記事タイトル:剣道形の小太刀について 


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お名前: Hide.    URL
To Toshiさん

>この文章は、小生にとってまさに「コペルニクス的な」衝撃というか、何と言いましょ
>うか。。。
>つまり、今まで白と思っていたものが黒だったと言うような感じで読みました。
>他の方からのカキコが無いと言うことは、実は常識なのでしょうか?

常識かどうかはわかりませんが、少なくとも私はこのように理解しております。
それを裏打ちする記事として、「剣道時代」2003年12月号の特集に「右手の技術」というもの
がありました。こちらをご参照いただきますと、私が書かせていただきましたことと同じ
ような内容が掲載されております(^^)


>小生は今まで、「軸」という概念を教えて頂いたことはありませんでした。
>少し噛み砕いて教えていただけませんか?

およそどんな運動にも軸というものが存在し大切なわけですが、物を振る野球でもゴルフ
なども、スイングの軸となる足が必要な事はおわかりいただけますね?
剣道の場合も同じですが、静止した状態で打つ野球やゴルフと違って、剣道のスイングは
体の移動を伴っておりますので、その中で一定以上の力で打突するためには、よりしっか
りとした軸意識が必要になってくるのです。
その軸となるのが、「左足ー左脚ー左腰ー左脇ー左腕ー左拳ー剣先」とつながるラインで
す。
このラインを意識するだけで、右半身(右足・右腕)がリラックスされ、巧緻性の高い運動
を行なう事が可能になるわけなんです(^_-)~☆


>「竹刀は左腕で振り上げ、右腕を鞭の様にして振りおろす」ということでしょうか?

その通りと私は考えております(^^)


>その時の竹刀を握る力の配分はどのようにすべきでしょうか?

あくまでも基本の大きな面打ちを想定した場合、振りかぶりの頂点までは、右手の力は0で
OKです。振り下ろしの始動まで左手が担当し、以後、右手の拇指丘で竹刀を押し出すように
コントロールし、打突の瞬間に、最大限の力が右手にかかります。このときで、右と左の力
は5:5から6:4で右でしょうか(^0^)
こんな風に認識しております。
[2003/11/13 10:54:30]

お名前: Toshi   
Hide さん

お答えに対するお礼が遅れて済みません。個人的な事情で長い間書き込みができませんでした。
御無礼の段、重ねてお詫び申し上げます。

>「左が大事」とは言いましても、実際に市内を振っているのは右手なんです(^^)

この文章は、小生にとってまさに「コペルニクス的な」衝撃というか、何と言いましょうか。。。
つまり、今まで白と思っていたものが黒だったと言うような感じで読みました。
他の方からのカキコが無いと言うことは、実は常識なのでしょうか?
小生は「竹刀(木刀も)は左手だけで振り、右手は添えるだけ。。」
と教えられて来た気がします。
単に師匠は「左手の大切さ」のみを強調していただけで、決して「右手を添えるだけ」とは言っては
いなかったかも知れませんが。今となっては確認することも出来ません。
Hide さんの「剣道上達ブック」に書かれている、「右腕を鞭の様に使って振る」という意識は
同じことを注意されているのでしょうか?


>左は「軸」「振りかぶり」という二つを担当しているので「支点として要」といわれているのですね。

小生は今まで、「軸」という概念を教えて頂いたことはありませんでした。
少し噛み砕いて教えていただけませんか?

要約すると、
「竹刀は左腕で振り上げ、右腕を鞭の様にして振りおろす」ということでしょうか?
その時の竹刀を握る力の配分はどのようにすべきでしょうか?
[2003/11/13 06:38:42]

お名前: Hide.    URL
To SSさん

う〜ん、ちょっと話が違うかもしれませんね(^^;
[2003/09/26 12:04:55]

お名前: SS   
二刀で右手に太刀を持つのを正二刀と呼ぶのに関しては
宮本武蔵が右手に太刀、左手に小太刀を持っていたからだと思います。
って全然答えになっていませんね。すいません
[2003/09/26 07:51:20]

お名前: Hide.    URL
To てつさん
武家の社会では左腰に刀を差すことが慣例でしたので、左利きは右に改めさせられたようです
ね(^^;


To Toshiさん
「左が大事」とは言いましても、実際に市内を振っているのは右手なんです(^^)
左は「軸」「振りかぶり」という二つを担当しているので「支点として要」といわれているのですね。

>「こんな竹刀の持ち形は無い!!」と言ってしまえばそれまでかも知れませんが、実は小生
>は10年程前の京都大会の範士の立ち会いで、左手前、右手後の上段を見たことが有るのです。
は、右諸手上段ですね。
中段から上段に上げるときに左右の手を持ち替えて構えます。今でもごく少数ですが存在する
構え方なんですよ(^0^)
[2003/09/25 09:55:06]

お名前: Toshi   
Hide さん、てつさんレスを有り難うございます。
子供の時から、「剣道は左手が大切」と教わって来ました。
これは、剣道形と云うものの存在を知る前からでした。
左手の片手素振りは教えられましたけれど、右手の片手素振りは
したことが有りません(見たことも有りません。)
アメリカで剣道を学生に教える時、右手は添えるだけ、竹刀を
振る時も左手で、と教えて来ました。自分がそのように習って来たからでした。
ある先生は「左手は要らない」とまで言い切っておられました。小生も時には
そう言ったことがあったかも知れません。
そこへ来て、小太刀の形を教えることになり学生達から
「なぜ、右手だけで振るのか?」
という質問が出ました。
てつさんのおっしゃる様に、常識と思っていたので、理論的な説明が出来ずに
困りました。(こちらの学生は why? why ? と聞くのが大好きです)
この様な質問が出た原因の一つは、通常の両手での竹刀の振り方の説明の仕方
がまずかったことにあるのでしょう。改善しなくてはならないと自覚しました。

話が少しずれるかも知れませんが、学生から更に次のような質問があると予想され
ますのでお教え願えませんか?
「右効きならば、右手の力が強いことが多いが、上段は何故左上段が殆どで、弱い左手
だけで竹刀を振ることが多いのか?」
という質問です。
小生は、基本の構えの中段との兼ね合いがあり、右手前、左手後ろの中段からそのまま
振りかぶり上段を執ると左足前の左上段から、左片手打ちが最も有利だからと考えます。
小生は低身長で、腕力も有りませんから上段をしたことは有りません。
ただ、実験的に右小手を打つことを全く考えず、面だけ打つなら、確かに右手一本の方が、
左手一本よりも強く打つことが出来ます。
「こんな竹刀の持ち形は無い!!」と言ってしまえばそれまでかも知れませんが、実は小生は
10年程前の京都大会の範士の立ち会いで、左手前、右手後の上段を見たことが有るのです。
その先生のお名前は失念しましたが、まずお相手がすっと左上段をとられると、それに
呼応するように中段に構えておられた竹刀を右手と左手を持ち替え、上段に構えられました。
そこから諸手で面を打たれたような記憶が有りますが、定かではありません。
後にも先にも一例だけのことですので、例外的だとは思いますが。
随分話が逸れてしまいました。
もう一つだけ、てつさんの心臓の話についてですが、
左上段をとると、心臓が相手から最も近くなってしまいますが、どのようにお答えになりますか?
よろしくお願いします。
[2003/09/25 06:18:06]

お名前: てつ   
心臓を隠すために半身になる。
もちろんそれ以外の理由があることも知ってますが、そういう要素もあるんじゃないでしょうかねえ…
一番納得させられましたけど…
左手前の構えは見たことないですし(上段はのぞきますよ)
左利きであれば、そういう構えがあってもおかしくないと思いますけど…
[2003/09/24 19:00:54]

お名前: Hide.    URL
to てつさん

>しかし…どうやらそれは常識だったようで…(苦笑)
>恥ずかしい限りです(汗)。

う〜ん、違うんじゃないでしょうか?
試しに柄の長いノコギリを引くとき、どちらの手を前にしますか? バットは? ゴルフ
は?? テニスの両手打ちは???(^^)

右利きの人にとって、右手が前になるほうが、道具を操作しやすいんです。つまり「右利
きの文化ゆえに左利きもそう当てはめられてしまった」というのが正解なんじゃないで
しょうか(^^;
[2003/09/24 18:09:34]

お名前: てつ   
それは…使いやすいからでしょうね(笑)

ただ…なぜ中段の構えは右手・右足が前で左手・左足が前じゃないのか?と言う質問に対して、
心臓を相手から遠ざけるためと答えられた先生がいて、非常に納得したからです。
右利き・左利きどちらもいる中で、そう明確に分かりやすい答えをされたのが非常に印象に残っています。

しかし…どうやらそれは常識だったようで…(苦笑)
恥ずかしい限りです(汗)。
[2003/09/24 00:17:14]

お名前: Hide.    URL
to てつさん

料理人が包丁を右手で握るのも、同じ理由からでしょうか?(^^)
[2003/09/23 23:35:50]

お名前: てつ   
右手で小太刀を持つのは…
左側にある心臓を相手から遠ざけるためだと思います。
中段の構えで右手・右足が前なのもそうだと聞いたことがありますので…。
[2003/09/22 23:12:39]

お名前: Hide.    URL
To Toshiさん

管理人のHide.です。

両手で持つ場合でも「左手が支点で右手が力点」だからですね(^^)
右利きの人が包丁を左手で使うかどうかを尋ねてみてください(笑)

支点だけでは刀は操作できません。力点のみの操作になる小太刀は、それゆえ、体が刀に振られ
やすく難しいわけです。これは、左足を基点とした軸が支点となりにくいためなんです。
だから、左手を左腰にしっかりと取って、軸意識を高めてやることによって、正確で鋭い小太
刀の操作が可能になるのです(^_-)~☆
[2003/09/17 10:16:43]

お名前: Toshi   
始めに、トピの内容と少しずれた質問であることをお許しください。
アメリカで大学生に剣道を指導している者です。
形を教えている時に、ある学生に
「剣道の基本は左手と云うのに、なぜ小太刀は右手で持つのか?」
と質問され、答えに窮してしまいました。
時に、素人の質問は、本質と云うか盲点を突くことがあり、困ることもあるのですが、
この場合、何と答えたら良いのでしょう。
同じく、ニ刀の呼び方も、右手に太刀を持つ構えが正ニ刀となっていますが、いかがでしょう?
[2003/09/17 03:23:01]

お名前: Hide.    URL
管理人のHide.です。

私も高野×中山を常に見て「これこそ日本剣道形のルーツ」とこの形を目指してお稽古しており
ますヽ(^.^)ノ

ただ、ご質問の件ですが、現在はあのように腰を落とさない形を全剣連は推奨しているようで
す。あと、中山先生はかなり半身ですが、これも今はそれほど言われておりませんね(^^;

私は小野派一刀流もかじっておりますが、小太刀の形は、中山先生と同じように、半身で重心を
しっかりと下げた形で構えますよ。長物に短い獲物で勝負を挑むのですから、刀のあたる範囲を
狭くするためにも半身は必要ですし、手元を攻め間合いを盗むためには下から攻めあげる構え
がベストだと思うのですが・・・(―.―)
[2003/09/11 10:08:51]

お名前: SS   
最近、昭和天覧試合のDVDを見る機会があり、大先生方の小太刀の形でふと疑問に思ったことなのですが

中山博道先生の小太刀の形は腰を落として(やや重心が前)なのに対して

斎村五郎先生の形は腰を落とさず(背筋を伸ばして)小太刀の形を行われていたので

結局 私は(小太刀で)腰を落とすのか 落とさないのか どうすればいいんでしょうか(勉強不足で申し訳ありませんが)どなたか教えていただけませんか。
[2003/09/10 22:13:29]

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