですか?


理合は稽古の積み重ねによって蓄積されていきます。
試合は同じお相手との対戦であっても、
 ・お相手と自分の状況
 ・試合中に生じる彼我の流れ
 ・相互の精神状態
などによって、刻々と変化しているものです。

自分の「キメ技」のために、布石を打ちあい、自身に有利な展開を作る。
それが「理合」です。
中高生が数多く練習試合や錬成会、大会で「経験値」を積み重ねるのも、「試合慣れ」す
ることによってそうした「理合の引き出し」を増やすためですねd(^-^)!

筋道を考える力がなく「行き当たりばったり(刹那的)」に運動能力のみに頼って技を仕
掛けても、効果的にお相手を打突することはできないものと考えます
メンテ
Re: 理合って… ( No.2 )
日時: 2024/02/01 22:44:03
名前: 匿名希望 

to hide.先生

以前、後打ちによる一本について議論をさせていただいたものです。
せっかく興味深い議論が始まるかと思っていたのですが、
残念ながら不発のようですので、少し仲間に入れてくださいませ。

せっかくですので、問題提起された側の方に立ってみたく…
よろしくお願いいたします。

今回匿名太郎さんのモヤモヤの根本を想像した際、
下記のような剣友諸兄とのお稽古をされたのではないかと
推察しています。
※匿名太郎さんは20代の溌剌とした剣士と仮定しています。
1.高齢者かつ高段者である(70歳程度の7段剣士と想定)
2.身体能力には年齢以上の衰えが確認できる(直近は稽古不足)
3.匿名太郎さんにとっては物足りないお相手であった
4.稽古の後、当該のお相手を段位や年齢を理由に持ち上げ、
会話に花を咲かせている方々を目撃した。

稽古の後、おそらく匿名太郎さんは
『明らかな稽古不足かつ、大した実力もないのに、不必要な持ち上げ方をしてなんなんだ?』
と、思われたのではないでしょうか。(あくまで想像ですけれど…)

察するに、稽古を継続しておられる方に対するリスペクトや、
いわゆる理合に関する理解について、hide先生のご指摘のような
点については匿名太郎さんも一定のご理解をなさっているのではと
小生は感じております。
それよりも、段位がさも現時点での実力の裏付けであるといった
周囲の理解不足や権威づけに対する疑問が今回の書き込みにつながったのではないでしょうか。


to 匿名太郎さん

勝手に横入りして申し訳ありません。
もしまだこちらをご覧になられており、
何か指摘や補足いただけるような点があればよろしくお願いいたします。
メンテ
Re: 理合って… ( No.3 )
日時: 2024/02/02 06:53:29
名前: Hide.◆vm9xYr4tCqk  < >
参照: http://ichinikai.com

To 匿名希望さん

トピ主さんからのレスがなく、非常に残念に感じていたところでしたので、書き込みうれ
しく思います。

最近何件か、一生懸命付けたレスにまったく何ら反応がないということが続き、なんか
ダークな気分になっておりました。
読んでいただいたのかどうかもわからず、「チャットボットじゃないんだけどなぁ」って
感じです…(-_-)

おっと愚痴になってしまいましたm(_ _)m


たぶん、匿名希望さんがお書きになった通りなのでしょう。
実は私も同じように考えていた頃があります。
OBの先輩とやって「打ててしまう(当たってしまう)」んです。
でも先輩は「そんな剣道をしてたら将来的に簿にないぞ」「もっと攻めを考えろ」偉そう
にこちらにいろいろと言ってくる。
若かった私は「ハイ、ハイ」と聞きながらも「打たれてるんだからごちゃごちゃ言ったっ
てダメじゃん」と生意気にも思っていました。
でも、歳とともに考え方がずいぶん変わってきました。


先日X(旧Twitter)で、千葉県警の佐藤弘隆選手がこんなつぶやきをしてました。

---------------------------

剣道の"攻め"って概念すごく曖昧でわかりにくい。そもそも何のために攻めるのか。有効
打突で一本にすることが目的であって、攻め崩すことが目的ではない。攻めのための攻め
ではない。「打って勝つな、勝って打て」という言葉もありますが、僕の感覚的には、
「勝つために打て、打てれば勝っている」です
hhttps://twitter.com/sato_kendo/status/1751896699474432379

---------------------------

私はこんな風にコメントしました。

---------------------------

まだ現役で戦っていらっしゃるからならではのお言葉でしょうね。

私は攻めを「打つ前提を伴った打たない行為」と位置付けています。
もう歳ですから、攻め合いで心を動かされたら打たれなくても「負けたな」って思います。逆に攻めを無視して崩れていないのに打たれても「あてられたな」ですかねw
攻めはお相手の心を乱す(四戒を起こさせる)行為で、その布石の積み重ねこそが「理想の一本につながる」と考えています??
まだ現役で戦っていらっしゃるからならではのお言葉でしょうね。

私は攻めを「打つ前提を伴った打たない行為」と位置付けています。
もう歳ですから、攻め合いで心を動かされたら打たれなくても「負けたな」って思います。逆に攻めを無視して崩れていないのに打たれても「あてられたな」ですかねw
攻めはお相手の心を乱す(四戒を起こさせる)行為で、その布石の積み重ねこそが「理想の一本につながる」と考えています。

---------------------------

佐藤選手はこんな風に返してくれました。

---------------------------

コメントありがとうございます!!
なるほどです。「打つ前提を伴った打たない行為」ですか。
勉強になります??
年齢やフェーズによっても考え方って変わったり進化したりしますよね。
私もXに書き留めてますが、自分の考えもまた変わるかもしれません。

---------------------------

たぶん佐藤選手の回答通りなのでしょうね
メンテ
Re: 理合って… ( No.4 )
日時: 2024/02/02 09:42:53
名前: 匿名希望 

to hide.先生

お返事ありがとうございます。
このスタイルで運営されているサイトも最近めっきり見かけません。
管理や維持については大変なご苦労と存じます。
一介の剣士である我々にこのような交流の場があること、頭の下がる思いで一杯です。

Xでのやり取り、拝見しておりました。
『打突できているなら理合があった』と
『理合があったから打突できた』は
似て非なるものであることを再認識した次第です。
その時折の立場によって見解が違うのも、確かにと納得いたしました。

かく言う私も30代前半を終えかける年代になり、
学生の頃のような身体能力の充実っぷりからはかけ離れ、
理合なるものを研究せねば剣道を楽しめない状況に入って参りました。
ここにきてこれまでの不勉強を呪いつつも、一方で自身の剣道における
身体能力と理合、それぞれへの依存度の変化を日々体感し
これまでとは違った剣道への取り組み方を見出しつつあります。

私もトピ主さんが言うような、妙な理合信仰には賛同できません。
が、継続的な稽古や確かな技能に基づく理合を解いていただける
先輩諸兄にはガッツリ稽古つけてもらってくださいと、
しみじみ思う今日この頃です。
メンテ
Re: 理合って… ( No.5 )
日時: 2024/02/03 07:36:16
名前: Hide.◆vm9xYr4tCqk  < >
参照: http://ichinikai.com

To 匿名希望さん

もう時代の遺物のようなサイトです。
定年退職しましたら、コンテンツの更新なども計画はしていますが、どこまで頑張れます
か…。


Xでのやり取りもご覧いただいていたんですね。
ありがとうございます。
佐藤選手は「覚え書き」として色々と感じたことをお書きになっていて、勉強になること
も少なくありません。
コメントしたのは初めてでしたが、丁寧なレスをいただき恐縮している次第です


>ここにきてこれまでの不勉強を呪いつつも、一方で自身の剣道における
>身体能力と理合、それぞれへの依存度の変化を日々体感し
>これまでとは違った剣道への取り組み方を見出しつつあります。

剣道はそれができるのがいい点だと思います。
詳しいことは存じ上げませんが、柔道などですと如実に「体力の衰え=競技力の衰え」に
つながると思います。もちろん剣道も競技力は落ちてくるとは思いますが、竹刀という媒
介がある分、お相手から距離(間合い)があり、かつ「微妙な竹刀操作」が攻防に大きな
影響を与えますので、すなわち「体力の衰え=競技力の衰え」にはつながってこないのだ
と考えます。

また、匿名太郎さんへのレスにも書きましたが、数多くのお相手と対戦した経験が「こう
した場面ではこう」といった具合に蓄積されていく点も、「体力の衰え=競技力の衰え」
に「なりにくい」要因ではないかと愚考します。


>私もトピ主さんが言うような、妙な理合信仰には賛同できません。
>が、継続的な稽古や確かな技能に基づく理合を解いていただける
>先輩諸兄にはガッツリ稽古つけてもらってくださいと、
>しみじみ思う今日この頃です。

おっしゃる通りです。
そう言った意味からも「良師に就く」ことが大切ですし、よきお仲間とのお稽古が重要に
なると思います。
メンテ
Re: 理合って… ( No.6 )
日時: 2024/02/03 23:04:08
名前: 匿名希望◆fPZGiYFDeXQ 

to hide.先生

生涯剣道という言葉は上記のような考え方を
うまく体現しているなと、今になって感銘を受けています笑
まだまだ剣道を楽しめそうです!

交わした議論もなんとなくの収束が見えたので、
この辺りで失礼させていただこうと思います。
もう少し修練を積み、理合に対する理解が深まった時には
また意見交換をお願いいたします!
メンテ
Re: 理合って… ( No.7 )
日時: 2024/02/04 06:36:48
名前: Hide.◆vm9xYr4tCqk  < >
参照: http://ichinikai.com

To 匿名希望さん

おっしゃる通りです。
さらに、理合を高めるために、禅や古今の名著にヒントを求めたりということも必要にな
ってくるようです。
私もまだまだ楽しめるなぁと思っています

互いに精進していきましょう!
またのお越しをお待ちしております!
メンテ
Re: 理合って… ( No.8 )
日時: 2024/02/07 12:08:20
名前: 匿名太郎 

ご返信が遅れて申し訳ございません、
最近仕事が立て続けで忙しく、一段落ついた時に思い出しました…

過去にこの投稿をした私はおそらく前日稽古の疑問やモヤモヤをそのままここでみんなに聞いてもらいたく、投稿したのだと思います…
すみません…

hideさんの理論、納得致しました。
私は理合を全否定はしませんし、理合に重きを置いて稽古するというのが剣道が長く続けられる理由であり剣道のいい所だと感じます。

ただ、理合を重要視する方々がいる一方で試合での勝ち負けを重要視する方々が存在するのも事実です。
今の剣道界では理合重視の剣道が正しく勝敗に徹した剣道は邪道という風潮を感じます、YouTubeのコメント欄でも試合動画に理合がないや汚いといったコメントをよく拝見しますが理合重視派の方には試合剣道を嫌悪して邪道と決めつけてしまう方が多いと感じます。

私は剣道に何が正しい、間違っているとかは無いと思いますし、どちらの理論も素晴らしいと思います。どちらの剣道も認められる剣道界であって欲しいと強く思っております。

hideさん、匿名希望さん、
今回は私の愚痴のような投稿にご意見をくださりありがとうございました。
メンテ
Re: 理合って… ( No.9 )
日時: 2024/02/08 06:42:29
名前: Hide.◆vm9xYr4tCqk  < >
参照: http://ichinikai.com

To 匿名太郎さん

長いことレスなしだったので「読んでいただいてないのかなぁ?」「聞きっぱなしなのか
なぁ?」と寂しい思いをしておりましたので、書き込みしていただけてうれしく思います。

ともあれ、少しでも拙サイトがお役に立ちますればうれしく存じます


>私は剣道に何が正しい、間違っているとかは無いと思いますし、どちらの理論も素晴ら
>しいと思います。どちらの剣道も認められる剣道界であって欲しいと強く思っております。

そうですね、100人人がいれば100通りの剣道があっていいのだと思います。
そこからいくと最近の剣道は画一的で、自由度が減ってきている感じを受けております。
とくにそれを強く感じるのは八段審査です。
昔はもっと個性的な剣道をする八段の先生が多かったんですよ。
しかし最近は「全剣連」が気に入る剣風の先生しか合格しません。

身長や体重、手足の長さ、筋力などによって、剣風は様々です。
誰もが「全剣連が好む剣道」ができるわけではありません。
ただ「基本」と言われるものは誰にとってもそう大きく変わるわけではありません。
基本に忠実で、強く美しい剣道…、それを目指すための理合だと考え、精進していきたい
と考えています。

共に頑張て行きましょう!p(^-^)q
メンテ

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