記事タイトル:当たり前ですが 


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お名前: Hide.    URL
To むささびさん

>更に今後はより多様で総合的な
>幅広い古流やひいては藝道全般に亘る武道文化の
>発展が望まれると信じます.

おっしゃるとおりです。
茶道・華道・書道などに比べますと、剣道の芸道としての認知は世間一般にはきわめて狭
いものだと考えます。というよりも、剣道をやっている愛好家や専門家にしても、芸道と
いう認識をどれだけ持っておられるのか、はなはだ疑問ですが・・・(^^;

21世紀に生き残り、さらに、われわれ日本人の魂の根幹といえるようなものに育っていって
ほしいと念じずにはいられません(^^)

お名前: むささび   
 Hide.さんありがとうご在ます.
思いますに古流の方では裃での演武も珍しくあり
ません,今日では燕尾服以上に馴染みのない盛装に
素足ではと畏(かしこ)まってしまうのかも知れま
せんね.(余談ですが自分の郷里ではお祭りに参列
を裃着て参りますので旦那衆は皆さん自前で誂えて
お持ちで勝手慣れたものです.でもこれは現代では
例外ですよねぇ)
 勿論古流が野外での稽古や演武の多い事から足袋
草履に親しむのも理由でしょう.

 警視庁剣道にはじまる剣道と撃剣会や剣道と距離
をおいた古流の一部との間は今だに埋まらない部分
を感じます.流石に今日では剣道の方が榊原鍵吉
を蔑(ないがし)ろに語る事も廃れましたが否定
的なイメージは一部に残るのかも知れません.
しかし鍵吉あってこそ遺せた古流も少なくありま
せん(園部秀雄先生の神道無念流薙刀や剣舞,詩舞
も同様です).

 剣道は戦後の復興にあって居合,なぎなた,杖等
多くを連盟下にその発展に尽力しました.武道の
文化としての総合的発展に於いて意義深い貢献で
あったと思います.更に今後はより多様で総合的な
幅広い古流やひいては藝道全般に亘る武道文化の
発展が望まれると信じます.自分も一隅からその
一助になれたらと思います.

お名前: Hide.    URL
To むささびさん

>一方で近い処では現代なぎなたのご婦人方も白足袋を
>よく御利用です.合気道でも見かけますので〜やはり剣道
>の場合は警視庁剣道以来なのかなぁと推察した次第です.

なるほど。
剣道と居合道は同じ連盟の傘の中ですからねぇ(^^)


>歩法運足に関しては古流の歩み足(武蔵の五輪の書に
>ある様な踵をつよく踏み爪先を浮かせた古法のもの,身体
>の重心を利用しハムストリングスを遣う歩法の様ですね)
>,摺り足,半身の抜き足等でしたら足袋との相性はよいと
>思います.

このあたりは私には少々難しいようです。
でも、電剣で拝見させていただきましたむささびさんの足さばきは、実によどみなく流麗
でしたねヽ(^.^)ノ

お名前: むささび   
 そうですね,現代剣道の運足に限れば滑り易いですね.
あとは文化の問題だと思います.素足に精神性を見い出す
のが立派な剣道の文化を形成する要素なのは疑いありま
せん.

 一方で近い処では現代なぎなたのご婦人方も白足袋を
よく御利用です.合気道でも見かけますので〜やはり剣道
の場合は警視庁剣道以来なのかなぁと推察した次第です.

 歩法運足に関しては古流の歩み足(武蔵の五輪の書に
ある様な踵をつよく踏み爪先を浮かせた古法のもの,身体
の重心を利用しハムストリングスを遣う歩法の様ですね)
,摺り足,半身の抜き足等でしたら足袋との相性はよいと
思います.剣道が継ぎ足を用いる点に就いてまで議論を
及ぼしますと余りに話が広がり過ぎですね.

 

お名前: Hide.    URL
To むささびさん

>持論では剣道での素足尊重は現代剣道の遡流の幕末の各道場
>以来の厳格な稽古の伝統が警視庁剣道を通じて継承されたのや
>に推測しますが,如何でしょう?

かなり古い写真を拝見しましても、屋外で立ち会う場合も素足で行なっております。
業なのか運動の特性によるものなのかまでは読み取れませんね(^^;


>一般に礼装の観点からならば足袋を履くほうが礼装に合ないますし,.

そうですね。
足に怪我をしているとき、テーピングなどない時代にはもっぱら足袋でした。
でも、足袋をはくと滑りましてね。

そういえば、日本剣道形の演武のときも足袋は履きませんね。
そうそう、天覧試合での映像が残ってましたが、確か足袋ははいていなかったのでは・・・。
あの当時、天皇陛下の前で演舞するのは最大限の敬意を払っていたと思われますので、剣道
のシーンでは「足袋をはかない」のが正装なのかもしれません・・・(^^;

お名前: むささび   
 Hide.さん,そうですねぇ,一般的にお稽古事全般ですと日舞,
能,剣舞はじめ足袋は常用されていますねぇ〜.あちらでも道場
に対する礼儀の心に変わりはありませんし.お稽古では烏足袋
(裏地の黒い物)が用いられたりもしますね.

 持論では剣道での素足尊重は現代剣道の遡流の幕末の各道場
以来の厳格な稽古の伝統が警視庁剣道を通じて継承されたのや
に推測しますが,如何でしょう?当時の豪傑の荒行にみる姿勢は
剣の道に向かうものにとって敬意を失しられません.
 
 現代剣道の運足ですと足袋では滑り易い一方,古流の摺り足,常足,
半身の足ですと後ろ足で蹴らない分足袋に向いています.その辺が
実際に足袋の敬遠される理由ではないでしょうか?一般に礼装の観点
からならば足袋を履くほうが礼装に合ないますし,.

お名前: Hide.    URL
To むささびさん

>因みに自分は古流なんで足袋はよく履きます

トピからは脱線しますが、足袋っていうのはそもそも、外での立会いを意識して着用され
たものなのではないでしょうか???
あり、武士は室内でも足袋を着用していたんでしたっけ??(^^;

居合の方もふつうははきませんよね???

お名前: むささび   
 お若い方への老婆心になりますが〜
道場を神聖な場所にするのはあくまで利用する人間自身です.
一人一人の心と行動でその場を修行の場にいただくのです.

 古流の方ですと道場に出入る際にも一々礼をするでけでなく
柏手(かしわで)を打つ事も珍しくありません.古来柏手には
場を神聖に浄める意義があり,耳にも音で身が引き締まるのです.

 先の五輪でも柔道決勝で鈴木選手があえて場にも一礼する日本
式で挑みましたが,やはり人がその場を礼により神聖にするのです.
それで試合にも勝ちましたからねぇ,面目躍如ですよ.次の日からは
レスリングのスタジアムでもあの日あの場所は道場だったのです.

 因みに自分は古流なんで足袋はよく履きます(靴下は見学者にも
NGなんて厳しい道場もありますが),古流ですので足袋で摺り足しても
滑ったりとかの不都合もないもので.

お名前: Hide.    URL
管理人のHide.です。

たとえ普段は体育館として使用している場所でも、ひとたび剣道で使用する場合はそこは
「道場」になります。剣道という「人間形成の道」を学ぶ場ですから(^_-)~☆

道場でわれわれは素足でお稽古します。そして、床に正座し、床に頭をこすりつけるよう
にして礼をします。肌で道場を感じながらお稽古をしているわけです。
その床が靴で踏まれていたらどうでしょうか? たとえ上履きや体育館履きをはく理由は、
「その運動に適している」というのもありましょうが「足(靴下)が汚れるのを防ぐ」と
いう意味合いも強くありませんか?

私たちの道場は、素足で稽古しても怪我をしないようにきれいに雑巾がけされているのが
ふつうですし、学校であっても、異物や汚れがないようにきれいにされているはずです。
ゆえに、靴、上履きの類は必要もありません。

「道場に対しての礼」だとお考えいただくといいでしょう(^^)

お名前: トモ   
当たり前すぎるんですが・・・・・
僕の学校の武道場は体育館とくっついてて、
床の材質も変わりません。
なのに、クツで入っちゃだめなのです(どこの武道場も大体そうですが)。

本当に当たり前ですが、何かお願い致します。

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