記事タイトル:剣道家もし戦わば 


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お名前: Hide.    URL
To 鴨さん
管理人のHide.です。

たいへん理にかなった(?)ご説明ありがとうございます。

勉強になりました(^^)
守らなければならないものがあり戦いが避けられない場合は、鴨さんのカキコを思い出す
でしょう。


To 足軽さん
少しでも拙サイトがお役に立ちますればうれしく存じます。

あくまでも架空の話にしておきたいですが、たいへん楽しいお題だったと思います。
ありがとうございました(^0^)

お名前: 足軽   
Hide 様
鴨 様

ありがとうございました。
とても参考になりました。

やはり実戦においては、技術や戦術うんぬんより、気迫、胆力の勝負なのですよね。

空手や合気道でも、気や丹田の重要性は説かれますが、その身につけ方や練り方は漠然
としていて、一部の天才達を除いていつまでたってもわけのわからない独りよがりのも
のになっているような気がします。

結局、実際の稽古ではスピードやパワー、当てたり投げたりのテクニックの訓練だけに
時間を割いて、道場の稽古では強いのに、実戦の場では腰が引けてまるで技が効かず、
喧嘩慣れした素人にやられるようなことになってしまいます。

本末転倒することなく、「心の外に刀なし」の心境を追い求めたいと思います。
ありがとうございました。

お名前: 鴨   
足軽様
専門家では、ありませんがちょっと興味がありましたので意見を書きます。
棒を持った複数に囲まれたときは、逃げの一手です。
守らなければならないものがあった場合は、一斉にかかられる前に死を覚悟し相手
の主格らしい者を打ち殺し、相手の戦意の消失に乗じて幾人かを戦闘不能または殺
し、次は、恐れを感じているものから打ち殺すしか勝ちは拾えないと思います。
師範クラスの方でしたら木刀でもそう労せずに相手を戦闘不能や死に至らしめる
くらいの正確で強い打ちは可能です。しかし、現代剣道では、こういった事を目
的としていませんし想定した稽古もありません。それに、こんなイレギュラーな
状態で冷静に戦え、正確に打ち込める肝の座った方がいるかどうかの方が問題です。
こうなると、勿論ある程度の剣の下地は当然必要だと思いますが技の駆使ではなく
死を賭せる覚悟と相手を打ち殺す気迫があるかどうかに尽きると思います。でも、
獲物が木刀だと恐らくは一斉にかかられて、なす術がないと思います。木刀だと相
手に与えるプレッシャーが低すぎます。Hideさんも仰ってますが、真剣の場
合は、少し事情が変わります。基本、囲まれれば逃げの一手には変わりないですが、
囲む相手に対するプレッシャーは、代わります。達人が使えば真剣も木刀もたやすく
相手を打ち殺せるでしょうが、相手は木刀だと、心的圧力が低く、皆で一斉に飛
び込んで来るでしょう。しかし真剣の場合そうはいきません、死を連想しますか
らね。こちらも戦い方は先と同じで、加え躊躇わず、居着かず、死角をつくらずで
すかね。

新撰組の局長近藤勇は、竹刀剣道はたいしたことはなかったが真剣ではめっぽう
強かったようです。彼の持論というより天然理心流(勇は館長)の教えは、剣は
気で押すものということだったようです。天然理心流は田舎剣法で流派としては
たいしたことはなかったようですが、新撰組に加盟した天然理心流の面々は、確
か斬られて死んでいないと思います。むしろ剣道としては正当な北辰一刀流など
のつわものの方が斬り死にしていたように思います。
戦国武士ですが、何千人という乱戦での殺し合いで生き残るのは、それこそ剣の
力よりタフで知恵がないと生き残れないでしょうね。剣なんて、人を数人斬れば
切れなくなりますし。甲冑を着ていれば斬るより突く方が有効です。突くのであ
れば剣より槍の方が有効です。殺し合いの武器としては、槍7分刀3分で利があ
ると読んだことがあります。乱戦を生き残るのは、剣技より生に固着したタフさ
が必要であったと思います。しかし、武士が剣を磨くことにも重きを置いたのは、
は剣技より精神の練磨に重点を置いていたと思います。だから、刀は武士の魂と
いう表現になったのかもしれませんね。
とまあ、見てきたようなうけうりばかりで申し訳ないです。少し思いを馳せて書
いてしまいましたので乱文はご容赦お願いいたします。

お名前: Hide.    URL
サバイバルは、剣道におけるレクリエーションのようなもので、私は年に一度やるかやら
ないかですね。やったことのない方も少なくないと思いますし。

ゆえに、とくにそれ用の技や戦術というものは持ち合わせておりません。
ただ、3人ないし4人で背中合わせになり、隙を作らないようにしながら対処していくと比
較的失点が少ないようですね。

なお、こうした白兵戦では大きく振りかぶって打ちかかってくることが多いですので、意
外に胴技が効果があるようです。
フェイントはお相手が受けに回っているときは有効です。こちらが複数の時は、積極的に
使うべきでしょう(^^)

お名前: 足軽   
Hide 様
ありがとうございます。
剣道でもサバイバル戦をされるのですね。普段とはまた別の緊張感や駆け引きがあって
とても面白そうですね。

そのサバイバルで常に勝ち残るコツのようなものはあるのでしょうか。
また、受けに回っているとすぐに対複数になってしまう恐れがあるので、こちらから早
めに仕掛けていくことが多くなると思うのですが、その場合、相打ちを許さない仕掛け
技として Hide 様がよく使われる技があれば教えていただけないでしょうか。

サバイバル戦となると集中力が散漫になる上に、切羽つまった状態になり、単純な攻め
が多くなるので、フェイント技や誘った上での応じ技などが有効なのではないかと思い
ますが、甘いでしょうか?

お名前: Hide.    URL
管理人のHide.です。

合宿のお楽しみに「サバイバル」という合戦を取り入れることがあります。これは、複数
の人数を2つに分けて、一斉に戦い合うもので、「打たれた」と自己判断した場合は自陣
に引き上げ、最後の一人が倒されるまで戦います。

当然、1対多になることもありますが、たいへん難しいですね。何しろいっぺんに打ちか
かられたときに守る手段がありません。まして、背後を取られたら致命傷です。背中に死
角を作らないように壁などを背にして戦う以外、一本の獲物で身を守り攻撃までする手段
はありません(^^;


剣道では1対多で戦い合うことを想定した技はありません。
古流剣術ではそうした組太刀や居合が残っておりますが、現代剣道には全くありません。
まぁ、足軽さんがおっしゃるような状況になりましたら、何ら役には立ちませんな(^_^ メ) 

「君子危うきに近寄らず」がベストでしょう(^_-)〜☆


ただ、これが持っているのが刀だったらどうでしょうか?
さわれば皮膚が裂け血がふきでる。
いくらお相手がたった一人だったとしても、一斉に切りかかるようなことができるでしょ
うか? 意外にできないんじゃないですかね。

昔の武士たちは、単に技や技量だけではなく、勇猛果敢な人が生き残ってきたのだと思い
ますよ。そのために気を練り四戎を克服するために数々の荒行に挑んだ。
私はそんなふうに解釈してますけどね(^^)

お名前: 足軽   
私は、空手や合気道を少しだけかじったのですが、剣道は全くの未経験者です。
でも剣道にもとても興味があり、こちらのホームページでもよく勉強させても
らっています。
そこで、前から聞きたいと思っていながら、今さら誰にも聞けなかった恥ずかし
い質問をしたいと思い、こちらのコーナーに書きこみをさせていただきます。

空手や合気道では、修行の最終目標のひとつとして多人数掛けがありますが、剣
道ではそういったこと(一人ずつ順番に相手をするのではなく、一対複数で一度
に戦う)はされないのでしょうか。
もし、実際に複数の敵との実戦を考えた場合、剣道家の方はどういう戦い方をさ
れるのでしょうか。

例えば、こちらはひとりで武器は木刀一本、前から来る相手は5人くらいで手には
金属バットや、鉄パイプを持っている状況で、周りには逃げ込む場所もありません。
なおかつ、守らなければいけないものがあり、一人二人倒して敵がひるんだ隙に
逃げることもできず、全員を打ち倒さなければいけないという厳しい状況の中、
いかに戦われますか。

普段されていらっしゃる一対一の立ち会い方では、あっという間に囲まれて対応
できなくなると思います。
こちらから先にしかけていって一人ずつ打ち倒していくしかないと思いますが、
どのような技を使うのが的確なのでしょうか。

一生の内に、こんな状況になる人はまずいないでしょうが、武道に興味があるほ
とんどの方が「実戦」でどう戦うのか、という事は常に考えていらっしゃるので
はないかと思い、思い切って質問させていただきました。

ちなみにこんな事を考えていると、いつも戦国時代の武士達は命がけの戦場の中
で多くの敵と鎧を着て重い刀で斬り合って、どうやって生き残っていったのかと
思います。運良く二三人切り倒せることができたとしてももうそれ以上は身体が
動かないのではないかと、とても不思議です。
いくつもの戦場を経験しても生き残る人はいたのでしょうが、何が秀でていたの
でしょうね。

すみません。いろいろと質問させていただきましたが、専門家の皆様のお考えを
お聞かせいただけると嬉しいです。

どうぞよろしくお願いいたします。

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