記事タイトル:内田クレペリン精神作業検査法を利用したメンタルサポートについて 


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お名前: kouichi   
久しぶりにクレペリン検査を受けた。
アレって確か、左利きだとか経験回数をチェックする欄などもあったが、今回はみなかった。

それにしても手が疲れる。
誤答というより文字がつぶれたものは訂正なんてしないほうがいいのでしょうね
いかに間違わずに右までやれるか・・・

そして右端のラインを結んで・・・
中盤がやはりダレてしまい、また復帰する。
みんなこういうタイプが多いのでしょうか?

お名前: Hide.    URL
To aaaさん

管理人のHide.です。

拙サイトではわかりかねますので、mattamanさんのサイトでお尋ねになってみてはいかが
でしょうか(^_-)〜☆

お名前: aaa   
内田クレペリン精神作業検査したんですけど、曲線類型判定がc´fの詳しい解釈知ってる方教えてください!!!

お名前: mattaman    URL
はるさんへ
2行目には、移らないといけません。

詳しくは、私のページをご覧ください

お名前: mattaman    URL
mattamanです。
しばらく、入院していまして、このページを見ていませんでした。返事が遅くなり申し訳ありません。

花菜さんへ、本来クレペリン検査は、本人の特性や仕事ぶりなどについて判定するもので、
曲線の変化により、その人の生まれ持った人柄を判定し、作業量の変化の度合いによって、
現在の精神健康度を測るというものです。ですから、曲線の形にいいも悪いもありません。
たとえば、仕事への取りかかりは早いが、飽きやすい人と、取りかかりが悪くとも
最後までねばり強くやる人のどちらがいいかは、判断はできません。
ただし、本来粘り強い人が、気力不足で、エネルギー切れを起こしている場合などは
良くないと言えます。
ですから、クレペリン検査の場合、はっきりわかりやすいのは、前半よりも後半の作業量が多ければいい。ということになります。だからといって、前半に手を抜いて後半がんばる等の小細工をすると、判定者にはちゃんとわかりますから、健康度の低い者と判定されてしまいます。
ですから、正直に一生懸命やることが一番大切です。
私のホームページに詳しいことが書いてありますので、是非ご覧ください

お名前: なな   
いきなり来てすいません!

はるさんへ。
1行ができたのなら、2行目にすすまないといけません。

お名前: Hide.    URL
管理人のHide.です。

う〜ん、専門で勉強された方でしたら、私どもよりもお詳しいのではありませんか(^^;
それに、心理学関係のサイトでご質問なさったほうがたぶんわかると思いますよ。ここは
剣道サイトですから(^^)

お名前: はる   
初めまして。3年前に心理検査の勉強をしていて、また復習しようと思ったら、検査方法で解らない事が出てきてしまいました。
検査は一分で改行するってありますけど、一分以内に一行終わってしまったら続けて2行目にいっていいんですか?それとも、一分経つまで待ってるんですか?

お名前: 花菜   
 私はこの度、就職試験のため、内田クレペリン検査を受けることになっています。
どのような、性格、能力がわかるのかは調べてわかりました。私は、作業能力に関しては平均より上にあると思っています。
 人から聞く話では、作業曲線が最初と最後を頂点として、緩やかな曲線になればいいということでした。それは、本当なのでしょうか。だとすれば、がむしゃらに問題を解くのではなく、ミスなく、そのようになるように冷静に計算していけば、いい判定がでるのだと解釈できますが。本当にそれであっているのかどうか、教えてください。

お名前: Hide.   
To mattamanさん

そうですか・・・。
それがポピュラーなものになれば、指導の現場では大いに役立つのですが(^^)
なんとか、船越先生にわかりやすく本などにまとめてくださいますよう頑張っていただくし
かありませんねヽ(^.^)ノ

お名前: mattaman    URL
それが、なかなか難しく、私も勉強しているのですが、
判定は難しいです。
役にたつのは間違いないのですけれど・・・

お名前: Hide.   
to mattamanさん

なるほど、やはり判定法が難なわけですか・・・(^^;
なんとか、ポピュラーな形で判断できるよう、船越先生にご研究&ご発表いただくのを待
つしかないのでしょうか???

お名前: mattaman    URL
Hideさんへ

そうですね。検査自体は、検査用紙とストップウォッチだけあれば、
誰にでも簡単に行なうことが出来ます。
ただし、内田クレペリン検査法の難点は、検査の判定法が難しく、
現在では、船越先生でないと最終的な判定はできないです。
そのために、なかなかメジャーにならない部分があるのですが、
全柔連などは、たとえば金メダルを取った田村選手や野村選手などの
少年期からの性格特性とその時々の精神健康度を資料として
蓄えて、オリンピックなどにむけて、カウンセリングなどを利用して
メンタルサポートをしています。
指導陣があまり期待をしていなかった選手が、
船越先生のメンタルサポートによって金メダルを取った例もありますし、
バルセロナで、古賀選手が一度出場をあきらめたのに、
船越先生のカウンセリングで出場を決意し、
金メダルを取った話は本にも書かれてています。
船越先生のクレペリン検査からその選手の人柄を理解し
言葉がけをして、モチベーションを上げていく力は
まるで、魔法でもみているようです。
うちの選手も実際に一度のカウンセリングで
県一位にまでなったことがあります。
剣道などの精神面での利用にはとても効果がありますし、
私などは、学級経営やクラブ経営などにも
とても役立っています。

お名前: mattaman    URL
Hideさんへ

そうですね。検査自体は、検査用紙とストップウォッチだけあれば、
誰にでも簡単に行なうことが出来ます。
ただし、内田クレペリン検査法の難点は、検査の判定法が難しく、
現在では、船越先生でないと最終的な判定はできないです。
そのために、なかなかメジャーにならない部分があるのですが、
全柔連などは、たとえば金メダルを取った田村選手や野村選手などの
少年期からの性格特性とその時々の精神健康度を資料として
蓄えて、オリンピックなどにむけて、カウンセリングなどを利用して
メンタルサポートをしています。
指導陣があまり期待をしていなかった選手が、
船越先生のメンタルサポートによって金メダルを取った例もありますし、
バルセロナで、古賀選手が一度出場をあきらめたのに、
船越先生のカウンセリングで出場を決意し、
金メダルを取った話は本にも書かれてています。
船越先生のクレペリン検査からその選手の人柄を理解し
言葉がけをして、モチベーションを上げていく力は
まるで、魔法でもみているようです。
うちの選手も実際に一度のカウンセリングで
県一位にまでなったことがあります。
剣道などの精神面での利用にはとても効果がありますし、
私などは、学級経営やクラブ経営などにも
とても役立っています。

お名前: Hide.   
to mattamanさん

たいへん興味深いお話をありがとうございましたヽ(^.^)ノ
船越先生は専門誌などにも書かれておられますよね。私もそうしたものを通してでしかあ
りませんが、お名前だけは存じ上げております。

ところで、この内田クレペリン検査法というのは、シロウトでも簡単に行なえるもの(行
なってよいもの)なのですか? また、その判定(分析)方法などもシロウトが容易にで
きるものなのでしょうか?
お話を伺う範囲では、こうしたものが利用できるなら指導の現場はずいぶん変わってくる
と思えるのですが(^^)

お名前: mattaman   
改行をしませんでした。見にくいかきこで申し訳ありません。

お名前: 改行マン   
HIDEさん、ご無沙汰しています。
奈良のmattamanです。
私は10年ほど前より、大阪教育大学の船越正康教授のもとで内田クレペリン検査法
(以後U−K法)による人間理解について学んできました。船越先生はスポーツ心
理学を専門とし、全日本柔道連盟や日本オリンピック委員会のメンタル面での強化
委員などもされてスポーツ界等で広くメンタルトレーニングに携わって来られまし
た。HIDEさんもたぶんご存じの事と思います。
 ここで取り上げるU−K検査は、一分ごとの一桁の数の加算作業を繰り返す精神
作業検査です。ここから得られる曲線から、人柄類型と精神健康度が分かります。
人柄類型とは、例えば、物事にたいして適応は早いが粘りのない者とか、また逆に
腰が重くなかなか物事にとりかからないが人より遅れてもじっくり最後まで粘り強
くやり遂げる者もいます。これはその人が先天的に持って生まれたもので、変えよ
うとしてもなかなか変えられるものではありません。U−K法ではこのような人柄
の特性を10分類に分けて、それぞれにおいて指導法が確立されています。精神健康
度は、知的にも情緒的にも自己を意欲的に保持できるかどうかの度合いを表します。
すなわち、その人のやる気やはりきり具合を表します。この二つからそのときの社
会性、仕事ぶり、ものの考え方、情意の状態などが判断できる訳です。
  剣道指導での例を挙げると、以前、剣道の力では良く足が動き体の切れも良く元
気が良いので先鋒のタイプなのに、実際に先鋒で試合をするとどうしても力が出な
い選手がいました。この選手にU−K検査を受けさせてみると、実はもともとはエ
ンジンのかかりが遅く、後になって力がでる人柄をもっていました。この選手に
「速く動け、人より先にたってやれ」という指導を続けていたので、精神健康度が
下がってしまい結果が出せなくなっていたのです。そこで「君はエンジンのかかり
が遅いんだから、先鋒で試合をするときは人より早く面をつけてアップをしっかり
して、礼をするときにはもう汗をかいているようにしなさい。」と指導するように
しました。すなわち、エンジンのかかりの遅い子の人柄を変えようとせずに、人よ
りスタートを早めることにしたわけです。そのような指導に変えた時からその選手
は、常に自分の実力が出せるようになりました。人にはみな向き不向きがあります。
その選手本来の人柄を理解せずに剣道の力やタイプだけをみて、指導をしていても
なかなかうまくいかないことがあります。その選手の人柄にあった指導や起用法を
かんがえてやらないと、逆に選手をつぶしてしまう結果になることもあります。
また、オーダーを組むときにしても、剣道のタイプだけで並べてみてもなぜか力を
出せなくなる選手はいるものです。このような時に、U−K法における個性理解と
その指導法は大変有効なものではないかと考えます。

 全日本柔道連盟ではもう10年以上も前から、ジュニアの強化選手にU−K法によ
るメンタルトレーニングを取り入れ、膨大な資料を元にして、オリンピックでの田
村選手や野村選手などの金メダル獲得に大きな力となりました。世界の大舞台で
戦っていくために、組織的かつ計画的にメンタルトレーニングを取り入れて強化を
図っているようです。剣道の世界ではまだまだ「身体を鍛えれば精神も鍛えられる」
ということが強く信じられており、それなりの結果も出してはいますが、その指導
法が今の子供たちに通じなくなっていることも事実です。
 個々の学校や先生によるメンタルトレーニングは行なわれていますが、柔道のよ
うにJr選手の時からメンタル的なサポートを行なって、その資料を蓄積し、オリン
ピック等の強化にまでつなげて利用している例はないと思います。これから剣道が
世界中でもっと盛んになっていく中で、個性理解とメンタルトレーニングを個々の
指導者が取り入れ、なおかつ日本全体の強化として考えていく時期に来ているので
はないでしょうか。

お名前: mattman    URL
HIDEさん、ご無沙汰しています。
奈良のmattamanです。
私は10年ほど前より、大阪教育大学の船越正康教授のもとで内田クレペリン検査法(以後U−K法)による人間理解について学んできました。船越先生はスポーツ心理学を専門とし、全日本柔道連盟や日本オリンピック委員会のメンタル面での強化委員などもされてスポーツ界等で広くメンタルトレーニングに携わって来られました。HIDEさんもたぶんご存じの事と思います。
 ここで取り上げるU−K検査は、一分ごとの一桁の数の加算作業を繰り返す精神作業検査です。ここから得られる曲線から、人柄類型と精神健康度が分かります。人柄類型とは、例えば、物事にたいして適応は早いが粘りのない者とか、また逆に腰が重くなかなか物事にとりかからないが人より遅れてもじっくり最後まで粘り強くやり遂げる者もいます。これはその人が先天的に持って生まれたもので、変えようとしてもなかなか変えられるものではありません。U−K法ではこのような人柄の特性を10分類に分けて、それぞれにおいて指導法が確立されています。精神健康度は、知的にも情緒的にも自己を意欲的に保持できるかどうかの度合いを表します。すなわち、その人のやる気やはりきり具合を表します。この二つからそのときの社会性、仕事ぶり、ものの考え方、情意の状態などが判断できる訳です。
  剣道指導での例を挙げると、以前、剣道の力では良く足が動き体の切れも良く元気が良いので先鋒のタイプなのに、実際に先鋒で試合をするとどうしても力が出ない選手がいました。この選手にU−K検査を受けさせてみると、実はもともとはエンジンのかかりが遅く、後になって力がでる人柄をもっていました。この選手に「速く動け、人より先にたってやれ」という指導を続けていたので、精神健康度が下がってしまい結果が出せなくなっていたのです。そこで「君はエンジンのかかりが遅いんだから、先鋒で試合をするときは人より早く面をつけてアップをしっかりして、礼をするときにはもう汗をかいているようにしなさい。」と指導するようにしました。すなわち、エンジンのかかりの遅い子の人柄を変えようとせずに、人よりスタートを早めることにしたわけです。そのような指導に変えた時からその選手は、常に自分の実力が出せるようになりました。人にはみな向き不向きがあります。その選手本来の人柄を理解せずに剣道の力やタイプだけをみて、指導をしていてもなかなかうまくいかないことがあります。その選手の人柄にあった指導や起用法をかんがえてやらないと、逆に選手をつぶしてしまう結果になることもあります。また、オーダーを組むときにしても、剣道のタイプだけで並べてみてもなぜか力を出せなくなる選手はいるものです。このような時に、U−K法における個性理解とその指導法は大変有効なものではないかと考えます。

 全日本柔道連盟ではもう10年以上も前から、ジュニアの強化選手にU−K法によるメンタルトレーニングを取り入れ、膨大な資料を元にして、オリンピックでの田村選手や野村選手などの金メダル獲得に大きな力となりました。世界の大舞台で戦っていくために、組織的かつ計画的にメンタルトレーニングを取り入れて強化を図っているようです。剣道の世界ではまだまだ「身体を鍛えれば精神も鍛えられる」ということが強く信じられており、それなりの結果も出してはいますが、その指導法が今の子供たちに通じなくなっていることも事実です。
 個々の学校や先生によるメンタルトレーニングは行なわれていますが、柔道の
ようにJr選手の時からメンタル的なサポートを行なって、その資料を蓄積し、オリンピック等の強化にまでつなげて利用している例はないと思います。これから剣道が世界中でもっと盛んになっていく中で、個性理解とメンタルトレーニングを個々の指導者が取り入れ、なおかつ日本全体の強化として考えていく時期に来ているのではないでしょうか。

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