記事タイトル:打突の時の両足の役目 


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お名前: sotec   
はじめまして。僕は高校2年生で剣道部に所属しています。
中学時に部活動が活発な環境になかったもので、高校に入っ
てから「やりなおし」のような気持ちで悩みなどしつつ稽古
しています。

 部活に高齢の先生が来て下さり、指導してくださるのです
が、「左足が曲がっている」という指摘を頂き、意識して改
善に努めているのですが、依然として左足の指摘を受けます。
「ひかがみをピンと張りなさい」「試合になると左が曲がっている」
と、言われ、1度もうまくいった(=張れていた)と言って
頂けたためしがありません。

今、目指している(指導されている)内容が、まさにれつさん
の書き込みの通りだったので思わず書き込ませていただきました。

お名前: サラリーマン剣士   
上下動によって、体の抜けをよくする打ち方は私も研究したことがあります
左足を固定して軸を平行移動させ、左足首の力で上に跳ねるようにする
この打ち方をすると右足に負担が多くかかりすぎて
右足を上から下へ叩きつける形になりますので体に良くないです。
遠い間から、勢いで打つ(攻めが聞くかどうか運しだい)なら有効なんですが
基本では無いと思います。
あくまで、テクニックの一つとして教えてもいいと思います。

お名前: Hide.    URL
管理人のHide.です。

れつさんが書かれておられる通りと私も考えております(^^)
私は同じ事を「踏み込み足は2段ロケット」と説明しております。
 ●一次跳躍:左足が床を押すことにより前方向への推進力を得る
 ●二次跳躍:右足着地後、「右足の膝上の筋肉」を使って左足を引き上げる
です。

ただし「左足のひかがみを張る」という表現はあまり好ましくないように考えております。
ひかがみをピンと張ってしまいますと左ひざがロックされてしまい、あまり前に飛べない
ばかりか瞬間的な左右へのさばきが難しくなるようです。
左ひざは「張らず緩まず、入った状態」にキープされるのが好ましいと思われます(^0^)

お名前: れつ   
Hideさん、初めまして。れつと申します。

就職してから剣道を始めまして20年。始めて以来幸いなことに剣道をする
良い環境に恵まれ、小・中学生の指導も自分の人生になくてはならないと言
えるほど、楽しみを感じるようになっています。

子供達の指導では、足捌きを重点に教えていますが、最近左足が曲がった
状態で構え、打突する子をよく見かけることから、打突の際の右足と左足の
役目について次のような言い方で子供達に教えていますが、皆さんのお考え
をお聞かせ頂けないでしょうか。

 私の考え方 (披露するのが怖い気がしますが・・・)
1 身体を前へ飛ばす(送る)のは左足だけの役目。左足は極力曲げないよ
 うにして、足首の力で前へ身体を飛ばすように心がける。
 理由は左足が曲がると腰が引けるようになり、冴えのある打ちにならない
 ことと、曲げずに足首の力だけで飛ぶ感覚の方が打つ直前の「色」がなく
 なる。曲げると構えに威圧感が無くなる。(「張った」状態で左足が曲が
 っていると、打突後も左足が伸びず左足が前足を追い越すようになる傾向
 があると私は思っています。)

2 右足を前に出すことで前に進もうとしないこと。身体は左足が送ってく
 れる。
  右足は、打ち込んだ瞬間身体を前へ送り出すのではなく、床を垂直に打
 ち込み、身体を真上にポーンと飛ばす感覚で踏み込む。(後ろ足が身体を
 前へ送っている〜惰性がついている〜ので身体が 真上へ行くことはない。)  
 そうすることで、左足が伸びた状態で(足の裏が下を向いた状態で)自
 然に身体の下に入ってくる。(足が自然に引きつけられる。) 打突後の
 「抜け」がよくなる。 

以上ですがいかがでしょうか。 
打突の瞬間の姿勢を考えると、多かれ少なかれ、身体を瞬間的に真上へ
飛ばす動作をしなければ左足が伸びた状態で引きつけられないと思っています。

もちろんこれは極端な表現で、上下動は少ない方が良いわけですから後々修正が
必要になる子も出てくると思います。
ただ今のところ子供達もわかりやすいようで、特に中学生はこう教えていこうと
思っていますが、Hideさん、皆さんご意見をお聞かせ下さい。

  
    

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