記事タイトル:武道教育の準備作業 


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お名前: Hide.    URL
To 剣士以前さん
ご賛同いただきましてうれしく存じます(^^)


To 元立ちさん
たしかに継続のない武道に心が備わるかどうかは疑問です。
ただ、最近お始めになる大人の方で「中学(高校)時代に授業でやったんですが」という
程度の経験者の方がいらっしゃるのも事実。

そうした経験が「きっかけ」になることもあると思われます。

まぁ、「作法」と「武道的道徳観」を繰り返し話してやることによって、少なからず子ど
もたちの心に影響を与えることは可能だと思われます(^^)

お名前: 剣士以前   
元立ちさん

武道の心を植えつけるのはこれだけでは無理と思います。

>「興味があったら」部活しましょうでOKかな?

そういう事と思います。
そういう機会を与える程度では?
ちょっと知って、ちょっと理解してもらう。
きっかけにする、かな?

自分も、武道の心、と言われると、だいぶひるんじゃいます。(絶対自身ない...。)

お名前: 元立ち   
頭が固いのかな・・・
自分は修行の中に身をおいてこそ『剣道の心』が芽生えると感じてますが、
文化省は安易に『武道の心』を植え付けれると勘違いしてるような気がするのです。

江戸期のような実戦を踏まえた剣術感覚でもなく、
戦後までの激しさを求める訳でもない状態で
継続の無い剣道が一般教育に向くとは思えないのです。

結局どこで妥協するか?が
焦点になるのではないでしょうか?
「興味があったら」部活しましょうでOKかな?

お名前: 剣士以前   
入れ違いになってしまいました。
失礼しました。
私の理解はHide.さんのお考えと同じと思います。
それしかないと思います。

お名前: 剣士以前   
Hide.さん
今朝読み返して、前文がHide.さんへの返事になっていないようなので補足します。
「我が国固有の伝統と文化に、より一層触れることができるようにします。」
とういう一文の解釈ですが、伝統と文化とは長い年月によって培われ昇華された精神生活の精華であって、
武道の場合、その所作の完成度、競技としての完成度を指すと思います。 
これは華道・茶道なども同じですね。 
武道の場合そのスポーツ性に目が行きますので判りづらいですが、茶道で考えれば判りやすいと思います。 
様式美とその様式美の基礎となる思想だと思います。 
武道を「日本古来の伝統文化」として学ぶ場合、その所作と所作の基礎となる思想に触れざるを得ない、と思います。 

「礼」を学ぶということと思います。

説明になってませんかね….。

お名前: Hide.    URL
To 剣士以前さん

そうですね、私が考えますには、徳育と体育を兼ね備えた部分を武道に求めているのだと
愚考します。
これには宗教観は関わりありませんので(^^)


>国ももうじきもう少し具体的な指導要領を出すと思いますが。
>如何でしょうか?

出していただきたいですね。
でも、それが出てから考えるのもなぁ…。全剣連としても試案の作成に乗り出してほしい
ものですが。

お名前: 剣士以前   
Hide.さん

確かにこれを読んで十人十色の意見が出る可能性があると思います。
(私は、礼節、恥、などを代表とするものかな、と思いました。)
ただこれ以上、現時点では明確なものは発表されていない様子です。
しかし、ここに国の難しさがあると思いました。
それはだみごえさんと元立ちさんの意見の相違に集約されていると思います。
国旗・国家の問題、宗教の問題などなどです。
日本の伝統文化とは、神道・仏教・儒教・歴史・気候・風土・などなどが複雑に
交じり合ってできたものと思います。
気候・風土だけなら問題ありませんが、宗教・哲学が入ってくると国旗・国家の
問題と同じ混乱が生じる可能性があります。 そして宗教はこの分野ではご法度です。
でも宗教抜きで文化・伝統は語れません。
国は現在適切な表現と説明を考えているのではと思います。

文化・伝統とは単に形式では無いと思います。(これ、受け売りです)
それを行っていたその時代の人々の思考の仕方・感情等などを理解・体感することで
継承され、理解できるものです。それが本当の継承です。
文化・伝統という字句をみて、武道を行うことでその昔の人々の道徳規範を知る。
それが目的と、私は理解しました。

国ももうじきもう少し具体的な指導要領を出すと思いますが。
如何でしょうか?

お名前: Hide.    URL
To 剣士以前さん

管理人のHide.です。

伺いたいのですが、剣士以前さんが引用してくださった部分をお読みになられまして、
剣道を通じて何を教えるべきと文科省が考えているのか、具体的にお判りになられるので
しょうか??(>_<)
「我が国固有の伝統と文化に、より一層触れることができるように」
「日本の風土、歴史に即したふさわしい教育を受けることができる枠組みと内容」
これでは、何のことかわからないと思われますが・・・(-_-)

お名前: 剣士以前   
ご存知のことかもしれませんが、文部科学省は武道必修の理由を以下のように述べています。
 	生涯にわたる豊かなスポーツライフを実現する視点から、多くの領域の学習を
         十分に体験させた上で、それらをもとに自らが更に探求したい運動を選択でき
         るようにすることが重要です。
         このため、中学校1年・2年でこれまで選択必修であった武道とダンスを含めす
         べての領域を必修とし、3年から領域選択を開始することとします。また、
         武道の学習を通じて、我が国固有の伝統と文化に、より一層触れることができ
         るようにします。 

また中教審委員のメッセージには以下のような記述もあります。

 	中学校保健体育科の「武道」の必修化が示され、日本の子供たちが、
         日本の風土、歴史に即したふさわしい教育を受けることができる枠組みと
         内容が示されたことは大変評価できると考えております。

自己流解釈では運動(武道)を通し、日本的な(東洋的な?)精神文化を学ぶ、ということでしょうか。 
あまり深く追求すると宗教的な問題も派生する可能性もあり、文化省もそこまで明確には書けないと思います。 
中学校で教えることが出来るのは、恥、長幼の序、礼節、などでしょうか。 
でも、中学校でのこの教えは中学生にとりスタートラインです。 
この中の幾人でもが興味を持ち、剣道を続ける、もしくは武士道などへの
学問的探究心を持ってもらえれば成功と考えます。
ただ、この中学校での武道教育だけでは中途半端で、だみ声さんのご意見は其処にあるかな、と思っています。 
そういう突っ込んだ話は時間外や部活動で行われるのかもしれませんが、
そういう話をするにしてもそういう精神文化・伝統の基礎的・体系立てられた理論と知識が必要です。 
それがないと子供に突っ込まれて、あうあうしちゃう。
ここのバックアップが全剣連のすべき仕事かな? と思っています。 
そういう精神文化を教えるために必要な基礎知識(宗教・哲学も含め)を
全剣連が準備してあげれればいいのになー、って思います。

お名前: 元立ち   
Hideさん

ですね(>_<)

お名前: Hide.    URL
読みながらいろいろ考えてみましたが、文科省が武道を必修にする目的というか狙いって
何なんでしょうね?
そこが明瞭でなく、「必修化」という事実だけが先走っている感じがいたします。

ゆえに、「何を教えるべきか」も見えてこないのでは(>_<)

お名前: 元立ち   
だみ声さん
自分の考えと少し違うのは「武道の心」を難しくしすぎてないかな?って事なんです。
「君が代」以下の心を押し付け事と武道の心は一致しないと考えます。
それは指導者の腕に掛かってるのではないでしょうか?

例えば外国人の剣道家が「君が代」歌います?
「君が代」を歌えなければ『剣道の本質』が理解出来ない訳ではありません。
問題は「謙虚な気持ち」を養えればOKじゃないでしょうか?

問題は剣道人口を増やす剣道家理論が間違ってるように思えるし
「剣道はチャンバラじゃないよ」と解って貰えれば成功じゃないかとも思えます。

さて、剣道指導者の器量はどうなのでしょう?

お名前: だみ声   
武道教育の準備作業は、ある理由に気付いたことにより、今のところ全剣連も地方剣連も
ほとんどやることがないのではないでしょうか? 残念なことですが・・・

準備しても学校に於ける武道教育に採用されたり、要請されたりすることはきわめて稀に
しか起きないと感じ始めました。
くしくも今日、白昼、秋葉原では「異様」としか言えない事件が起こりました。 このよ
うな事件を武道教育が阻止できるとは言いませんが、減らす方向に向かうとは言えると感
じます。

気づいた理由
行政はすべからく「縦割り」であり、省庁間を横につなぐことはよく言われますが、それ
ぞれの「縄張り意識」(関係者の皆様、無礼な表現ご容赦)によって「皆無」が現状。

これを踏まえて考えると、文部科学省は元より「武道教育」に全剣連、柔道連盟を頼るつ
もりはない。と言うか発想しても「自分たちでやる」に帰着する。
その理由は、教育界が求める「武道教育」は、現在の武道界が持っているものをそのまま
持ち込まれては困る内容だからと言う事が含まれそうです。

何しろ日の丸、君が代を全面導入できない教育界にあって、「蛍の光」も「仰げば尊し」も
形骸化しており「何をいまさら武道教育」とのたまう人も多いと思われる日教組を相手に
武道教育の実践とは、単なる懐古主義、短絡的にはファシズムの再来などとも言われかね
ない状況です。

元立ちさん 好月さんのおっしゃる、マイナスの発想スパイラルにはまり込みそうです。
しからばどうするの?

上杉鷹山の言う所の「最初の火種は小さくとも・・・」からしか動けない、と言うか何も
しないより、小さな活動を地道に続けておれば、時期が来れば大きなうねりになる。と言
うあたりを狙って行くことです。時間がかかることはやむをえません。

もちろん地元剣連の活動は、積極的であってほしいですが、主催する講習会では今まで技
術講習のみでしたから、ここに「武道」を語る時間帯を設けるなどの活動ではないでしょ
うか? これも、思想活動や洗脳と取られないような教育的内容にすることも重要です。

僕自身が今やれることは、規模は小さいですが道場と部活で関係する若い世代に、世の中
の潤滑材のような役を担う「武道」というより「道徳」を語ることかなと思っております。

お名前: だみ声   
元立ちさんの膝ずめ談判に、たじたじです。

正直、我が所属の連盟の動きも、いまだ他人ごとの領域を出てません。 こちらからあ
ちこちの組織や行政に持ちかけることもしてません。 と言うか結局は動くための切り
口が見えないのだと思います。
更に文部科学省も、全剣連も積極的に、リンクするつもりがなさそうです。
こんな雰囲気の中で、僕の立場では、次回総会で「武道教育とわが連盟の使命」の具体
的な提案をしてみるのが最初かなと思っています。
その提案内容の骨子は、連盟として中学高校の武道教育への可能な協力内容ではないか
と思います。
協力内容をいくつか示して、連盟内で議論して、行政組織に提案するというシナリオま
でを連盟内に提案する、と言うところでしょうか?
このためのプロジェクトを組織する必要もあるでしょうが、第一連盟内で「やろう」と
言う方向性が出来るかどうかも疑問です。

一方では、個人的に外部指導者として、現在かかわっている中学校剣道部での「武道教
育」にもう少し時間を割いてみるか? と考えています。
これでは対象者は部員だけですが、彼等の反応を見るという意味では、小規模で実験し
てみるのは、無駄ではないように思います。
その具体的内容は、解りやすい所から、たとえば「礼」であったり「善悪」であったり
「礼と勝負」の関連などを面白く解説し、その「精神」を生徒たちの「腑に落とす」説
明(教え)などかなと思います。

しかし「武道教育」とは、道徳的な精神育成を行う事と捉えて、このように記述してみ
ましたが、内容的には奥深いものだけに、話し方など本当に難しいものと、改めて実感
してます。

能書きはいいから、早くお前の具体策を出せ、と言われそうですね。

お名前: 元立ち   
だみ声さん
確かに「こうあって欲しい」は自分も同じですが、
どうする?が全く放りっ放しじゃないですか?
全剣連や文部科学省に投げっ放しですか?

ここではもっと具体的な指導を聞きたいし
私達で指導のシュミレーションを考えても良いのではないでしょうか?
自分の頭では授業の青写真が全く浮かんできません。

有るとすればHideさんにご教授頂いた稽古(間接的な部分を含め)を
なぞるしか考えられないのですが、
時間の少ない授業で若者がしてる普通?の稽古が出来るのでしょうか?

お名前: 好月   
To だみ声 さん

>役に立つ活動が出来るソフトをどう設定するか? この辺を切り口とした、地域から の盛り上がりも大切だと思います。

 仰るとおり、地域の盛り上がりが一番手を着けやすくて効果が上がりやすいと思いま
す。ただアプローチが地域⇒部活⇒学校…となるので、よその地域との格差は否めませ
ん。体育の単元のことですから、ある程度全国で統一された指導になるよう配慮がある
でしょう。私立ならともかく、公立となると、有段者の先生がいるから、臨時講師を雇
ったからといって、それ以外の学校より高度な内容を教えてもいい…とはならないでし
ょう。すみません。いつもマイナスイメージばかりで・・・

 これまでだって市町村中体連は、体協の陸上協会やバレー、バスケの団体と大会運営
についてクラブ顧問との付き合いがあるくらいで、体育の先生が、授業の進め方なんか
を相談したって言う話は聞いたことがありません。
 学校というところは、前例の無いことをやるのを極端に嫌う組織ですからねぇ。

 全剣連が文科省に、都道府県剣連が各教育委員会に「協力しますよ」がどこまで伝わ
りますか…

お名前: だみ声   
皆様、真剣なご意見ありがとうございます。
武道教育の具体策がまだ見えません。
悩める中年剣士さんが 「剣窓」4月号の内容をご紹介くださってますが、それによると評議員会・
理事会で何らかの対応の必要性は認識しているようです。 
しかしこの際、全剣連が音頭を取って先頭に立って「武道教育」実践に参画しようとのレベルには
なってませんね。

元より国内武道業界の一団体の全剣連ですから、そこまでやれない事情もあるでしょうが、少なく
とも文部科学省から、今回の話題で「頼り」にされる団体であってほしいですね。 というより「頼り
にされて、いろいろ意見を求められて、いよいよ今回の武道教育実施に向かって動き始めた」 と
言うような水面下の動きなんかなかったのでしょうか?
あったとしても、我々が知り得るようでは、情報漏れも甚だしいか。 

憶測ばかりでは仕方がありません。 今のところは「武道教育」が実際始まったとき、地方県連は
具体的に何をするのか? 出来るのか? その具体策の検討などをするプロジェクトを立ち上げ
る提案はしておきたいですね。 
「全剣連が何も言ってこないのに、プロジェクトを立ち上げても、動きが取れないではないか、ここ
は全剣連からのお達しが来てから…」なんて意見も多く出そうですね。

でも少し先読みすれば、教育委員会−地方剣連−学校が、何らかの共通意識を持つ必要があ
り、そのために一つのテーブルで、共通意識を確認し合うことぐらいは、できるのではないでしょう
か?
僕が最小限断言できるのは、武道教育には、地方県連は「役に立てる」と言う事です。 皆さん武
道家です。 いささか個性のある方もおられますが、「五徳」を語れる方は、普通より多いはずで
す。 
役に立つ活動が出来るソフトをどう設定するか? この辺を切り口とした、地域からの盛り上がり
も大切だと思います。

お名前: 元立ち   
好月さんのおっしゃることはかなり的を得てるように思います。

他の問題は生徒の教わる態度の問題もあるように思います。
剣道主体に生活が回ってる道場の生徒でも
『剣道理念』に対し、多くの中学生では理解出来てないのが現状、
まして有名選手なら聞く耳持つがそこらのオヤジ剣道家には無視、
これが解ってくるのが高校で有る意味封鎖的な環境で
鍛えられてからとも思うのが自分の思考現状です。
(当然、中学生でも理解できる生徒にも遭遇してますが・・・)

その中でも『武道教育』を模索するなら、やり方があるとも思いますが
言葉だけでは「?」であろうし、
厳しい稽古などが出来るとも思えない・・・
指導者が「魅せる」稽古が重要だとも感じます。

もう一つの問題は外部からの指導者に対し
それなりの報酬が払えるか?も関わってきます。
部活の外部指導のように放課後限定ではありません。
当然カリキュラムによる指導になりますから
剣道選任講師が前提になるわけです。
その方に生活出来るだけの報酬を払えるのでしょうか?
この辺りが解決出来ないと退職後の老年の方などの縛りが出て来るのは
必然です。

たぶん待遇面がしっかりしないと剣道家も厳しい環境に置かれると思うのですが・・・

お名前: Hide.    URL
To 好月さん

管理人のHide.です。


>私が一番にやらなければならないと思うことは、内容よりも週何時間、年間何時間の
>授業が組めるか?ということ。

おっしゃる通りです。
でもどうなのかなぁ。文科省が考えているのは、「各学校の教員の事情により、時間数は
柔軟に」ってな感じなのではないでしょうか(>_<)
これまでのやり口を見ていると、そんな感じがいたします。

そうですね、全剣連でしっかりとしたモデルケース(指導要領&その実際)を作ることに
よって、文科省を動かすことができかもしれません。

お名前: 好月   
To だみ声さん Hide.先生

>勇気、正義、廉恥、謙譲、礼節 の実践こそが、今求められる武道教育の目的ではな いでしょうか?

 Hide.先生も仰っていますが、これこそが、剣道を愛するもの達の願いだと思います
し、現在の日本人に必要であり、しかしながら忘れられそうな事柄だと思います。

 しかし、またまた水を差すような話となりますが、問題というか不安は、体育の授業
に組み込まれるということです。道徳などのように武道がひとつの授業として成り立つ
訳ではない。つまり、多くの武士道精神・教育的要素を教え込む時間が少ないという事
です。下は、体育の授業で武道を取り入れる場合の考えられるパターンですが・・・

 1 週一時間  (一年間)
 2 週一時間  (半年間・残り半年はダンス)
 3 他のカリキュラムと同じ扱い (一月半から2ヶ月)

 1は、われわれが中高生のころの「格技」の時間のようなもので、週三回の体育の授
業のうち、一時間は確保できるのである程度効果は期待出来ますから、専門の指導者の
育成と指導要綱の充実を図ることで問題ないでしょう。
 2は同じく必修となったダンスとの相乗りで、これも1程ではないにしろ、同様な対
策でクリアーできるでしょう。
 3は、いま私達が一番心配し、文科省が考えている程度のことだろうと思います。
これでは、ジャージのまま水泳指導するのと同じで、武道教育の心根の部分が微塵も見
えてこない。教育効果は上がらない。武道なんて封建下の軍事教練だけで価値があり民
主主義の教育では意味がない・・・などと左派から袋叩きに逢うこと必至ですよね。

 私が一番にやらなければならないと思うことは、内容よりも週何時間、年間何時間の
授業が組めるか?ということ。そして、その時間は、進路指導や学活、学校行事の準備
等にすり替えてはならない(年間授業時数を確保)することを、まずは約束させるべきで
はないでしょうか?(-_-)    長々すみません(#^.^#)

お名前: Hide.    URL
To だみ声さん

管理人のHide.です。
ご意見ありがとうございます。


>勇気、正義、廉恥、謙譲、礼節 の実践こそが、今求められる武道教育の目的ではない
>でしょうか?

御意。まさにその通りと考えます(^^)


>今の子供たちにこう言った言葉は、どのように記憶されてるのでしょうか? その辺か
>ら興味あるカリキュラムが組まれて、興味ある語り方で、授業が進行せねばならない様
>に思います。

そのための有識者会議を、全剣連内部に立ち上げ、具体的なカリキュラムを編纂し文科省
に上申することが必要ですねヽ(^.^)ノ


>でもこれだと、他人任せですね。 独自の実践内容を検討いたします。

この場で考えていくことは、なんら施策に影響を及ぼすことはないでしょうが、我々が子
どもたちに剣道指導する場合には大いに役立つはずです。
いろいろ考えていこうではありませんか(^_-)~☆

お名前: だみ声   
今回の武道教育の、教育現場における効果については、期待されるほどのものにはなりに
くいのではないか、との見方があります。
だからこそ、何とか効果の上がる内容で、現場で語られてほしいから、その方法を模索し
ましょう。
この「いちに会」の「いちに会の部屋」の2008.4.05に「そらさん」の「倫理観
モラルはどのように身に着けるか」のトピが立っておりますが、これこそが「武道教育」
の必要性を訴えているように思います。

最終稿にHideさんの「武の五徳」で終わってますが、武道教育で教え込みたい内容は、ま
さに上記の「五徳」ではないでしょうか?
勇気、正義、廉恥、謙譲、礼節 の実践こそが、今求められる武道教育の目的ではないで
しょうか?
好月さんが「勧善懲悪」で説明してくださってる通り、単純明快な状況設定により、善悪
をはっきり区別しながらストーリーを楽しむことで、勇気、正義、廉恥をイメージできそ
うです。
「三寸下がって師の影を踏まず」などから、謙譲、礼節が説明できそうです。

ただし僕らは大なり小なり、道徳に関するいろんな言葉を実生活の中で聞かされてきまし
たし、それを聞いて違和感はありませんでした。
今の子供たちにこう言った言葉は、どのように記憶されてるのでしょうか? その辺から
興味あるカリキュラムが組まれて、興味ある語り方で、授業が進行せねばならない様に思
います。

拝啓「文部科学大臣様」効果の上がる武道教育の実践には、協力を惜しみません。画期的
な指導要綱で、武道教育の指標をお示しください。
でもこれだと、他人任せですね。 独自の実践内容を検討いたします。

お名前: Hide.    URL
To 好月さん

管理人のHide.です。
ご意見ありがとうございました。

今日の午後も、某所でそんな話をしていたのですが、やはり全剣連で「授業マニュアル」
の具体的な立案をし、文科省に具申しなければいけないでしょう。

と同時に、それら武道担当の教員の育成も始めていきませんと。
各都道府県の連盟に対して、連盟内から人員をピックアップさせ、統一プログラムで教育
を施す。
今から始めなければ間に合いませんぞ!(>_<)

お名前: 好月   
 皆さんこんにちは!
たぶん、話の腰を折ったり水を差すような意見になりそうですが、武道教育には期待し
ている一人として、お邪魔させてください。

 今回の体育の授業に「武道」も入れるという文科省の指針ですが、これは、陸上・球
技・水泳・体操・表現などの並びで武道という事でしょう?1年では必修、2年で選択
などと言ってはいますが、実際他の競技と比べて、どれだけ時間が採れるものかわかり
ません。そして何より、体育の先生は、授業らしい授業をしていません。陸上で短距離
の走り方にも触れず、バスケではパスの種類とフォームは教科書で、水泳ではジャージ
のまま笛の合図だけ…また、息子の中学では、何年も前から授業は男女混合。体力の差
はもちろんいろんな性差が授業を成り立たせていないといった現状です。

 やはり、全剣連や、高体連の先生方で、体育の教科書が出来る前に、最低限の授業数
や、理解・技能の到達目標を作って、先生にも生徒にも視覚的に訴える教科書作りが必
要だと思います。武道精神も振り仮名振って虫食い問題のテストになる時期が来るんで
しょうねぇ(^_^;)
 

お名前: 元立ち   
だみ声さん

幾多の分析ありがとうございます。
総括意見になるのかな?(最初は項目毎に進めるつもりでしたが)
只、1に関しては合ってる部分と現在の状況が少し違うように感じます。
現在では一般家庭は『共働き』を余儀なくされてる部分が多勢を占めてるのではないでしょうか?
(自分など共働きでもヒイヒイ言ってます 笑)
その中でどう教育を構築していく?
これは教育委員会などの指導組織、親共に『暗中模索』のスパイラルに陥ってるのが
現状だと思います。

その中で『武道教育』は模索の一環であって
だみ声さんがおっしゃるように長年培うものとのギャップに
指導者、生徒とも中途半端になる部分を懸念せざる得ません。

では?何を目的にするの?
結局「武道は一日して成らず」の入り口で
「へ〜そういうものなんだ」が限界じゃないかと愚考します。

今の道場指導者にどれだけ程度を理解できる方が居るのでしょう?

お名前: だみ声   
一応多忙から脱出しました。
武道教育が今なぜ必要と言われるのか? 

剣道の一指導者の個人的意見として以下に述べて見ました。
1.	価値観の多様化
  僕らが子供のころ(50年前、昭和30年代「三丁目の夕日」の時代)は、学校の
先生は「怖い」存在でした。そんなことしたら「先生に言うぞ!」と親も言いま
した。
高度経済成長期になって、両親が共稼ぎするようになり、大勢の子どもは「カギ
っ子」と言われました。経済的に豊かになり、子供も従来より多くのお小遣いを
もらえるようになりました。でも親と過ごす時間は減少し、親は自分の子供すら
掌握できなくなって来ました。 小遣い与えて学校まかせが当たり前の時代でし
ょうか?
今はその時の子供たちが親となり、やはり共稼ぎですので、子供を躾けるのも学
校だと思っている人が多いのではないでしょうか?
    さらに外国人が大勢日本に来て働くようになりました。彼らは彼等が育った国の
文化を引っ張って来ましたので、いろいろ食い違いも発生します。
2.	情報量と伝達速度
  いいも悪いも情報量は激増し、その伝わる速度は先進国では、世界中がリアルタ
イムと言われるようになりました。
その量と速度に人間の処理能力はついて行けず、消化不良のまま次の情報を受け
取らざるをえません。
こんな時代にゆっくり眺め、考え、行動を起こすのでは、いずれ時代遅れになっ
てしまいそうで、深く思案しないままになっています。
3.	尊敬できる人材
    上に書いた情報は、例えばある人物の人間的に優れた面を紹介しているとしまし
ょう。尊敬に値する内容です。 別の場面では同じ人物を尊敬できないような内
容で紹介することもあります。どちらも情報として嘘ではなく、多少の誇張や表
現の強弱はあると思いますが、その結果読者は尊敬することに対して疑惑の念を
抱きます。本当に尊敬できる人物を探し出すのも大変で、ついに「そんな人い
ない」となり、理想とする人間像まで自他ともに希薄になります。
4.	そこで武道教育
  いささか短絡的ですが、先生ではなく師匠からの、有無を言わせぬ指導を受け入
れ、ひたすら長期の修行にはげみ、師匠からの「免許皆伝」を受けて初めて独自
の道を研究開発し、新たに開眼して「守破離」をなす。(古ぅーーで終わり?)
新渡戸稲造の「武士道」などを引用して、鮮度の高い興味ある武道教育が若い十
台に定着できるのでしょうか?
と考察すると、今回の「武道教育」で、効果を上げる方法はどういう事なのか?
本当に前途多難なテーマです。
5.	具体策
  今回の話題は、そのニュース性も加味して「武道教育」と名付けられたかも知れ
ませんが、狙いは日本人としての「道徳感」の育成(再構築)ではないかと考察
します。
我々は、剣道を指導する講話の中で、「仁義礼智信」、「自立心」、「噓の危険性」、
「努力」、「甘え」、「無手勝流」、等をしますが、この話が子供たちに理解される
のは、かなり先の事としなければなりません。(自分がそうでしたから)
「具体策」と書いてみましたが、暗中模索状態です。
僕なりの模索には、子供たちが「この武道教育は面白い!」と興味を感じる内容
でカリキュラムが組まれ、記憶に残る言葉があって、「そう言えば、これってあ
の時習った(義)だな」などと思い出すことが出来る教育でありたいです。
ではどうするか?・・・・・ もう少し時間をください。

いささか長文になってしまいました。

お名前: 隆   
お待ちしております(^_^;)

その際は、「お手柔らかにね」!p(^-^)q

お名前: 元立ち   
だみ声さん

またお話しましょうね♪

お名前: Hide.    URL
To だみ声さん

お忙しい時は仕方ありません。
カキコはお時間のあるときにお願いいたします(^_-)~☆

お名前: だみ声   
皆様
僕の投げかけにいろいろご意見ありがとうございますが、ここ10日ばかり多忙になり、
ゆっくり書き込めません。
6月になったら、思うところをいくつか書きたいと思います。

トピ立てながら大変不謹慎と思いますが、しばらくご猶予下さい。

お名前: 隆   
元立ちさん

正直申し上げそこに、行き着いてしまうのは私もです。
地元地区では、幼少年少女の「スポーツ少年団」が
多数あり、小学生1年から剣道を学び6年間、
ビッチリ剣道する。当然指導に当たる先生方は「剣友会率いる先生方」
中学へ進み「剣道部」へと思いきや顧問の先生は全くの素人で!
愚痴は言いたくないですけど、悪く思えば我々の行動を
見切って業とこのような状況を作ってるみたいに思えます。
中学生の大会など、審判依頼が来ます。
その中、「主審は剣友会の先生方でお願い致します、
私達は勉強させていただきながら副審を務めさせて頂きます」と
現実試合がはじまり、きっちり副審してくれると思いきや・・・
おとなりさんの試合見てたり、勉強させてなんてもんじゃない!
ふた開けたらひどいもんです。
そのくせ、子供達が負けると訳のわからぬ「説教」!
正規授業に「武道」心底私も願ってますが・・・
学校側は、剣道経験者を利用するだけ利用して
剣道部に入部する子は「スポ少で習った子ばかりだから
皆経験者だし、特別先生いなくても問題はないんじゃない」みたいな感じで
思えて仕方ないです!
この現実の中で「指導要網」が確立されてもすぐさま、対応できる
方なんてそうは簡単にいないと思います(^_^;)
その為にある程度教育する側がそれなりに「認識」を持ちはじめないと・・・
哀しいか、そんな思いなんてほんのカケラもない!
証拠に、子供達「部活じゃよくわからないから、スポ少に参加していい」って
午前中、部活して夕方は「古巣でもあるスポ少にやってきます」(^_^;)
思うに、中学で初めて習う子はどうするの〜!
皆、「辞めちゃうの」・・・?
体育教師がある程度勉強してなぞるしかない!自分も思います。
だみ声先生、Hide先生、水をさして御免なさい(^_^;)

お名前: Hide.    URL
To 悩める中年剣士さん

管理人のHide.です。

そうですか、「剣窓」を購読しておりませんので、全剣連の動きを理解できておりません
でした(>_<)
情報のご提供に感謝します。

あとは、具体的な動きを起こすのみですね。
あと4年かぁ。間に合うのかなぁ(^_^ メ)

お名前: 悩める中年剣士   
ふと気になって剣窓を読み返してみました。4月号に武安会長の寄稿に剣道必修化の対応
について書かれています。それによれば、平成24年度からの完全実施だそうです。また、
全剣連では評議員会・理事会で"取り急ぎ"の決議・申し合わせを行ったそうです。その
決議・申し合わせも同号には掲載されてあり、その解説として、剣道連盟としても教育
委員会や中学校に積極的に働きかけることの必要性が謳われています。
このように全剣連としても問題意識を持っていること、ただし、そのための時間が限ら
れていると認識していること等の状況は理解できました。あとは下部組織を含めて具体
的な動きになることを期待するばかりです。

お名前: 元立ち   
Hideさん

スイマセンm(_ _)m
どうしてもそこに行き着いてしまうのは自分だけかな?

お名前: Hide.    URL
To 元立ちさん

管理人のHide.です。


>結果としては現状体育教師が勉強して「指導要綱」を
>なぞるが精一杯じゃないでしょうか?

それでは武道を必修にする意味も効果も全く望めません。
ハードだけ整備しても肝心のソフトがダメでは(>_<)

お名前: 元立ち   
武道の必修は再来年からでしたっけ?

追々「指導要綱」も出されることと思いますが、
問題は剣道関係者が「指導要綱」をベースにキッチリ教えられるか?も
不安満載じゃないでしょうか?
当然長年培ってきた剣道と授業剣道が相反する部分があるのは然り、
しっかり噛み砕いて授業に沿う指導が何人出来る?
出来る方がいても人選出来る?

自分の無い頭の範囲では、まず不可能に近いし、
学校により指導格差が出るのは朗かだと思います。
結果としては現状体育教師が勉強して「指導要綱」を
なぞるが精一杯じゃないでしょうか?

自分が中学時代でも授業のメインは剣道部に頼ってたからなあ(爆)

お名前: だみ声   
ここで政治がらみの話題にまで広げるつもりはないのですが、今回の後期高齢者の医療保
険の話題のように、時期が来てみたら「認識不足」や「情報不足」の二の舞はいやですか
らね。

どこかで、具体的な実施に向けて、打ち合わせや検討会などが持たれているのなら結構な
ことなのですが、何も聞こえてこないのは、やはり不安ですね。

道着袴に防具付けてと考えると、道具をそろえるだけでも、たいへんそうですが、「武道精
神を重点に指導する」のであれば、簡単なやり方は結構あると思います。

そもそも「武道を通して礼節やマナー」などの精神教育を施すなら、資料は山ほどあると
思います。 それらを若い学生の心の中に響かせ、納得させる資料としてどう使うかも工
夫されねばなりません。

最も懸念するのは、スタートの時期が来たとき、初めて慌てふためいて、「何から始めます
か?」なんてドジなことになりそうだという点です。

上意下達式に、時期がきて「指導要綱」などを渡されて、そもそも武道と礼節は・・・・
と言うのが、若い学生の心理を揺さぶるような刺激的な素材になるのかどうか、そして具
体的に柔道、剣道を実際カリキュラムでどのように実践するのか? 

せっかくの今回の話題を、剣道界としては追い風と受け止めているはずだし、そろそろ具
体案を知りたいですね。

お名前: Hide.    URL
管理人のHide.です。

おっしゃる通りです。
「武道必修」という話だけは決まったようですが、その後の情報がどうなっているのか、
我々市井の愛好家には伝わってきません。
文部科学省は、剣道連盟や柔道連盟に、指導者派遣の打診などをしているのでしょうか?(>_<)


それにしましても、「今、なぜ武道必修なのか?」を考えましたとき、単に剣道や柔道の
技術のみの指導が求められているわけでないことは明白です。武道を通して、礼節やマ
ナーなどの精神教育を施すことこそ一義のはず。そういうことができる人材というのは、
剣道界にしても限られているのではないでしょうか(-_-)

定年退職後の年配の方をあてるのも一策ですが、やはり、全剣連が若手を中心にそうした
部分までしっかり指導できる指導者の育成を始める時期に来ていると考えます。
それが、剣道界の未来につながる施策かと(^^)

お名前: だみ声   
今日は、地元剣道連盟の1,2級審査会でした。2級は全員合格できましたが、1級では
以下の通りでした。
小学生の合格は19人中、15名でした。合格率で78.9%。
中学生の合格は19人中、7名でした。36.8%。
両方合わせると38人中、22名の合格で、合格率58%です。

小学生で落ちた4名は、次回は修正出来てくるでしょう。


問題は中学生です。 前に出て大きく、しっかり気合を入れて、まっすぐに打つことが出
来てない子が落ちました。もう一歩と言う子もいましたが、合格率が40%以下とは驚きです。

見ていて感じたのですが、審査が厳しいのではなく、受けにくる子が明らかにそのレベル
にないのに、2級合格後4カ月たったから受けた、と言う印象です。
僕の地域だけの現象とは思えません。

毎日の部活稽古の中で、系統だった稽古指導が出来てないのだろうとの印象を持ちました
が、経験のある顧問とか指導者がいなくて、生徒だけの自主稽古のようになってるのかな
ぁと感じました。 もしそうならやっぱり憂慮すべき事態ですし、中学の部活指導の重要
性を認識しなければなりません。

くしくも正規授業に「武道」を盛り込もうという矢先のこの現実に、驚くとともに何とか
出来ないか? と真剣に考えてしまいました。

剣道連盟には、定年退職後の高段者が、結構いるはずだし、連盟と学校or教育委員会が、
同じテーブルで前向きの検討をすれば、学校側の指導者不足解消はさほど難しいハードル
ではないと思うのですが、いかがでしょう? 
と言いながら、片や指導者の資質と責任の在り方は、教育の場であるだけに重要でしょう
し、連盟と、学校or教育委員会の早急で、真剣な取り組みが必要なのではないでしょうか?
と言うより、武道授業導入の準備作業として、上記の話題は今始動しておかなければなら
ないのではないでしょか?

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