記事タイトル:基本の残心が左方向? 


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お名前: 瞳の住人   
 Hide.先生 熊本県人先生 大阪府民先生 左右混乱先生 太陽丸先生 りょう先生
 さまざまな御意見ありがとうございます。 参考にさせて頂きます。
 
 他の先生方も御意見、独自のお考えを、この際、型にはめず幅広く聞かせてください。
よろしくお願いいたします。

お名前: りょう   
佐久間三郎先生は著書『剣道の手順』の中で、
「最近は打突後馬鹿のように右に飛んでいく者が多い」
という趣旨のことを書いておられます。私も基立ちが
さばかなければ体当たりになり、掛手が基立ちを避けるのは
理合に反すると思います。ちなみに上記の本は主に称号を
持つレベルの人向きに書かれていて、決して初心者や子供
用のものではありません。

お名前: 太陽丸   
To 熊本県民さん

始めまして,太陽丸と申します。

>元立ちは竹刀を開いて打たせるが元立ちに体さばきまで要求するのは言語道断。
>昔から元立ちは前後の動きだけ。
初めて伺う御意見です。
これは基本の打ちこみに対してのみ言える事なのでしょうか?
それとも剣道の稽古全般に当てはまる事なのでしょうか?

>近年子供や初心者のため元立ちの体さばきが当然のように存在するのであって…
この文章から察するに,
一般の稽古のみに当てはまる事にも受け取れますが,如何でしょう?

熊本県民さんの御意見通りだとすると,
打突後のすり抜けをする為には,掛手が右に進路を変更してすり抜けていく事に
なると思うのですが,私には如何も納得がいきません。
お手数ですが,詳しく御説明願えないでしょうか?
宜しくお願い致します。

お名前: 左右混乱   
(私の中で疑問が出てきたので「残心」に関して別トピを立てました。)

お名前: 左右混乱   
え???元立ちの体さばきがなければ、体当たりになるでしょう。
メン打ちの後、そんな車線変更みたいに???え、え〜っ?

お名前: 大阪府民   
基本のメン打ちに左へのすり抜けはまずいですアカンでしょ。基本は右。

お名前: 熊本県人   
剣道ではメンの打突後は右の方向へすり抜けるのが基本。
元立ちは竹刀を開いて打たせるが元立ちに体さばきまで要求するのは言語道断。
昔から元立ちは前後の動きだけ。
近年子供や初心者のため元立ちの体さばきが当然のように存在するのであって右側が基本。
剣道のメン打ちに左は無い。

お名前: Hide.    URL
To 瞳の住人さんへ

>あのー・・・先生方、私は残心をどちらに回るのか(もちろん大切な議論であります
>が)をご質問させて頂いてるのではなく、メンを打ったら左右どちらに抜けるのかを
>、どちらが原則で、どちらが基本で、何に基づいてるのかを、議論お願いしたいので
>ありますが・・・

え〜っとぉ、私のカキコはそのお答えになっておりませんでしょうか?(^^;
基本的にはお相手の左側(自分から見て右側)を抜けます。
ただ、元立ちのさばきの方向によって抜け方がかわりますので、「何が何でも●側」と先入
観を持ってはいけませんね(^^)

お名前: 瞳の住人   
 小次郎先生 早速ご回答頂きありがとうございました。
 お相手が動かなかった場合、他に「ぶつかってしまうのがあたりまえ」と
レスされた先生と同じく残心はとらないのかな?
残心が無ければ1本にはならないけど?
などと疑問も持ちましたが、小次郎先生は、真っ直ぐなご意見に、
真っ直ぐな剣道されていて気持ちがいいです。

お名前: 小次郎   
 瞳の住人さんへ
 
>先生方も、初対面の方(大人)と稽古される時、本当に真っ直ぐ抜けておられるの
ですか?
 はい、そうです。私の場合は、真っ直ぐに抜けることを念頭において稽古して
おりますので、打突後、右に抜けようとか、左に抜けようとか考えて打っており
ません。ですから、互角稽古で打突後決まったと思った場合、お相手が動かなかった
場合はお相手の面を押すような格好になり、決まらなかった場合は体当たりして技を
だすよう心がけています。

 打ち込み稽古を、先生方につけていただく場合を考えてみても、
 主に、元立ちの先生も右に捌く場合が多いでしょうから、結果的には左回り残心に
なります、しかし裏攻めからの打突の場合など先生によっては左にさばかれる場合も
あるので、この限りではないことがあります。
 瞳の住人さんのご質問とずれておりましたら、すみません。(^^;

 

お名前: 瞳の住人   
 Hide.先生 理解しやすいご説明ありがとうございます。参考にさせて頂きます。

 太陽丸先生 多種にわたりご検討頂き、ありがとうございます。感謝いたします。

 あのー・・・先生方、私は残心をどちらに回るのか(もちろん大切な議論でありますが)を
ご質問させて頂いてるのではなく、メンを打ったら左右どちらに抜けるのかを、どちらが
原則で、どちらが基本で、何に基づいてるのかを、議論お願いしたいのでありますが・・・
 真っ直ぐに抜ければよろしいのですが、先生方も、初対面の方(大人)と稽古される時、
本当に真っ直ぐ抜けておられるのですか?
 指導者として子供達の事を思い、色々な想定を元にご指導されているのが今回理解でき
ご回答頂き、頭の下がる思いであります。しかし、よろしければ指導方法抜きでご意見
頂けたらありがたいです。
 私はメン打ちは右方向への残心が基本で、左方向はあくまでも申し合わせであるとの
考えが、どうしても捨てることが出来ません。
太陽丸先生の「木刀による基本技」が私の意見に近く、うれしかったです。
 先生方、どうぞよろしくお願いいたします。

 

お名前: 太陽丸   
小次郎さんのレスや、その他の方々のレスを拝読していて思い出した事なのですが,
「木刀による基本技」(間違っていたらすいません,確かそのような名前だったと)によれば,
小手面の打ち方は,基立ちがわずかに手元を上げたところを,掛手が小手,小手を打たせたら
基立ちは木刀を右に開きます。そこを掛手は面に移ります。
この稽古は其の後すり足で抜けていきませんが,其の打たせ方(打ち方)から想像するに、
もしも基立ちが体を捌くのであれば右方向に体を開くことになるでしょう。
すると掛手は基立ちの左方向をすり抜ける事になり,左回りと言うことになります。
この事から考えると,全日本剣道連盟が基本とするのは「左回りで残心」なのかもしれませんね。

私の道場でも,初心者が入門してきて,
打ち込み台などで打ちこみの稽古を始めた時には,左回りと教えます。
ですから瞳の住人さんの御意見も良く理解できます。

しかし私の考えは,回り方は「基立ちの体の捌いた方向」によりどちらでも行うべきで,
どちらが基本の回り方とこだわる必要は無いと思うのです。
実際に初心者に左回りと教え込むと,右から抜けようが左に抜けようが必ず左回りに
なってしまいます。
掛手は打突後は真直ぐに進む,其の結果どちらかに回るのかをすり抜けた方向により,
判断すれば良いと考えております。

お名前: Hide.    URL
管理人のHide.です。

すっかり出遅れてしまいましたが、原則は
 ●お相手の左を抜けた場合(自分から見て右方向)は左回り残心
 ●お相手の右を抜けた場合(自分から見て左方向)は右回り残心
です。

つまり「お相手に背中を見せないための最短距離で振り向く」が基本の考え方です(^^)


ちなみに、面を打った場合お相手が体さばきをしなければぶつかってしまうのがあたりま
え。意図的に右や左に進む必要はありません。抜け方は「元立ちがどちらにさばくか」で決ま
って来るものと考えます(^0^)


蛇足ですが、私は初心者には左回りしか教えません。剣道で最もよく出てくるのは左回り
でして、初心の段階でしっかりと「回り方」の基礎を身につけさせるためです(^_-)~☆

お名前: 瞳の住人   
 小次郎先生 わかりやすい解説ありがとうございます。
 小次郎先生が予想されているとおり、ある団体の先生達は奥深い考えの基に申し合わせて
おられた可能性もあるとも思いました。
ちなみに小次郎先生がコテ−メンの抜け方を解説されたように、竹刀には表、裏がありますし
メン打ちでは相手の中心を割って入れば残心は右方向があくまでも基本ではないかと、いまだ
思うのですが・・・。
 どっち回り?小次郎先生に「必ず反時計回りだと決めてしまうのはどうでしょうか」と
お言葉を頂き、子供達の練習に参考にさせて頂きます。しかし私どもの団体は基本は
あくまでも右方向へ抜けますので、必ず反時計回りになります。応じ技、打ち込み、掛かり
稽古の時は子供達は私どもの指示を受けなくても、相手に対し時計、反時計を上手に
使い分けております。ご心配頂き、本当にありがとうございます。

 左右混乱先生 たくさんのレスの中から思い出して頂きありがとうございます。
参考にさせて頂きます。ちなみに私の団体でも回転胴はさせません。

 私は基本稽古と試合と混同するわけではありませんが、通ずるものはもちろんあると
思います。剣先の駆け引きの後、中心を取り合った後、美しいメン、一本のメンが
決まる時の残心は大多数の先生方が右へ残心を取られるとお見受けします。
相手の右へ開いた死にかけている剣先に自分から刺さりには行かないと思うのです。
右方向への残心が基本で、左方向はあくまでも申し合わせであると思うのですが
違いますでしょうか?
 ご回答頂いている先生方の意図のあるご指導内容は十二分に理解したつもりであります。
今一度、ご回答頂いている先生方、たくさんの先生方にもご意見よろしくお願いいたします。

お名前: 小次郎   
(2)についてですが、
 >時計回りだと一瞬相手に
コテの打突の機会を与えるからです。しかし、よく考えると互角稽古試合時には
左に右に相手に対して回っているのが、本当の話です。難しいです。
 瞳の住人さんのご意見よく理解できますが、必ず反時計回りだと決めてしまう
のはどうでしょうか、実際に経験しておられるように、互角稽古や試合の中では
打突後は左に抜ける場合も、もちろんございます。
 お相手とすれ違った方向(お相手の近い方)に回るのが理想的だと考えますが
どうでしょうか・・・。

お名前: 左右混乱   
(2)残心は、どっち回り?
については、管理人のHide先生が「回転胴」(と呼ばれてましたっけ?)などに関連して、
コメントされているかと思いますので、そのあたりのコメントが参考になるかと思います。
ちなみに、このあたり(回転胴はダメ!)は、私もHide先生と同じように考えているつもりです。

お名前: 小次郎   
 初めまして、小、中の子供達を対象に指導しているHN小次郎という者です。
瞳の住人さんの内容で気になったのですが、
>ある団体に出稽古に行かせて
頂きましたところ、全員がその逆で、全ての基本練習が逆でした・・・
 これって、もしかして先生達の中で申し合わせておられたのではないでしょうか?
当然、中段の基本の構えをとるときには右足前で構えてますから、それで体を左右どちらに
さばくのが自然かを考えた時に普通右足から右にさばくと思います。
打ち込みの面打ちに関してはその体捌きがまんねり化していき、打ち込むほうは、
元立ちの未熟さもあって、お互いに必ず右に捌くことで真っ直ぐする抜けることができなく
なり、初めの踏み込み足もお相手に向かわず外に踏みこんでしまう打ち方に
なってしまう子もいます。そしたら自然とお相手と直線上に結んだ線上に体を運ぶという
ことが難しくなってしまいます。それを矯正するためにわざと全て逆(左)に元立ちの先生方
が捌かれていたのではないでしょうか?
 ですが、基本稽古での大きく小手面の打突後は基本的にはお相手に向かって右に抜ける
のが通常だと考えます。元立ちは小手を打たせた後は、竹刀は右に開いたほうが打ち込む
ほうは面を打ちやすいと思うからです。
 私もどちらに抜けても構わないと思いますが、重要なことは、お相手のための元立ちが
できているかが大事なことだと思います。

お名前: 瞳の住人   
 太陽丸先生 ご回答ありがとうございます。
 相手に真直ぐに打ちこんで左右瞬時に対応させる指導方法参考にさせて頂きます。

 左右混乱先生 書き込みありがとうございます。
 (1)基本の稽古の時、どっちを抜ける? 先述の太陽丸先生のように先に
申し合わせがあれば、左右どちらでもと私も考えます。しかし、初対面の先生方
と練習最初の切り返しの最後のメンも逆に(左方向に)抜けられたんです。
私は正直かなり戸惑いました。
 (2)残心は、どっち回り? これは先述の太陽丸先生とは意見が違い
あくまでも、反時計回りだと考えております。なぜなら、時計回りだと一瞬相手に
コテの打突の機会を与えるからです。しかし、よく考えると互角稽古試合時には
左に右に相手に対して回っているのが、本当の話です。難しいです。

私の今までの経験ですが、
・警察の特錬の先生方と練習させて頂いた時、皆さん残心は右方向でした。
・国体出場選手稽古時も皆さん右方向でした。
・某実業団稽古時も皆さん右方向でした。

 ここで改めて皆様、先生方に質問ですが、基本稽古の残心は自分から相手に
向かって右方向へ。と言えないのでしょうか?



 

お名前: 左右混乱   
(1)基本の稽古の時、どっちを抜ける?
(2)残心は、どっち回り?

2つの問題があるように思いました。
(1)は、どっちもアリ。(2)は、議論アリ。
と思っています。いかがでしょう?

私も「瞳の住人」さんと同じ経験をしたならば、多分違和感あります。

お名前: 太陽丸   
瞳の住人さん、始めまして。
町道場で小中学生の指導者の末席に加えさせて頂いている太陽丸と申します。

私の場合を申し上げますと,左右どちらでも行っています。
特に初心者の場合,相手に向かって右方向をすり抜けるのと,左方向をすり抜けるのでは
振り向く時の回転方向が違いますので,わざとどちらも行っています。
相手から目を離さないで振り返ることを覚えさせる為です。
基本打ちに限らず,相手に真直ぐに打ちこんで,鍔を面金にぶつけるつもりで真直ぐに伸ばし
身体も真直ぐに進んでいきます。
基立ちが左右どちらに変ろうと掛手は真直ぐに進めば良いので,
基立ちが左に変れば右を抜けていき,自分は右回りになり,基立ちが右に変れば
其の逆になります。
ですから、左右どちらでも良いし,又どちらも行うべきと考えます。

同じ少年指導者の立場から私見を述べさせて頂きました。

お名前: 瞳の住人   
 失礼します。教えてください。
 私は幼少より基本のメン打ち、コテ−メンの打突後は
自分から相手に向かって右方向へ(相手から見たら左側を)
すり抜け、残心をとるのが当たり前と思い、
現在も子供達に指導しています。あくまでも基本稽古です。
 ところが私、個人で大人ばかりの、ある団体に出稽古に行かせて
頂きましたところ、全員がその逆で、全ての基本練習が逆でした。
たくさんの高段者の先生方がおられましたので、反論せず指示に
従っておりましたが、どうしても納得できません。
 試合では私も左へ残心をとることは、もちろんあります。
あくまでも、基本練習ですが、教えて頂けますでしょうか?
 

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