記事タイトル:お見事 


書き込み欄へ  ヘルプ
剣道 いちに会はネチケット強化月間です!

1.匿名であっても、剣道関係者として気品と礼節あるカキコをお願いします。
2.特定の個人や団体に対する誹謗中傷はおやめください。
3.
個人情報の流出は厳禁です。
  (プライバシーに関わるカキコは違法行為として罰せられます)
4.書かれた本人や関係者が不快にならないように留意してください。
5.意見と感情論は違います。
  (根拠が明記されていないカキコは意見とは言えません)
6.カキコは書き捨てにしないで最後まで礼節をもってください。


お名前: 金田将助   
壬生次郎さんへ

その場の状況をお伝え出来ればと私なりに言葉を選んだつもりでしたが、かえってなん
だかハッキリしない表現や適切でない表現になってしまっていたかも知れませんね。
ご質問頂いた???に一つ一つお答えするのはかえって難しいように思いますので以下
のように答えさせて下さい。
息子達によると知的障害をもつ彼が剣道をやっている事は地区の中学生たちは皆知って
いるとのことで、試合には出て来ない事が多いのですが、この大会では道場所属の子は
道場で出場し、普段大会等ではレギュラーとして出ていない子が中学剣道部の選手とし
て出る機会を作っているようです。息子達もこの大会では道場の選手として出場し、所
属する中学剣道部から1チーム出していました。「たどたどしい」と表現してしまった
彼の所作は、開始線まで三歩の位置について、礼をして、帯刀して、蹲踞して、中段に
構えて、気合を発する、勝負がついた後はこうするといった一つ一つを確認しながら
やっていたからでしょう。 私は立派な所作であったと思います。 健常者であっても
満足に出来る者はそうはいないのですから。 そしてまた、中学の部活仲間である彼の
動作に息を合わせ礼をし、素晴らしいメンを打った選手も立派でした。 「ありがとう
ございました!」と相互に礼を交わした二人への拍手には勝ち負けを争う他の試合とは
違った響きを感じました。 試合を終え控えに着座した彼の脇には保護者の方がおられ
て(私のすぐ左後方)、ハンカチを手に涙を拭ったと思ったのですが、とても暑かった
ので汗を拭っただけだったかもしれません。 これについては息子には「あの試合のこ
とはあの場に居た人皆が知ってるんだし、泣く場面じゃないよ。」と冷笑にふされてし
まいました。 そしてさらにこうも話してくれました。 「彼とやる時は先ずコートに
入る時から、礼の仕方、蹲踞の仕方とか全部見られるし、恥かしくないメンを打たな
きゃいけないから、すごく緊張するんだよ。 でもそれじゃダメなんだよね。 平常心
だよ、お父さん。 その点あいつは良くやったよね。」と。 この言葉はあの試合が大
会の一試合にすぎない、立ち合う相手に知的障害や身体的障害があってもことさら区別
することなく、ごく普通に立ち合う事が肝要なんだと私に教えてくれたように思ってい
ます。
[2005/06/30 07:11:42]

お名前: 壬生次郎   
 自分はいま、剣道に関し「感動」を求めています。剣道をやってよかったな。続けていてよか
ったな。頑張ってやってよかったな。そんな、できごと、体験談をいっぱい聞きたいと思っています。

 金田さんのお話は、すばらしいと思いました。そこで、できれば、以下の点に関しまして、もう少し詳しく教えて頂ければと思うのですが。
 よろしく、お願いします。

?負けた子は、どうしてそんなに動作が、たどたどしいのですか?
 頼りない足取り、元気づける先生の様子など、その子になにか特別な事情があるのでしょう  か?
?なぜ、この試合に限って「称える拍手」が多かったのですか?
?負けたこの子の親が、泣いていたようですが、特別のわけが、ありますか?
以上です。
息子さんたちが、堰を切ったごとく話してくれたわけを、わたしにもおしえていただけませんか?
[2005/06/28 11:05:43]

お名前: Hide.    URL
管理人のHide.です。

お相手に勝つためにはその裏にたいへんな努力があります。勝者が多く称えられるのはそ
のためですが、負けた選手にもその裏に隠されたたくさんの汗や涙があるんですね(^^)
その試合に何を求めるか、そして、何を表現するのか・・・。
剣道って奥深いものだと思います(^^)

見ている側も、そんな視線を忘れないでいたいものです(^0^)
[2005/06/27 08:27:37]

お名前: 金田将助   
 失礼します。書き込みさせて下さい。
 山陰の名峰大山の麓の町で地区親善剣道大会が開かれました。 カラ梅雨で干あ
がり状態の暑い中、大会を主催されたスタッフの皆々様、審判をして下さった先生
方には頭が下がるばかりです。 本当にご苦労様でした。ありがとうございました。
参加した子供達も力の出せた子、出せなかった子、それぞれが課題を残して新た
に目標が持てたことでしょう。
山陰の小さな大会ではありますが、団体戦や個人戦で入賞して金銀銅のメダルを
下げた子供達の笑顔を観る事が出来て、この大会、私は大好きです。
入賞出来なかった子供達もけっしてあきらめないで元気に稽古をして、来年も又
この大会での上位を目指して頑張って欲しいものです。
 また会場のあちこちで応援の傍ら各団体保護者の交流(実は互いの子供の成長度
を比べてる?)が持たれているのがこの大会の良いところではないかと思います。
 モチロン、中学や高校への進学などの情報交換もしっかりヤッテいるように見受
けられます。 1年で目を見張る成長をみせる子もいれば、進学とともに他の競技
(野球・サッカー・卓球etc.)転向して姿を消してしまった子もいたようです。
 そんな中、今日私が見かけた一場面を紹介させて下さい。 我が長男(中3)の
応援にと試合場わきへ込み合う中を辿り着いたとき、若い先生(中学校の教師?)
が一人の選手をいざない、なにやら元気づける様に試合開始位置につかせました。 
彼はたどたどしくも九歩の間に進み、礼をしおぼつかない様子で蹲踞をし審判の
「始め」の声と共に、そのなんとも頼りない構えからは想像出来ない素晴らしい
声で「ヤーッ」と気勢を示しました。 その場にいた誰もが「おぉっ」と思ったに
相違ありません。(少なくとも私はドキッとしました。) がしかし、その瞬間彼の
相手は基本打ちのようにシッカリとメンを打ち込み見事に一本! 2本目も全く同
じハンで押したようにメンを打たれ二本負けしました。 二本とも中段に構えたま
までなんの反応も出来ていませんでした。 しかし、彼は審判の「勝負あり」の声
に、やはりたどたどしくもシッカリ蹲踞をし、小さく五歩下がり礼をして下がって
先生のもとへ歩み寄りました。 周囲からその一瞬の試合を称える拍手が起こり私
も思わず拍手をしていました。 若い先生は彼の両肩を支え、なにやら声を掛けな
がら、応援に来ていた保護者のもとに先ほどと同じようにいざなって着座をさせま
した。 彼の保護者はハンカチで目頭を押さえていた様に見受けました。
 その若い先生は明るくハッキリした口調で「よし、よく出来た。次は団体戦だ。
試合前後の挨拶もシッカリ声を出そうなっ!」と次の選手の試合に目を移していま
した。 私はその時、「勝負あり」のときの拍手は漠然とどちらともなく受け止めた
のですが、彼に対してだけでなく、彼に基本正しくメンを打ち込んだ対戦相手に対し
ても等しくなされたもののように理解しました。
 夕刻、道場の皆さんと帰路について解散し、家族での夕食の会話で中3の息子達に
「その子のことを知ってるか?」と訊ねました。 彼らは即座に詳細を無知な父親に
堰を切った如く話してくれました。 周囲がキチンと意識をして教える側教わる側が
ともに理解をしながら取り組んでいる事が息子たちの口を通して教わった気がしてい
ます。 シッカリしたメンを二本打った選手は今日は道場の選手で出場していたので
すが、彼と同じ中学校で剣道部に所属する子なのだそうです。 その道場は私の息子
達とずっとこの何年間ライバルとして切磋琢磨してきており、私自身その子を知って
るのですが、負けた選手に気持ちを惹きつけられていた私は勝った選手の垂れネーム
を全く見ていなっかったみたいです。 あの拍手の他の試合とは違った響きは両者に
対してのものだったのでしょうか?(本来そうあるべきものなんでしょうね。)
はなしの一部始終を知り、私はこの話をHideさんのこの欄に書き込みたいなと感じ
ました。 いつも息子達や道場の勝った負けたの胸の内を書き込ませて頂いてますが
少し恥ずかしく感じています。 他意はなくても文面で百人百様、人それぞれで受け
止め方も違うことでしょうし、とても危険な意味合いが在るようにも感じています。
 知らず知らずのうちに人を傷つけてしまうのは世の常でしょうが、逆に自分自身が
自分の書き込みで深みにはまり悩んでしまうこともあります。
 しかし、今日の一連の出来事で私はまた確信しました。 私の家族が関わっている
少年剣道は素晴らしい側面を多く持っていると。 勿論いやな場面(?)に出くわす事も
ありますが、そんなのは子供たちの成長を実感した時の喜びに比べれば何の事もない
ようです。
[2005/06/26 23:12:53]

このテーマについての発言をどうぞ。
氏名
E-mail URL


半角カナは使用しないようにしてください。文字化けします。
記事一覧に戻る