記事タイトル:左拳を突き上げるよけ方に対する逆胴 


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お名前: Hide.   
to IMAINGさん

「打たれたくない」は誰にでもある気持ちですが、「よけた太刀が攻撃の太刀」
となる「攻防一致」が剣道の醍醐味であることを教えなければいけないでしょう
ね。
試合の考え方が進んでくれば、そんな危険なことをする必要はないわけですから、
「危ないところはよけに徹して、自分のいいところだけ攻撃を」といった考え方
が横行するのはやむを得ないのでしょう。そういった点を、指導者がしっかりと
是正していくべく力を尽くしていかねば剣道は「当てっこのスポーツ」といわれ
ても反論できなくなるでしょう。いや、もう、そうなってるか・・・(^^;
[2001/01/31 10:40:47]

お名前: IMAING    URL
昨日の稽古でちょっと愕然としたこと。
ドイツ人の初心者(一年くらい?)同士の地稽古を見ていたら、例のアレ(左拳を〜)を
やっていたのです。それもお互いに。
注意したのですが、どちらも始まるとそれになってしまう。(^_^;)
他にはそれをやる人は見当たらなかったので、人に習ったとかは無いと思いますが
お互いに似たようなレベルで、打たれたくない気持ちがあると人間って自然にあの体制を
取ってしまうのでしょうか?ふううぅぅぅぅ
[2001/01/26 17:52:14]

お名前: Hide.   
私の競技に関しての見解は、IMAINGさんとまったく同意見です(^^)
「全日本のチャンピオン=剣道の日本一」という考え方や、「世界大会の覇者が
世界一」という考え方が剣道に対する大きな誤解を呼んでいることは明白です。
また、他人が判定することにおける競技の限界もあります。私の「自己審判制一
本勝負」の提唱はここからスタートしているわけですが・・・。
ただ、試合の形式やルールの改正にはかなりの困難がつきまといますので、IMAING
さんのおっしゃる通り、今年の「競技剣道日本一」「競技剣道世界一」っていう
言い方が一般的になれば、かなり誤解は払拭できるでしょう(笑) そのために
はやはり、専門誌の報道姿勢が大きく問われますね。


部の体質ですが、実業団も「仕事の余暇にストレスの解消」という考え方で行なっ
ている人たちが多いのではないでしょうか。その中に「競技」を目指す部(人た
ち)や「人格の陶冶」を目指す部(人たち)が混在しているのだと思います。
これは、高校・大学の部にしてもしかりなのではないでしょうか。すべての指導
者が「競技で勝つこと」だけを目標に指導しているとは考えられません。少なく
ともいちに会の傘下の各高校の指導者は「勝つために手段を選ばない剣道」なん
ていう事は教えておりませんしね(^^)


話を逆胴に戻しますが、逆胴も認められた打突部位であるからには、打てなくて
いいということはないはずです。
[2000/12/09 08:37:38]

お名前: IMAING    URL
Hide.さんこんにちは(^^)
結局は競技か否か?というところに戻るのだと思います。
芸事、芸道と言う分野であれば「部」であっても目標は「勝つこと」に留まることも
無いのではって考えます。
例えば、「茶道部」が勝つことを要求されてはいないように。
(あっでも展示会入選とかあるのでしょうか?)

目標を「試合で勝つこと」において稽古をすること自体がそんな体質を生んでしまうのでは
無いでしょうか?
本来ならば、正しい剣道を求めていく中で試合にも勝っていくのが理想ですよね。
それが勝つための稽古やテクニックになることが本末転倒の現状を生んでいるのだと思います。
高校、大学ならともかく実業団なら社会活動をしっかり行っている人たちなので
それこそ気持ちの切り替えが必要だと思うのは欲張りでしょうか?
そんな意味で、全日本の現状にも不満があります。
競技をして勝つための剣を磨くことが良いとは思いませんが、専門家を目指す人たちや
職業剣道家に近い警察官がある年齢を過ぎるとチャレンジを「卒業」することです。
あれならば「全日本」という冠は捨てるべきでは?
「競技」剣道と「昇段」剣道(仮に)とに分けて二重構造を作っているのはそんな
彼らではないのでしょうかって思いますよね。

「違うよ、剣道の最高峰は京都大会や7段戦なんだ」と言われるなら全日本は
「競技剣道全日本選手権」とでもした方が良いと思いませんか?

いずれにしても個人的には他人が勝敗を決める競技(ひと目で勝ち負けのはっきりしにくいもの)は
あまり「競技」とは認めたくないですね、否定はしませんが。
それがかえって剣道を理解されにくくしているように思います。
剣道って「強い」とか「うまい」とかでは無いですよね?

なんか段々話がずれてしまって申し訳ないです。
文章力もあるほうではないので、お見苦しいと思います。
長々と失礼しました。
[2000/12/09 00:49:52]

お名前: Hide.   
to IMAINGさん

「剣道部」というものの体質が「勝つことを求める」のではないでしょうか。企業や
学校の「宣伝効果」としては、マイナーな競技のためそれほどのことはないでしょう
が、勝利は「部」というものの持つ宿命のように思えるんです。学校のあるいは企業
の名誉をかけて「剣道部」は戦います。また、勝つことによって、組織の中での評価
が高まり予算・部員の獲得にもつながるのではないでしょうか。
それに対して、勝ちを求めない集団は「同好会」ということになるのではないでしょ
うか。


>その為には宣伝媒体もその部位を理解する必要があると思いますが
>つまり、「優勝は○○」「○○2連覇ならず」という見出しが一面に来るのではなく
>「○○の剣は××で気持ちよい」「△△の攻めに○○の剣を見た」とかいう部分を押
>し出しても言いのではって思いますよね。

しかし、IMAINGさんのこのお考えは大切ですね。つまり、連盟や専門誌の剣道の評価
そのものを変化させていくことによって、剣道界全体の考え方をいい方向に導いてい
くわけですねヽ(^.^)ノ 私もその意見に大いに賛成です!
これら関係者が、このボードを見ていてくれればいいんですけど・・・(^^;
[2000/12/07 08:07:37]

お名前: him   
to IMAINGさん

「打って勝つな!」「勝って打て!」ですね(^^)
[2000/12/06 18:20:14]

お名前: IMAING    URL
結局のところ、「勝つこと」の持つ意味がどれだけ重要かって事なのですね。
実業団でもそういった剣道が行われていると聞いたことがあります。
私の考えでは、実業団や大学における剣道と言うのは他の競技と異なり
「ただ勝つこと」が全てではないと思います。
一般的な競技では「あそこの会社(大学)は○○が強い」というのは宣伝効果になったりしますが
剣道の場合、業界の人(こういう言い方が適切かどうか分かりませんが)の考えは試合に強ければよいって
ものでは無いと思います。
ならば試合に強いことが宣伝効果になることも無いので、勝ちに固執することの意味が本当は
薄れていくはずですよね。
(負ければいいと言うわけではないですが、例の構えに代表されるように「打たれたくない」剣道で
勝ちを拾うことを「勝ちに固執する」と言う意味で解釈してください。)
であるならば、「あそこの会社(大学)は良い剣道をする」という評価を得るのが目指す姿では
無いでしょうか?
その為には宣伝媒体もその部位を理解する必要があると思いますが
つまり、「優勝は○○」「○○2連覇ならず」という見出しが一面に来るのではなく
「○○の剣は××で気持ちよい」「△△の攻めに○○の剣を見た」とかいう部分を押し出しても
言いのではって思いますよね。
連盟も二重構造の打破に悩むなんて言っている前に結果よりも内容を求める試合の方向性を
検討して欲しいなんて思いました。(^^)
「剣道」だからこそ!!
[2000/12/06 18:02:40]

お名前: him   
to Hideさん

試合に出るといっても、年に何回かの地区の大会ぐらいですし、この歳になると何が何でも
勝ち上がってやる!というのではなく、試合を楽しみたいという気持ちが強いですから、
自分のスタイルは崩したくないですね。
その範囲の中で、自分もいいところを打ちたいですし、逆にいいところで打たれてしまった
ものについては納得をし、いい気持ちで終えたいものです。

とは言いながら、お相手にもいろいろな方がおられますから、どんなタイプと当たっても
慌てたり自分のスタイルを崩したりしないように、常日頃からいろいろな方と稽古をして
いなければならないと痛感しております。

いつも同じところでばかり稽古していると、皆 手の内は判ってしまっているしマンネリに
なってしまいますから、最近は出稽古を増やしたいと思っております。

そんな中で、例の構えをする方とも出会うチャンスもあるとは思いますが・・・
そうですね、逆胴 少しは研究してみようかな。
[2000/12/06 12:53:40]

お名前: Hide.   
to himさん

>逆に、ギリギリのところで勝負を掛けた剣道をしていない、ということなの
>でしょうかね?

うーん、それはあるかも知れませんね。
「どうしても打たれたくない」っていう気持ちで稽古するってことはまずありま
せんし、我々のお相手にしても「いいところだったら打たれてもしかたがない」っ
ていう方ばかりですよね。崩してまでかわしに来る方ってあまりいませんよね。

昨晩お稽古した大学生は、上背があるにもかかわらず完全に首が曲がって横から
かぶせるように面を打つんです。私がまともに真っすぐ打っても、いいところ首
にしか当たらないんです。相面になどなると彼の竹刀が私の面に当たる始末。応
じ返し胴やすりあげ面を打てば簡単なんですが、どうしても割って入った面が打
てませんで・・・。ほとほと困り果てました(笑)
突こうかとも思ったんですが。それほどのレベルではありませんでしたので(^^;

確かに「警告」の意味で突くこともあるでしょうが、やはりそれを打ち崩せるだ
けの逆胴を身につけたいですね。ちょと頑張ろうかな(笑)
[2000/12/06 08:31:28]

お名前: him   
to Hideさん

いいんです。突きは入らなくても・・・ってオイオイ(^^;

「変な構えしやがって」という警告の意味も込めて突きます。
でも私の場合、高校とか大学の剣道部の選手と稽古する機会が少ないので、そのようなことになる
ケースはないですね。
逆に、ギリギリのところで勝負を掛けた剣道をしていない、ということなのでしょうかね?
[2000/12/05 19:31:34]

お名前: Hide.   
to himさん

例のよけ方も日々進歩しておりまして、カラダを半身にして突がヒットしにくい
ような体勢なんです。そこから、「巻き返し」のような感じで面を打ってきます
ので、逆胴の打ち方にもこれまでとは違った工夫が必要なんです。

逆胴は本来「引き切り」ですから、「右足を前に進めつつ打突し、左足を左斜め
後にさげながら斜め右上から引き切り、斜め左下まで十分に切ってから中段残心」
となるのが本当ですが、そういう打ち方だと、よけながら前に出てくる相手との
間合がちょうどよくなってしまい、相手の攻撃に身をさらしやすくなります。
そこで、打突の瞬間に左脇を一瞬緩めて(空けて)前進しながら打つ方法が主流
になりつつあります。しかし、これは基本や刀法上から見ると問題ではあるので
すが・・・(^^;


to IMAINGさん

>左拳を〜に対抗する形で逆胴の技術が進歩していくというのは
>いい形なのでしょうね。

おっしゃる通りです。
それに伴って、審判員がきちんとした統一見解を持つことが急務になってきま
す(^^)


>昔に上段が流行った頃胸突きが有効でしたが、ああやってルールを
>変えたり縛ったりするよりも、そのままの方が上段に対する
>中段の攻め技術も進歩したようにってことでしょうか(古いですか?)

家々、古くなんてありませんよ。二刀流もそういう流れによって長いこと禁止の
憂き目に遭ってきました。文化としての剣道を継承していくっていう事は、新し
く生まれてきたものを規制するのではなく、受け入れながら対処法を工夫し前に
進んでいくことであって、けっして保守的になることではないと考えます(^^)
まさに、「温故知新」ですねヽ(^.^)ノ
[2000/12/05 08:48:24]

お名前: IMAING    URL
確かに、ウィルスとワクチンの関係のように(^_^;)
剣道の自浄作用とでもいうのでしょうか?
左拳を〜に対抗する形で逆胴の技術が進歩していくというのは
いい形なのでしょうね。
昔に上段が流行った頃胸突きが有効でしたが、ああやってルールを
変えたり縛ったりするよりも、そのままの方が上段に対する
中段の攻め技術も進歩したようにってことでしょうか(古いですか?)
[2000/12/04 23:13:51]

お名前: him   
私は、いまだかつて逆胴を打ったことがありません。
クリーンヒットで打たれたこともありません。
左拳を上げる例の構え以外で、逆胴を打たれるシチュエーションは少ないと思いますが。

学生の試合ではよく目にしますが、よくもまあ綺麗にヒット出来るものだと感心しています。
最近、左拳を上げる構えをする方と稽古することもなくなりましたが、私の場合は当たろうが
外れようが構わず諸手突きを出します(大抵外れますが)。

逆胴は、私の剣道人生で唯一使ったことのない技かも知れませんね。
コツがあったら、教えて下さい。
[2000/12/04 18:15:20]

お名前: Hide   
先日、関東学生剣道新人戦大会の審判をしましたが、そこで感じたことは、例
の「左拳を突き上げるよけ方」に対する学生の逆胴の技術がかなり向上してい
るということです。

以前は腰が引けたような打ち方や大振りで横殴りのものが多かったのですが、か
なりいい形で逆胴を打つ選手が増えてきました。これはたいへん喜ばしいことで
す。
しかし同時に、審判員の方がそれをとりそびれているケースも多く眼にしました。
このあたりを間違えてしまうと、依然、「例のよけ方」がはびこることは必至で
す。大人同士でお稽古をしているとめったにそういうよけ方におめにかかりませ
んで、逆胴を打つこともないと思いますが、やはり自分で打てないととりきれな
いと思いますので、何らかの形でお稽古していかなくてはいけないのではないで
しょうか。
[2000/12/04 09:42:14]

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