記事タイトル:昇段審査を見て 


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お名前: Hide.    URL
to nyo-nyoさん

はじめまして、管理人のHide.です(^^)

そうですか、「まな板の上の鯉」になりきれませんでしたか・・・。
でも、nyo-nyoさんは、不合格をいい受け止め方をしていらっしゃると思います。そうい
う心持でお稽古に取り組まれたら、近い内に昇段されると思いますよ。
どうか、楽しんで、ご自身の剣道を構築していってください(^o^)
[2005/05/22 09:20:50]

お名前: nyo-nyo   
先日、愛知県での六段審査に挑戦させていただきましたが、残念ながら不合格でした。
「まな板の上の鯉」になりきれなかったのです。審査とは発表の場所だと思います。
残念ながら審査員の心を打つような立会いが出来なかった、ということでしょう。
「もう少し稽古してきなさい」ということと理解して秋に向けてがんばりたいと思います。
すいませんあまり内容とは関係なくただ自分の反省を書いてしまいました。
[2005/05/22 08:30:39]

お名前: hirotai   
これを審査員でないハナタレ小僧である私が口にするのもどうかと思いますが、どうか
お許しください。
まずはじめに、審査員の先生と学生役員Nさんのような裏方があってはじめてこの審査が
成り立っていることに感謝します。
さて、ものすごい厳しい言い方になって学生役員Nさんの気に障るかもしれませんが、不
合格になった高齢者の方のコメントを列記されていますが、私はこの一言が出た瞬間に
不合格だと思いました。自分の不合格を加齢による動きのせいにする。剣道をはじめる
時期のせいにする。年齢自体のせいにする。ここには書かれていませんが、稽古環境や
職業のせいにする・・・。
ここが剣道の一番面白いところだと思うのですが、一言でいえば『死生観』だと思いま
す。やり直しができない審査。やり直しが出来ない人生。やり直しができない命。生き
ていれば何で自分だけがこんな辛い目にあわなければならないんだ。と言いたくもなる
ことがあるでしょうが、そこを何も無かったような平静の顔をして、淡々と自分を捨て
ていける。ここに技術を越えた修行の深さが出るんだと思います。具体的には(これは
あまり言いたくなかったのですが)不覚をとった後の『精神的な』立て直しの早さ。
そして、技術や境遇がどうあろうが、自分をまっとうする姿勢。これがひいては、技術
に映り出るんだと思います。
若い人のなかにすでにこれが出来ている人だっているし、たまたま身体的なフォローが
速くて、この精神的な崩れが見えにくい人だっていると思うのです。じゃあ年配の方が
身体的なフォローが遅いから若い人が有利だ。というのは言いすぎで、人生経験の中で
培われた、これを補って余りある胆力が味方するとして、条件は五分でしょう。
少なくとも、(言葉は悪いですが)相手を前にして、いつでも自分の命を賭けれるサムラ
イなら、少なくとも、自嘲やぼやきは出ないで、むしろ自分に対する明確な目標や、信
念が出てくると思います。
学生役員Nさんがもし再び、この場に立ち会えるなら、技術やスピード。そして会場の
ぼやきを聞くのほかに、受審者が何を求め、何をどこで捨てようとしているかに注目
してみてください。
そこに見えるものが、きっと道場の師があなたに伝えたい事だと思います。
[2005/05/05 10:14:01]

お名前: Hide.    URL
管理人のHide.です。

そうですね、takeさんもお書きになっておられますが、若くして高段位を受審できる方っ
て、ある程度恵まれた稽古環境をお持ちの方とか、若いころからそれなりにならしてきた
方が多いのではないでしょうか。ゆえに、年配の方より「さばき」がいいのではないかと拝
察いたします。

私も東京で行なわれる八段審査をここ数年見学にいっておりますが、年配の方でも受かる
方は受かりますし、必ずしも若手が有利というわけではないと見ておりますが(^^)
[2005/05/04 20:50:12]

お名前: take   
takeともうします
6段や8段の昇段審査ということから 言い方は悪いですが
若い方のほうが合格率が高いということには納得できます
五段までの審査なら若い方が合格率は低いですよね

若い方で高段を受けられる方は言い方は悪いですが剣道のエリートのかたが
多いのではないでしょうか インターハイ出場 推薦で大学 学生選手権出場
警察 教師 等に就職 全日本選手権に出場 もしくは最終予選まで残る
ような方が受けられますよね それならば審査をする先生方も
一度や二度の指導はされている方もいるでしょうし 期待等もこめて
若い方のほうが合格率は高いように感じます
本来はだめなんでしょうがね
[2005/05/04 07:49:58]

お名前: 学生役員N   
先日、学生役員として、六段、八段審査に行ってきました。
受験される先生方の気迫、技には大変感動しました。

しかしながら、僕は昇段審査の手伝いをするのは2年目なのですが、正直審査の基準に納得できないというか、
ひどい言い方をすれば審査を見るたびに一種の不快感を抱きます。

それは、昇段審査の合格率を見ていると、年配の方のコートよりも若手の方のコートのほうが遥かに高いということです。
僕はこの点が全く納得できません。
本来、段というものは、その人がどれほど剣道に対して真剣に修行してきたかという基準で与えられるべきものですよね?
それなのに年を重ねるごとに合格率が低くなるというのはいかがなものでしょうか。
若い人の方が年を重ねた人よりも修行のレベルとして高い人が多いのでしょうか。
僕は、偉そうなことを言いますが、審査員の先生方は若い受験者の動きのよさにばかり目が行き、剣道の本質を見落としていると思います。

もちろん、年配の方だから無条件に段をあげろとか、審査を甘くしろということを言いたいわけではありません。
年配の方でも稽古不足ということはあるでしょうし、逆に若手の方でも年配の方を上回る品位や風格を持つまでの修行を積んでおられる方もいるでしょう。

しかし、不合格になった年配の方々が
「年を取ると動きがどうしても悪くなるから難しいねぇ。」
「もっと若い頃から剣道を始めていればよかった。」
「稽古は欠かさずしているけれど、今年もまだまだ六段には足りないということかな。」
「正直、50歳を過ぎると八段は厳しくなっていくねぇ。」
などと言っておられるのを聞くたびに、これが本当ならあまりにも悲しいことだと思えてなりません。

剣道の本質に近づくことは加齢によって動きが悪くなると難しいのでしょうか。
若くから剣道を始めてた人には何年稽古しても追いつけないのでしょうか。


僕が剣道を始めて間もない頃、道場の師がこう教えて下さいました。
「剣道というものはね、一生をかけてやるものなんだよ。他のスポーツは試合に勝てなくなったら引退しなければいけないけれど、
 剣道に引退はない。年を取って体が若い頃のように動かなくなっても、それでもまだまだ先に目標があるんだよ。
 もちろん、若くて素晴らしい剣道をする人もいる。けれど、もっと大切なのは一生剣道を修行して自分を磨き続けようという姿勢なんだ。
 八段とか範士とかいうのはそういう人に与えられるものなんだよ。」と。

僕は師の教えを思い出しながら、明らかに若手のコートに比べて合格率の低い発表用紙を貼り出しました。
[2005/05/04 00:13:57]

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