記事タイトル:小手の材質について 


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お名前: Hide.    URL
管理人のHide.です。玉竜旗大会の引率で1週間ほど留守にしておりましたので、レスが遅
くなりまして申し訳ありませんでしたm(_ _)m

Shinさんからのご質問には、すでに皆さんからご回答が寄せられ、解決しているようです
ね。ご回答いただきました皆さん、ホントありがとうございました(^o^)

お名前: Oga   
Shin さん、お役に立てましたようで幸いです。

なお、下記の文で1ヶ所だけ訂正があります。
>「合成皮革(いわゆるビニールレザー)」
と書いた部分ですが、合成皮革はビニールレザー(塩ビレザーとも)とは別種の
素材として考えることが基本のようです。あらためて詳細をご説明しますと、

ビニールレザーは
 「擬革の一種で、皮革の網様層に相当する強度を保持する部分に織物や編物を
 利用し、生地表面にポリ塩化ビニル樹脂などをコーティング(塗布)し、銀面
 層に相当する皮革様の外観としたもの」

合成皮革は
 「織物や編物、または不織布の表面にポリウレタンなどの発砲体を塗布しその
 上にナイロン樹脂やポリウレタン樹脂をコーテイングして仕上げたもの」

人工皮革は
 「天然皮革のコラーゲン繊維構造に類似した三次元立体構造の繊維層を持って
 いる猊埒ド朖瓩鰺用することにより生まれた皮革調素材。ナイロンやポリエ
 ステルの極細繊維を束状に交錯したランダム三次元立体構造という繊維層の不
 織布と、弾性ポリウレタン樹脂で構成されている」

となります。やや専門的になりますが、ご参考までに。

お名前: Shin   
よーへいさん、スポ剣さん、Ogaさん、丁寧な回答ありがとうございました。
参考にさせていただきます m(_ _)m

お名前: Oga   
いろいろな方の参考になるように、詳しく書いてみましょう。

鹿革とクラリーノは素材としての特性に違いがありますので、一概に「どちらが
よい」とは言えません。また、それぞれの中にもグレードがあり、比較的高級品
に使用されるものもあれば、普及品用もあります。

鹿革は文字通り「鹿のかわ」ですが、甲手の素材になるのは「なめし加工」して
あるものなので、「皮」ではなく「革」の字を使います。
天然の皮革はコラーゲンと呼ばれるタンパク質の繊維が複雑に絡み合ったもので
できていて、吸湿性・放湿性、そして「よく身体になじむ」という特性にすぐれ
ています。
ことに鹿革はこの繊維が極細で、人工皮革はもちろん、他の動物の皮革でも得ら
れない性能を発揮します。
なお、中型・大型の鹿の革よりも小型の鹿の革の方が繊維がきめ細かで質がよい
とされており、また、茶色に煙でいぶした「くすべ革(ふすべ革ともいう)」は、
白いものよりも耐久性がよくなっています。茶色く染めただけのものもあります
が、新品ならにおいで判別できます。
鹿革の弱点を強いて挙げるとすれば、天然ものだけに品質に多少のばらつきがあ
ること、それなりに手入れが必要なことです。稽古の後にはきちんと汗を拭き取
って陰干しし、次の稽古の前にはよく手の内を揉みほぐして柔らかくしてから使
うことです。

一方、「クラリーノ(商品名)」に代表される人工皮革は、石油系の合成繊維を
使った「不織布(ふしょくふ)」の一種です。天然の皮革をモデルとして開発さ
れたもので、「合成皮革(いわゆるビニールレザー)」に比べれば、はるかに天
然のものに近い構造を持っています。
剣道具に使われ始めた最初のころのものは性能が悪く、擦れるとすぐにガサつき
はじめ、ピリング(毛玉)ができてしまっていましたが、最近はずいぶん改良さ
れてきています。
人工皮革のよい点は、品質にばらつきがないこと、天然の皮革よりも軽量である
こと、汗に強く濡れたあと乾燥させても固くなりにくいこと、そして商品によっ
ては耐摩耗性で鹿革を上回るものもあることです(全部ではありません)。
なお白・茶という色の違いは、鹿革の場合と異なり、単なる色の違いです。メー
カーによっては白と茶で厚みを変えていることもあるかもしれませんが、それは
直接問い合わせてみない限り分かりません。
あと、人工皮革の弱点は「なじみ感」や汗をかいたときの手の内の感触が鹿革に
及ばないことですが、これは甲手全体のつくりがよければ、それほど気にならな
いという人もいるでしょう。

さて、こうしたことをふまえてどちらを選んだらよいかということですが、実用
性・耐久性では人工皮革にも利点はあるわけです。別トピでも触れたことがあり
ますが、あの宮崎正裕選手が全日本選手権で使用していた甲手の手の内は、実は
クラリーノです。試合で勝つために軽量化を優先した結果なのでしょう。また、
最近はアイレザーという商品名の人工皮革(メーカーはクラレではないようです)
を使った甲手にも、なかなかよいものが出ています。

鹿革を使った甲手を選ぶのも、剣道具選びの王道ですから、もちろんよいと思い
ます。
先に挙げた長所の他にも、手の内以外の革については「正藍染めの色のよさ・風
格」や「天然素材ならではの手触り」などの要素もあり、鹿革の魅力にはつきな
いものがあります。ただし、先の「ばらつき」の問題がありますし、あまり極端
に安いものには手を出さない方が無難です。

長くなりましたが、やはり肝心なのは、自分自身の使い方をはじめとする「求め
るもの」をはっきりさせた上で品物を選ぶということではないでしょうか。

お名前: スポ剣   
しかも手刺にしたほうがよい!
小手だけはミシンなんぞつかえません!
剣道がいやになっちゃうよ

お名前: よーへい   
当然、鹿皮ですね。使い込むうちに違いが分かりますよ☆
クラリーノは確かに良い新素材だとは思いますがやはり鹿皮には勝てません。
値は張りますが鹿皮をお勧めします。

お名前: Shin   
新しい小手の購入を考えているのですが、
クラリーノと鹿革、どちらが丈夫なんでしょうか?
ある防具屋の店主には「クラリーノの方が丈夫」と言われたのですが、
いろいろなサイトを見ていると、革の方がいいようなことが書いてあります。

また同じクラリーノでも色(白か茶色)によって強度に差があるのでしょうか?

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