記事タイトル:名作(?)リバイバル劇場『月物語』 


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お名前: Hide.   
☆この作品は、誠志塾のかおるさんのご結婚を祝し、今は閉鎖されたtagi2さんの掲示板に
 平成12年8月〜10月にかけて連載されたものです。


「月物語」 その49 Hide.

ぴょん :「うわぁ、ここの登りは、ひときわ難所ですねぇ」
きりん :「泣き言なんて、船頭がしらっぽくないわよ(笑)」
h i k o  :「そうですよぉ。船頭がしらの名が泣きますよ(^^)」
あんじ :「お酒の飲み過ぎで、体力がないのかしらねぇ・・・?(^^;」
そつな :「あんじゅ殿の言われる通りですよ。少しは摂生なさい(^^)」
ぴょん :「海の上なら誰にも負けねーんすが、岡に上がったなんとやらってヤツで、
     それもこんな山ん中じゃどうにもなりませんや・・・( -o-) フゥ」
やぶっ :「地図によると、このあたりが『ラクダの背』よ呼ばれる、前半の難所のよ
     うですよ。ここを越えれば、少し平坦になり、ほどなく峠の頂上みたいです」
たか殿 :「余も、少々疲れてまいった。休憩を取りたいのぉ」
Hide.爺:「『ラクダの背』を登りきってからにいたしましょう。見晴らしの良いとこ
     ろがあるようでございますから(^^)」
たか殿 :「ウム」


あんじ :「うわぁ! いい眺めぇヽ(^.^)ノ」
きりん :「ヤッホーーーーー!(ノ^^)ノ  」
そつな :「これは絶景ですねぇ!」
ぴょん :「こいつは、海の上では見られませんよ(^^)」
ミーシ :「あのぉ・・・、姫様が『お花を摘みたい』と申しておりますm(_ _)m」
たか殿 :「お花とな?(?_?)」
ともと :「あー! 私もぉ*^.^*ポッ」
女性陣 :「私も、私もぉ!」
やぶっ :「お花なんてどこにも咲いてませんよ。だいたい、なんで、こんな峠の中
     腹の野ッパラでお花摘みなんでしょうかねぇ???(^^;」
Hide.爺:「其方も、女というものをわかっておらぬのぉ(^^;」
そつな :「『お花摘み』とは、厠のことでございますよ、やぶっち殿(^^)」
やぶっ :「なーんだ、厠かぁ・・・(^^; 厠なら厠と申せばよいのに。そんな符号を使
     わなくたって・・・」
たか殿 :「そう言わぬところが、日本女性の奥ゆかしさというものなのじゃ(^^)」
やぶっ :「ははぁーm(_ _)m」


「キャーーーーーー!!!!!!」

不意にのどかな山あいの静寂を切り裂く激しい女の悲鳴!

たか殿 :「女達の方角じゃ!」
Hide.爺:「すわっ! かおる姫様の一大事か?」
やぶっ :「おのおの方、ご油断めさるな!!!」

駆けつけてみると、ともともがひとりの男に馬乗りになって、ゲンコツで頭をポカポ
カとしきりに殴っている。

Hide.爺:「いかがいたしたのだ、ともとも?(^^;」
ともと :「ウエェーーーン、Hide.爺様、こいつ覗きなんですぅぅ(;_;)」
たか殿 :「覗きとな・・・?(^^;」
ともと :「ハイ。私が○○○をしているところを真っ正面から・・・(;_;)」
やぶっ :「ま、ま、真っ正面からぁ???*^.^*ポッ」
ともと :「ウエェェーーーン。もう、お嫁にイケナいぃぃぃぃ(;_;)オトメノジュンジョウ」
Hide.爺:「あんた、三島で主婦やってるんじゃなかったっけ・・・???(^^;」
きりん :「とにかく、そいつは女の敵やでぇ!(`´)」
あんじ :「ハダカに剥いて・・・(^^)」
h i k o  :「逆さ貼り付けにして・・・ヽ(^.^)ノ」
ともと :「○○○を引っこ抜いてやるのよぉぉぉぉヽ(^0^)ノ」
 男  :「言わしておけば好き放題言いおって! ワシは断じて覗きなどではないっ!
     おまえがワシの目の前に来て着物をまくり上げたのではないか!」
ともと :「わぁぁぁぁぁぁぁーーーーーー!!!!! 黙れ黙れ黙れぇ! とにかく、おま
     えが覗いたことと乙女の胸の深い傷は紛れもない事実なのだぁ!(`´)」
Hide.爺:「乙女、ねぇ・・・・・・(^^;」
 男  :「能天気な連中だ。ワシがなんのために草むらに潜んでおったかわからぬの
     か?(^^)ニヤ」
きりん :「痴漢のためやろ?(^^;」
 男  :「あほう! こんな山奥まで覗きに来るか?!(`´)  我らは「極」。気
     配を感じぬのか?(^^)ニヤ」
Hide.爺:「い、いかん、囲まれている!」
ともと :「20人・・・・・・。いや、もっとかもしれません!(^^;」
そつな :「か、かおる姫様を早く」
極 A :「フフフ、あれを・・・・・・」

男が指し示す方角を見ると、姫の装束をきた女性がひとりの忍者が手にした刃を喉元
に突き立てられている。

一 同 :「ひ、姫様ぁぁぁぁぁぁ、・・・・・・あれぇ???(?_?)」
そつな :「あれって、エアロビインストラクターのユッキのママ!!!」
Hide.爺:「い、いかにも・・・・・・。なんで、かおる姫の衣裳を?(?_?)」
極 A :「姫の命が惜しくば、武装解除せよ!(^^)ニヤ」
ユ ママ:「助けてぇぇぇぇぇぇ!!!!!! ○○○をしてるトコつかまっちゃったのぉ(;_;)エッチ」
Hide.爺:「姫って、あれかいな?(^^;」
極 A :「他にそれらしいのがいるのかな?(^^;」
Hide.爺:「アレだったら斬っちゃっていいですけど・・・(^^;」
ユ ママ:「なに言ってんのよぉぉぉぉ! この、薄情ものぉぉぉ!!!!!! ピンサロの
     勘定、月賦にしてやったじゃない!!!(`´)」
Hide.爺:「極とやら、積極的に叩き斬っちゃってくださいm(_ _)m」
そつな :「ミーシャ殿、陣宿から駕篭に乗ってきたお方はあの方で?(^^;」
ミーシ :「(--)(__)」
やぶっ :「えー、と言うことは、これが本隊じゃないのでござるか?(^^;」
極 A :「な、なんのことじゃ?(^^;」
きりん :「あんたらが、極一派か?    私らもあんたらも騙されたっちゅー訳や!
     巡りが悪いのぉ、このボケぇ(^^)」
そつな :「きりんさん、そんなに力まないで・・・(^^;    っつーことですから、も
     う、いがみ合いはやめにしませんか?    ともとも殿も、いつまでもそ
     の人に馬乗りになってないで放しておあげなさいな(^^;フトモモミエテルヨ」
ともと :「だって、コイツぅ、私の○○○をタダ見したんだもん!!!(;_;)ウルウル」
あんじ :「ハダカに剥いて・・・ヽ(^.^)ノ」
h i k o  :「逆さ貼り付けにして・・・ヽ(^0^)ノ」
きりん :「もー、えーがな(^^;」
極 A :「もめるな! 緊張感のない奴等メ!(^^;」
Hide.爺:「ま、ワシらがかおる姫をお連れした本隊ではないのだから、もう、通して
     くれたっていいであろう(^^)」
極 B :「そうはいかん!」
そつな :「なぜでございます? あなた方の目的は姫の大阪行きを阻止すること。こ
     こには姫はおりませんよ」
極 C :「いかにも我らの目的はおまえが申した通りだ。こちらが本隊でないのな
     ら、『とんこつ池』がそうなのであろう。あらかた予想はしておったが、
     向こうの守備がうまくいったとは限らんのでな」
極 D :「お前達を拉致しておけば、人質として役に立つかもしれんし・・・」
極 E :「それに、オナゴも少々薹は立っておるが粒ぞろいだから、楽しめるっても
     んよヽ(^.^)ノ」
女性陣 :「やーな感じぃぃぃぃ!!!(`´)」
極 F :「それに、先程からちょっと気になっているのだが、そこの黙っている男、
     どこかで見たことがある・・・」
たか殿 :「余、いやいや、私ですかぁ? アハハ、やだなぁ。どこにでもある顔です
     から・・・(^^;ヘラヘラ」
極 G :「いやぁ、その、どことなく調ったマスク・・・」
極 H :「うーむ、ボロは着てても、どことなく漂う気品・・・」
極 I :「高貴な位についているお方に相違ない・・・」
たか殿 :「いかにも、余が天下の将軍家じゃヽ(^0^)ノ」
一 同 :「たか殿ぉぉぉぉぉぉヽ(-.-)ノヤレヤレ・・・」
極 J :「マヌケなやつじゃ! これだから、政治家は信用ならん(笑)」
極 K :「かおる姫よりも美味しい獲物だぞ! 武装解除して殿だけを引き渡せば、
     御主らの命は助けてやらぬでもないが・・・(^^)ニヤ」
極 L :「この姫のふりした女も帰してやるぞ(笑)」
Hide.爺:「そいつだけ、斬っちゃっていいですよ(^^;」
ユ ママ:「コラァァァァァ!!!!!!(^_^ メ)」

敵との遭遇が『夜叉岩』付近と油断していた一行に、思わぬ極一派の襲撃。たか殿の命運は? また、一行はどうなるのか???(^^;

                              つ・づ・く・(^_-)〜☆
[2002/07/29 13:34:13]

お名前: Hide.   
☆この作品は、誠志塾のかおるさんのご結婚を祝し、今は閉鎖されたtagi2さんの掲示板に
 平成12年8月〜10月にかけて連載されたものです。


「月物語」 その48 m爺

居酒屋で作戦を練り直していた『お遍路』班は、少々飲み過ぎたようであった。。

m 爺:「いや〜先ほどは参ってでごじゃるのぉ〜・・・ヒック!」
おきよ:「ほ〜んと・・・いきなり襲って来るんだモン・・・・びっくりしゃっくりしましゅよ〜」
お 箕:「それにしても・・・おさちの『わかれ』は良かった〜・・・ヒック!」「良く、あそこ・・で・・
あの・・・・グゥ〜」
m 爺:「あ〜・・・お箕・・・寝ちゃった〜・・・ヒック。」「どれ、ワシも添い寝しようかの〜」「ゴメンやして遅れやしてゴメンやっしゃぁ〜」

ワケのわからん事を言いながらお箕と、m爺は寝付いてしまった。

お 箕:「う〜ん・・・○○さま〜・・・・ムニャムニャ」

のっこ:「あれ?寝言を言ってるわ」「誰の夢を見てるのかしら・・・可愛いわね」
のんのん:「彼氏?」「そういえば、みんなの個人情報を誰も知らないわね。」「まぁ〜、どうでも良いけど」
のっこ:「ホントに・・・出身地位だね。」

かおる姫:「私にも、台詞ちょうだい・・・」
おきよ:「おっ、コレはコレは姫様。。。。」「このような店でお口に合いますか?」

かおる姫:「大丈夫ですよ!」「ビールと焼酎さえあれば・・・」

女性陣:「はっはっは・・・ほっほっほ・・・・ケケケ!」

m 爺:「う〜ん・・・・○○ちゃ〜ん・・・・ムニャムニャ・・・」

のっこ・のんのん・おさち・おきよ「うるさい!」「何、寝言こいとんねン!」「この、くそ爺〜!!」

かおる姫:「これこれ、m爺をもっと労ってあげなさい」「今回の事だって、m爺が居なければどうなっていたか分かりませんよ」
のっこ:「さ〜すが、姫・・・お優しいのですね」

おさち:「あ〜もうこんな時間。」「早く2人を起こして『ばってん峠』に向かわなくては・・」

おきよ:「えっ、私たちも峠に行って合流するの?」
のっこ:「それがさぁ〜今、ゴチャゴチャになってストーリーが分からないのよ。。。」「肝心なm爺は寝てるし・・」「tagi爺は、別班だしぃ〜Hide.爺は、ルートが違うでしょ・・」

おきよ:「確か、甫坂老が『少々頼りない人選』ッと、第44話で言ってたけど本当に頼りないのはm爺だよね!」

一同:「そうそう・・・・」

おさち:「とにかく、起こそう」「これ、m爺・・・お箕・・・・起きて下さい!」「時間ですよ!」
お 箕:「はぁ〜い!」「おかみさン〜時間ですよ」チト、フルカッタ・・・・

おさち:「m爺・・・m爺・・・m・・・・mこらっ!・・・・・おりゃ〜・・・おんどれ!」
おきよ:「さっちゃん・・・・言葉が・・・・壊れてる」

m 爺:「ふぉ〜ぁい・・・・・。あれ、眠っていたのか。。。」「でもなんか、体のあちこちが痛いな〜」
おさち:「まぁ〜m爺様ったら、良く眠られていましたよ。ホホホ」

(o_ _)oドテッ!なんちゅう、変わり身の早さや!

おきよ:「m爺・・ところで我々は今後どこに行けば良いんでしょうか?」
m 爺:「知らん!」

(o_ _)oドテッ!

おきよ:「知らんって・・・・どうするの?」
m 爺:「極がまだ近くにいるかもわからん。」「さっき逃げていった連中がまた来るかもわからんし・・」「おそらく大半は、『ばってん峠』に行ってると思われるが。」「とにかくこのまま『とんこつ池』に行って正面突破じゃ!」

のっこ:「日が沈まぬ内に・・・」
m 爺:「うむ、わかった!」「では、出発としよう」「勘定は、のんのん、頼んだぞ!」

のんのん:「また、私かいな〜」「嫌らしい、爺やで〜・・・・マッタク」
m 爺:「んっ、何か言ったか?」

こうして、遍路隊は『とんこつ池』に向けて再出発をした。

そのとき・・・・・パァ〜ン・・・・

m 爺:「げ、今の音・・・西洋から大和に伝わったという『火縄銃』か?」「球に当たれば一溜まりもないぞ」「皆、伏せよ!」
おさち:「姫を誰か安全なところに・・・・」
       
パァ〜ン・・・・・・

おきよ:「キャー・・・怖いよ〜」
のっこ:「怖〜い」

のんのん:「m爺、違うよ!近くの小学校で、運動会をしています。」「徒競走のスターターの合図です」
(o_ _)oドテッ!(o_ _)oドテッ!(o_ _)oドテッ!

やはり、頼りにならないおっちょこちょいで、ちょっぴりお茶目なm爺であった。
[2002/07/26 13:36:38]

お名前: Hide.   
☆この作品は、誠志塾のかおるさんのご結婚を祝し、今は閉鎖されたtagi2さんの掲示板に
 平成12年8月〜10月にかけて連載されたものです。


「月物語」 その47 tagi2

10時に旅籠を出てとんこつ池に向かった一行は…

tagi爺「姫様、お天気でよろしゅうございましたなぁ」
うり姫「ほんになぁ 駕籠の中にいるのがもったいないくらいじゃ…」
柳爺「姫様、ご入用な物がございましたら何なりと…」
うり姫「じゃ、咽喉が乾いたから…」
天爺「麦茶でございますか?」
うり姫「麦酒がほしい!」
ピコ左「ハッ、只今…」

案の定、極の手の者がこちらの動きを知らせに行き、どうやらこちらを本陣と
思い込んだらしい
すぐさまとんこつ池に大人数が集められた…

ムーヤン「あ、m爺様からの鳩だわ!」
ふく爺「何かあったのか…?」
もも「大変! m爺様達が襲われたらしいです…」
もり爺「なに! そ、それで… 姫様は大丈夫か?」
羊「お遍路隊が極一派に襲われたが、とりあえず、おさちの審判により敵は遁走…と」
ズッコケ「ほ〜、さすがm爺殿! 上手く姫様を危険領域から連れ出されたようですな…」

一同はホッとした
秋だと言うのに汗ばむほどの陽気である
とんこつ池に向かう道端には「りんどう」の花が咲き乱れていた… 

kirara「まあ、綺麗に咲いたりんどう…」
もり爺「花カレンダーによれば10月2日の花は りんどう…」
tagi爺「りんどうの花言葉を知っておりますか?」

ふく爺「りんどうね… 木材を運び出す道の事だろ?」
tagi爺「それは林道!」

もり爺「知ってる! 秋の夕日に… 秋の夕日に… 照る山もみじ… 照る山もみじ…」
tagi爺「それは輪唱じゃ!」

柳爺「じゃ、風邪ひいたら腫れる…?」
tagi爺「それはリンパ腺じゃ!」(~_~;)


極「そこの行列、待てい!」
ふく爺「お、お主が極か…」
極「いかにも、 極 悪人だ! 駕籠の中の姫様に用事がある おとなしく置いて行け!」

もり爺「なぁ、極よ…  悪あがきは止めて改心せんか? 今なら間に合うぞ…」
極「改心だと…  笑わせるな! そんなもので飯が食えるか! ハッハッハッ…」

柳爺「そんな… 悪い事は止めたほうが良いよ! それに極殿はなかなかの男前だし…」
羊飼い、もも、ムーヤン「ほんと! 二枚目ねぇ…」
極「ギクッ!  何をゴチャゴチャ言っておる! 早く姫を置いて行け!」

うり姫「なになに… 二枚目? 美少年か? 良い男か?」
と言いながら籠の外へ出てきた…

ズッコケ「ああぁ〜、姫様! 出ちゃダメ!」
と止める間もなかった!

極「ややっ! かおる姫ではないぞ! しまった! ばってん峠の方だったか…
   騙された! 全軍、ばってん峠へ全速移動じゃ!」

ふく爺「待て〜、      おいおい… どうする…」

tagi爺「お〜い、極  りんどうの花言葉知っとるか?」
極 「アメリカの大統領か?」 
tagi爺「それはリンカーンじゃ!」
極  (o_ _)oドテッ!

tagi爺「あっ、   こけよった!(笑)      結構ノッてくれるんやな…」(~o~)
ふく爺「さぁ、ワシらも ばってん峠の方へ行くとするか…」

やはり… ばってん峠の 夜叉岩が決戦の場所となった!
絶対数では到底かなわない相手に、どう言う戦いを挑むのか…        つづく
[2002/07/25 13:48:43]

お名前: Hide.   
☆この作品は、誠志塾のかおるさんのご結婚を祝し、今は閉鎖されたtagi2さんの掲示板に
 平成12年8月〜10月にかけて連載されたものです。


「月物語」 その46 Hide.

博多郊外 昼前

やぶっ :「『とんこつ池』に向かったtagi爺殿たちの隊は、そろそろ池に差しかから
     んとするところでございます」
たか殿 :「ウム。守備はいかがであろうか?」
Hide.爺:「まさか、プロジェクトAを改良し、向こうの勢力を池と峠側に2分する作
     戦とはねぇ。あの、m爺が立案者だとは、少し意外ですが(^^;」
そつな :「まさか、こちらが本隊だとは思いもよらないでしょうから(^^)」
ともと :「見るからに弱そうな守備隊だから、極一派も主力はあっちって思うでしょ
     うしヽ(^.^)ノ」
たか殿 :「これで襲われたら、余はひとたまりもないのぉ・・・(^^;;;;;」
やぶっ :「何を仰せですか?! ともとも殿も自分から『弱そう』なんて言うでない! 
     我ら敵が幾万来ようとも、殿とかおる姫を無事に峠の向こうまでお連れす
     る所存! おのおの方も、そのお覚悟はできているのであろう?」
一 同 :「・・・・・・・・・(^^;」
やぶっ :「ええい! 何という不甲斐なさ!!!(;_;)ハラハラ」
あんじ :「やぶっち殿、そんなに熱くならないでくださいまし(^^)」
h i k o  :「そうでございますよ。みなさん、口には出しませんが、やぶっちさんと同
     じ気持ちなんですよ(^^)」
やぶっ :「あんじゅ殿! hiko殿ぉぉぉぉぉ*^.^*ポッ」
Hide.爺:「アハハ、やぶっち殿が赤くなってござるヽ(^.^)ノ」
あんじ :「けっこう純情なのねぇ(^^)ウフ」
h i k o  :「かっわいいぃぃぃぃヽ(^0^)ノ」
やぶっ :「お、御主ら、拙者を愚ろうする気か?(`´)」
ともと :「もう、堅物なんだからぁ・・・(^^;」

その時一羽の鳩がともともの元に舞い降りた。

Hide.爺:「連絡か?」
ともと :「殿宛の書状です」
Hide.爺:「たか殿、書状にはなんと?」
たか殿 :「ウム・・・・・・。早朝、とんこつ池の斥候に出した『お遍路隊』が極一派に襲
     われたが、とりあえず、おさちの審判により敵は遁走・・・・・・、とある(^^;」
Hide.爺:「おさちの審判?????? JUDOで話題の誤審じゃろうか?(?_?)」
やぶっ :「しかし、そのような隊があったことは私どもは知りませんでした」
たか殿 :「極秘事項じゃからな・・・(^^;    しかし、いざというときの護衛の忍
     軍はいかがいたしたのであろうか? 峠向こうでワシらの隊を待ち受けて
     くれる算段なのだが・・・?」
そつな :「おお! そのような作戦になっておりましたのか?ヽ(^.^)ノ 私と船頭
     がしらが侍の格好はしていても、戦では自分の身すら守れるか不安でした
     が、少し安堵いたしました(^^)ホッ」
Hide.爺:「しかし、成蹊屋は吉祥寺に立派な道場を持っているようではないか? 
     其方も少しはたしなむのであろう?(^^)」
そつな :「もっぱら主務でしたから・・・(^^;」
ともと :「フム・・・ヾ(^-^)ゞ イエーイ」
h i k o  :「ともともさん、それって、ボケのつもりぃ?(^^;」
あんじ :「同じ静岡としてもサブイわぁ・・・(^^;」
ともと :「最近、抑え気味の演技だから、たまにはボケてみたかったのよぉぉぉぉ(;_;)」
やぶっ :「泣かないでくださいよぉ、ともとも殿(^^)」
Hide.爺:「お、やぶっち殿はご老公がいない間に、ここぞとばかり女性陣への点数稼
     ぎか?(笑)」
やぶっ :「何か申されたか、Hide.爺殿?(^_^ メ)」
Hide.爺:「別に、何もぉ〜♪(^^;」

その時、

きりん :「アハハハハ(笑) 関東モンのシャレの程度はそのくらいかぁ?」
そつな :「なにヤツ?(`´)」
きりん :「44話で某Hide.爺にその存在を忘れられた四国は伊予の国のきりんよん(^_-)〜☆」
ともと :「いよぉ〜ヽ(^0^)ノ」
あんじゅ&hiko:「ダメだ、コリャヽ(-.-)ノヤレヤレ・・・」
たか殿 :「きりんと申すか? なかなか立派な体躯じゃのぉ。かなりの使い手と見た」
きりん :「剣術は自信ないですねぇ・・・(^^; でも、宅建も二級建築士も、美容師も
     持ってるのよぉ。これでも、けっこう苦労人なんだから(^^)ルン」
ともと :「へー、すごいんですねぇヽ(^.^)ノ    ともともなんて、運転免許ぐら
     いかなぁ・・・(;_;)グス」
たか殿 :「やっぱ、戦力にはならんのか・・・( -o-) フゥ」

カゴに付き添っていたミーシャがやって来た。

そつな :「おや? ミーシャ殿。姫がどうかされましたかな?」
ミーシ :「姫はおなかが空いたと申されておいでです(^^)ヨウヤクセリフガアッタ・・・」
Hide.爺:「ご尊顔を拝したことはありませぬが、姫って大食いですなぁ・・・(^^;」
やぶっ :「Hide.爺殿、無礼であろう!(`´)」
そつな :「いやいや、失礼を省みず申し上げますが、陣宿を出立いたしましてから
     ずっと食べ続けでして・・・(^^;」
たか殿 :「たぶん、駕篭にお隠れで誰とも会話していないのでお気が病んでおられる
     のであろう(^^;」
ぴょん :「すでに、行李の食糧の半分はお召し上がりになられたかと・・・(^^;セリフガアッタ」
Hide.爺:「そ、それはいかん! この先から登りになる。姫に全部食われん内に、我
     らも腹ごしらえをしようではありませぬか(^^;」
たか殿 :「ウ、ウム(--)(__)」

『ばってん峠』隊が暢気に昼餉を始めているところを、物陰から見つめる目があろう
とは誰一人気がついていなかった・・・。

                              つ・づ・く・(^_-)〜☆
[2002/07/22 13:21:00]

お名前: Hide.   
☆この作品は、誠志塾のかおるさんのご結婚を祝し、今は閉鎖されたtagi2さんの掲示板に
 平成12年8月〜10月にかけて連載されたものです。


「月物語」 その45 m爺

ふく爺達の作戦が決まり終えたのは丑三つ時であった。未だ夜も空けぬ間に作戦実行の時が来た・・・。

少々予定より早く『とんこつ池』に出向いたm爺率いるおさち・おきよ・のっこ・のんのん・お箕は、お遍路に成りすまし、宿を後にした。

m 爺:「なぁ〜おさち・・・この格好おかしくないか?」
おさち:「うん、少し無理があるみたい・・・・」「だって、九州でお遍路さんは無いだろう」

m 爺:「それもそうじゃが、遍路になるなら女装の必要もないとは、思わんか?」

おきよ:「女装は気に入ってやってるんでしょ?」
m 爺:「なっ・・・何を馬鹿なことを・・・」

おきよ:「正直に言うてみよ」

m 爺:「実は最近目覚めたと言うか、気に入ってると言うか・・・・」
お 箕:「同じ香川出身として恥ずかしいです。」

m 爺:「なんと・・・」

おきよ:「私も同感!」「恥ずかしいったらありゃしない」
m 爺:「そんな・・・」

おさち:「ついでに、同じ四国もの同士と思うと、イヤになってくる」

m 爺:「そこまで・・・・トホホ」

おさち:「イヤになってくる。と、四国の祖谷に成ってくると掛けたんだけど、わかった〜」

一同「わかるかい!!!!!」
ガサ、・・・・ガサガサ・・・・・・ガサ、・・・・ガサガサ・・・・・・

のっこ:「ねぇ〜・・・サッキから私たちの後ろを着いてくる者が居るんだけど、気がついた?」
のんのん:「私は、分かっていたわ・・・」「みんな、振り向かないで・・」

そのとき、予期せぬ極の手が襲いかかってきた・・・・・

m 爺:「やばい!みんな気を付けろ。」「敵は真剣で来るぞ!」
のっこ:「刀を抜いて・・・」「応戦よ!!」
m 爺:「どうも、動きにくい・・・」「着物の裾がはだけてしまうワイ!」「えーい、言うてる場合か!」「格好など気にせんわ」「行くぞ・・・・・タァー」

ピッキーン・・・ビフュ・・・ドリャー・・・・ザク・・・・・キーン・・ジャ・・・おのれ〜・・・・

極A:「おい、こいつ・・・・男やぞ!」
極B:「ホンマじゃ!」「手強い奴・・・」
極D:「女じゃ、女を人質に取れ〜」・・・・おぅ〜

のっこ:「きゃー・・何すんの!・・・」「やったわね〜・・・・エイ!」
のんのん:「いや〜・・・」「助けて〜・・・」

おさち:「はっ、のんのんが、危ない!」「わかれ!」

審判でもないのに、おさちは「わかれ」をかけた。極達も釣られてのんのんから手を引いた。

おさち:「いまだ!」「のんのん・・・こっちよ!」

極F:「しまった〜」「うまく口車に乗ってしまった」
おさち:「作戦成功よ!(^○^)」

極C:「駄目じゃ。押されている・・・」「一端引き上げるか」
極A:「引け〜引け〜・・・」

タッタッタッタッタッタッタ・・・・・極は引き上げていった。

のんのん:「あ〜びっくりした〜」「一瞬やられるかと思いました」「おさちありがとう・・・」

おきよ:「ほんと!・・・私も刀を抜いて蹲踞をしていたのですが」「だれも『始め』ッと言ってくれなかったんで戦えませんでした。」

(o_ _)oドテッ!・・・・・やっぱり、構えとったんかい。

m 爺:「みんな良くやった。」「偉いぞ!」みんな

お 箕:「極の手の者が退散したとはいえ、気が抜けないわよ!」

m 爺:「心得ておる」「『悪霊退散』は田伐神社でお祓いを受けて居るけど・・・・」「とりあえず、極の動きもようやく分かってきたので、みんな注意をするんじゃ!」
お 箕:「ッというわけで、今日は今から乾杯ですね。」

m 爺:「ばぁっかもぉ〜ん!」「今襲われたばかりなのに、気が抜けるか!」「何が、乾杯じゃ!」

お 箕:「申し訳ありません・・・・」
m 爺:「作戦といえ・・・・作戦と。」
お 箕:「はぁ?・・」「では、作戦を練りましょう」
m 爺:「うむっ、一杯やりながら作戦会議じゃ」

(o_ _)oドテッ!(o_ _)oドテッ!

本当に安心できる一行なのか?思いっきり不安であった。。。。
 
                     つづく
[2002/07/21 09:43:30]

お名前: Hide.   
☆この作品は、誠志塾のかおるさんのご結婚を祝し、今は閉鎖されたtagi2さんの掲示板に
 平成12年8月〜10月にかけて連載されたものです。


「月物語」 その44 Hide.

博多 陣宿 深夜

離れのひと部屋を除いてすっかり静まり返っている。その部屋も、気配を殺したくノ
一忍群が虫1匹も通さぬ気構えをもって警備に当たっていた。

tagi爺  :「おのおの方、これからが本番でございます」
一 同 :「(--)(__)」
tagi爺  :「みなの者に話しましたる作戦は、陽動作戦。なにせ、人間は悪くないの
     ですが、異常に口の軽い者もおりますでなぁ・・・(^^;」
一 同 :「(--)(__)」
tagi爺  :「それに、極 悪人(きわみあくと)の手のものが我らの作戦の探索に入っ
     ているとの報告も受けております。ゆえに、さらに裏をかくことが肝要と
     存じます」
ふく爺 :「矢七2号からの報告によれば、敵は200名からの手勢を配置し、我らの
     北上を阻止せん構えにございます」
甫坂老 :「200名か! また集めたのぉ。     して、その配備は?」
柳  爺:「ここから上方に上がるには、海路を除いて『ばってん峠』と『とんこつ池』
     の二つの経路しかございません。海路は、ご老公様達が遭遇された海賊と
     極一派との密約が成立しており、相当な手勢が瀬戸内海に配備されている模
     様にございます」
たか殿 :「海路はムリか・・・・・・」
天  爺:「御意! 海賊どもも、アノ失敗がありますゆえ、数にものを言わせて襲い
     掛かってくるものと推察されます。なにせ、金品の強奪が目的ではありま
     せぬゆえ、一斉に火矢などを掛けられては太刀打ちできませぬ・・・」
甫坂老 :「陸路を考えたとき、安全と考えられる道はどちらか?」
ふく爺 :「『とんこつ池』の方が広い場所が多いため、集団での待ち伏せに適してお
     ります。ダイエーも近いですし、優勝大売り出しに刺客を忍ばせることも
     たやすいかと」
たか殿 :「ということは、かおる姫には『ばってん峠』を行ってもらうのか?」
tagi爺  :「いえ、『とんこつ池』の経路を進んでいただきます(^^)」
甫坂老 :「な、なんと!('o')    どのような策じゃ?」
柳  爺:「かおる姫には日頃鍛えし健脚ぶりを披露していただかなくてはなりませぬ。
     おさち、おきよ、のんのん、のっこ、お箕、m爺らとともにお遍路さんに
     扮していただき、『とんこつ池』を正面突破いたします。これが第一陣です(^^)」
たか殿 :「m爺は女装させるのか?(^^;」
ふく爺 :「本人も気に入っているようですし、万が一の一次攻撃の防衛に必要かと・・・(^^;」
甫坂老 :「西方の女性陣を信頼しないわけではないが、ちと、頼りない人選ではない
     だろうか?(^^;」
ふく爺 :「そこが狙い目です(^^) 周辺への目配りを怠らぬような剛の者を警護につ
     けますれば、それこそ極一派に簡単に見破られてしまいます。その点、今
     申した者たちには緊張感というものがありませんから・・・(^^;」
たか殿 :「しかし、万が一見破られた場合、手だてがないではないか?」
tagi爺  :「矢七2号、サッキー、Akira、ぺこぶーを旅人に扮装させ、バラバラに進
     ませます。万が一気取られた場合、ぺこぶーの妖術で時を稼ぎ、矢七2号、
     サッキー、Akiraの3名が、かおる姫を無事にお連れする予定」
甫坂老 :「その他、お遍路に扮した女性陣とm爺は?」
柳  爺:「人柱となってもらう以外に策はありませぬ・・・(^_^ メ)」
たか殿&甫坂老:「うーむ・・・・・・(^^;;;;」
ふく爺 :「それより遅れまして、『とんこつ池』隊を陣宿正面から、『ばってん峠』
     隊を裏口から、両方同時に出立いたします」
tagi爺  :「当然、平地経路であります『とんこつ池』隊が先に極一派と遭遇いたしま
     す。こちらは地形柄、敵兵力が集中していると予想されますので、こちらも
     警護には腕の立つものをそろえます」
たか殿 :「と言うと・・・?」
柳  爺:「西方は、tagi爺、もり爺、P爺、ズッコケ、ふく爺。東方は天爺、柳爺、
     羊飼い、もも、ムーヤン。    かおる姫役にはうり姫、お付にKirara
     でございます」
甫坂老 :「うり姫まで混ぜても、10名しか手だれのものはおらんが・・・」
ふく爺 :「お遍路姿のかおる姫が無事に抜けられれば、矢七2号、サッキー、Akira、
     ぺこぶーが戻って合流いたします」
tagi爺  :「仮に150名ほどの手勢がいたところで、ひとり10殺。造作もないこと
     でございます(^^)」
たか殿 :「うむむむ・・・・・・」
柳  爺:「殿たちご一行は、裏口より『ばってん峠』を目指していただきます」
甫坂老 :「姫役のカゴには誰が?」
ふく爺 :「ユッキのママが乗ることに決まっておりますm(_ _)m」
たか殿 :「危険な役柄、よく承知したのぉ」
柳  爺:「『朝娘』で売り出した後、ソロデビューさせる確約をさせられましてござ
     います・・・(^^;」
甫坂老 :「したたかよのぉ・・・(^^;」
たか殿 :「して、『ばってん峠』隊の人選は?」
tagi爺  :「ご老公様は矢七2号(注、43話参照)だから、先に行っちゃうでしょ?(^^;
     だからぁ、たか殿、Hide.爺、やぶっち、ともとも。お付役にミーシャ。そ
     れに、成蹊屋の主のそつない主務殿と船頭頭のぴょんちゃん・・・。あっと、
     ゴージャス町娘姉妹のあんじゅとhikoも忘れてはいけませんね(^_^ メ)」
たか殿 :「そつない主務殿とぴょんちゃんは町人じゃないのか?!(^^;」
柳  爺:「ふたりには侍装束を与え、竹光を持たせましたるところ、たいそう乗り気
     でございます(^^;」
ふく爺 :「また、カゴに乗るのがユッキのママだということは伏せてありまして、
     『こちらが本隊』とHide.爺には偽ってございます。あの爺は、プレッシャー
     のかかった試合に強いタイプですので、律義者のやぶっちとともに存分に
     戦ってくれるものと思われます(^^)」
tagi爺  :「また、ともともはくノ一忍群の中でも飛び切りすばしっこいくノ一にござ
     います。『ばってん峠』のような山道での戦闘に最適でございます(^^)」
たか殿 :「し、しかし、余は、やっぱ『とんこつ池』隊がいいのぉ・・・(^^;タヨリナイカラ」
柳  爺:「お言葉ではございますが、殿がおりますればこそ、『こちらが本隊』とい
     うウソが誠になるわけでございます。『敵を欺くには、まず、味方から』
     でございまするm(_ _)m」
甫坂老 :「それにしても警護の者が少ないのでは? 殿の身に万が一のことがあっ
     ては、かおる姫を無事にお連れできたとしても何もなりませんぞ! か
     えって、天下国家の一大事・・・」
ふく爺 :「私どもの読みでは、『ばってん峠』の待ち伏せ場所は峠を登りきり半分
     ほど下った『夜叉岩』付近しかございません。それ以外の場所では、全員
     が木の上に待機するか、崖下に隠れているかしか手がなく、いずれも不利
     でございます」
甫坂老 :「待ち伏せに不利ゆえにかおる姫が乗った本隊が通過すると見て、主力を配
     置するようなことはないのか?」
tagi爺  :「そこがこの2重の陽動作戦の要でございます(^^)」
柳  爺:「この陣宿を出立いたすところを、当然、敵斥候が張っていることでしょう。
     裏口が本隊の可能性を捨てきれぬまま、人数の多い『とんこつ池』方面の
     守備固めをするべく報告に走るはずです」
ふく爺 :「相手方にすれば、『とんこつ池』隊の姫が偽物とわかれば、兵力を峠の出
     口付近に先回り、再集結させ『夜叉岩』襲撃失敗への備えにあてることで
     しょう」
たか殿 :「その対策は?(^^;」
柳  爺:「お遍路隊とともに矢七2号、サッキー、Akira、ぺこぶーが先行してお
     りますゆえ、この者共が、峠の出口付近に向かわんとする者共の進路をふ
     さぎつつ『とんこつ池』隊の支援をいたします(^^)」
甫坂老 :「フム・・・。可能なかぎり策は万全のようじゃな」
たか殿 :「さすが、切れ者と評判のtagi爺だのぉ(^^)」
tagi爺  :「恐れ入りましてございますm(_ _)m」
たか殿 :「して、おのおのの出立は何時ごろか?」
ふく爺 :「先発忍群の矢七2号、サッキー、Akira、ぺこぶーは、夜が明ける前。お
     遍路隊は夜明けとともに。『とんこつ池』『ばってん峠』隊は、この宿の
     チェックアウトの10時になっております(^^)」
甫坂老 :「じゃ、ワシが一番早いから、もう寝なきゃね(笑)」
tagi爺  :「これにて秘密軍議は終了でございます。今後、それぞれの打ちあわせ、確
     認はございません。それぞれの隊の連絡には、忍郡が利用しておりますハト
     を使います」
柳  爺:「殿とご老公の安全を、心より祈念いたしておりまするm(_ _)m」
たか殿 :「皆の者もな・・・・・・(;_;)ハラハラ」
甫坂老 :「生きて再び相まみえるのじゃ! ひとりとして命を粗末にしてはなりませ
     んぞ!(;_;)ハラハラ」

仲間にも秘密の軍議は終了した。いつもなら酒を飲んで騒ぐ爺達も、今宵は素直に眠
りについた。
ディティールを書き込むだけに終始したが、これで各人の動きが決まり書きやすくな
るはずだ・・・・・・、と言うのは、こっちの話だったヾ(・_・;)オイオイ

                              つ・づ・く・(^_-)〜☆
[2002/07/20 11:37:01]

お名前: Hide.   
☆この作品は、誠志塾のかおるさんのご結婚を祝し、今は閉鎖されたtagi2さんの掲示板に
 平成12年8月〜10月にかけて連載されたものです。


「月物語」 その43 tagi2

いや待てよとHide.爺が今朝のかわら版をとってきた…

Hide.爺「フォークスは 今 「M4」じゃな…  姫様の出発には間に合わんじゃろ…」
m爺「ダメだったか〜、残念じゃぁ〜」
Hide.爺「まぁ、他の手を考えるとしようか…  のう矢七2号…  あれ?矢七2号は?」
m爺「ほんとじゃ、さっきまで居ったと言うのに…」
お箕「探して参りましょうか?」
甫坂老「いや、 ワシが呼んで参ろう!  心当たりがあるでな…」(^^;;;,

暫くして…

矢七2号「Hide.爺殿、お呼びでしょうか?」<(_ _)>
Hide.爺「おぉ、矢七2号どこへ行っておった?  作戦の続きをせねば…」
m爺「やはり…  姫様の出発をずらせる事が出来るのは矢七2号しかおらぬの…」
矢七2号「ははっ、承知致しました!」
Hide.爺「まぁ、そう言う事にしておきますか? ご老公様…  あれ?ご老公は?」
矢七2号「ご老公様ですか?^^; 暫くお待ちを… 呼んで参ります」
お箕「私が行きましょうか?」
矢七2号「いや、ワシが行く…」(^_^;)


甫坂老「この老人に何か御用かな?」
Hide.爺「あ、ご老公様、 姫の出発をずらす役は矢七2号で宜しいでしょうか?」
甫坂老「うむ、それが良かろう!」
m爺「しかし… 簡単にずらすといっても…  のう、矢七2号  あれ?矢七2号は?」
Hide.爺「矢七2号!どこへ行った?」
お箕「何処に行かれたやら…」
甫坂老「ワシが呼んで参ろう!」(~_~;)
m爺「ご老公様、ワシが行きますからごゆっくりしてて下さい!」
甫坂老「ははは、 良いのじゃ!  運動じゃ!」(笑)


矢七2号「ハァ、ハァ、ハァ…   お呼びでございますか?」(汗)
m爺「どうした? ずいぶん息遣いが荒いな…   気分でも悪いのか?」
矢七2号「いえ、そうではございません…  大丈夫です…   ハァ…」
Hide.爺「そうだ! ご老公に折り入ってお願いがあったのじゃ!  ご老公は?」
矢七2号「え〜、 またご老公ですか?  暫くお待ちを…」(-_-;)


甫坂老「ハァ、ハァ、ハァ、ハァ、ハァ…  呼んだかの…?」(^^;;;,
m爺「ご老公様、ひどい汗ですよ… どうかなさいましたか?」
甫坂老「いや、何でもござらん!」(汗)
Hide.爺「印籠を矢七2号に持たせてはいかがでしょうか? のう矢七2号… 矢七2号?」
甫坂老「ま、 またか…  ちょっと待っておれ…」


矢七2号「ハァ、ハァ、ハァ、ハァ、ハァ、ハァ、ハァ、ハァ… お呼びですか?」
Hide.爺「矢七2号、 そ、それは… ご老公様の野袴ではないのか…?」
矢七2号「ハァ、ハァ、ハァ…  あれ? すみません、時間がなくて…」
m爺「なに? じかん?」
矢七2号「あ、いえ…  こちらの話で…」
Hide.爺「何だかさっきからおかしいぞ! ご老公様と矢七2号、二人同時に出て参れ!」
矢七2号「え〜〜〜ぃ、できるか!  もう許して下さい…」(T_T)
お箕「あら、二役だったの?」
(o_ _)oドテッ! (o_ _)oドテッ! (o_ _)oドテッ!


果たしてこのシーンは必要だったのだろうか…???
                                       つづく
[2002/07/19 13:16:42]

お名前: Hide.   
☆この作品は、誠志塾のかおるさんのご結婚を祝し、今は閉鎖されたtagi2さんの掲示板に
 平成12年8月〜10月にかけて連載されたものです。


「月物語」 その42 m爺

何とか作戦も決まり、その準備に追われていた時・・・・・

矢七2号:「tagi爺〜・・・tagi爺〜・・・あっ、こちらでしたか」「朗報が有ります」

tagi爺:「何じゃ、何か情報を掴んだか?」
矢七2号:「へい!実は・・・・・コショコショ・・・」

tagi爺:「何と!。姫はホークス優勝の暁には、バーゲンに行くとな。」

m 爺:「どこに行くって?」

tagi爺:「ダイエーグループじゃ。」
m 爺:「ほっほぉ〜・・・ダイエーにバーゲンね〜」「それがどうした矢七2号」

矢七2号:「m爺、ダイエーに行くには、『とんこつ池』の方に行かねばいけません。」

m 爺:「ッと言うことは・・・『ばってん峠』は・・・・」
tagi爺:「そうじゃ!。峠は通らないって事じゃ!」

柳 爺:「おぉ〜・・・では、プロジェクトAが実行できるな」

甫坂老:「ぼろじぇくと???」

柳 爺:「プロジェクト・・・プロ!」
甫坂老:「・・・・プロ!・・・・・っで、何じゃ?」

柳 爺:「『計画』って言う意味ですよ」

Hide.爺:「さすが、柳爺」「えんぐれっしゅで来たな(^○^)」
tagi爺:「では、どうしてもホークスに優勝して貰わなくてはいけませんね」「情勢はどうじゃ」

矢七2号:「ただいまマジック5です」
おきよ:「マジック5ですか。・・・で、黒?  赤?何色のマジック?」

矢七2号:「そのマジックでは有りません」

チャラララララ〜ン・・・・・へこぷーが音楽に合わせて、手から鳩を出した。

へこぷ:「こんなん出ました(^○^)」
m 爺:「さすが妖術使い・・・何でも出てくるのでしょうか?」

へこぷ:「ちょ・・ちょっと〜、ボケてるんだから誰か突っ込んでよ!」

一同「・・・・・・・・・・・・・・すまん」「あまりにも見事だったので・・」


うり:「これ、・・・食事を持て!」
m 爺:「うわっ、うりぼう・・・完全に姫に成りきっているワイ!」
tagi爺:「可愛いの一言で選ばれたのに・・・・」
ふく爺:「まぁ〜良いではないか。本人もまんざらではなさそうじゃ!」
Akira:「しかし、プロジェクトAにも、少々難がありまして・・・」「極の手はその場で騙せて姫は無事でも、生き残った極の者が居れば今後の姫は誰が護衛する。」

一同「う〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜ん。。。。。。。。」

考え込んでしまった。


プロジェクトAが、進んだような、いないような・・・・・酒の量だけは進んでいった。

                          つづく
[2002/07/18 13:18:12]

お名前: Hide.   
☆この作品は、誠志塾のかおるさんのご結婚を祝し、今は閉鎖されたtagi2さんの掲示板に
 平成12年8月〜10月にかけて連載されたものです。


「月物語」 その41 tagi2

軍議再開…

ふく爺「話を元に戻しますが… 姫様の出発の時刻をどうにかしてずらす…」
Hide.爺「…それから?」
ふく爺「姫様の身代わりを乗せた駕籠を先に 極が待つ「ばってん峠」に向かわせる…」
Hide.爺「極がその駕籠を襲う…」
ふく爺「本物の姫様ではないことがわかる…」
Hide.爺「しまった! と、思う…」
ふく爺「しかし、時すでに遅し…  我々が成敗する…」
Hide.爺「完璧だな…  その手で行こう!」

甫坂老 「が、しかし… 非常に危険な姫様の役は誰がするのじゃ?」

m爺「おさち、どうじゃ! 代役を引き受けてはくれぬか?」
おさち「えっ、私が…?  ダメですよ… 家に帰れば宇宙人と王子が待ってるから…」
m爺「ならば… おきよは?」
おきよ「いや〜ん! だって、駕籠の中じゃ お化粧見えないもん!」
(o_ _)oドテッ!

柳爺「では、ともともは…?」
ともとも「ダメダメ! もうすぐ天爺からの美味しいお米が来るから
     食べないうちは死ねないわ!」
柳爺「ふ〜む、 じゃ、やっぱり羊か?」
羊「ダメですよ… 戦いになったら一番に出て行ってしまうから…」

m爺「じゃ、誰がその役を務めるのじゃ?   の、の や あんじゅ、hikoはどうじゃ!」
   「ノーコメント…」  
柳爺「お箕は…?」
お箕「私、駕籠酔いするんです…」
ふく爺「こまったなぁ 誰もおらんか…」
Hide.爺「姫様の代役だから、一番かわいい子でないとね…」

女子全員「私がやるしかないかぁ〜」
(o_ _)oドテッ! (o_ _)oドテッ! (o_ _)oドテッ! (o_ _)oドテッ! (o_ _)oドテッ!

m爺「え〜かげんにしなさい!」(^○^)

ズッコケ「あの〜、  うり姫様はいかがでしょうか?」
Hide.爺「おぉ〜、 忘れとった!」
ふく爺「うり姫様、今のお話 いかがでしょうか?」
うり姫「そういう事ならやらせて頂きましょう!」
甫坂老 「うり姫、かたじけないのう!」
うり姫「って事は、私が一番かわいいって事?」

Hide.爺「……もちろんでございます!」<(_ _)>
ふく爺「Hide.爺、間があき過ぎたぞ…」 ( -.-)/☆( +.;)ポカッ
うり姫「やた! 一番かわいいぞ!  よし!」(*^^*)


m爺「なぁ、tagi爺… ワシは女心というものが 良く分からない…」
tagi爺「分かろうとする方が間違いじゃ!」(笑)

こうして作戦は出来上がった!

しかし、我々が九州に来ていることを手下から連絡を受けた極は
当初、80人前後の軍勢予定を大幅に変更し
200人の大軍に増員していた…

そんな事を知らない爺達は、仲間達と合流できた嬉しさに
またいつもの調子で酒を浴びるように飲んでいたのだった…       つづく
[2002/07/17 13:17:16]

お名前: Hide.   
☆この作品は、誠志塾のかおるさんのご結婚を祝し、今は閉鎖されたtagi2さんの掲示板に
 平成12年8月〜10月にかけて連載されたものです。


「月物語」 番外編 P爺

お料理編   其の弐

  時は経ち、何やら焚き火の近くより良い匂いが立ち上がっていた。
おさち :「何でここえ来ると良い匂いがするの?」 
そつ指南:「さっすがー!何処に居ても呼ぶより早い。」
おさち :「ねー!おとも、羊の姉さん、ぺこぶ―!の、のん良い匂いがここでしてますよ。」
のん  :「之は焼き芋!」
ぺこぶー:「それとは違う匂いも致しますぞ、クンクン。」
柳 家老:「流石にぺこぶ―は鼻が利くのー。犬もビックリじゃ」
     「ソロソロ良いかな?やぶ殿焚き火に下を掘ってくだされ」
やぶ指南:「ザクザク、あちち―!何処に置きます?」
柳 家老:「皆の集まっている飯台へ。」

  其の頃Hide指南役は、鉄なべに油を注いで釜戸に火をくべて下りました。
もり指南:「何を致すのじゃ、石川五右衛門はもうお縄になって居るぞ!」
Hide指南:「お主の持ってまいった手羽先をから揚げにして進ぜようと思いしたくの最中じゃ
      そなたも手伝うて呉れぬか?」
もり指南:「何をすればよいのじゃ? 之でも少しは作った事が在るのですぞ!
      奥方の誕生日には、愛情一杯の手料理でもてなして居るのじゃ。」
Hide指南:「作り方は此方じゃ

  てば先のから揚げ
材料
  骨付きの手羽先  お好みの本数
   (なるべく小さい物)
  タレの材料
   濃い口醤油・・・・・・・・・100cc
   ほんみりん・・・・・・・・・100cc }(1)
   酒    ・・・・・・・・・ 20cc
   にんにく・・・・・・・・・・親指大を1片
   たかの爪・・・・・・・・・・小を1本   }(2)
   梅干  ・・・・・・・・・・中を1個
   白ごま(炒ったもの)  白コショウ(パウダーの物) 塩

たれの作り方
   ・(1)を混ぜ合わせる
   ・にんにくはスライス、たかの爪は小口切り、梅は種を取っておく。
   ・下処理した(2)を混ぜた(1)の中に入れる。
   ・そのまま常温で3日保管。その際 容器などに付いた水は必ず乾いた布巾等で
    拭き取って下さい。水が入ると腐ってしまいます。

Hide指南:「たれの中に手羽先は付け込んではいけませんぞ」
もり指南:「え〜!漬け込まないの〜。味が染みないじゃん!」
Hide指南:「よいのじゃ。後から揚った手羽先に刷毛で塗るのじゃ。」
     「実は、拙者其のたれの中に漬け込んでしまいトンでもない事に成ってしまった
      のじゃ。奥方には文句ブツブツ材料費もったいない。災難であった。」 

   骨付き手羽先をあげていきます。
   まず手羽先を、水で洗います。よく水分をふき取って、そのまま何も付けずに
   約180℃のサラダ油であげます。浮き上がってきたらひとまず取り出します。
   人数分の手羽先があがったら、油の温度を、約200℃まで上げます。
   先ほど1度あげした 手羽先をもう1度あげなおします。濃いめのきつね色に成るまで
   しっかり あげてください。
   ☆注・・油の温度の上がりすぎには充分注意してください。
   手羽先があがったら、混ぜ合わせたたれを刷毛で1本ずつ塗っていってください。
   全部に塗れたら、塩を軽く振って、その後コショウを適宜ふりかけ、最後にごまを振って
   できあがり。このみで、化学調味料を振っても結構です。

Hide指南:「もり殿出来上がったようじゃなー、う〜ん良い匂いじゃ」
ムシャムシャ ポリポリ◇◆☆☆☆☆*・・・)
Hide指南:「何をしておる!」
もり指南:「ちと毒味を。でも ♪♪やめられない とまらない♪♪。」
Hide指南:「ササ。皆の待つ飯台へ、あちらでは、
      ご家老が、ろーすとびーふを取り分けて御出でじゃ」
柳 家老:「皆の者 お待たせ致した。では特製ろーすとびーふのご披露じゃ。」
 一同 :何じゃ、この葉っぱで包んだ石のような物は?
柳 家老:「たれか、げんのうを持て!」
     「ゴンゴン バリパラパラ」
 一同 :おお〜〜!うまそうじゃ〜。はよ取り分けてくだされ!
柳 家老:「そこに置いてあるにんにくとからしを塗って食されよ」
   いっただきま〜す。

まだまだ彼方此方でいろいろな物を作って居るが、またの機会にご紹介いたそう。
ふく指南:「もう終わりか?某の出番はどうしたのじゃ・・・・!」
もり指南:「ふく殿、早よ食べんと無くなってまうがね!」
Hide指南:「え〜、B型の・・」
tagi指南:「もうええよ〜。」

皆は楽しく、御狩場の会を楽しんでおりました。
[2002/07/15 13:57:09]

お名前: Hide.   
☆この作品は、誠志塾のかおるさんのご結婚を祝し、今は閉鎖されたtagi2さんの掲示板に
 平成12年8月〜10月にかけて連載されたものです。


「月物語」 その40 m爺

出発を明日にして城内ではKiraraとこんな会話が交わされていた

そわそわ・・・・そわそわ・・・・・・

Kirara:「姫、落ち着いてください」
姫:「どうして?  落ち着いていられますか・・・」「いよいよ明日大阪に向けて出発よ!」
「緊張するわよ!」

Kirara:「油とチャウチャウ・・カブラとチャウチャウ・・コブラとチャウチャウ・・」

姫:「その金鳥と違う!」
Kirara:「起〜立。   礼・・・」

姫:「それは級長」

Kirara:「キチョ〜ン・・・」
姫:「ガチョ〜ンでしょ」

Kirara:「確か160cmだったと・・・・」

姫:「それは身長じゃない!」「緊張だって〜」

Kirara:「飛行機の・・・・機長。」「こちらに・・・・記帳。」「朝6時に・・・起床」「福井でごじゃいます・・・気象予報・・」「もう、無かったかな?」

姫:「探してる場合か?」「そんなことより荷物の整理は出来てるの」 

Kirara:「はい、ちゃんと出来てますよ!」「まったく、何回同じ事を言う姫じゃ」・・・・ブツブツ。。
姫:「ン、何か言った?」

Kirara:「いっ・・・いえっ・・・別に何も・・・」

姫:「お供の者は準備できてるの?」「長旅になるわよ」「駕籠の準備は?」「テレビはついてるの?」

Kirara:「テレビですか?」「オリンピックで見るのですか?」「終わってしまいますよ・・・」
姫:「野球よ!」「ホークスが優勝したらダイエーグループへ買い物に行くわよ」

Kirara:「まだ何か、お買いに成るんですか?」「嫁入り道具は全て買いそろえましたよ」

姫:「当たり前じゃない・・・・バーゲンよ!バーゲン。。」「楽しみだわぁ〜」

Kirara:「バーゲンねぇ〜・・・」「デンマークの首都で、ヨーロッパの中心的都市・・・・」
姫:「また始まったわね。それは『コペンハーゲン』・・・」「Kirara、最近ボケに回ったわよ(笑)」

Kirara:「でも、良いボケが出来なくて〜」「天然でボケれる方が羨ましい・・・」
姫:「無理にボケ様とするからや。」「自然体が一番よ! 自然体が・・・」

Kirara:「えっ、自然薯?アレはすってご飯に掛けて食べるとおいしいんですよねぇ〜」

姫:「漢字で書かなきゃ理解できないじゃない!」「いつもより多くボケて無い?」

Kirara:「ところで明日はどの着物を着て行きますか?」「もう季節も秋だし・・・」

姫:「秋と言えば、サンマがおいしいわね」

Kirara:「いやっ、食べ物の話じゃなく、着物の・・・」

姫:「秋のナスも良いな」

Kirara:「ねぇ〜ちょっと・・人の話を聞いてる?」

姫:「香り松茸味シメジ・・・・・」
Kirara:「どこが緊張してるの・・・・ったく!」「食べ物の話になると、目の色が違うわ」

姫:「えっ、何か言った?目の色が・・・私の目、黒いよ!」

Kirara:「・・・・・・・・・・・・・・・・・」

どうにも会話が進まない2人であるが、こんな調子で大阪に行けるのだろうか、不安である。         
                                       つづく
[2002/07/12 13:42:52]

お名前: Hide.   
☆この作品は、誠志塾のかおるさんのご結婚を祝し、今は閉鎖されたtagi2さんの掲示板に
 平成12年8月〜10月にかけて連載されたものです。


「月物語」番外編 P爺

御料理編  其の壱
お江戸の町にて、年に一度 各藩より剣術指南役が一門を引き連れ 大武術大会 剣術の部に
参加しておりました。

成績はともあれ、各藩の精鋭達は日頃の成果を遺憾なく発揮しておりました。
武術大会が終わり、各藩の剣術指南役は、先に水戸のご老公より頂いた書面と、書き添えられた
一文の品物を持参して、エゲレス領地館へはせ参じました。

その品物とは、各藩の名産品で「食せる物」と記されてました。

甫坂老公:「皆の物今日一日ご苦労であった。どのような物を持ち寄って頂けたかのー。」

ご老公は、各藩の指南役を一同に介し労を労う為に、大御狩場焼き会を、柳家老の提案で
開催される事となりました。

柳 家老:「今日は皆で楽しく、呑み・食べ・語り合おうぞ」
tagi指南:「わしは、どの方が、誰なのか解り申さん?」
柳 家老:「それでは各自持ち寄った品共々ご紹介くだされ」
ふく指南:「拙は髭のふくじゃ、名産品が無いので今日の活動写真を担当させていただく。」
Hide指南:「わしは、秋刀魚じゃ。練馬の秋刀魚と言うじゃろー。」
もり指南:「あれ?練馬じゃなくて目黒じゃないの?」
Hide指南:「そうとも言う・・・(ーー;)。。。。?」
アマ指南:「おおー!之は越後の名産コシヒカリじゃぞー。寿司飯には最適であるぞ!
     ついでに、グイターでもご披露いたしましょうかノー。」
柳 家老:「それは宴も酣に成ってから、皆の歌声に併せて頂きますゆえ。」
ピコ 左:「それがし、裏山にて堀し 自然薯と畑で取れた 里芋を持参しました」
もり指南:「自作の徳利にてお神酒をターンと持ってまいりました。ついでに若鶏の手羽先も
     持ってまいったぞ。」
ピコ 左:「Hide爺 特製のタレは持ってまいったであろうな?」
Hide指南:「あれは作ったのでは有るが、電子調理箱の上に置いておいたら腐ってしもうたわ。
     はっはっはっはあーー」 
MIE姫:「御狩場焼きと言えば、ジャーン 松坂牛、これでしょ?」
柳 家老:「之は、何と程よく油の乗った肉ではないか?之はエゲレスの伝統料理の
     ろーすとびーふ にするとよさそうではないか?」
ピコ 左:「野菜などはござらぬが、如何いたそう。」
きりん姫:「阿波の島より玉葱とpマン・セルりを持参いたしました。」
ピコ 左:「それはそれは、なんぎであったのー。」
柳 家老:「どこぞに、塩と卵は有り申さんか?」
tagi指南:「塩は、某が赤穂より持ち寄った物がござります。」
もり指南:「名古屋コーチンの卵ならあるでよー。」
柳 家老:「そつない主務殿、tagi指南役の持って参った塩一斤と、もり指南役の持って参った
      卵の白身を壱拾個を混ぜ合わせ粘土のようにして下され。」
そつ指南:「塩と卵の白身だけですな?黄身は如何すればよろしいのです?」
m 指南:「黄身だけに、君が食べればー?」
一同    さぶー・・・・・・・・!!
柳 家老:「Hide殿、そこらに行って石を拾って来て下さらぬか?」
     「もり殿、その石の上で焚き火をして下さいな?」
     「きりん殿、野菜を適当に切っておいて置いてな。」
ピコ 左:「ご家老何をされるので・・・・?」
柳 家老:「もちろん、ろーすとびーふを作るのジャー!」
     「皆の者、手分けをして手伝ってくだされ。 まず
      肉の周りに切った野菜を貼り付け、卵で練った塩でその上を被う、そのまた上を
      里芋の葉っぱで巻き、焚き火をしていた場所に穴を掘る。
      その穴の中に、焚き火の中の石を敷きその上に塩に包んで葉っぱ巻きにした肉を乗せ
      土を掛けその上で又、焚き火をする。」
ふく指南:「何やら土人の料理のように思えるが・・・」
柳 家老:「そつない殿、一時(2時間)ほど焚き火をしていて貰えまいか?」
そつ指南:「ついでに焼き芋でも・・姫たちが喜びますゆえ」

果たして柳家老の ろーすとびーふは旨く出来上がったのか?
  その話は又 後程・・・・・?
          次は、Hide指南役の手羽先格闘編に つづく おたのしみにm(__)m
[2002/07/08 21:46:09]

お名前: Hide.   
☆この作品は、誠志塾のかおるさんのご結婚を祝し、今は閉鎖されたtagi2さんの掲示板に
 平成12年8月〜10月にかけて連載されたものです。


「月物語」 その39 tagi2

ついに…
姫様が大阪に向けて出発する日は明後日と決まった
矢七2号とお箕からの連絡によれば、お供の者20名を従えて
お駕籠に揺られての大阪入りらしい

そして嬉しいことに
江戸の爺達がこちらに向かっているとの連絡がサッキーの
伝書鳩によって届けられた

ふく爺「みんな、喜んでくれ! 間もなく江戸の爺様達がこちらに到着じゃ!」

一同からドッと歓声がわく…

おきよ「きゃー、江戸の爺様達はどんな人たちかな?  ワクワク…  
     お化粧これで良いかな…」
おさち「じゃ、私も着物を着替えよかな?  んと、確か… 豹がらのがあったかな?」
のんのん「ねーねー、関西弁は使わないほうがいいのかなぁ?」
のっこ「私、関東に行って来たから  もう、関西弁なんかでまへんわ!」
m爺「思いっきり関西弁やがなぁ…」(笑)

ズッコケ「お〜い、江戸の爺様達が到着されたぞ〜」(~o~)
ふく爺「ささ、皆でお出迎えじゃ!」

Hide.爺「いや〜、待たせっちゃったね…」ヽ(^.^)ノ
ふく爺「遅いぞHide.爺!」
Hide.爺「まあまあ、こちらにも色々と都合と言うものがあったのよ…」
tagi爺「はじめまして… お噂はかねてより…」
Hide.爺「お〜、そなたがtagi爺か…? この度は なんちゅう企画をするのじゃ!」(笑)
tagi爺「ははは、申し訳ございません…   ところでご老公様は?」
甫坂老 「ワシじゃ!」
tagi爺「ははっ、ご尊顔を拝し、恐悦至極でございます」
m爺「さぁ、固い挨拶は後回しにして 奥で一杯やりましょう!」
柳爺「それは有り難い…」
天爺「もうのどがカラカラで、鼻がつばってます…」 (注、田村正和です  笑)

ふく爺「Hide.爺、もり爺達とは会わなんだか…?」
Hide.爺「あ〜、あの二人ならもうすぐ帰って来るであろう!」(~_~;)
ふく爺「そうか…、 ではお疲れの所申し訳ないが、一杯やりながら早速軍議と参ろう!」
Hide.爺「姫様のご出発は決まったのか…?」
ふく爺「明後日でござる…」

m爺「では、まず、やっと巡り会えた事と、皆の健康を祈念して乾杯じゃ!」
全員「かんぱ〜い!!」

甫坂老 「で…、早速じゃが… 姫様のルートは分かっておるのか…」
ふく爺「はい、おおよそは…  極達が姫様を襲う場所はおそらく「ばってん峠」かと…」
甫坂老 「ばってん峠…?  地図があったな…  羊、地図を… 」
羊「はい、只今…」

大きな地図をザーッと広げて…

羊「福井でございましゅ、日本海上空に停滞するぜんしぇんの影響で
   明日はところどころで雨が振りやすいでしょう!」
甫坂老 「…誰が天気予報をやれと言った!」(~_~;)
羊「はっ、申し訳ございません、私がボケれる所は限られておりますので…」
甫坂老 「無理やりボケんでも良いのじゃ…」
おさち「できる…」
おきよ「うん!」
tagi爺「何を感心しとるんじゃ!」(^_^;)

やっと軍議までたどり着けたと言うのに…         つづく
[2002/07/05 13:31:41]

お名前: Hide.   
☆この作品は、誠志塾のかおるさんのご結婚を祝し、今は閉鎖されたtagi2さんの掲示板に
 平成12年8月〜10月にかけて連載されたものです。


「月物語」 その38 m爺

時はすでに午前5時・・・

イチッ!・・・・ビュン・・・・ニィッ!・・・・ビュン・・・・サァン!・・・・ビュン・・・・・

tagi爺:「・・おはよぉ〜m爺。今日も朝から素振りですか?」

m 爺:「シィー!・・・ビュン・・・あっ、おはよ〜」「こうして鍛えておかなければのぉ〜」「夕べはぐっすり寝れた?」
tagi爺:「うン。しかし、年寄りは、朝が早いなぁ〜」

m 爺:「はっは・・ワシよりもっと早い方が・・・ほら、あそこに・・・」

そこには朝日に向かって仁王立ちに構え険しい表情のふく爺が居た。

イチッ!・・・・シャカ・・・・ニィッ!・・・・シャカ・・・・サァン!・・・・シャカ・・・

tagi爺:「おっ、アレはふく爺・・・・おはよ〜」「そちらも素振りですか?」

ふく爺:「シィー!・・・シャカ・・・あっ、おはよ〜」「いや、ワシは『乾布摩擦じゃ』」
(o_ _)oドテッ!

チャンチャラチャチャチャチャ・・・・ラジオ体操第一用意〜・・・・腕を前から上に大きく上げて背伸びの運動〜・・・・・1・2・3・4・・・5・6・7・8・・・・

tagi爺:「お〜ぉ、コッチではの・の・きりん・達がラジオ体操してるわ」「みんな、張り切ってるなぁ〜」

おさち:「あっ、たぎ爺おっは〜」「ネェ〜、夕べワタシに話し掛けなかった」「夢かなぁ〜」
tagi爺:「うっ・・いっ・・いや別に・・・・」「どっ、どんな夢じゃった?」

おさち:「何かネェ〜「タロウ」が出てきたり『きだたろう』まで出て分けわからん夢やった」

tagi爺:「ふ〜ん。m爺は出てこなかったの?」
おさち:「はい、m爺は出てこなかったが、『ナゴシ』・・・・とか言うのが出てきて、腹立った!」

はっはっは。。

m 爺:「おさち・・おはよ〜・・・何故、『ナゴシ』が出てきて腹立つの?」
おさち:「『ナゴシ』って言う方は、昔剣道の稽古の時に転ばされたことがあるのよ〜」プンプン
m 爺:「なるほど。」「そいつ、ひどい奴っちゃな」

Akira:「その男、剣道も強いのか?」

おさち・きりん:「いえ、試合を見る限り弱そうです。」
Akira:「何じゃそりゃ!」「口ほどにもない奴か」

おきよ:「おはひょうございます」「今日も元気だ化粧のノリが良い!」
(o_ _)oドテッ!・・・「朝からボケとる」

ズッコケ:「さぁ〜本日あたり東の方々とお会いできるかな?」
m 爺:「さぁ〜それはどうかな?」「なんせ、『ピンサロ』に行っている様じゃからのぉ」

ズッコケ:「最近、パチンコとか、ピンサロとか横文字が多いですね」「でも、朝からこんなに鍛えている爺達が居るのなら我が軍勢は向かうところ敵なしですね」
m 爺:「あたり、前田のクラッカーよ!」ワシが太鼓判を押しちゃるわい!」「ほれっ」


おきよ:「さすがm爺、太鼓判だなんて・・・太鼓腹と掛けたのよ。・・きっと」
m 爺:「ちが〜う!」「掛けてない」「第一、全然ボケて無いじゃない!」

おきよ:「あらっ、ほんと・・・わ〜はっはっは・・・・・

朝から陽気な一行は、極の族がこの一部始終をのぞいていたとは誰一人気がつかなかった・・・
  
                                ・・・・・・・つづく。
[2002/07/04 13:40:23]

お名前: Hide.   
☆この作品は、誠志塾のかおるさんのご結婚を祝し、今は閉鎖されたtagi2さんの掲示板に
 平成12年8月〜10月にかけて連載されたものです。


「月物語」 その37 Hide.

博多の街 すでに宵

ゲタを返されてしまってはやむを得ない。このまま突っ走るしか手はない(^^;シャーネーナー

【前回までのあらすじ】
博多の街を徘徊し、西方の同士の姿を求めていた柳爺・天爺・Hide.爺の3爺は、ふと
目に留まった妖しげなピンサロへと探索の輪を広げた。そこで、淫遊するもり爺&P
爺ことピコ左衛門を発見! しかし、座を移動しようとして驚いた。もり爺とピコ左
はピンサロに7時間も居続けでお楽しみ。店から渡された請求書はなんと300両も
の大金が! すったもんだしているところへ現われ出でたるは「ユッキのママ」を名
乗る謎のスパッツ&レオタード女だぁ('o')オー!

ユ ママ:「このまま返しちゃぁ、江戸っ子の名がすたるってもんだい!」
Hide.爺:「いよぉ、ネーサン、威勢がいいねぇヽ(^.^)ノ」
天  爺:「なんとも扇情的なお姿ですなぁ・・・。ともとものバニーちゃんとは一味違
     います*^.^*ポッ」
もり爺 :「ウン! ワシも好みぃぃぃぃぃヽ(^0^)ノ」
ピコ左 :「ウハッウハッウハッ(゜-)」
柳  爺:「あのぉ、つかぬ事をお聞きしますが、なんで、博多なのに江戸っ子なんで
     すかぁ?」
ユ ママ:「ま、堅いこと言わないの! なにせ、練馬でユッキのママといったら、
     ちっとは知れた存在なんだから! この間はスポレク大会の区の代表選手
     にもなったしぃヾ(^-^)ゞ イエーイ」
天  爺:「練馬だってよ、Hide.爺!」
Hide.爺:「ウ、ウム・・・・・・、ワ、ワシは知らんがのぉ・・・(^^;」
ピコ左 :「いいケツだなぁ・・・(゜-)」
もり爺 :「し、しかし、300両はチト法外な値段ではなかろうか?(^^;」
柳  爺:「わしらは旅のジジイですから、そんな大金は持ち合わせておりませぬ」
ユ ママ:「ジジイだからといって、あたしゃー容赦はしないんだよ!(^^)ルン」
柳  爺:「こ、困りましたなぁ・・・(;_;)オロオロ」
Hide.爺:「結構毛だらけ、猫灰だらけ、おシリの周りはク○だらけ!ヽ(^.^)ノ」
ユ ママ:「見上げたもんだよ屋根屋のふんどし!ヽ(^0^)ノ」
Hide.爺:「かーぜもないのにブーラブラヾ(^-^)ゞ イエーイ」
柳  爺:「Hide.爺! い、いかがいたした?」
もり爺 :「うわぁ、Hide.爺が乱心じゃぁ!!!」
ピコ左 :「ナイスなボディラインじゃのぉ(゜-)」
天  爺:「Hide.爺ぃぃぃぃぃ(;_;)」
Hide.爺:「御主、なかなかやるな?(●^o^●)ニコニコ」
ユ ママ:「ジー様こそヽ(^.^)ノ」
Hide.爺&ユ ママ:「ワァーッハッハッハッハァ(爆笑)」
柳  爺:「な、なんじゃぁ?」
もり爺 :「やっぱ、乱心でしょ(笑)」
ピコ左 :「ウヘヘヘヘェ(゜-)」
Hide.爺:「気に入ったぞ、ユッキのママとやら!   その方のいでたち、ただ者では
     ないと見るが、何か特技でもあるのか?」
ユ ママ:「特技ぃ? えー。 知りたいぃぃぃ?*^.^*ポッ」
ピコ左 :「知りたい、知りたいぃぃぃぃ(゜-)」
天  爺:「ワシも知りたいもんねぇ(^^)」
もり爺 :「やっぱ、特技だからなぁ、バナナを切ったり、たばこを吸ったり、お札を
     つかんだりするのかなぁ・・・(゜-)モンモン」
Hide.爺:「ほれ、柳爺も知りたいであろう?(^^)」
柳  爺:「ワ、ワシは別段・・・」
Hide.爺:「この手のオナゴは、自己顕示欲が強いよってに、おだてりゃ「木」どこ
     ろか「月」にまで登るぞヽ(^.^)ノ」
柳  爺:「なーる(^^)」
ユ ママ:「何か申されたか?(^^;;;;」
柳  爺:「ワシも、ぜひぜひユッキのママの特技を拝見つかまりたく存じますぞぉ!」
Hide.爺:「ということなので、余生短いジジどものために、ひとつ、特技を披露して
     はくれなんだか?(^^)」
ユ ママ:「うっうーん、どっしよっかな〜ヽ(^.^)ノ」
ピコ左 :「知りたい、知りたいぃぃぃぃ(゜-)ハァハァ」
Hide.爺:「ひょっとして、舞台が必要なのであろう?(-_-)ニッ」
ユ ママ:「マァー! わかりますぅ?ヽ(^.^)ノ」
Hide.爺:「わからいでか!ヾ(^-^)ゞ イエーイ」
ユ ママ:「じゃ、お店の中の舞台を使いましょう(^^)フフッ」

一同、ゾロゾロとユッキのママのあとについて入る。
舞台を囲む席に着こうとする爺達を見て、

ユ ママ:「あー、そっちじゃないわよぉ。ホラホラ、全員舞台に上がって!」
柳  爺:「ぶ、舞台に上がるのでござるか?(^^;」
天  爺:「っつーことは、生板・・・?*^.^*ポッ」
ピコ左 :「知りたい、知りたいぃぃぃぃ(゜-)フンフン」
もり爺 :「ひとりで5人を・・・・・・かぁヽ(^0^)ノ」
Hide.爺:「ワ、ワシは遠慮しておこう。うり姫とやらに袴とふんどしのヒモをかき斬
     られているからのぉ(^^;」
ユ ママ:「いーのよぉ、その方が好都合ヽ(^.^)ノ」
天  爺:「袴のヒモが切れていたほうが好都合って・・・・・・(゜-)」
ユ ママ:「ハーイ、みなさん。この衣裳に着替えてくださいね(^^)/」
柳  爺:「なんじゃ、このモモヒキみたいのは?」
ユ ママ:「それはスパッツっていうの。こっちのつなぎになってるのがレオタード
     ね(^^)」
もり爺 :「あのぉ、○○○の収まりが良くないんじゃが・・・(^^;」
ユ ママ:「やぁねぇ、このジー様ったら!*^.^*ポッ スパッツは直接はくんじゃな
     くて、このサポーターパンツを最初に穿くのよぉ(笑)」
ピコ左 :「アンポンタンパンツというのか、これ・・・・・・。なんか、締めつけが心地よ
     いぞヽ(^.^)ノ」
もり爺 :「ちがーう! ポンカンパンチだろ?(^^;」
Hide.爺:「なんともエロティックな下ばきじゃのぉ・・・(^^)」
柳  爺:「Hide.爺、左右の玉がはみ出ておるぞ!(^^;」
ユ ママ:「やだぁ! Hide.爺チャンたら前と後ろを間違えてるぅ!(^^;」
Hide.爺:「だって、細い方を後ろにすると、おシリのワレメに食い込むんだもん*^.^*ポッ」
天  爺:「それが、また、快感じゃったりしてのぉヽ(^.^)ノ」

ユ ママ:「さぁ、みなさん、用意はできましたかぁ?」
一  同:「ハーイ(^^)/」
ユ ママ:「オッケー! レッツミュージック&スタートステップ!  ハイ、私の動
     きについて動いてくださいね〜    ハイ、ワン、ツー、ワン、ツーヽ(^0^)ノ」
一  同:「ウゲェ! そぉれ、わん、つー、わん、つぅぅぅー(;_;)」
ユ ママ:「そこぉ! 動きが鈍〜い(`´)!」
ピコ左 :「す、すみまシェーン(;_;)ワシカァ」
ユ ママ:「ソォレ、ワン、ツー、ワン、ツー!!!   そこぉ! 手と足反対!(`´)」
天  爺:「だって、盆踊りとはぜんぜん違うもんじゃから・・・(;_;)フエーン」
ユ ママ:「お! ジー様、動きが軽やかだねぇヽ(^.^)ノ」
柳  爺:「ワシは社交ダンスしてるから、こんなの楽勝だもんねぇ(^_-)〜☆」

ユッキのママの号令一下、レオタード姿の5爺がエアロビに興じている頃、ほど遠く
ない居酒屋では・・・。

ともと :「どうすんのよぉ、サッキーったらぁ?(^^;」
サッキ :「どうするって言われましても・・・(;_;)オロオロ」
羊飼い :「全国の『月物語』ファンの皆様から、お叱りの電話やファクスやお手紙が
     殺到しているのよぉ!(`´)」
も も :「そうそう、せっかく天爺様との芝居にも熱が入ってきたところだったの
     にぃ!  口惜しいったらありゃしない!(`´)」
ムーヤ :「お二人とも、役にはまったいい演技でしたからねぇヽ(^.^)ノ」
羊飼い :「えー? やっぱぁ?  私って根っからの女優なのよね。あのナレーショ
     ンは納谷悟郎の雰囲気で演ってみたんだけどぉ*^.^*ポッ」
も も :「あーん! やっぱりぃヽ(^.^)ノ 雰囲気出てましたよぉ!」
羊飼い :「いやぁーん、わかっちゃったぁ、やっぱりぃぃ?ヽ(^.^)ノ  そう言う
     ももだって、あの材木問屋大黒屋、金田龍之介の感じじゃない?」
も も :「きゃー! わかっていただけて光栄ですわん*^.^*キャー」
ともと :「と、こんなに盛り上がっていたところに水を差したのがあんたなのよぉ!(`´)」
サッキ :「そう、おっしゃられましても・・・(;_;)アタフタ」
ぺこぶ :「静岡県にお住まい、匿名希望のスパゲッティ、ケーキ、おむすび、あわび
     がお好きな30代主婦の方からのファックス。
     ----------------------FAX----------------------
     「月物語」いつも楽しく拝見させていただいてます(^^)
     さて、第32話、料亭「雅」での『朝娘』のオーディションの場面で、天爺
     様が町娘姉妹の帯をクルクルと解いてしまった後が気になって眠れません。
     そこにはいったい何が現われたのでしょうか?
     第33話でサッキーが不意に乱入し、うやむやになってしまったのが惜しま
     れてなりません。
     -----------------------------------------------
     というご意見です。そのほかにも同様のご意見が多数寄せられています!」
サッキ :「でも、あれは私の責任じゃなくて、作者であるtagi2さんがですなぁ・・・(^^;」
ともと :「とにかく、このままでは収まりがつきませんから、あんじゅとhikoさんに
     もこちらにいらしていただいています(^^)」
そつな :「さぁ、どうぞお入りください!」
羊飼い :「そつない主務殿、あんた、いつからいたのじゃ?(^^;」

あんじゅとhikoが居酒屋の勝手口から登場する。あの日と同じ町娘姿である。

ともと :「いやぁ、今回はホントに災難でしたねぇ(^^)」
あんじ :「ハイ。わざわざ静岡から駆けつけてきましたのに・・・」
h i k o  :「せっかくのオーディションのシーンが中途半端に終ってしまって口惜しいっ
     たら・・・(;_;)ハラハラ」
ともと :「で、あの後はどんな展開になってたんですかぁ?(^^)」
あんじ :「えー、ちょっとぉ・・・(^^;」
h i k o  :「口では説明しにくいですねぇ・・・(^^;」
ともと :「ってーことは、クルクルの再現ですかぁヽ(^.^)ノ」
あんじゅ&hiko:「(--)(__)」
ムーヤ :「天爺役がおらんなぁ・・・」
羊飼い :「責任をとってサッキー殿にやっていただけば?(笑)」
も も :「それがいいですねヽ(^.^)ノ」
サッキ :「えー?! 私がですかぁ?(^^;ウレシイヨウナ」

あんじゅとhiko、サッキーが立ち上がる。サッキーが両の手に帯をつかむ。

サッキ :「それぇー!(^^;」
あんじゅ&hiko:「アーレーェェェェェ〜!」
一  同:「おおおおお!!!!!!」

回転の勢いでハラリと落ちた着物。一同がそこに見たものは・・・・・・、なんとボディコン
シャスなミニのワンピに身を包んだあんじゅとhikoの姿であったヽ(^0^)ノ
あんじゅが深紅、hikoがイエローのいでたちで、あたかも地獄に咲いたあだ花、いや、
もとい、天国のお釈迦様の台座に咲く蓮のように艶やかである(^^;

あんじゅ&hiko:「ゥワァーオゥ!ヽ(^0^)ノ」
そつな :「う、うわぁ、鼻血がぁぁぁ(^^;」
ぺこぶ :「すっごい、ボディ!('o')オー!」
羊飼い :「まさに、ゴージャスって感じぃ!(^^) サッキー殿、よだれよだれ!」
も も :「ウラヤマシイのぉ(;_;)」
ムーヤ :「ま、負けたぁ・・・(^^;」
ともと :「そのオッパイってパット何枚?(^^)」
あんじ :「自前よん(^^)」
h i k o  :「DHCを使ってるのよぉヽ(^.^)ノ」
羊飼い :「なーに、その、DHCって?ヽ(^0^)ノ」
一  同:「なーに、なーにぃぃ?ヽ(^.^)ノ」
あんじゅ&hiko:「それはねぇ・・・・・・(^^)ウフ」

女達の飽くなき美への執念は、夜が更けるまで語り明かされても尽きることはなかった・・・・・・(^^;チョウジリヲアワセタゾ

                              つ・づ・く・(^_-)〜☆
[2002/07/03 13:35:24]

お名前: Hide.   
☆この作品は、誠志塾のかおるさんのご結婚を祝し、今は閉鎖されたtagi2さんの掲示板に
 平成12年8月〜10月にかけて連載されたものです。


「月物語」 その36 tagi2

その夜…

tagi爺「はっ、   夢か…」(;)
ふく爺「tagi爺どうした…  うなされておったぞ…」
m爺「ん?  どうしたんじゃ、 こんな夜中に…」
tagi爺「変な夢を見た…」
ふく爺「変な夢?」
m爺「どんな夢じゃ?」
tagi爺「Hide.爺が夢に出てきて、オーディションがどうのとか言って
     ワシに下駄を預けて行った」
ふく爺「下駄ねぇ???」
m爺「もり爺、ピコ左、サッキーはまだ帰ってないようじゃな…」
ふく爺「ミーシャとAkiraはぐっすり寝ている」
tagi爺「おさち達は?」
m爺「ちょっと見回りに行ってくるか・・・」
ふく爺「ワシも行こう!」
tagi爺「じゃ、ワシも…」


m爺「失礼しますよ…  みんな良く寝ているようじゃな…」
ふく爺「の、の は抱きあって寝てるな…  どう言う関係じゃ!」(笑)
tagi爺「きりんさん布団が足りてない…  でかいなぁ…」(^^;;;,
m爺「おきよ寝る時ぐらいアイシャドー落としとかんか」(~_~;)
ふく爺「ん?   おさちが何か寝言を言ってる…」
m爺「何て言ってるのかな?」

おさち「むにゃ、むにゃ…    タ・ロ・ウ…」
tagi爺「タロウ… だって」

ふく爺「ほ〜、    山田?」
おさち「タ・ロ・ウ…」
m爺「おもしろいな…     ウルトラマン?」
おさち「タ・ロ・ウ…」
tagi爺「ははは…     キダ?」
おさち「タ・ロ・ウ…」
ふく爺「おもしろいな…   なんでもタロウじゃ!」

m爺「…ナゴシ?」
おさち「マサオ…      ちきしょう! むにゃむにゃ…」
tagi爺「本当に寝てるのか???」(笑)
m爺「ワシ、おさちに何かしたかな?」(-_-;)
tagi爺「一杯ありすぎて分からんじゃろ…」(~_~;)

ふく爺「ふぁ〜、  さ、 もう一眠りいたそう…  おやすみ…」
m爺「そうじゃな…  おさちには明日聞いてみようっと…  おやすみ…」
tagi爺「ワシも夢の中でHide.爺に下駄を返しておこうっと…  おやすみ…」

とりあえず、下駄はお返し致しましたぞ… (^○^)
[2002/07/01 13:47:06]

お名前: Hide.   
☆この作品は、誠志塾のかおるさんのご結婚を祝し、今は閉鎖されたtagi2さんの掲示板に
 平成12年8月〜10月にかけて連載されたものです。


「月物語」 その35 Hide.

博多の町 午後

Hide.爺:「うーん、料亭や居酒屋関係にはおらんようじゃなぁ・・・」
天  爺:「うむ、脚が棒のようでござる」
柳  爺:「ここは一度、たか殿やご老公のおわす、陣宿に戻るのが得策かと」
天  爺:「ウム、ひょっとしたら、くノ一軍団が探しだしているかもしれぬしな」
柳  爺:「いかがいたしたHide.爺殿? 持病の痛風か?」
Hide.爺:「誰が痛風か? 人を年寄扱いしおって!」
天  爺:「まぁまぁ、爺さん同士でもめないもめない(^^;」
柳  爺:「御主に言われとうないのぉ・・・(^^;」
Hide.爺:「いや、アレじゃよ・・・(^^)ニヤ」

Hide.爺の指す先を見ると、なにやらいかがわしげな看板が・・・(^^;

天  爺:「うーん、伴天連の文字のようじゃのぉ・・・。柳爺、御主なら解読できるで
     あろう・・・(^^;」
柳  爺:「ウム、エゲレス大使館へのご奉公は伊達ではないぞ! フムフム、ピンサ
     ロと書かれておる・・・」
天  爺:「さすが、カラオケで伴天連の歌を熱唱するだけのことはありますねヽ(^.^)ノ」
Hide.爺:「して、そのピンサロとはいかなる意味なのかのぉ?(^^;」
柳  爺:「そこまではワシには・・・(^^;」
天  爺:「何じゃ、頼りないのぉ・・・(^^;」
柳  爺:「面目ござらんm(_ _)m」
Hide.爺:「これだけ探し回って見つけることができないとは、探す方向性に間違いが
     あったに違いない!」
天  爺:「おおっ! 珍しくHide.爺が論理的なことをしゃべったぞ!('o')オー!」
Hide.爺:「茶化すでない(^^; と、とにかく、あれなるピンサロという屋形を探索せ
     んものと所望す!ヽ(^.^)ノ」
柳  爺:「なんか、けったいな日本語でござるなぁ・・・(^^;」
Hide.爺:「天爺殿に異論はあるまい?(^^)」
天  爺:「なぜ、柳爺殿ではなくワシに同意を?(^^;」
Hide.爺:「アノ妖しげな看板、まさに御主好みであろうと・・・ヽ(^.^)ノ」
天  爺:「ただでさえ、全国的に人格が歪められて伝わっているのに、これ以上妙な
     方向に誘導しないでくださいよぉ(^^;」
Hide.爺:「細かいことを申すな。好きか嫌いかを問うておる!」
天  爺:「いや、その、あの・・・、好きでござるが・・・*^.^*ポッ」
Hide.爺:「であろう(--)(__)    で、柳爺はいったん陣宿へ戻られるか?」
柳  爺:「な、ナニを仰せじゃ!  ワシとて、手ぶらで殿やご老公の御前に出られ
     ようはずがありましょうか!(^^; 常に最善を尽くすことが柳谷家に伝わ
     る家訓でございまして・・・・・・」
Hide.爺:「まったく能書きが多い爺さんじゃのぉ(^^; ひょっとするとともとも張り
     のバニーちゃんがいるやもしれませぬゾ!(^^)」
柳  爺:「な、ナニを仰せか?! ともともどのは・・・・・・(^^;モゴモゴ」
天  爺:「Hide.爺殿、柳爺を冷やかしてないで、いざ、まいりましょうゾ!ヽ(^.^)ノ」
Hide.爺:「おう、まいろうか!ヽ(^0^)ノ」
柳  爺:「あーー、待っておくれなさい!(^^;」

3爺がピンサロ入口にさしかかったところで、背後に忍び寄る影ひとつ!

謎の人 :「お三方、待たれい!!!」
柳  爺:「何事かな、お若いの?(^^;」
Hide.爺:「♪ わったしたち これから、いいところぉぉぉ〜ヾ(^-^)ゞ イエーイ」
天  爺:「『ペッパー警部』ですな?(^^;」
Hide.爺:「♪ これでぇ〜 きまりですぅ これしかぁ ないのです ア、ア、ア」
謎の人 :「そこでひょうきんな歌を歌っておられるのは、練馬のHide.爺殿とお見受け
     いたしましたが、さよう相違ございませぬか?」
Hide.爺:「いかにも、ワシがHide.爺じゃが?」
謎の人 :「フンっ!」

謎の人物はいきなり腰にさげたる刀を抜き放つと、Hide.爺の腹を抜き斬った。

Hide.爺:「グアッ!」

誰もが「斬られた!」と見たが、袴とふんどしが地面に落ちただけで、Hide.爺にカラ
ダからは一滴の血も噴き出してはいない。偶然か否かは不明だが、Hide.爺の袴とふん
どしのヒモが切れただけで、事なきを得たのだ。

Hide.爺:「なかなかの腕だな!」
謎の人 :「Hide.爺こそ! 腹の皮を一分だけ斬ってやろうと思ったのに!」
Hide.爺:「袴とふんどしだけでも大損じゃ! これからピンサロなる屋形に突入せん
     というときに・・・(^^;」
謎の人物&Hide.爺:「ワーッハッハッハッハぁ〜(爆笑)」
天  爺:「Hide.爺の知り合いであろうか?(^^;」
柳  爺:「さぁのう? 妙に意気投合しておるが・・・。  あのぉ、Hide.爺、こちら
     はどなたかの?(^^;」
Hide.爺:「知らん(^^)」
天  爺:「知らんて、あんた・・・(^^;」
柳  爺:「其方も無礼であろう、いきなり斬りつけるとは!(`´)」
謎の人 :「無礼なのはそちらであろう、Hide.爺殿! わざわざ、江戸からまいったと
     いうのに!」
柳  爺:「江戸から、はるばる???(?_?)」
謎の人 :「いかにも、わざわざ『朝娘』のオーディションに駆けつけたというのに、
     エントリーNo.1番のふたりすら審査が終らんうちにうやむやになって
     しまって・・・」
天  爺:「『朝娘』のオーディションに参加って、あんた、女なのか?(^^;」
柳  爺:「男袴をはいておるからといって、それはなんでも失礼であろう・・・(^^;」
天  爺:「だって、Hide.爺の一物を目の当たりにしても平然としておるし・・・(^^;」
謎の人 :「だって、そんなモン、大学の剣道部にいれば見慣れちゃうもんねぇ(^^)」
Hide.爺:「して、其方の名は?(^^;」
謎の人 :「エントリーNo.2番、うりぼう! 人はうり姫って呼ぶけど(^_-)〜☆」
一  同:「うり姫ぇぇぇぇぇぇ?!(^_^ メ)」
うり姫 :「いかにも。姫と呼ぶにふさわしい気品を感じるであろう? なにせ、『気
     品と礼節』のもり爺の後輩だモーンヾ(^-^)ゞ イエーイ」
一  同:「ウゲェ、あの、もり爺のぉぉぉぉ(^_^ メ)」
Hide.爺:「し、しかし、履歴書に添えられていた似顔絵とえらい違いだが・・・(^^;」
天  爺:「看板に偽りあり、ってヤツですね・・・」
柳  爺:「ま、腕がたつことは間違いなさそうじゃが・・・(^^;」
うり姫 :「『朝娘』合格は我が寺子屋河合塾のスーパーコンピューターでも、A判定
     が出ておったぞ!ヾ(^-^)ゞ イエーイ」
Hide.爺:「ハイハイ、合格合格!(^^;」
うり姫 :「やったぁ\(^o^)/バンザァイ」
一  同:「やれやれ・・・・・・・・( -o-) フゥ」
柳  爺:「うり姫とやら、一足先にこの先の陣宿に帰っておいていただけぬか? た
     か殿と壬生のご老公がお待ちじゃ。『朝娘』のメンバーと言えば面会がか
     なうであろう」
うり姫 :「かたじけなき幸せ・・・。では、ゴメン(^^)」

天  爺:「いやぁ、愛知のもり爺の後輩とは恐れ入ったのぉ(^^;
柳  爺:「くわばらくわばら・・・(^^;」
Hide.爺:「いざ、まいらん!ヽ(^.^)ノ」
柳  爺:「いずこへ?(^^;」
Hide.爺:「ピンサロに決まっておろうが!(●^o^●)ニコニコ」
柳  爺:「そんな、袴とふんどしを抑えつつか?(^^;」
Hide.爺:「どうせ、脱ぐようなことになる店なのであろう?ヽ(^.^)ノ」
天  爺:「なーる(笑)」
Hide.爺:「では、いざ、しゅっぱーつヾ(^-^)ゞ イエーイ」

呼び込み:「はーい、3名さんご新規、あっりがとーございまーすヽ(^0^)ノ」

柳  爺:「いやに薄暗いのぉ・・・(^^;」
天  爺:「隠微なニホイがいたしますヽ(^.^)ノ」
Hide.爺:「見よ、あの席はやたら盛り上がっておるぞ!」
柳  爺:「や、やや! あれにおわすは、ウワサのもり爺!!!」
天  爺:「その隣のごついのはピコ左衛門殿ではないかな?(^^;」
Hide.爺:「おーお! もり爺にP爺ではないか! 久しいのぉヽ(^.^)ノ」
もり爺 :「あれぇ、Hide.爺? こんなところで何してるのぉ?(^^)」
ピコ左 :「おう、Hide.爺、久しいのぉ。ワシが教えてやった手羽先のからあげ、作っ
     てみたか?ヽ(^.^)ノ」
柳  爺:「そんなことより、御主ら何をしておるのじゃ?」
ピコ左 :「そういう御主らこそ?」
天  爺:「平戸の姫様の一大事と聞いて、博多で西方と合流するべく探索しておった
     のじゃ。tagi爺らはどうした?」
もり爺 :「別の店にいるやら、パチンコをしているやら・・・(^^;」
Hide.爺:「本当に一大事なのかぁ???(^^;」
もり爺 :「いかにも! 一刻の猶予もならん!」
柳  爺:「そう言いながらも、オナゴの秘処を探るのはやめんか!(^^;」
ピコ左 :「よ、よしっ! さっそく、tagi爺殿らを探し、たか殿の元へまいろう!」
Hide.爺:「ワシ、もうちょっとここで遊びたいのぉ(^^;」
天  爺:「同感じゃ・・・(^^;」
柳  爺:「ささ、行きますよ!(`´)」
Hide.爺:「つまんないトコ、堅物なんじゃ、あいつ・・・(^^;」

ボーイ :「お会計はこちらにございますm(_ _)m」
もり爺 :「ウム・・・。や、やや?! 300両じゃとぉ!!!!!!」
ピコ左 :「われらを武士と知っての勘定か?」
ボーイ :「武士も町人もありませんよ、ダンナァ。何時間お遊びになってらっしゃる
     のでしょうか?(^^;」
天  爺:「何時間なの?(^^;」
ボーイ :「かれこれ7時間になろうかと・・・(^^;」
天  爺:「そ、そんなにぃぃぃぃ(;_;)」
柳  爺:「泣くことはなかろう・・・(^^;」
もり爺 :「とにかく、そんな法外な金は払えん!(`´)」
ボーイ :「払えんとおっしゃいましたか・・・・・・? 姉御ぉ!」

奥から「アイー」と甲高い返事が聞こえたかと思うと、スパッツにハイレグレオター
ド姿の妖艶な女が現われ出でた。

姉 御 :「ユッキのママでーすヾ(^-^)ゞ イエーイ」

謎の女、ユッキのママとはいったい何者なのか? 続きを書きたくてウズウズしてい
るのだが、長くなりすぎたので、これにてゲタを預けるヾ(・_・;)オイオイ

                              つ・づ・く・(^_-)〜☆
[2002/06/28 13:29:16]

お名前: Hide.   
☆この作品は、誠志塾のかおるさんのご結婚を祝し、今は閉鎖されたtagi2さんの掲示板に
 平成12年8月〜10月にかけて連載されたものです。


「月物語」 その34 m爺

合流することを快く承諾してくれた関東組は博多の町で爺達を捜した。。。

天 爺:「いくら合流と言っても、この広い博多でどうやって探し出す?」

そつな:「手分けして捜しますか?」

あんじゅ:「えぇ〜・・じゃ、私達のオーでションは?」
サッキー:「未だ言うとるるんかい!」
ヘコプー:「合格だっていったでしょ!」

天 爺:「その様なことを言ってる場合じゃないぞ」
柳 爺:「ヨシ!羊は西を探せ」「ともともは東・・」「ムーヤンは南を・・」

Hide.爺:「では、ワシはこの当たりも捜してくるワイ!」

天 爺:「そうじゃの。」「どこかの店で又宴会をしているかもわからんからのぉ」「ワシも行く〜」

Hide.爺:「ん?アレは何じゃ?」
天 爺:「アレは、パチンコっと言って、小さい鉄の玉を弾いて、穴に入れて遊ぶモノです」

Hide.爺:「おもしろそうじゃの」「どれ、入ってみるか」
天 爺:「Hide.爺、急いで捜さねば、何やら大変なことになっているらしいですぞ!」

こうして、関東一行はバラバラに博多の町を探索するのであった。

一方、関西の一行は・・・・

ピュン ピュン ピコ ピコ・・・・・カラ カラ・・・

m 爺:「チクショウ。一回フィーバーしたのに、後はサッパリじゃ!」
tagi爺:「はっはは・・欲を出すからじゃ」
ふく爺:「ワシも出ンぞ!」

やはり、パチンコをしていた・・・・

Hide.爺達と合流できる日も、そう遠くは無いようだ。
                         つづく
[2002/06/27 14:10:40]

お名前: Hide.   
☆この作品は、誠志塾のかおるさんのご結婚を祝し、今は閉鎖されたtagi2さんの掲示板に
 平成12年8月〜10月にかけて連載されたものです。
「月物語」 その33 tagi2

一昨日から江戸の爺達を探していたサッキーは
博多にそれらしい一行がいるとの噂を聞いて
やっとの思いで爺達を探し当てたのだった…

サッキー「失礼します! サッキーでござい…ま…  うわっ! 何をされてますので?」
天爺「え?、   あ、    あはは…  あはは…」^^;
たか殿「あらら…  サッキーじゃないの…  大阪の爺達はどうしたのじゃ?」
サッキー「実は…  大変な事になっております…」
甫坂老 「なに、大変な事・・・?」
サッキー「はい、実は… ℃♂*£$■※★♀◆◎§∞∀∂∠∝‰‡жёяΩΣξζ@
      でございます」
Hide.爺「えっ、 ℃♂*£$■※★♀◆◎§∞∀∂∠∝‰‡жёяΩΣξζ@だと…」
柳爺「なに、 ℃♂*£$■※★♀◆◎§∞∀∂∠∝‰‡жёяΩΣξζ@なのか…」
サッキー「はい、そうなのです  姫様の出立の日時はわかりませんが…」
甫坂老「いずれにしても間もなくであろうの…」
サッキー「はい… 急いで合流して頂きとう存じます」
甫坂老「なに! 合流…?   矢七2号はどうしておる…?」
サッキー「はっ、元気にご活躍でございますが…」
甫坂老「ふむ、ワシが合流すればややこしくなるぞ… 今までは別々だったから出来たが…」
サッキー「ご老公様、一体何の事でしょうか…?」
甫坂老「あっ、 いや…  こちらの話じゃ!」(^^;;;,

あんじゅ&hiko「ちょっと! オーディションはどうなるの?」
もも「あのね… そんなのん気な事言ってる場合じゃなくなったのよ!」
ムーヤ「二人とも合格って事で良いんじゃない?」
ぺこぷ「そうそう、合格! 今は少しでも人数が必要だわ…」
羊「え〜、また戦いなのぉ〜…」
サッキー「お嫌いですか?」
羊「お好きですぅ」(~o~)
ともと「やったー、これで思い切りボケれるぞ!」
そつな「なんか…  勘違いしてるような…」
天爺「ワシ、こんなキャラのままで合流していいのかな…?」(笑)

各自、思いはバラバラであったが、とりあえず合流してくれそうだったので
ホッと胸をなでおろすサッキーであった…
                                               つづく
[2002/06/26 13:18:42]

お名前: Hide.   
☆この作品は、誠志塾のかおるさんのご結婚を祝し、今は閉鎖されたtagi2さんの掲示板に
 平成12年8月〜10月にかけて連載されたものです。


「月物語」 その32 Hide.

博多那珂川端 料亭「雅」大広間

平戸はでかおる姫が大阪行きの準備をしていることを知っているやら知らぬやら。
江戸組は今宵も暢気に宴席を囲んでいた(^^;コレバッカヤ

柳  爺:「Hide.爺殿、なかなかけっこうな料亭をご存じですなぁ」
天  爺:「まっこと、見事な料亭ですね! 五泉にはこんなものはありまシェン(;_;)
柳  爺:「しかし、都から遠く、九州は博多の地にこのような一大歓楽街があろうと
     は思いもよりませんでしたねぇ」
甫坂老 :「ワシは諸国漫遊してる身だから、知っとったもんねぇヾ(^-^)ゞ イエーイ」
Hide.爺:「毎年のように玉竜旗で来てれば、イヤでも詳しくなっちゃうんですよ(^^)」
たか殿 :「玉龍旗の会場と中洲は離れておろうが・・・(^^;」

不意に室内が暗くなり、舞台下座にスポットライトが当たると、そこには、バニーちゃ
んの衣裳もあでやかに、とれちゃったしっぽを付け直したともともの姿がきらびやかに
浮かび上がった。

ともと :「レディース&ジェントルメン! ただいまより、『朝娘』オーディション・
     イン・博多を開催いたしますヽ(^.^)ノ」
そつな :「今宵『朝娘』の審査をしてくださる先生方をご紹介いたしましょう! ま
     ずは、審査委員長、『朝娘』のプロデュースを担当するHide.爺!」
Hide.爺:「ども・・・(^_-)〜☆」
柳  爺:「なんで、御主が審査委員長なのじゃ。ここはたか殿を立てるのが礼儀であ
     ろう!」
たか殿 :「柳爺、苦しゅうない」
柳  爺:「ハハっm(_ _)m」
ともと :「審査副委員長は、時の将軍、たか殿でーすヽ(^.^)ノ」
たか殿 :「葵の紋所にかけても、厳正なる審査をすることを誓うぞ!(^^)」
そつな :「力強いお言葉、有り難く存じます。   続きまして、亀の甲より年の功!
     強きを挫き弱きを助ける、天下の副将軍、壬生のご老公!」
甫坂老 :「いやぁ、春から石坂浩二と交代します(^^)」
ともと :「そして、いつもにこやか。エゲレス大使館にご勤務される柳爺さんヽ(^.^)ノ」
柳  爺:「いや、あの、ワシ、こういう晴れやかなのはチト・・・(^^;」
Hide.爺:「ナニ、赤くなってるんですか、柳爺?(笑)」
そつな :「そしてしんがりに控えしは、あるときはグイターの演奏者、またあるとき
     は、稲作男、五泉が生んだスーパースター、天爺だぁヾ(^-^)ゞ イエーイ」
天  爺:「エヘ、エヘ、エヘ・・・。生きててよかったッす*^.^*ポッ」
ともと :「以上5人の審査員の先生方によって、明日の日本をになう剣術スターの審
     査が行われるわけです。   解説は江戸城お庭番集の中からくノ一組を
     代表しまして、ムーヤンとぺこぶーですヽ(^.^)ノ」

ムーヤ :「やっぱくノ一に必要なのはルックスですね(^^)」
ぺこぶ :「剣術なんか使えなくたって、お色気さえあればいいのよん(^_-)〜☆」

そつな :「ありがとうございます(^^; 審査がはじまる前から、会場はかなりの熱気
     で包まれておりますぅ!」
ともと :「それではさっそくはじめましょうか!ヽ(^.^)ノ」
そつな :「エントリーNo.1番、あんじゅと厨子王・・・・・・、もとい、あんじゅとhiko
     の町娘姉妹! さぁ、ご登場くださーい(^^)」

舞台中央に、ふたりの町娘が登場した。どこと言って変哲のない娘だ。

柳  爺:「うーん、どういった意図で応募してきたのでしょうねぇ?(^^;」
たか殿 :「さしたる特技があるようには見えぬが・・・」
甫坂老 :「なになに、履歴書によると、あんじゅは静岡で、hikoは江戸となっておる
     ぞ。このふたり、まっことの姉妹か?(^^;」

ムーヤ :「審査員席でもざわめきが起こっているようですが、これは、いかなる応募
     なのか察しがつきかねますね(^^;」
ぺこぶ :「うーん、しかし、なにやら妖気のようなものを感じます」
ムーヤ :「ということは、このふたり妖術使いと?」
ぺこぶ :「何とも言いかねますが・・・(^^;」

天  爺:「あのぉ、質問させていただいてよろしいでしょうか?」
そつな :「はい、どんなことでしょう?(^^)」
天  爺:「このお二人とも、ごくごく平凡な町娘にしか見えんのですが、いかなる特
     技をもって『朝娘』に応募されてきたのか?(^^;」

ムーヤ :「たまらず、天爺殿から、質問が出ましたねぇ!」
ぺこぶ :「いやぁ、誰もが抱く正当な疑問と思われます(^^)」

ともと :「それじゃぁ、質問者の天爺殿。男と見込んでたのみがございます。どうぞ、
     ステージ中央へお上がりくださいヽ(^.^)ノ」

呼び出された天爺が、ステージ中央に上がると舞台は暗転した。

羊飼い :「ところは五泉の代官屋敷。両替商の大黒屋とたばかって、五泉一番の美人
     姉妹あんじゅとhikoを罠にかけ、まんまと代官屋敷にかどわかしてきたの
     は、誰あろう悪代官の天井。まさにその毒牙に掛からんとする可憐な乙女
     の運命やいかにぃぃぃぃヽ(^.^)ノ」
も も :「お代官様、まんまとうまく行きましたねぇ(^^)ニヤ」
天  爺:「お、御主も悪よのぉ(^^;」
も も :「お代官様にはかないませぬわ」
天爺&もも:「ワーッハッハッハ(笑)」
も も :「では、この先はごゆるりと・・・」
天  爺:「うむ。その方の分まで楽しませてもらうぞ(^^)」
あんじ :「キャー、お代官様。どうかご無体なことはお辞めくださいまし!」
h i k o  :「私たちにはなんの咎もございませぬ。もう一度、お調べをお願いしとうご
     ざいます!」
天  爺:「ふーむ、そうしておびえる姿も可憐じゃのぉ。ナニも恐がることはない
     のだぞ。この代官が直々に取り調べて進ぜるよって・・・」

柳  爺:「うーん、天爺、迫真の演技じゃのぉヽ(^.^)ノ」
Hide.爺:「しょっちゅう、イメクラにでも行ってるんじゃないの、あのオッサン(^^;」

ムーヤ :「天爺がジワジワとふたりとの間合を詰めるぅ。後ずさりしながらあんじゅ
     とhikoが壁際までさがるが後が無いぃ!   おお! 目にも留まらぬ早
     業で、天爺の手が帯に伸びた。片一方ずつしとめるのかと思いきや、右手に
     あんじゅ、左手にhikoの帯をわしづかみだぁヽ(^.^)ノ」
ぺこぶ :「かなり手練の技と拝見つかまつった・・・(^^;」

天爺が帯の端を引くとクルクルとふたりの町娘が駒のように回転する。

あんじゅ&hiko:「アーレーェェェェェ〜!」
一  同:「おおおおお!!!!!!」

回転の勢いでハラリと落ちた着物。一同がそこに見たものは・・・・・・??????(^^;

                              つ・づ・く・(^_-)〜☆
[2002/06/25 13:34:38]

お名前: Hide.   
☆この作品は、誠志塾のかおるさんのご結婚を祝し、今は閉鎖されたtagi2さんの掲示板に
 平成12年8月〜10月にかけて連載されたものです。


「月物語」 その31 tagi2

いよいよ、姫様の大阪行きの準備が始まった…
城内では、不安と期待が入り乱れた賑わいを見せていた

姫様を人質に謀反を企てる 極 悪人(きわみ あくと)一味は
その道中に福岡で襲いかかろうと、密かに浪人を集めだしていた
その人数は、80人前後になるだろうと 矢七2号からの連絡が入ったのは
ほんの一刻ほど前であった

極達との決戦は避けられないものと腹をくくった爺達は
その夜、宴会を執り行い、大いに盛り上がった

m爺「tagi爺、どこへ行くのじゃ!」
tagi爺「ははは、飲み過ぎたわ…   小便じゃ!」
m爺「ワシも一緒に行こう   tagi爺と連れションじゃ!」(笑)

二人は川原へとやってきた

(ジョロジョロジョロ…)
m爺「なぁtagi爺…」
tagi爺「ん?」
m爺「みんな良い人ばかりじゃな…」
tagi爺「うん、いよいよ決戦じゃな、 みんなを危険な目に合わせてしまって申し訳ない」
m爺「別に何とも思っとらんよ!」
tagi爺「江戸の爺たちが間に合ってくれれば良いが、そうでなければ多勢に無勢
     この世とおさらばする事になるかも知れぬ…」
m爺「弱気じゃなぁ…  まだ、負けたと決まったわけではないぞ!」
tagi爺「しかしな……」

m爺「tagi爺、『葉隠れ』と言うのを知ってるか?」
tagi爺「いや、知らない…  m爺知ってるのか?」
m爺「知らん!」(笑)
tagi爺「ほな、聞くな!」(笑)
m爺「知らんから聞いてるんですぅ〜」(笑)
tagi爺「子供か…   m爺…」
m爺・tagi爺「わっはっは…」 (^○^)(^○^)

(ジョロジョロジョロ…)
tagi爺「やっと終わった…  さぁ、戻るか…」
m爺「ワシ、まだ出よる…」
tagi爺「長いなぁ…」(^^;;;,

(ジョロジョロジョロ… ジョロジョロジョロ… ジョロッ、ジョ… ポトッ…)
tagi爺「さぁ、行こうか…」

(ジョロジョロジョロ… ジョロジョロジョロ…)

tagi爺「まだあるんかい!」(笑)
決戦前の楽しい時間は アッと言う間に過ぎていった…     
                                   つづく
[2002/06/24 13:21:21]

お名前: Hide.   
☆この作品は、誠志塾のかおるさんのご結婚を祝し、今は閉鎖されたtagi2さんの掲示板に
 平成12年8月〜10月にかけて連載されたものです。


「月物語」 その30 m爺

城内にて姫のつぶやき・・・・・

姫:「はぁ〜・・・・・・・はぁ〜ぁ・・・・・」
Kirara:「どうなさいました。先ほどからため息ばかりついて・・・」

姫:「だって、将来を考えると不安になるよ〜」
Kirara「不安?・・・・どうして?」

姫:「だって、住み慣れたココを離れて、新しい土地で住むんですよ」「心細いじゃない!」
Kirara:「はい、確かに心細いとは思いますが乗り切って頂かなくては。」

姫:「それにぃ〜・・・・」「一生、誓った愛を貫き通せるか?だとか、お料理も味が合うかな?だとか、近所のおばさんとはうまくやって行けるだろうか?だとか、ローソンは近くにあるか?とか、あごだしラーメンは売っているか?等・・」「色々考えると夜も眠れません」

Kirara:「心配することは有りません」「ちゃんと、素敵なあの方が姫のサポートをしてくれますよ」
「姫もあの方のサポートをしっかりしなくてはいけませんよ!」

姫:「分かっておる」「でも、あの方のサポートは少しクサイので、毎日洗濯しなきゃね」

Kirara:「・・・・・・・洗濯?・・・・・・・それはサポーターでしょ!」
姫:「あっ、そうか・・・ゴメンゴメン。」「学生の時は期限に間に合わなくて、良く先生に怒られたっけ・・・」
Kirara:「それはレポート」「・・・ったく、無理にボケて無い?」

姫:「はっはっは・・バレたか!」

Kirara:「こうじゃ!」

姫:「でも、後1ヶ月になったわよ!」「月物語もそろそろクライマックスよ!」「この
先どうなるのよ!」

Kirara:「そうですね」「月物語もいよいよ・・・ですね。」「アレの最後は確か、奥さんと子供の復習を     たった1人で暴走族に立ち向かっていくのだったわね〜」

姫:「・・・・・・何それ?」「・・・・もしかして、マッドマックス?」「私が言っているのはクライマックス・・・」

Kirara:「あれ?私何でボケてるのかしら?」「そうそう・・その昔、ドリフターズの番
組で出ていた大きな着ぐるみの人形・・・・」

姫:「それは、ジャンボマックス!」「わざとボケてない?」

Kirara:「ばれた?」

姫:「やるわね!」
Kirara:「姫も・・・・」

はっはっはっは・・・・・・・・・

こんな呑気な2人にすぐ近くに極の手の者とくの一が闘っているなんて知る由も無かった。  つづく  
[2002/06/21 17:34:21]

お名前: Hide.   
☆この作品は、誠志塾のかおるさんのご結婚を祝し、今は閉鎖されたtagi2さんの掲示板に
 平成12年8月〜10月にかけて連載されたものです。


「月物語」 その29 tagi2

平戸城内、姫様の部屋…

kirara「姫様、カステラをお持ち致しました    入っても宜しいですか?」
姫「どうぞ…」
kirara「お加減はいかがですか? このところ頑張り過ぎましたね…」
姫「・・・・・・・・・・・・・・・・」

kirara「どうしても… 月へ行かれるのですか?」
姫「 …kirara、 ごめんね…   いつも心配ばかりかけて…」
kirara「私の事などは…  」
姫「月へ行く事は小さい頃からの夢だった… 」

kirara「それだけではないのでしょう?」
姫「…えっ、     (*^^*)」


その頃、城の外では極の手の者が20人ほど集まっていた…

ミーシャ「あっ、あそこに人影が…」
Akira「斬りますか?」
ふく爺「待て、そんな事をしたら大騒動になる…  もう少し様子を…」

その中の二人が城の中へ入って行った

もり爺「二人、城の中へ入って行ったぞ!」
ピコ左「では、ワシらも中へ…」
m爺「そしたら姫様にワシらが来た事がばれてしまう…」
ズッコケ「そんな事を言ってる場合ではございませんぞ…」
tagi爺「しかしなぁ…」

ピシュッ、  カラカラカラ…

m爺「おぉ、矢七2号!」
矢七2号「あっしが行ってめぇりやす…」
ふく爺「一人で大丈夫か?」
矢七2号「もう一人連れて来ておりやすから…     おぅ、」
お箕「ハイ…」

≪三味線屋 お箕 データファイル≫
名前  三味線屋 お箕 
住所  大阪(北部)に住んでいるらしい…
身長  163cm (推定)
体重  4?kg (推定) (~_~;)
スリーサイズ   ご想像にお任せ… (笑)
特技  三味線を弾くことと、盗撮…  いやいや、指技 (今で言うスリ?)
     しかし、悪人からしか指技の仕事をしなかった
     その心意気を矢七2号に評価され、正義のために尽力するようになった
     得意な曲は「津軽じょんがら」
       ♪テケ、テンテケテケテケ テンテン… 
       よぉっ、ベンベン… 「バナナのようでバナナでない  ( -.-)/☆( +.;)ポカッ (笑)」
       失礼致しました (~_~;) 


tagi爺「お箕、久しぶりじゃの…」
お箕「ご無沙汰しておりました…」
矢七2号「じゃ、行ってめぇりやす…」
もり爺「頼んだぞ! お箕、 後で携帯番号教えてね!」
全員「(-_-;)」
矢七2号「では…」

ササッと城の中へ入っていく二人であった

相手も「忍」らしく、お互いに激しい戦いになった…
音は立てないものの、殺気は凄まじいものがあった…  
いつから…?   サッ…やめとこ!(笑)

姫様もその殺気に気付かれたのか…

姫「ん、 誰かいるのかな?」
kirara「はて…?」

二人の敵のうち一人を矢七2号が追い詰めた…
矢七2号「極の手の者か?」
忍A「・・・・・・・・」
矢七2号「死にたいのか…?」
その時、どこからともなく吹き矢が忍Aの咽喉もとに…
矢七2号「しまった!  口封じか…」

一方、お箕は
姫様の部屋に近づいた忍Bに狙いをつけていた…
♪チャララ〜〜ン、チャチャチャチャラ チャララララ〜ン
口にくわえた三味線の弦を伸ばす…    ギュルギュルギュル… (効果音  笑)

プシュッ……
っと、投げれば弦は相手の咽喉に巻き付く…
お箕は松の枝に飛び乗り、一気に下へと降りる…
忍Bは宙吊りとなって事切れた…

今回は矢七2号、お箕二人の働きで事なきを得たが
こんな事であきらめる「極」ではなかった…
密かに次の機会を狙ってくるに違いない
姫様を守る事が出来るのか…              つづく
[2002/06/19 13:31:22]

お名前: Hide.   
☆この作品は、誠志塾のかおるさんのご結婚を祝し、今は閉鎖されたtagi2さんの掲示板に
 平成12年8月〜10月にかけて連載されたものです。


「月物語」 その28 Hide.

関門海峡、下関沖合 成蹊屋御用船船室 昼過ぎ

Hide.爺:「いやぁ、よく寝たのぉ」
甫坂老 :「うーむ、久々に痛飲いたした」
たか殿 :「余も楽しかったぞ(^^)」
Hide.爺:「ありぃ? と、殿ではござらぬか?!」
甫坂老 :「お、これはこれはたか殿ではございませぬか? 何故、いや、いつの間に
     この船へおいでなされた?」
たか殿 :「何を言っておるのじゃ? 夕べから一緒に飲んでおろうが・・・(^^;」
甫坂老 :「夕べですと???」
たか殿 :「いかにも。余がまいったときは、御主らはすでに出来上がっておったがの」
甫坂老 :「お見苦しき姿をお見せいたしました。面目次第もございませんm(_ _)m」
たか殿 :「Hide.爺などは、春歌のメドレーが終ったあと・・・(^^;」
甫坂老&Hide.爺:「終ったあとぉ・・・???(^^;」
たか殿 :「くノ一忍群を従えてHOTEL PACIFICを振りつきで踊っておったぞ、しかも
     一物を丸出しで!(^^;ミグルシイ」
Hide.爺:「あ、あれ、ワシの得意技ヽ(^.^)ノ」
甫坂老 :「控えい、Hide.爺! 殿の御前であるぞ!」
たか殿 :「まぁ、よいではないか。ご老公とて昨晩は・・・(^^;」
甫坂老&Hide.爺:「昨晩はぁ・・・???(^^;」
たか殿 :「くノ一忍群に南蛮渡来の秘薬の効果を誇示しておいででしたぞ!(^^;」
甫坂老 :「そ、そのようなことを・・・・・・!(絶句)」
Hide.爺:「ご老公様ったら、またまたドーピングを!(^^;」
たか殿 :「結局、彼女らからはそのドーピングを指摘され出場停止、いや、総スカン(笑)」
Hide.爺:「アハハハハヽ(^.^)ノ」
たか殿 :「それにしても、アノ秘薬はよく効きくようじゃな。ひょっとして死人でも勃
     つのではないのか?(爆笑)」
甫坂老 :「面目ございませぬ。お詫びにこのしわ腹かっさばいてご覧に入れます。
     Hide.爺、そちも容易せい!」
Hide.爺:「ご案じめさるな! 見事、介錯して差し上げましょうゾ!(^^)」
甫坂老 :「馬鹿者!!! 御主も同罪じゃ!(`´) 共にここで腹を切るのじゃ!」
Hide.爺:「そんなぁ〜(;_;)カンベンシテクレェ」
たか殿 :「これこれご老体。そんな無茶をせんでもよい」
甫坂老 :「誠にござりまするか?(^^;」
たか殿 :「誠じゃ!(^^;モトモトキルキモナイクセニ・・・」
甫坂老&Hide.爺:「ありがたき幸せーヾ(^-^)ゞ イエーイ」
たか殿 :「食えぬジジイどもだなぁ・・・(^^;」
甫坂老 :「何かおっしゃいましたかな?(^^)フフーン」

柳  爺:「おーおー、たか殿にご老公様、お目覚めでございまするか? 初音の柳谷
     にございますm(_ _)m」
天  爺:「越後の天井でございまする。恐悦至極に存じますm(_ _)m」
Hide.爺:「お、出た出た、上越国際で酒池肉林ヽ(^.^)ノ」
たか殿 :「苦しゅうない(^^)」
甫坂老 :「して、たか殿。何用でこの船へまいられた?」
たか殿 :「壬生のご老公ももうろくしたのぉ。平戸のかおる姫の一件でじゃ」
柳  爺:「ご存じでいらっしゃいましたか?('o')オー!」
たか殿 :「ただ、江戸城に籠っているように見えるか?」
柳  爺:「滅相もございませんm(_ _)m」
天  爺:「くノ一忍群でございますね?」
たか殿 :「うむ(^^)」
Hide.爺:「しかし、たか殿のところのくノ一は美形ぞろいですねぇヽ(^.^)ノ」
天  爺:「やはり、小論文より面接重視なのでしょうか?(^^)」
たか殿 :「顔とスタイルだな(--)(__)」
天爺&Hide.爺:「なーるほど・・・ φ(.. )メモメモ...」
柳  爺:「そうは言っても、Hide.爺のところのくノ一もなかなかではござらぬか(^^)」
天  爺:「柳爺殿は、ともともさんにご執心ですものねヽ(^.^)ノ」
柳  爺:「な、何を申すか!*^.^*ポッ   天爺殿とて、ともともさんを手込めにし
     ようと・・・・・・」
甫坂老 :「これこれ、ふたりともやめんか!(^^;」
Hide.爺:「ウチも面接重視ですが、とくに実技を中心に考えております!(^^)」
天  爺:「実技とな・・・?   Hide.爺のことだから、やっぱ、床上手なんて方面か
     しらん(^^;ウッシッシ」
甫坂老 :「コレコレ、天爺殿。鼻の下が伸びておりますぞ・・・(^^;」
たか殿 :「して、実技とは?(^^;ナンジャローカ?」
Hide.爺:「ハイ。私どもでは『歌って踊れる剣術スター』の養成こそ大事と考えてお
     りまする(^^)」
柳  爺:「歌って?!」
天  爺:「踊れる?!」
たか殿 :「剣術?!」
甫坂老 :「スター、とな???(^^;ナンヤ、ソレ」
Hide.爺:「いかにも! かの長谷川屋からは『武循面』も発売され、剣術界もルック
     ス重視の時代に突入でござる。つんくに例を引くまでもなく、若い娘ッコ
     を束ねて剣術興業をすれば大いなる人気を博することでしょうヾ(^-^)ゞ イエーイ」
天  爺:「な、なんと狡猾な!(^^;ウラヤマシイ」
Hide.爺:「団体名も決めてあるのですぞ。『朝娘』と!ヽ(^.^)ノ」
柳  爺:「それって、チト、苦しくないですかな?(^^;」
Hide.爺:「いや、『朝娘』の精鋭を集めて『蒲公英』と『微朝』という小団体も企画
     して売りだすのじゃヽ(^0^)ノ」
甫坂老 :「なかなか老後の設計がしっかりしておるのぉ・・・(^^;」
Hide.爺:「ご老公と違って『葵のご紋』がバックについてる訳じゃありませんからね(^_-)〜☆」
たか殿 :「しかし、今のところHide.爺の手の忍群は、羊飼いとともともしかおらぬよ
     うだが・・・(^^;」
Hide.爺:「ご案じめさるな。 次の停泊地の博多で、3名の者を面接&実技選考する
     予定にてございまする」
そつな :「そのような予定は聞いてございませぬが・・・(^^;」
Hide.爺:「いやぁ、さっきメールが届きましてな。それを印字いたしましたのがこち
     らでございまする」

Hide.爺は懐から書状をとりだすと、たか殿に手渡した。

たか殿 :「うりぼう・・・、あんじゅ・・・、hikoか・・・。うりぼうとあんじゅは剣術を使
     うようだが、hikoは剣術の使い手ではないようだが」
Hide.爺:「履歴書をよくご覧になるとおわかりかと存じますが、あんじゅとhikoは町
     娘姉妹にございますヽ(^.^)ノ」
天  爺:「町娘とな?!(^^)ジュル」
柳  爺:「あのぉ、私どもも、その選考に加わらせていただけるのでございますか?」
Hide.爺:「うーん、どうしようかなぁ・・・(^^;」
たか殿 :「余の命により、ここにいる全員が選考会に加わるものとする!」
天  爺:「いよっ! 大統領じゃなかった、将軍様ぁ!ヽ(^0^)ノ」

ようやく九州にたどり着いたとおもったら、急遽、博多にて停泊予定。平戸まで船旅
が無事に終るものやら? 筆者にも不明であるヾ(・_・;)オイオイ

                              つ・づ・く・(^_-)〜☆
[2002/06/15 11:00:36]

お名前: Hide.   
☆この作品は、誠志塾のかおるさんのご結婚を祝し、今は閉鎖されたtagi2さんの掲示板に
 平成12年8月〜10月にかけて連載されたものです。


「月物語」 その27 m爺

ここのところ体調が悪く、安静に寝ている姫に、族の魔の手が忍び寄ってきた・・・

tagi爺:「おい、姫の元へ早く行かねば・・・」
もり爺:「この急いで居るときに、m爺のケツなど見なければ良かった」
tagi爺:「ワシ、ジャンケンに負けて良かった気もする。」
もり爺:「汚い手をたかったばかりに・・・・」「ショックじゃ!」

ふく爺:「所で、姫の護衛は今誰がしておるのか?」
Akira:「はい、Kirara嬢が確か付いていると思いますが・・・」
ふく爺:「おぉ〜Kiraraか、懐かしいのぉ〜」

もり爺:「ふく爺、Kirara嬢をご存じで?」「若い?可愛い?」「ネェ〜、ネェ〜」

tagi爺:「全くもり爺女好きと来たら・・・・しゃー無い奴っちゃ!」

もり爺:「でへっ(^○^)」

Akira:「しかしKirara嬢も人妻ですよ」
もり爺:「なぁ〜んだ・・」
Akira:「でも可愛いですよ」
もり爺:「なんと・・・ご挨拶せねば。。。」

m 爺:「でっ、姫は城にいるのか?」「城とは一体どこのあるのじゃ?」
tagi爺:「おいおい、m爺・・・・今更何を言っているのかね!」「城は・・・・城・・・・う”っ・」
    「誰か知らぬか?」
ふく爺:「おまえ達、勉強が足らぬワイ!」「城は、九州じゃ・・・」
  
  (o_ _)oドテッ!   分かってまんがな!

m 爺:「気は優しくておしとやか、その上美人で力持ち♪・・・・」
Akira:「それがどうした」
m 爺:「勉強嫌いが玉〜に瑕」♪ 
Akira:「よしこちゃんか!」
ふく爺:「m爺、最近前フリが長いぞ!」

その時1人の族が連中の横を横切った

のっこ:「今の男・・・もしや姫を狙う族では有るまいか?」
tagi爺:「えぇ〜しまった。遅かったか?」
ふく爺:「イヤ、敵は未だワシらのことを見抜いて居るまい」

m 爺:「良し、今の内じゃ!早く姫の元へ・・」「急げ〜」
のっこ:「そんなに走られては、付いていけません。」「おおきなオッ○イが邪魔して・・・」
もり爺:「まさに、噴火オッ○イ!」
のっこ:「その点、○○さんは走りやすい体で羨ましいですわ!」

m 爺: 「キャー、 (/o\)イヤーン  エッチ!!」

全員:「(o_ _)oドテッ!・・・・あんたとちゃうワイ!」「誰のことじゃろ?」

「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」

ズッコケ:「そんな人捜しより、早く・・・」
m 爺:「おおぉそうじゃ!」「みんな、刀の手入れは出来て居るじゃろうの」「いざっと言うときに
     使えるようにしておかなければ」
おきよ:「あっ、そう言えば『ささくれが』出来ていたのをそのままにしていたわ」
m 爺:「ささくれ?・・・御主・・・竹刀を使う気か?」
おきよ:「あぁ〜そうだった。戦に竹刀ではダメですね。いやぁ〜参った参った(笑)」
    「では、木刀で・・・・」「確か一本目が打太刀・左上段・・・仕太刀が右上段でっと・・」

m 爺:「又始まったぞ。1人ボケが・・おきよ、もしかして闘うときに『やぁ〜・とぉ〜』っと言うのか」
おきよ:「はい、気分が・・・・」
tagi爺:「m爺、それは前回15で使ったフレーズじゃ」
m 爺:「いや、スマンスマン・・好評だったモノで、つい・・・・」

ドピュッ・・・またもや目の前を横切る黒い影・・・・・

m 爺:「おっ、今の・・・・見た?  怪しい奴!」「族の一味と思われる身のこなし・・」

tagi爺:「どうやら、熱い夜になりそうじゃのぉ〜」

今日も日没までもう時間がない。城まで後どのくらいなのか?何日掛かるのか?間に合うのか?

平戸に向かう黒い影は確実に人数が増えてきている。10人、イヤ、20人は居ると思われた。

爺達の運命は・・・姫は一体どうなる!           つづく
[2002/06/14 13:59:05]

お名前: Hide.   
☆この作品は、誠志塾のかおるさんのご結婚を祝し、今は閉鎖されたtagi2さんの掲示板に
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「月物語」 その26 tagi2

その夜、爺達とAkiraは酒を酌み交わしながら話し込み
話題はいつしか姫様の話題となった

ふく爺「それはそうとAkira、姫様のご様子はいかがかな?」
Akira「はい、少し元気はありませんが、毎朝の鷹狩と素振り1000本
     その後で温泉に入られ汗を流されております」
もり爺「ほ〜、毎朝とは…  さすが姫様」
Akira「しかし、安心は出来ません、実は 『極 悪人』(きわみ あくと)を
     中心とする一味が、姫様を拉致して謀反(むほん)を起こす企てがあるようです」
m爺「なに! 謀反とは穏やかではないな…」
Akira「はい、それを阻止すべく ミーシャ殿と二人で姫様にも気づかれぬように
     警護いたしております」
ズッコケ「そうか、それはご苦労じゃな… ワシらに手伝える事が有ったら何でも言って
下され」

次の日…

tagi爺「ふく爺殿、姫様は毎朝ここに来られますので…?」
ふく爺「Akiraが言ってたから間違いないだろう…     あ、  あれだ! 姫様だ!」
ピコ左「あれが平戸の姫様か…  良かった! 平戸まで来た甲斐があったと言うものじゃ!」
ズッコケ「と、言う事は、ミーシャ殿とAkira殿は…   あ、 後ろから付いて来てますね」
もり爺「10000本素振りが終わったな、これからこの露天風呂で汗を流されるのか…」(*^^*)
ズッコケ「あれ?、警護のミーシャ殿とAkira殿が裏側へ回りましたぞ…」
ピコ左「何ででしょうか???」

もり爺「・・・・・・・・・・・・・・?????   あ、     まさか覗き穴!」
tagi爺「まさか… (笑)」
ふく爺「いや、 有り得る…   二人とも鼻の下が伸びておったからの…」
ピコ左「あのお二人は、まさかワシ達がここに来てるとは思っておりませんでしょうな」
ズッコケ「行ってみますか?   あれ?  m爺殿の姿が…  どこへ行かれたのか?」
もり爺「どうせ また腹痛にでもなったのじゃろう!」
ふく爺「とにかく気付かれぬように行ってみよう!」

と言って、露天風呂の裏側へと来てみれば…
案の定、ミーシャ殿とAkiraがかわるがわる覗き穴から中を覗いていた…

ふく爺「ミーシャ殿、Akira、 おはよう!」
ミーシャ・Akira「おはよ…      ウワ〜ッ!! ビックリした!」w(゜o゜)ww(゜o゜)w
もり爺「そんな所で何をしてるのかな???」 (~o~)
ミーシャ「いえ、これはその…   なんと申しますか…」
ピコ左「こんな所に覗き穴があったとは…」
tagi爺「二人とも分かっておるであろうな…」
ミーシャ・Akira「ハイ…    どうぞお先に…」
ズッコケ「では順番を決めましょうか…」

ヤレヤレ…  とんでもない爺達である… (笑)

まったく、あきれた爺達は…

ふく爺「それではジャンケンで順番を決めよう!」
全員「最初はグー」
tagi爺「あ〜、もり爺殿、ずるいぞ!  最初はグーと言ってるのに、何でパーじゃ!」
もり爺「tagi爺、世の中はな要領じゃ! 頭は生きてるうちに使うもんじゃ!(笑)」
tagi爺「くそ〜、 よ〜し2番手争いじゃ!」
全員「最初はグー」
tagi爺「ちょっと待った! 何でみんなチョキを出す?  最初はグーじゃ!」
ふく爺「そういうtagi爺もパーを出しておるじゃないか!」
tagi爺「しまった! 読まれていたのか…   ワシ、最後か… 」 (T_T)

ズッコケ「これで順番は決まりましたな…  では、もり爺殿からどうぞ…」

もり爺「うひゃ〜、目の前に居られた…   下半身しか見えなんだが…」 (*^^*)
tagi爺「もり爺殿、   鼻血、鼻血…」
ふく爺「どれどれ、早く代わって!  ほ〜、姫様少し肉付きが良くなられたか?」(*^^*)
ズッコケ「ほ〜、お尻のあたりがムッチリですな…」(*^^*)
ピコ左「うひゃ〜、さすがに姫様…  鍛え抜かれた筋肉ですな…」(*^^*)
tagi爺「やっと順番じゃ! どれどれ…  ん! あ〜、見つかった!
     姫様がこちらを覗いている…」
    「キャー、 (/o\)イヤーン  エッチ!!」
もり爺「あ〜、その声は…」
ふく爺「m爺じゃ!」
(o_ _)oドテッ! (o_ _)oドテッ! (o_ _)oドテッ! (o_ _)oドテッ! (o_ _)oドテッ!

ズッコケ「何で露天風呂に入っているのじゃ!」
tagi爺「オイ! m爺、姫様はどこじゃ!   いや… 見てはならぬぞ!」
もり爺「ははは、ワシらも覗いておったじゃろ!(笑)」
m爺「姫様は、今日は風邪気味だから止めにしたらしいよ!」
ピコ左「なんと言う強運な…」
ミーシャ・Akira「はっ、 しまった!」
ふく爺「そうか…  こんな事はしてられないぞ! すぐに姫様を追うのじゃ!」
もり爺「姫様の身に何かあったら大変じゃ!」

慌ててm爺も飛び出してきた…

m爺「早く追いかけよう! 「極」の手の者が狙ってるかも知れぬ…」
tagi爺「m爺、 とりあえず… 着物を着てくれ…」
m爺「キャー、 (/o\)イヤーン  エッチ!!」
tagi爺「まだ言うとるんかいな…」 (^^;;;,

ミーシャ、Akiraは顔色を変えて駆け出した
他の爺達もその後を追う…

ふく爺「良いか、姫様に気付かれぬようにな…」

姫様の身に危機が迫る
何事もなければ良いが…
                                     つづく
[2002/06/12 13:57:02]

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「月物語」 その25 Hide.

再び、瀬戸内沖 深夜 上弦の月

前舷に柳爺と天爺、左舷にやぶっちとともとも、右舷には助っ人として「どこでもド
ア」で駆けつけた羊飼いとももが海賊達の乗船を阻止すべく八面六臂の大活劇を繰り
返していた。

前舷からの攻撃は焚かれていた煙幕も途切れ、視界が効くようになって柳爺と天爺の
剣がますます冴え渡り、さすがの海賊も気勢を削がれたようだったが、たいへんなの
は両舷だった。
小型とはいえ御用船である。そこに3隻がほぼ同時に横付けされたのだからたまらない。
こちらが無勢と見越しての一斉攻撃である。
半裸の海賊どもが雪崩をうって乗り込んできたのだ。ある者は船尾の出入り口から、
船室への扉を手斧ので打ち破りにかかっている。

羊飼い :「い、いかん! 海賊がご老公のおわす船室へ向かおうとしておるぞ!」

叫びながら、両手に持った脇差より少し長めの忍刀を器用に操りながら海賊をなぎ倒
していく。かみそりのような切れ味に、海賊は声もなく海中に没していく。

も も :「とは言っても、こっちも凌ぐのが手いっぱいでして!   羊飼い様、船
     室の警護はどうなっているのでしょうか?」

こちらは、一刀だがかなり細身の長刀。それを恐るべき早さで移動しながら海賊の
両目・喉・手首の内側・アキレス腱など急所に正確に切りつけていく。

羊飼い :「この船は上様にも内緒のお忍びだ! この間、様子を見に飛んできたとき
     も、警護の者はやぶっち殿お一人じゃった」
も も :「なんとうことを・・・」
羊飼い :「嘆いてもしかたあるまい!」
も も :「し、しかし・・・」
羊飼い :「Hide.爺の姿が見えなかった。おそらくは、ご老公のおそばにおいでかと」
も も :「Hide.爺ってあの練馬の在のHide.爺でござるか?」
羊飼い :「いかにも。もも、Hide.爺のことを知っているのか?」
も も :「い、いや、ただの飲んだくれのオヤジとしか・・・(^^;」
羊飼い :「昔は手だれの剣術使いだったと聞いたことがあるぞ」
も も :「そのウワサが本当なことを祈るしかありませんね(^^;」
羊飼い :「ウム・・・(^^;」
も も :「ところで、どうして『どこでもドア』で援軍を呼ばないんですか?(^^;」
羊飼い :「アハハ、ドラちゃんに返しちゃったのよぉ(;_;)」

メリメリメリっとものすごい音がしたかと思うと海賊どもの「ウォー」という歓声
が上がった。船室への扉が破られたのだ!

右舷でもようやく異変に気づいた。

やぶっ :「い、いかん!」

ともともが、人間離れした跳躍力で物見柱に飛び移ると、かかっていたロープを利用
し、一気に船尾まで移動する。その際に放った10本の忍手裏剣が右舷の海賊の数人
に突き立った。目にも留まらぬ早業である。

ともと :「あーん、バニーちゃんのしっぽがとれちゃったぁ(;_;)」

そんなたわ言を述べつつも、海賊のひとりの首を斜め後ろにねじ倒し絶息させると刀
を奪い取り、船室への入口に群がっている海賊どもに切りつける。

ともと :「あっれー?(?_?)」

数人切ったところでともともが異変に気がついた。海賊どもは誰一人として抵抗しな
いのだ。
それどころか、自らの刀を捨てて、船へ帰っていこうとしているではないか!

やぶっ :「こ、これはいかがいたしたことか?」
ともと :「なんか、海賊達ヘンなのよぉ・・・(^^;」
天  爺:「おお、御主ら無事か?」
柳  爺:「海賊どもは、どうなっておるのじゃ?」
も も :「・・・これは妖術・・・」
やぶっ :「よ、妖術ですと?」
羊飼い :「いかにも。大森流妖術の『朧』・・・。ぺこぶーだな?」

船室に通じる扉より現われ出でたのは、緋色の忍者装束に身を包んだ妖艶なくノ一
だった。

ぺこぶ :「フッフッフ・・・、さすが壬生のご老公の手のくノ一頭、羊飼い。私の術を
     見破ったのは、あなたが始めてよ(^_-)〜☆」
ムーヤ :「しっかし、警護が甘いな。私らがドラちゃんから『どこでもドア』を借り
     て駆けつけるのが遅かったら、あなたの雇い主のご老公は瀬戸内海の藻く
     ずになってたわよ」
羊飼い :「ナニをぉ! たか殿の手の忍群の助けなどなくても、私たちだけで退治で
     きたものを!」
ぺこぶ :「ハハハ、負け惜しみを言うでない! それより、ご老公様がどんな様子か
     確認せずとも良いのか?(^^;」
やぶっ :「貴様ら、ご老公様に何かしたのか?(`´)ユルサンゾ」
ぺこぶ :「さぁね(^^)フフーン」
柳爺&天爺:「ご老公様ぁ!!!!!!」
羊飼い :「行くぞ、もも!」
も も :「ハッ!」

雪崩をうつように船室に駆け込む一行が目にしたものは、

たか殿 :「これ、ともともとやら。御主、なかなかの美形よのぉ! その装束はバ
     ギーじゃったかのぉ?(@@)」
ともと :「キャーやだぁ、たか殿ったらぁ。バギーじゃなくてバニーよ、バニー!ヾ(^-^)ゞ イエーイ」
たか殿 :「ワッハッハー! バビーかバビー(笑) うらぁぁぁ、酌をせい!(@@)」
甫坂老&Hide.爺「♪ むーねも膨らみ、毛も生えてー、オッシリも大ーきくなーりまし
        たぁぁ〜(@@)」
たか殿 :「ウワァッハッハァー! こっるぁー、ジジイどもぉ! 汚ねーケツ向ける
     なぁぁぁ!!!(@@)」

柳  爺:「な、なんと・・・・・・」
天  爺:「たか殿まで・・・」
羊飼い :「日本のご政道はどうなるのであろうか・・・?(;_;)ハラハラ」
も も :「堅いこと言わないで、私たちも飲んじゃいましょうよ!(^^)」
ぺこぶ :「そうしましょうヽ(^.^)ノ」
ムーヤ :「それっ、宴会よぉぉぉぉヽ(^0^)ノ」

海賊の襲撃もどこ吹く風。壬生のご老公一向の船旅は、また続く・・・(^^;

                              つ・づ・く・(^_-)〜☆
[2002/06/11 13:47:06]

お名前: Hide.   
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 平成12年8月〜10月にかけて連載されたものです。


「月物語」 その24 m爺

九州を目前にした、一行は御老公様の安否を気遣いながら旅を続けた

もり爺:「その後、御老公さま達はどうなっただろうなぁ〜」
のっこ:「きっと、無事ですよ!」「なんせ、海のことならお任せっと言った柳爺が付いている」
のんのん:「又、柳爺とお会いしたく思います。」「カラオケなんて行っちゃって・・・」
のっこ:「柳爺は優しいモノね・・・」
おさち:「へぇ〜そんなに優しいのですか?」「どこかの爺とは、エライ違いや!(笑)」
のんのん:「紳士って感じよ」

おきよ:「tagi爺だって・・・・ねぇ〜」

tagi爺:「ん?にゃにか、いったきゃ?」「わひが、どうひたって?」
おきよ:「・・・・・・・・・いっ、いえ・・・失敗じゃった!」

tagi爺:「ひかひ、まら、しびれがとれんわい・・」「mひーは、どうら?」
m 爺:「まら、ためら・・・」「しかし、ゆうへは、おしかったなぁ〜」「フグの毒にさえ負けなければ・・」
tagi爺:「まったくじゃ!」

何となく、しびれの方は納まってきたが、懲りない2人だった。

いよいよ、九州じゃ〜!

tagi爺:「誰か、『Akira』に飛脚を走らせろ!」「無事に九州に入ったとな。」

もり爺:「九州と言えば何が美味しい??」
m 爺:「又、食い物の話か?」「うっかりハチ平衛之みたいな奴じゃ!」

の・の:「全く〜・・・・」

ズッコケ:「m爺、ココ九州には、博多っと言う町がありまして、中でも『中州』は良いところですよ〜」
m 爺:「ちっ、近いのか?」「どこじゃ?」

ズッコケ:「今夜当たり、行きますか?」い〜ひっひっひ・・・・
m 爺:「イヤ、しびれるのはもう沢山じゃ。」
tagi爺:「m爺、何を怖じ気づいているか?」「・・・で、どんな娘が居るのじゃ?」
ズッコケ:「そりゃもう〜選り取りミドリって言う位」
もり爺:「ほぉ〜ミドリちゃんか?・・・・」
のっこ:「違うって!」

こうして会話が進むことなく懲りない連中は博多に入って行った。
エッホ、エッホ、エッホ、エッホ、・・・・ッと、籠屋が近づいてきた。

Akira:「お〜い・・・みんな〜!」「やっと会えた〜」

中で、圧縮された布団のように小さくなっていたのが、籠から出ると大男であった。

tagi爺:「あの大きいのは、『Akira』か?」
Akira:「お初の方も居られますが、私がAkiraです。」「明らかにAkiraです」(笑)
もり爺:「いちいちアンダーを入れンでも良い!」

おさち:「まぁ〜この方ったら、おきよばかりジロジロ見て・・・」
m 爺:「そう言えば、Akiraはその昔「きよちゃんファンクラブ」の会長をしていたンだったのぉ〜」
   「んで、実際のおきよはどうじゃな?」「可愛かろうぅ〜  は〜っはっはっは」

まったく、余計なお世話である。

tagi爺:「Akira、今宵はどこに連れて行ってくれるんじゃな?」
Akira:「えっ、聞〜てね〜よ!」

では、博多ラーメンでも食べに行くか?・・・・

またしても、同行人が増えたお笑い旅芸人達は、姫の居る平戸へと向かった。
[2002/06/10 18:45:04]

お名前: Hide.   
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「月物語」 その23 tagi2

その時、九州上陸を目前にしたサッキーのもとへ
一羽の伝書鳩が知らせを運んできた…

サッキー「ふく爺殿、再び御老公様からの伝書鳩が参りました」
ふく爺「ほ〜、 次は誰と宴会じゃ?」
サッキー「いえいえ、違います…」
ふく爺「どうせまた、飲めや歌えの大騒ぎをしておられるのであろう!」
サッキー「いえ… 御老公様の乗った船が瀬戸内沖で海賊に襲われている様子です」
もり爺「なに! 御老公様が…?」
ズッコケ「もう、瀬戸内にまで来ておられましたか…」
ふく爺「それで… 助けを求められているのか? ワシらに…」
サッキー「それが…  どうやら『羊』の筆跡かと思われますが…」
もり爺「なに、『羊』の…?」
サッキー「ハイ… 『私たちが来たから大丈夫! 九州で会いましょう ウフ(^_-)〜☆』 と…」
ピコ左「くノ一軍団も九州に来て頂けるとは心強いですな…」
ふく爺「そうじゃな…  しかし、合流したら賑やかになりそうじゃ!」(笑)
もり爺「今でも凄いのにね…」 (^^;;;,
ズッコケ「ところでm爺とtagi爺は…?」


tagi爺「mひ〜、たひひょ〜ふか?」
m爺「ふむ… たひひょ〜ふ、たひひょ〜ふ…」
tagi爺「シヒレてないか…?」
m爺「たひひょ〜ふ…  ひゃんと、ひゃへれるわィ」 (^^;;;,
tagi爺「ひかし、なんれわひららけ こんなめにあふのか…」 (~o~)
m爺「わひらがふつうれ、ほかが いじょうじゃ!」 (笑)

どうにも慰めようのない二人であった!
                         つづく
[2002/06/07 13:27:16]

お名前: Hide.   
☆この作品は、誠志塾のかおるさんのご結婚を祝し、今は閉鎖されたtagi2さんの掲示板に
 平成12年8月〜10月にかけて連載されたものです。


「月物語」 その22 Hide.

瀬戸内沖 深夜 上弦の月

酒盛りをしていた一行が後甲板に飛び出しててみると、月明かりの波間に成蹊屋の御
用船よりやや小型の船が3隻見える。距離はさほど離れていないが、船脚はこちらの
方が早いようだ。

天  爺:「なーんだ、驚かすでない! これなら十分逃げ切れるではないか」
やぶっ :「そんな暢気な状況ではありませんぞ、左右をご覧くださいっ!」

闇を透かしてみると、左舷右舷とも3隻ずつの船が見える。

柳  爺:「ひょっとして前方にもか・・・?」
ぴょん :「仰せの通りにございます。前方には5隻がおりまして、まもなく接触域に
     入ります」
柳  爺:「1隻にどれくらいの海賊が乗っておると考えられるか?」
ぴょん :「船頭等を除いて戦闘要員が10名程度かと」
天  爺:「ま、まずいな〜。こちらはご老公を含めて爺が4名とやぶっち殿、ともと
     も殿の6名だけだぞ!」
ともと :「ご老公様とHide.爺様は、酔っていて戦力にはなりますまい」
柳  爺:「とすると、4名か・・・」
やぶっ :「いずれにいたしましても、いっぺんに接近されなければ、まとまって乗船
     してくるはずはありません。ぴょんちゃん殿、船頭達に最高の操船をする
     ように伝えよ!」
ぴょん :「かしこまりましてございます!」
やぶっ :「命に代えてもご老公様をお守りしなければなりません。おのおの方、ここ
     が命の捨てどころですぞ!」
柳  爺:「元より、隠居のこの命。何を今更惜しみましょうゾ!」
天  爺:「老いたるとは言えこの剣の腕、いささかも衰えず! ご老公様のためにこ
     のしわ腹、捧げましょうゾ!」
ともと :「きゃー、血わき肉躍るわぁ! ともとも、こういうのだーい好きヽ(^.^)ノ」
天  爺:「いつまでバニーちゃんを着ているのじゃ? ともとも殿も戦うのですぞ!(^^;」
ともと :「だって、忍装束、持ってこなかったんだもん・・・(^^;エヘ」
天  爺:「では、それで戦うのか?('o')オー」
ともと :「イケナイかしら・・・(;_;)ウルウル」
天  爺:「いけないと言うことはありませなんだが・・・(^^;」
柳  爺:「そんなことを申している場合ではありませんぞ!」
ぴょん :「まもなく両舷前部に海賊船が接触しまーす!!!」
やぶっ :「おのおの方、ご油断めさるな!!!」
柳爺&天爺:「心得た!」
ともと :「ハーイヽ(^.^)ノ」

前舷に行ってみると驚いた。風上に陣取った1艘の海賊船から、真っ白い煙が噴き出
している。

ともと :「煙幕ですっ! お気をつけて!」
そつな :「御用船を襲い慣れている連中です! もう、何艘もやられてるんですぅ!(;_;)オロオロ」
やぶっ :「ゴホッ、ガハッ、うわぁっ、こいつはたまらん! まったく視界が効かんぞ」
柳  爺:「い、いかん。できるだけ散らばらないようにするのじゃ!」
天  爺:「相手からだってこっちが見えないから具合がいいじゃないですか(^^)」
柳  爺:「何を暢気なことを言っておるのじゃる! 相手は烏合の衆の海賊だ。剣術
     の腕なんかあってないような喧嘩殺法じゃぞ」
天  爺:「それなら、ますます、おあつらえ向じゃ! 歳は食っとるが、柳爺殿もワ
     シも、昔、ならした剣術の使い手ばかりではないか!」
やぶっ :「天爺殿の言う通りですよ。視界が効かないくらいのハンデがあってちょうど
     いい!」
柳  爺:「天爺ばかりかやぶっち殿まで・・・。何人いるかもわからない海賊の喧嘩殺法
     じゃ。この煙幕では気配を察して切りつけるわけにもいくまい!」
ともと :「バラバラになって囲まれたら、厄介だってことですよぉ。同士打ちの危険
     もありますしね(^^)」
天爺&やぶ:「な〜る・・・(^^;」
柳  爺:「感心している場合ではござらん。右手から来るぞ!」

そう叫ぶが早いか、柳爺の同田貫が横一文字に一閃する。
声もなく2人の海賊が倒れ伏した。目にも留まらぬ早業である。重厚な刀を苦もなく
振り切る様は、年齢を感じさせない。

やぶっ :「かたじけないm(_ _)m」
ともと :「すてき、柳爺!ヽ(^.^)ノ」
天  爺:「おっと、、こっちもじゃ!」

今度は天爺が鵜丿首を逆袈裟に切り上げた。
太ももから胸にかけて削ぎ切りされた海賊がもんどり打って海中に消える。さらに返
す刀で3人の海賊を叩き切った。

海賊 い&ろ&は:「ウギャー!」

煙幕の向こうで叫び声が上がる。透かしてみると、3人の海賊が目を押さえて悶絶し
ている。

やぶっ :「含み針か・・・(^^;コエー」
ともと :「エへッ?」
羊飼い :「喜んでる場合じゃないわよ! ここは爺たちにまかせて、やぶっちととも
     ともは、左舷に回って! ももと私は右舷をやるわ!」
ともと :「あー、羊飼いさんにももさんだぁヽ(^.^)ノ」
やぶっ :「おー、助かったぞ、羊飼い。ももも連れてきてくれたのか!」
天  爺:「やや、御主ら、いつの間に湧いたのじゃ?(^^;」
も も :「人をウジみたいに言うでない!(`´)」
柳  爺:「『どこでもドア』ですね・・・?(^^;」
羊飼い&もも:「ウフ(^_-)〜☆」

『どこでもドア』のおかげで、2名の助っ人が来たものの、まだまだ、多勢に無勢は
変らない。壬生のご老公一行は、このまま瀬戸内海の藻くずと消えるのか???
その運命や如何にぃ?ヽ(^.^)ノ

                              つ・づ・く・(^_-)〜☆
[2002/06/06 14:01:40]

お名前: Hide.   
☆この作品は、誠志塾のかおるさんのご結婚を祝し、今は閉鎖されたtagi2さんの掲示板に
 平成12年8月〜10月にかけて連載されたものです。


「月物語」エピソード3 ふぐちり編 tagi2

ちなみに…
大阪では 「とらふぐ」の事を「てっぽう」と言う!
古くから人間はとらふぐを食べてきたが、とらふぐの卵巣には毒があり
それを食べてたまにその毒にあたり、何人か死者を出していた

たまに毒にあたる事と、鉄砲の玉に当たる事とを掛けて
「とらふぐ」の事を「てっぽう」と言うらしい…
ゆえに、「ふぐちり」の事を「てっちり」と言うのである
ふぐの身を薄く切った お造り(お刺身)の事を「てっさ」と言う
外車の『テッサロッサ』とは意味が違う
そんな事はどうでも良い… (笑)

お味の方は、いたって淡白である
煮過ぎないで、透明な身が白く濁った所を食べる方が甘味が有って美味しい
その身を、ポン酢に「もみじおろし」と「きざみねぎ」を入れたもので頂く…
美味である…

大阪へお越しの節は、是非味わって頂きたい!
しかし、ワシと行くには少し問題がある…
なぜなら、ワシは物心が付いた時から、「鍋奉行」を務めているからである ^^;

この日もそうであった…

tagi爺「みなの衆宜しいか…  ダシ昆布はお湯が沸騰する前に取りださねばならない」
おきよ「はい、取り出しましたよ!」
tagi爺「うむ、 次に白菜の芯の方から入れる…  葉っぱの方はすぐに煮えるからの」
おさち「はい、入れました」
tagi爺「うむ、それから大根と人参をゆっくりと入れる… 慌てるなよ!お湯がはねるぞ!」
のっこ「はーい、できました!」
tagi爺「では、ここで豆腐を入れよ!  潰さぬようにな…」
のんのん「はいはい、入れ終えました」
tagi爺「よし、ここまで出来たらもう一度沸騰するまで待つのじゃ!」

待つ事、3分48秒……

m爺「tagi爺、お湯が沸騰したぞ」
tagi爺「どれどれ… よしこんなものかな?
     では、骨のついたふぐの切り身から入れていこう!」
ふく爺「こんなものかな?   人数分でいいかな?」
tagi爺「宜しい…  鍋をかき混ぜてはいけませんぞ…」
もり爺「切り身の方も人数分入れるよ!」
tagi爺「いけませぬ! 切り身はサッとお湯に通せば食べれますから一番最後です」
サッキー「もう良いのでは…?」
tagi爺「いやいや… もう少し…    ゴクッ…」
ピコ左「もう宜しいでしょう!?」
tagi爺「いやいや…  なんのなんの…  ゴクッ…」
きりん「もうお腹がぺこぺこ…」
tagi爺「いやいや…」
全員「え〜かげんにせんかい!」 ( -.-)/☆( +.;)ポカッ
tagi爺「すんまそん!!」 (笑)

本当に食べたいですね…
けれど、私とは一緒に行きたくないでしょ? (^○^)(^○^)(^○^)
[2002/06/05 14:06:20]

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「月物語」 その21 m爺

難を逃れた一行は、一路平戸に向けて進み出した。。。
何やらボソボソと後ろを歩く(サッキー)と(ふく爺)の声が聞こえた・・・

tagi爺:「ん?  何か言ったか?サッキー殿。」
サッキー:「いっ・・いえっ・・・鼻歌を歌っておりました。」「あの爺〜、地獄耳か?」
ふく爺:「あぶない、あぶない・・」
おさち:「あぁ〜あ、お腹空いたね・・・」 ボソッとつぶやく。
おきよ:「あっ、おさちもそう思っとったン?」「実は、私もさっきからそればっかり考えてたわ」
サッキー:「なに?  サッキーから??」(笑)
(o_ _)oドテッ!・・・・・・・・・・・・・・・

m 爺:「なぁ〜そろそろ飯時にせんか?」「ワシも、腹が減ったワイ!」
tagi爺:「そうじゃの。『腹が減っては、戦はできぬ』っと言うしの・・」
もり爺:「ココ、長州山口県では何がお勧めですか?」
tagi爺:「やはり、長州と言えば・・・・・長州 力・・ですか・・」
m 爺:「言うと、思ッとったワイ!」「お約束みたいなモンじゃ」
ふく爺:「長州山口は、『ふぐ』でござるな」
おさち:「えぇ〜ふぐを食べれるのですか?」「ちょー嬉しい・・・」
m 爺:「おさち・・コギャルになっとるぞ。」
あれからどのくらい歩いたであろう、一件の料亭を見つけた。
tagi爺:「あそこで飯でも食うか?」

一同「賛成〜」

もり爺:「おい、ふぐ鍋の準備をしてくれ」
料理人:「はい、只今・・・・」
おきよ:「しかし、フグって毒が有るんじゃないですか?」「確かそう聞いています」
おさち:「私も・・・」
m爺:「いや、ちゃんと料理すれば大丈夫じゃ!」
料理人:「お待たせしました・・・」「爺様方、コレを食べると精が出ますよ。」
    「もう今晩当たりは・・うっひっひ」
tagi爺:「おっ、そうか・・・今晩当たりか?  うひゃ〜ひゃひゃ・・・・」
 
初めて食べるフグ料理に一同感無量になっていた。。。
tagi爺:「どれどれ・・・   うっ、うまい!」「これは、うまいぞ!」「さっさ、皆も食べよう」
m 爺:「うまぁ〜い」「コレがフグか・・・・」「コレを食って、今晩は。に〜ひっひっひ・・・」
 
m 爺:「おい。お酒を持て・・・・・・」「皆の者、飲もう・・」
tagi爺:「おい、m爺、余り飲み過ぎるでは無いぞ。今晩当たり・・・だからのぉ〜」
m 爺:「案ずるな!心得て居る(^○^)」
おさち:「あれ〜、何か酔ってしまいました」「フラフラです」
おきよ:「あは〜・・」「私も酔いました・・・・」
tagi爺・m爺:「うっしっしっし・・・」
m 爺:「おぉ〜それは、イカン。こっちで休みなさい(^○^)」
tagi爺:「なんか、わしも酔ってきたぞ・・フラフラするワイ!」
m 爺:「ワシもじゃ・・みんなで休むとするか(^○^)」
もり爺:「m爺・・いちいち(^○^)を入れんで良い」「下心は無いじゃろうな?」
tagi爺・m爺:「滅相もない・・ホントに酔ってしまったわ。」「気分が悪い」
m 爺:「いや、どうもおかしい」「手足がしびれてきたぞ!」
tagi爺:「はっは・・・下心があ・・る・・・・ワシもしびれてきた・・・」

どうやら2人はフグの肝を食べたとき、血が混じっていたのか中毒になってしまいました。

もり爺:「はっはっは。フグの毒だけに『お気の毒』・・なんちゃって!(笑)」
    「さて、邪魔者は居なくなった。」「改めて・・・おきよちゃぁ〜ん、おさちちゃぁ〜ん」
おきよ・おさち:「ぐぅぉ〜・・・ぐぅぉ〜・・・」
もり爺:「アレ、本気で寝てるわ。」「じゃ、ワシも寝よ・・・」

こうして、企みが失敗に終わった爺達はゆっくり養生をするのであった。。。。
                          つづく・・・
[2002/06/04 18:04:40]

お名前: Hide.   
☆この作品は、誠志塾のかおるさんのご結婚を祝し、今は閉鎖されたtagi2さんの掲示板に
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「月物語」 その20 tagi2

……ボソボソボソボソ……ボソボソボソボソ……ボソボソボソボソ……
  ……ボソボソボソボソ……ボソボソボソボソ……ボソボソボソボソ……
    ……ボソボソボソボソ……ボソボソボソボソ……ボソボソボソボソ……

サッキー「ふく爺様、先ほど御老公様の伝書鳩から連絡が入りました」
ふく爺「ほう…  何と書いてあった?」
サッキー「はっ、Hide.爺達は今『沼津』にて くノ一 ともともと酒盛り中にございます」
ふく爺「うそ! いいなぁ〜   ワシも東京にいれば良かった…」
サッキー「そうですよね… こっちは山賊達と酒盛りですから嫌になりますよね…」
ふく爺「そうそう、それにさ、この後とんでもない事になりそうだしさ…」
サッキー「そうですね、関西側の脚本を書いている方は何を考えておられますやら…」
ふく爺「あぁ、あの二人組みか…  まるで、藤子不二雄のような奴らじゃな…」
サッキー「ははは、聞こえますよ ふく爺様、 二人ともいますから…」
ふく爺「あ〜ぁ、早く姫様に会いたいなぁ〜」
サッキー「この後どうなるのでしょうか?  まだ、姫様からの画像も届いてないし…」
ふく爺「まぁ、もうすぐ九州入りじゃろ!  それまでは我慢しようか…」
サッキー「ハァ〜」
ふく爺「ハァ〜」

    ……ボソボソボソボソ……ボソボソボソボソ……ボソボソボソボソ……
  ……ボソボソボソボソ……ボソボソボソボソ……ボソボソボソボソ……
……ボソボソボソボソ……ボソボソボソボソ……ボソボソボソボソ……  (笑
[2002/06/03 18:53:42]

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「月物語」 その19 Hide.

再び、成蹊屋の船上 夜 宴会の真っ盛り

甫坂老 :「いやぁ、天爺殿のグイターなる楽器の音色、まっこと、癒されるのぉ」
柳  爺:「仰せの通りでございまするm(_ _)m」
Hide.爺:「いやぁ、さすがは伴天連の国ですね。三味線と違って陽気なのがいいヽ(^.^)ノ」
柳  爺:「それに、ともとも殿の踊りもなかなかじゃな。くノ一にしておくのがもっ
     たいないワイヽ(^0^)ノ」
Hide.爺:「柳爺はあのバニーちゃんの衣裳に目がくらんでいるのであろう?(^^;」
柳  爺:「な、なんという暴言を!」
天  爺:「あー、柳爺殿が赤くなってるぅ(笑)」
柳  爺:「そ、そんなことはございませんぞ!」
そつな :「柳爺様は、ともとも殿のようなオナゴがお好きなのですか? それとも、
     あのバニーちゃんの衣裳がお気に召したのでございましょうか?(^^)」
柳  爺:「な、なんということを・・・。老いたりとはいえ武士にそのようなことを問
     おうとは・・・!」
甫坂老 :「コレ、柳爺殿、何を無粋なことを言っておる。飲み会の席に武士も町人も
     あろうか。  無礼講に決まっていようがヽ(^.^)ノ」
柳  爺:「恐れいりましてございますm(_ _)m」
Hide.爺:「うん、もう、柳爺ったら堅いんだから! さぁ、グイッと飲んでグイッ
     とぉヽ(^.^)ノ」
柳  爺:「うわぁ、Hide.爺、そんなに注ぐでない!」
天  爺:「パァーッと行きましょうよ、ご陽気にパァーッとヽ(^0^)ノ」
Hide.爺:「おらぁ、ともともぉ! 柳爺に御酌したれぇぇぇ!ヽ(^.^)ノ」
ともと :「アイィ〜!    ささ、柳爺様、グッと飲んでくださいましな(^^)」
柳  爺:「う、ウム・・・」
天  爺:「お、おおおお! なんだ、柳爺殿はかなりイケル口ではないかヽ(^.^)ノ」
Hide.爺:「ウィー   オナゴの酒だと飲めて、儂の酒は飲めぬと言うかぁ?(@@)」
そつな :「ありゃありゃ、Hide.爺様、完全に出来上がってございまするな」
Hide.爺:「なんじゃとぉ、伴天連の三味線弾きがぁ(@@)」
そつな :「アハハ、私は、材木問屋の成蹊屋ですよぉ(笑)」
ともと :「ささ、柳爺様、もう一杯いかがぁ?ヽ(^.^)ノ」
柳  爺:「ウム・・・。それにしても御主、くノ一にしておくのが惜しいのぉ。儂がス
     ポンサーになってやるから、紀尾井町に小料理屋でも出さぬか? Hide.爺
     に仕えるより楽が出きるぞ(^^)」
天  爺:「あー! このオッサン、ともとも殿を口説いとるぞぉヽ(^.^)ノ」
Hide.爺:「矢でも鉄砲でも持って来いッてんでぇー!!!(@@)」
甫坂老 :「これこれ、Hide.爺。こんなところで脱ぐでない!(^^;」
Hide.爺:「ワーッハッハッハッハッハ〜(@@)」
ともと :「キャー! しなびた○ン○、出さんといてぇぇぇ*^.^*ポッ」
天  爺:「じゃ、たくましいのはどうかな?(^^)ヘヘヘ」
ともと :「いやぁー! ご老公様にアノこと言いつけてやるから!」
Hide.爺:「♪ ひとっつ出ったホイのよっさホイのホイ〜 一人娘とぉ・・・(@@)」
甫坂老 :「なんじゃアノこととは? ともとも?」
ともと :「あのね、ご老公様ぁ・・・(^^)」
天  爺:「わぁぁぁぁぁーーーーーーー、何でもござらん何でもぉ!」
柳  爺:「うるさいのぉ、天爺の声は・・・(^^;」
そつな :「そんなに隠されると、かえって気になりますねぇ・・・」
Hide.爺:「♪ あ、ヨカ、ヨカ、ヨカヨカヨカヨカ、ヨカ○ン○ン・・・(@@)」
甫坂老 :「困ったことか? ともとも?(^^)」
ともと :「そうなんですぅ、ともとも、チョー困っちゃっててぇヽ(^.^)ノ」
そつな :「困ってるにしては嬉しそうですが(^^;」
天  爺:「な、何でもございませぬ! ともとも殿、やめて下されぇ!」
Hide.爺:「♪ 乗ってる乗ってる乗ってるウチーのとーちゃん、乗ってる乗ってる・・・・・・(@@)」
柳  爺:「アノことだなんて思わせぶりな! 天爺殿、事と次第によって、儂が許し
     ませんぞぉ!(`´)」
そつな :「なんで、柳爺殿が怒られるのやら・・・(^^;」
甫坂老 :「遠慮はいらぬ。儂は天下のご老公様じゃゾ! 儂に解決できん問題は何も
     ないのじゃぁぁぁぁ(@@)」
天  爺:「わぁぁぁ! やめてくれぇぇぇぇ!」
そつな :「わ、ご老公様まで脱ぎだしたぞ!(^^;」
柳  爺:「ご老公様、お気をたしかにぃ!」
甫坂老 &Hide.爺:「♪ そぉれが日立のエレベーター、乗って乗ってぇ〜(@@)」
ともと :「キャー、ご老公様たくましいヽ(^0^)ノ」
柳  爺:「南蛮渡来であろうか・・・・・・???(^^;   ところでともとも殿、アノこと
     とはいったいなんでござる?」
ともと :「気になるぅ?(^^;エヘ」
天  爺:「気にならな〜い(^^;エヘ」
柳  爺:「あんたにゃ聞いとらん!  気になる気になる!」
ともと :「あのね、天爺様、私のことを手込めにしようとしたのよぉぉぉぉ*^.^*キャー」
甫坂老 &Hide.爺:「♪ ひっとつとせ、ひっとりでー見てもヨカ○ン○ン(@@)」
天  爺:「あーあー(^^;」
柳  爺:「な、なんと! それは誠でござるか、天爺殿?(`´)」
天  爺:「あーうー(^^;」
ともと :「誠、誠ぉぉぉぉヽ(^0^)ノ   お米を届けにきた天爺様、ともとものこ
     とをふつーの主婦だと思ったらしいのね。で、帯をクルクルクルクルって
     解いたところまではよかったんだけど、そのあと私の当て身が決まって悶
     絶(笑)」
天  爺:「・・・・・・・・・(^^;」
柳  爺:「ま、誠か、天爺殿ぉぉぉぉぉ?(;_;)」
天  爺:「エヘ、エヘ、エヘ(^^;エヘ」

そこへ・・・・・・、

やぶっ :「ご老公様、たいへんにござりまする!!!」
ぴょん :「そつない主務様、か、海賊にございまする!」
柳爺&天爺:「何ぃ? 海賊だぁ?!」
甫坂老 &Hide.爺:「♪ ハァァァ〜、春が来たきぃぃぃぃた、チョイと桜の下ぁに、
     ヨイヨイ!・・・・・・(@@)」

深夜の酒盛りに突然たなびく暗雲!
穏やかな瀬戸内に差しかかっていた船は、一転、きな臭い匂いが立ちこめてきたのであった・・・。

                               つ・づ・く(^_-)〜☆
[2002/06/02 10:04:19]

お名前: Hide.   
☆この作品は、誠志塾のかおるさんのご結婚を祝し、今は閉鎖されたtagi2さんの掲示板に
 平成12年8月〜10月にかけて連載されたものです。


「月物語」エピソード2 羊飼い

ここは武蔵の国、根津権現の近く、寺子や「初音」
ここが江戸の九の一の修行場なのだった。
指南役は、海有和尚、ここで童から大人まで厳しい修行を受けているのであった。
海有  「いいか!足が大事だぞ。打った後の送り足、此が大事
     なのだぞ。」
    「ムーヤン、腕では打つな。腕は泳ぎの時に使え。
     腰で打つのだぞ!」
ムーヤン「はい!泳ぎは忘れます!」
海有  「羊、しっかり体を動かせ!お前は一番年増なのだから
     体裁きを訓練しておかないとすぐにばばーだぞ!」
羊飼い 「ウッ!!なんつぅ言いにくいことを、くそ坊主。」
そこへ黄色い歓声 「きゃ〜海有さま〜〜!」
言わずとしれた童の母御達・・・
ペコブー「これですもの・・・」
どうやら海有和尚には、ファンクラブがあるらしい。
もも  「うちのせんせいも、なかなかなものですよ!」
羊飼い 「ももさん、一度つれてきて勝負させましょうよ。
     あんなに騒がれてやってらんないわ。」
もも  「免許皆伝同士、ハンサム同士、どっちが強いか
     興味有りますわね。」
ペコブー「よし!胴元は私が引き受ける」
ムーヤン「掛け率はどうする?」
羊飼い 「穴馬もいないかしらね?儲かったら屋台船よ。屋台船」
ムーヤン「パーッと行きましょう!パーッと。」
武蔵の九の一は飲む話になると、すばらしくチームワークが良いのであった。近々ちゃんこ鍋で麦酒を飲む話も有るという・・・
お楽しみも盛りだくさんに、武蔵の国の秋はふけゆくのであった
[2002/06/01 16:15:08]

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「月物語」 その18 m爺

とうとう、山賊BuriBuri左衛門の所へ連れて行かれた一行は、不気味なほど落ち着き
怪しげな雰囲気に戸惑うことなく、終始無言のまま、そのチャンスを伺っていた。
山賊H:「お頭、連中を連れてまいりやしたぜ!」
BuriBuri:「ホォ〜・・・・こいつらがお笑い旅芸人か?」「これ、何やって楽しませてみぃ〜」
おさち:「ふん!お頭だか、お菓子だか知らないけど、お高く泊まってンじゃないよ!」
BuriBuri:「ホッホォ〜威勢がええェ〜ネェちゃんじゃのぉ〜・・」
おさち:「馬鹿にしないでよ!・・・・そっちの制よ!・・・・」
tagi爺:「やばっ!」
おさち:「ちょっと待って、プレイバック。」
tagi爺:「やってもぉたぁ〜・・・」「何で、こんな時に歌えるかなぁ?」
の・の:「歌?・・」「出番よ!」
m爺:「いやいや・・・歌は・・・世に連れ、世は歌に連れ・・・さ、張り切って歌って貰いましょう〜」
ええ加減に、しなさい!
BuriBuri:「コラ、コラ。勝手に話を進めるな。」
もり爺:「所で、ワシ達に一体何をしろと?」
BuriBuri:「簡単な事じゃ。ワシ達を笑わせろ!」
ふく爺:「ならば、ワシが・・・『隣の家に囲いが・・・・』」
山賊A:「へぇ〜、だとか、格好いい・・は、もう通用せんぞ!」
ふく爺:「はっは二度も同じ手を使うと思うか?」「最後まで聞け!」
    『隣の家に囲いが出来たんだってねェ〜・・・・うん、知ってる。』どや、おもしろいやろ(^○^)
「・・・・・・・・・・・・・・・」
m 爺:「あのぉ〜・・・オチは?」
山賊B:「良くそんなので、お笑い出来るな?」「まっ、回りの雰囲気なんかも有るだろうがな・・」
ふく爺:「・・・・同情するならネタをくれ!」
もり爺:「さっ、ほっときましょう」
Buri:「えぇ〜い、焦れったい奴らじゃ!もぅ、怒ったぞ。野郎ども、斬れ!斬り捨てぃ〜!」
山 賊:「おぉ〜」
山賊N:「みんな、の・の達の攻撃には気を付けろ。奴ら、カラオケを聴かせ、2重3重の攻撃は
輪唱のようにいつまでも続くぞ!」
山賊M:「そうそう、おさち、おきよのコンビネェーション攻撃は、2人羽織のように2人で一組じゃ」
 ピキィーン・・・バチッ。刀と刀がぶつかり、一方の刃が欠け落ちた。
ピコ左:「反則1回!・・・」「もう一回で1本相手に与えますよ」
ズッコケ:「誰が審判しろと言った。早く手伝わないか〜」
ピコ左:「はい〜!」
 その時、1人の山賊が女装したm爺を見つけた。
山賊H:「そう言えば先ほどからジィーッと動かぬ大女?   ん?  男か?」
m 爺:「ばれちゃ〜仕方がない・・・」「いかにも、男じゃ・・わっはっはっは・・・」
    「何故ワシが今まで、女装をして敵の目を欺いていたか分かるか?」
Buri:「AとBCは、女達を・・・D、G、H、M、X、Nは残りの爺達をやれ!」
山 賊:「へぇ〜い!  皆共、付いてこい!」
 
m 爺:「おい!ワシを1人にするな!」「誰か、ワシの話を・・・・」
結局、女装をしていた真相も未だ分からぬまま、戦が始まってしまった。
そうした戦いの一部始終を木の陰ならぬ、木の上からじぃ〜ッと見ていた黄色い影・・・・
ズッコケ:「あっ、きりんさんだ!」「助けに来てくれたの?」「こっちこっち・・」
きりんさん:「んっ、皆さんどうされたのですか?」「私はただ、食事をしていただけです」
  「あぁ〜美味しかった・・・」
(o_ _)oドテッ!(o_ _)oドテッ!  帰るンかい!
m 爺:「きりんさん、せめてあんただけでもワシの話を・・・・・」
ようやく、難を逃れて一息ついたのもつかの間・・・・次々に襲いかかる問題に無事平戸に到着する事が出来るだろうか・・・そんな一行に次回、とんでもない事態が!    つづく
[2002/05/31 17:45:27]

お名前: Hide.   
☆この作品は、誠志塾のかおるさんのご結婚を祝し、今は閉鎖されたtagi2さんの掲示板に
 平成12年8月〜10月にかけて連載されたものです。


「月物語」 その17 tagi2

一難去って…
このあたりの山賊を束ねているのが BuriBuri左衛門であった
山賊Aからの知らせを聞いて、そんなにおもしろい奴らならワシも見たいから
もう一度ひっ捕まえて来いとの命を出した
再び一行を山賊たちが取り囲む…
山賊Z「まてーぃ!」
山賊Y「お頭のBuriBuri左衛門様がお呼びじゃ! おとなしくついて来い!」
ピコ左「先を急いでおりますので何卒お見逃しを…」
山賊X「ならん! 腕ずくでも連れて行くぞ!」
といって再び刀を構えた
もり爺「ヤレヤレ… 一度は戦わねばならぬか…」
ふく爺「もり爺、斬るなよ!」
刀を抜けば電光石火、 スーッと間合いを縮めたかと思うと次々に打ち倒していく…
tagi爺「ほ〜、やりますな…  ワシも頑張ろう!  誰か、”たすき”をくれ!」
のんのん「はい! tagi爺様お気をつけて…」
tagi爺「うん、ザルと水玉の手拭い…?  そりゃ、やすき節やがな! 踊ってどうするんじゃい!
     ワシが言ってるのは”たすき”じゃ!」(`_´メ)
のっこ「はい! 今月号が出ております…」
tagi爺「ほ〜、ソーテックのPC安いね…  って、これは月刊”アスキー”じゃ!」(`´)
おさち「ロシアから連れてまいりました…」
    「ワン!」
tagi爺「それはシベリアン・ハスキー… (-_-#)   おきよ… なにしてるの?右手あげて…」
おきよ「tagi爺様、もう暫くお待ちを…  もうすぐ止めて見せます…」
tagi爺「おきよ…     それはタクシーじゃ!  全然違うやん!」(~_~;)
あきれついでに最近、構えに開眼したという横のm爺を見ると…
女装したまま下段に構えてピクリともしない…
山賊達も大女が下段に構えて身動きしないのを不気味に思って
なかなか掛かって来れずにジリジリしている…
tagi爺「m爺、今日はおとなしいね…」
m爺「うむ、おとなしい(音なし)の構え…」
tagi爺「言うとる場合か!」 ^^;
しかし、この戦いで一番驚いた事は、おさち、おきよ、の&の達がチームを組んで
山賊をやっつけていた事だ
まず、おさちの後ろにおきよが重なり隠れ、おさちが瞬間高速移動でササッっと動くと
後ろにいたおきよがアイシャドウ−たっぷりの目でウインクをする
一瞬何事かと相手が居付いた隙に、後ろに回り込んだおさちが( -.-)/☆( +.;)ポカッっと
たたき、意識が朦朧となった山賊に の&の がカラオケを聞かせると言う
二重、三重の攻撃だった
カラオケを聞かされた山賊は、脳神経が麻痺して 暫くは起き上がれないらしい
三人目まではこれで上手く行ったが、四人目の山賊はそうは行かなかった
どうやら、おさちに殴られた後、カラオケ好きのこの山賊は、 の&の が持ってる
マイクを見て、自分がステージに立っていると勘違いしたらしい
の&の のマイクを取り上げていきなり歌いだした…
そうなっては、の&の 達はワンフレーズ聞き終えて拍手するしかなかったので
その場に正座して歌を聞き入ってしまった
次の瞬間、山賊たちが の&の を捕まえ人質にしてしまった!
山賊W「動くな!   動けばこいつらを殺すぞ!」
ふく爺「うっ…」
もり爺「ありゃ…」
山賊V「刀を捨てろ!」
山賊たちに従う他はなかった…
一行は、BuriBuri左衛門のところへと連れて行かれるのであった   
                                         つづく
[2002/05/30 17:42:21]

お名前: Hide.   
☆この作品は、誠志塾のかおるさんのご結婚を祝し、今は閉鎖されたtagi2さんの掲示板に
 平成12年8月〜10月にかけて連載されたものです。


「月物語」 その16 Hide.

沼津港、夜、桟橋付近

一同が驚愕の叫びを上げたのもムリはない。そこにはバニーガールの衣裳に身を包ん
だともともが立ちはだかっていたのだ。

ともと :「お待ちいたしておりました、ご老公様&Hide.爺様」
甫坂老 :「おお、そなたは・・・」
Hide.爺:「なんじゃ? そのいでたちは?」
ともと :「ハイ、ともともにござりまする。いつぞや上野ではたいへん失礼いたしま
     したヽ(^.^)ノ」
Hide.爺:「オイオイ、ともともぉ。儂の質問に答えておらぬゾぉ(;_;)」
柳  爺:「いやぁ、長生きはするもんですなぁ・・・。これは、目の保養になりますゾ!」
天  爺:「こ、これはいったい・・・・・・? ともともさんとご老公様がお知り合いとは・・・」
甫坂老 :「苦しゅうない。   しかし、どうして私らが沼津に上陸することを知り
     えたのじゃ?」
やぶっ :「うむ、いかにもっ! 姿形からしてアヤシイ女!(`´)」
柳  爺:「アヤシイというよりも、妙にそそりますなぁ・・・(^^;   さすがは好き
     者でならしたHide.爺のところのくノ一! 忍者装束も一味違うのぉヽ(^.^)ノ」
ともと :「忍者装束じゃありません。これはバニーちゃんの衣裳なんですよぉ!
     亜米利加の国では、こういう装束の女性が、殿方の御酌をするんですって! 
     可愛いでしょ?  ともともにぴったりぃぃヽ(^0^)ノ だって、せっかく、
     Hide.爺様がご老公とご一緒にともともが里をお訪ねくださるというので、夜
     なべして縫い上げたんですから(^_-)〜☆」
Hide.爺:「そんな長ぜりふをよく覚えたのぉ・・・(^^;」
柳  爺:「おお、それはバニーちゃんなる装束か?  よいのぉぉぉ*^.^*ポッ」
Hide.爺:「おーい、柳爺、よだれよだれ・・・(^^;」
ともと :「情報はご老公のところの羊飼いさんからいただきましたぁ。この間飲んだ
     とき、すーっかり意気投合しちゃってヽ(^.^)ノ」
Hide.爺:「エピソード1には、姿が見えなんだが・・・(^^;」
ともと :「アレとは別の機会にね(^^)」
甫坂老 :「そんなにしょっちゅう飲んでおるのか?」
ともと :「ご老公様。女を軽く見ちゃいけませんことよ(^_-)〜☆」
甫坂老 :「ウムム・・・・・・(^^;」
ともと :「さぁ、こんなところではなんですから、ささ、こちらへ! 夜の沼津をご
     案内いたしますわぁ〜ヾ(^-^)ゞ イエーイ」


明けて、翌日の昼過ぎ、町中の宿

ともと :「ご老公様、ゆっくりとお休みいただけましたでしょうか?」
甫坂老 :「うむ、もうこんな時間か・・・。先を急がにゃぁならんからのぉ。   ところ
     で、他の者はどうした?」
ともと :「柳爺様、天爺様、やぶっち様、そつない主務様、ぴょんちゃん様はそろって
     釣に出かけられました。Hide.爺様はまだ寝てます。夕べ妙に張り切ってまし
     たからね(笑)」
甫坂老 :「ウム、オリンピックに『女』という競技があったら、金メダル級じゃな!
     ドーピング検査さえなけりゃの話だが、カァッカッカ(爆笑)」
ともと :「えー、夕べのHide.爺様ってドーピングだったんですかぁ?」
甫坂老 :「いかにも!    そうでなきゃあんなジジイ、まともに・・・」
ともと :「あー! それって、ご老公様の南蛮渡来のお薬!ヽ(^.^)ノ」
Hide.爺:「聞き捨てなりませんなぁ!」
ともと :「これこれはHide.爺様、お目覚めでございまするか?(^^)」
Hide.爺:「何をしらじらしい! ご老公様と儂の悪口を言っておったろ?」
甫坂老 :「悪口など言ってはおらぬゾ(^^;」
ともと :「ねー、ご老公様ヽ(^.^)ノ」
Hide.爺:「ケ、ともとも、御主、まさかご老公様に取り入って出世しようと目論んで
     いるのではあるまいな?」
ともと :「アハッ、バレちゃッたぁ?(^^;エヘ」
Hide.爺:「わからいでか! あんな、バニーちゃんの衣裳なんて、今まで儂に見せて
     くれたこともないようなものをこさえて、魂胆は見え見えじゃ! この、
     B型娘が!(`´)」
甫坂老 :「控えい、Hide.爺!    それは、誠か、ともとも?」
ともと :「誠にござりまする。   なぜなら、Hide.爺様のところは禄高が低くて一家
     4人食べて行くのがやっとでございます。それで、ネッ都のビンゴの商品に
     もお米をお願いしたような次第でございまする(;_;)ハラハラ」
Hide.爺:「あんた、くノ一やりながら主婦もやってたの?(^^;」
甫坂老 :「それはいかんな! これ、Hide.爺。今のともともの言葉をしかと聞き覚え
     たか?」
Hide.爺:「ははーm(_ _)m」
甫坂老 :「よかったのぉ、ともとも殿。これで、私のところへ来ないでもだいじょう
     ぶじゃ。これからも、Hide.爺のために尽くしてやってもらいたい」
ともとも&Hide.爺:「ご老公様ぁ(;_;)ウルウル」

沼津の秋に、トンビが高く舞い、けなげなくノ一一家の平和も確約された。
甫坂老 一向は海路をだどり、西を目指すのであった。

                               つ・づ・く(^_-)〜☆
[2002/05/29 17:13:27]

お名前: Hide.   
☆この作品は、誠志塾のかおるさんのご結婚を祝し、今は閉鎖されたtagi2さんの掲示板に
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「月物語」 その15 m爺

峠の雨も次第に強くなり、雷が鳴り響く・・・・
山賊達はジリジリ詰め寄って、追い込まれた爺達の運命はいかに・・・・

山賊F「おぬしら、ただの旅芸人一座ではないな…」
山賊G「野郎ども、刀を抜けぇ! 一人残らず斬り捨てろ!」

咄嗟に、荷車に隠しておいた刀を取り出し皆に手渡すピコ左であった

もり爺「ピコ左、おさちとおきよを頼んだぞ!」
ピコ左「ははっ、」「おさち、おきよ・・・こっちへ・・・」
おきよ:「いえ、一緒に闘います」
ピコ左:「そうはイカン!危険じゃから、こっちへ・・・」
おきよ:「イヤです!・・・」
ピコ左:「まったく〜!」「喋りだしたら・・・いやっ、一度言い出したら聞き分けのない娘じゃ!」「では、刀を持て!」

そうやって、闘志をむき出しにしたおきよとおさちは徐に防具を付けだした。
m 爺:「おいおい、付けてる場合か?」

おさち:「私達はコレを付けないと、雰囲気が出ません。。」
m 爺:「雰囲気?・・・では、斬りつける前に蹲踞でもするのか?」
おきよ・おさち:「そうよ!」「『始め』と言ってくれなきゃ出来なぁ〜い」
・・・・・・・・・・やれやれ・・・・

tagi爺:「戯れている場合じゃないぞ!」
山賊D:「おまえ達、旅芸人ではなく、お笑い芸人か?」
山賊A:「ならば、ワシ達を笑わせてみぃ〜・・そうしたら、この場は黙って、行かせてやる!」
tagi爺:「ホントですか?」「ならば、ワシ達を代表して、もり爺・・・・頼んだぞ!」
もり爺:「えっ・・・・」「用意してなかった・・・・」
tagi爺:「では・・・・・ふく爺・・・いけますか?」
ふく爺:「う〜む・・・仕方がない。    『隣りに囲いが出来たんだってね〜・・・へぇ〜・・・・・かっこいい・・・』うわっ、コレでは返って怒らせてしまう。」
tagi爺:「この大事なときに、そんな寒いギャグを言ってどうする!」
山賊A:「はっはっは・・・おもしろ!」

(o_ _)oドテッ!(o_ _)oドテッ!(o_ _)oドテッ!    旅人はその言葉を疑った・・・

tagi爺:「えっ、こんなンで、いいの?」
山賊B:「面白い奴らじゃ・・・今日の日没までにココを出ていけ!それで許してやる」
全 員:「ははぁ〜ありがたきお言葉・・・・」

そう言って、深々頭を下げて、ココを後にした。

もり爺:「いやぁ〜まいった、まいった・・一時はどうなるかと思ったぞ」
m 爺「ホントじゃ!    でも、おきよ、おさちの度胸には恐れ入ったのぉ〜」
おさち:「とんでも御座いません・・・必死でした」

ゴメンクサイ・・・・コレまったクサイ・・・あぁ〜クサ!

誰じゃい!ッと目を凝らして見ればそこには金銀キラキラ身につけて、「ゴージャス姉妹」の
のっこ・のんのんの両名が、マイク片手に我々に目の前に立ちはだかった・・・・

tagi爺:「おぉ〜懐かしい・・・・」「一体こんな所で何をしているのじゃ!」

こうして、危機を乗り切った一行は、変なところでゴージャス姉妹の2人に出会い、新たなる展開が
予想される今日この頃であった・・・・・・つづく
[2002/05/26 09:35:22]

お名前: Hide.   
☆この作品は、誠志塾のかおるさんのご結婚を祝し、今は閉鎖されたtagi2さんの掲示板に
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「月物語」 その14 tagi2

雷鳴

ズッコケ殿を新たに加えた一行は広島を後にした
ここからは険しい山道が続く…
そんな山道でも息の乱れがないのは”おさち”だけであった
普段、犬と共に鍛錬し 犬から「もう、散歩は許して下さい」(-_-;)と
言われるほどの脚力を持っている
このあたりは古くから住み着いた山賊「ナゴ一族」の領地のようなものだった
山の頂上に差し掛かった頃、天候が怪しくなってきて
遠くで雷鳴が聞こえ出していた

ふく爺「もり爺殿、妙な空気が漂いだしてきたな…」
もり爺「ふく爺殿、感じておられましたか…  五人、いや、もっとだな…」
ふく爺「うん、20人はいるな…」

他の者達もただならぬ気配を感じ取っていた

おきよ「m爺様、なんだか怖い…」
m爺「心配致すな! で、ございますわよ…  おほほ…」
おさち「走って逃げても逃げ切れますよ…」
ズッコケ「そら、あんただけや!」(笑)

山の頂上を通り過ぎようとした時に山賊達がその正体を現わした
山賊A「まてーぃ!」

ピコ左「は、 何かご用でございましょうか 私共は旅芸人一座でございます」
山賊B「この辺を誰の領土と思っとるんじゃい!」
    「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」
山賊C「金目の物と女を置いて行かんかい!」
サッキー「そうは参りません、一人でも欠けますと、興業が出来なくなります」
山賊D「なにぃ〜、  殺されたいのか…?」

と、おもむろに刀に手をかけた…

ふく爺「待って下さい、お金は全て置いていきますからこの娘達はどうか…」
山賊E「ええい、問答無用じゃ!」

と、ふく爺めがけて斬りかかって来た…
ひらりと身をかわすふく爺を見て

山賊F「おぬしら、ただの旅芸人一座ではないな…」
山賊G「野郎ども、刀を抜けぇ! 一人残らず斬り捨てろ!」

咄嗟に、荷車に隠しておいた刀を取り出し皆に手渡すピコ左であった

もり爺「ピコ左、おさちとおきよを頼んだぞ!」
ピコ左「ははっ、」

山賊達は一行を取り囲んでジリジリと詰め寄る…
遠くで鳴り響いていた雷鳴が徐々にこちらに近づいて小雨が振ってきた
他に助けを求める事の出来ない山頂付近で一行の運命は…     つづく
[2002/05/23 10:52:50]

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☆この作品は、誠志塾のかおるさんのご結婚を祝し、今は閉鎖されたtagi2さんの掲示板に
 平成12年8月〜10月にかけて連載されたものです。



「月物語」エピソード1 羊飼い

ここは武蔵の国、とある宿場、なにやらヒソヒソと話し声。

羊飼い  「ねえ!この頃あたしたちの仕事、きつくない?
      備前のお姫様の後様態に、河内の爺様達の
      動向でしょ。日本国中かけずりまわっているわよ!」
ムーヤン 「そうよ、わたしだって泳がされてくたくたよ!
      爺達はかけ声一つで私たちが働くと思っているから
      いいきになっているのよ!」
ペコブー 「私も、たくやにべんきょうおしえなくっちゃ、
      妖術もむずかしのよ!」
羊飼い  「でしょ、でしょ、それなのにあたしたち、 
      低賃金よねー。
      今日だって、麦酒じゃなくてなにこれ、焼酎よ!」
ムーヤン 「やっぱ、麦酒よねー!」
そこへ、「遅くなりました。」ももの声、
もも  「ごめんなさい、道場が雨漏りをしてかやぶき屋根を
     直していたの。」
ムーヤン「まあ、檜皮葺きじゃあなかったの?」
 
もも  「いいえ、その、手作り道場なもので・・・」
羊飼い 「ささ、ももさんも一献。」
    「まだ此から10月に入っても、あたしたちの活躍場面
     がいっぱいあるようなの。あたし達がこき使われそうだ
     から今憂さ晴らしをしているところ。
     ご老公達は、上野やら、目黒やら、ふぬけてばっかり
     
ペコブー「賃金アップよねー」
ムーヤン「そうよねー」
羊飼い 「麦酒よねー」
もも  「手作りなのよねー」

こうして、武蔵の国の満月は欠けていくのでいた・・・    
[2002/05/21 13:32:36]

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「月物語」 その13 Hide.

沼津港、深夜 桟橋にたたずむ男の影

影の男 :「お待ち申し上げておりました、ご老公様m(_ _)m」

その刹那、甫坂老と影の男の間に割って入った人影が・・・、

やぶっ :「待て! 何ヤツだ?」
柳  爺:「おお、なんと素早い? 何者でござるかな?」
甫坂老 :「ウム、やぶっちか・・・、ご苦労である(^^)」
柳  爺:「やぶっちぃ? あー?! ひょっとして、ご老公のお供してて最後に印籠を
     出す人ぉ?ヽ(^.^)ノ」
やぶっ :「ちゃうちゃう、拙者は出さない方(^^;」
Hide.爺:「なーんだ、冴えない方か( -o-) フゥ」
やぶっ :「なんだと? ジジイ、拙者を愚ろうする気か?(`´)」
甫坂老 :「これこれ、控えい! このようなところで仲間内でもめてどうするのじゃ」
やぶっ :「ハハッ、失礼をバいたしましたm(_ _)m」
Hide.爺:「宮仕えは辛いのぉ・・・(^^;」
やぶっ :「なにぃ?(`´)」

甫坂老 :「ところで、其方の名は?」
影の男 :「ようやく私にセリフがまわってきましたね?(^^;   越前のAmaiでござ
     いまする。ご老公様には、久しくお変り召されませんで恐悦至極に存じま
     すm(_ _)m
Hide.爺:「キョウエツシゴクってなんじゃ?(?_?)」
柳  爺:「上越国際ならスキー場だが・・・」
Hide.爺:「儂、酒池肉林なら知っておるぞヽ(^.^)ノ」
柳  爺:「御主はすぐ話がソッチの方に・・・(^^;」
Hide.爺:「何か、学のありそうなジジイだのぉ・・・。やっぱ、酒池肉林とは関係ない
     のじゃろうか・・・・・・?」
甫坂老 :「おお、天爺ではないか! 久しいのぉ・・・。    しかし、また、なぜ
     に沼津に?」
天  爺:「いいえ、ほんの偶然にございまする。ビンゴでお米を当てられた方がこの
     界隈におられましてな。それをお届けするついでに、上方へ命の洗濯に行
     こうと思いまして。    余生もあまり長くありませんから、楽しみま
     せんとな(^^)」
甫坂老 :「おや? 天爺殿のところへは、平戸の姫の件で矢七2号が行かなかったの
     か?」
天  爺:「矢七2号が私めのところにでございましょうか? いえ、まいりませぬ
     が・・・。     して、それはいつごろのことで?」
柳  爺:「そうじゃなぁ、かれこれ3、4日前であろうか・・・」
天  爺:「あいや、それなら、私はもう越後におりませんでしたので、おそらくすれ違っ
     てしまいましたのでしょう。    して、ご老公様、平戸のお姫さまに、
     いったい、何事が・・・・・・?」
Hide.爺:「ご老公様、こちらの御仁は、どのようなお方でございまするか?」
甫坂老 :「ウム、今はご隠居されておられるが、越後のAmai殿じゃ。剣術ばかりか、
     グイターなる南蛮渡来の楽器をも弾きこなす、越後が生んだ鬼才じゃ」
柳  爺:「それはそれはAmai殿、失礼をバつかまつった」
Hide.爺:「鬼才ねぇ・・・。それで酒池肉林かぁ・・・(笑)」
柳  爺:「ちゃうちゃう、上越国際!(^^;」
Hide.爺:「ハッハッハ〜、そうであった、そうであったヽ(^.^)ノ」
甫坂老 :「上越国際で酒池肉林??? なんのことじゃ?」
天  爺:「なんのことだかよく分かりかねますが、私も見ての通り爺でございますの
     で、天爺とでもお呼び下されm(_ _)m」

甫坂老 :「ところで、お使いがてら来た先で儂たちの動向をご存じの御仁がおられた
     やの話であったが、儂らは江戸をヒソカにたってまいった。しかも、海路
     でな。その秘密がバレようはずもないのだが・・・」
柳  爺:「たしかに妙な話でございまする(--)(__)」
Hide.爺:「たか殿の密偵でございましょうか?(^^;」
甫坂老 :「その、ビンゴでお米を当てた御仁とは?」
天



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