記事タイトル:第1回関東女子学生剣道新人戦大会(東京・新宿区) 


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平成12年11月19日(日)、早稲田記念会堂において第1回目となる標記大会が
開催された。出場チーム数は57大学。9月に行われた関東女子学生剣道優勝大会の
参加校が76大学だから、約20校ほど少ない。
また、今回の大会は5名団体で争われたが、5名に満たないチームが10校ほど見受
けられた。そんな関係で、ややこじんまりした大会ではあったが、第1回ということ
でオープン抽選のため、組み合わせにも悲喜こもごもいろいろあり、1回戦から白熱
した試合が繰り広げられた。

 優勝  筑波大学
 二位  埼玉大学
 三位  国際武道大学・早稲田大学
ベスト8 学習院・玉川・日本体育・青山学院
優秀選手 三逵麻美(青山学院2年)・石原優子(学習院2年)・工藤早季子(国際
     武道1年)・鈴木優子(埼玉2年)・塚本洋子(玉川1年)・興梠 舞(筑
     波1年)・竹本まゆ(日本体育2年)・有働 梢(早稲田2年)

前述した通り今回は第1回大会ということでオープン抽選のため、1番を引いた文教
大学の学生が選手宣誓を行なったが、教育学部の2年生下重典子さんの選手宣誓は、
これまでのものと趣をがらりと変え、内容も深く格調高い宣誓であったと評判だった。

組み合わせのいたずらに泣かされたのが2校。創価大学と東海大学だ。創価大学は1回
戦で筑波大学に、東海大学は1回戦で青山学院に苦杯をなめさせられた。

優勝した筑波大学は、1回戦創価大学に辛勝の後も、2回戦駒沢大、3回戦流通経済
大、4回戦青山学院大と気の抜けない試合。とくに流通経済大戦と青山学院大戦では
いずれも逆転での代表者戦。この日負けなしの興梠が長い試合で得意の引き技で決め
勝ち上がってきた。

準優勝の埼玉大学は、創部以来男女合わせても初の入賞。5名ともしっかりした構え
とバランスのよい足さばきで、手堅い勝負で勝ち上がってきた。とくに、副将:高山、
大将:鈴木の両名が柔らかくしっかりした剣風。準決勝の国際武道大学戦では、先鋒
から副将まで引き分け、大将の鈴木が豪快な面を決め接戦をモノにした。埼玉大学の
選手に共通しているのは、左拳を突き上げるような形でのディフェンスをしないこと。
決勝では、筑波に4−1で破れたが、筑波の方がそういうよけ方が目立って品がなかっ
た。専門家を育てる大学なのだから、勝ち負けも大切だが、そういうところでも範と
なるべく稽古してもらいたいものである。

その他、勢いを感じたのは、玉川大学。優秀選手にもなった手塚は上段で切れのいい
出鼻面が身上。この選手を先鋒に起用して、チームの流れを引き寄せた。また、筑波
に代表者戦の末やぶれた流通経済大学、早稲田に1−1の本数差で破れた日本体育大
も力と勢いのあるチームだった。

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