記事タイトル:昨日の稽古。勝手にシリーズ「私の師匠」 


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お名前: 剣チャン   
はじめまして、はじめて書きます。私は、中学に入学してからすっかり武道にハマッて、剣道部に入部しました。・・・友達に影響されたところもありますが・・・。
それからというもの・・、いろいろな大会へレギュラーとして出場しました。まさか自分が選手として大会にでられるとは・・・。(ぽっ・・)
これからもどんどん強くなりたいです!

そのことで大先輩の皆様にお聞きしたいのですが、自分で言うのもなんなんですが、166cmもある背が高い私は、遠間から打とうと努力しているのですが、なかなかできません。気持ちの問題だと思いますが、打ったところでぬけてザンシンをとり、打たれることがたびたびあります。このときぬけるのが、おそいのでしょうか。それとも大きな面打ちで、打つのがおそいのでしょうか・・・。

大先輩の皆様!剣チャンにおしえてけろ〜〜!

お名前: Hide.   
先日、凪さんにいただいた「昭和の剣豪」のDVDを合宿等に持っていって、空
き時間に皆さんにご披露いたしました。
その中に、渡辺敏雄先生が中島五郎蔵先生と東京都剣道祭(昭和57年)で立会
われている映像があるんです。先生のお声や剣道を身近に感じ、懐かしさと思慕
の情が込み上げてまいりました。


先生が胃の手術をされたのは、昭和55年の11月のことでした。私の大学4年
の早慶戦が終わった直後、入院されたのです。先生のご病気のことをまったく知
らなかった私は、ほんとうに驚きました。あわてて病室に訪ねていきましたら、
先生は力強い声で「大丈夫じゃ」とおっしゃいました。
病名は「線状性胃潰瘍」ということで胃の4分の3を切除されました。あとに
なってわかったことですが、ほんとうは胃ガンだったそうです。

大学院受験に失敗した私は、文を書いたり写真を撮ることが好きでしたので、剣
道時代と剣道日本の両方から内定をいただいており、その報告に手術直後で面会
謝絶の先生の病室を訪れました。
元気なころの半分程度に縮んでしまった先生のお姿に、私はひどく動揺しました。
しかし、先生は優しい眼差しで、私を迎えてうれしそうに微笑んでくださいまし
た。しかし、私が内定の話をしましたところ、先生の形相が変わりました。そし
て、「馬鹿者! お前はそんなくだらん仕事をするために(雑誌社の方、申し訳
ありません(^^;)剣道を学んできたのか?! お前は専門家になれ!!!」と一喝され
ました。
私は頭上に雷が落ちたかのような衝撃を受け、そのままプイと向こうをむいたき
りなにもおっしゃってくださらない先生に一礼し、奥様にご挨拶をして病室をあ
とにしました。家に着くなり両親にそのことを話し、両社の編集長に謝りの電話
を入れたのです。

昭和56年春のご退院の時、私がお車を出させていただきました。
鼻の下にヒゲを蓄えられた先生はご自宅の掘りごたつの定位置どっかと腰を下ろ
されますと、奥様が台所に立たれた一瞬を見計らって、傍らの食器棚の引き戸を
開け中からウイスキーのボトルをとりだしました。と、目にも留まらぬ早業で
キャップに注ぎ一気に飲み干されました。私が「先生!」とお咎めすると子供の
ような笑顔でニカッと笑われました(^^;


「昭和の剣豪」の中の渡辺先生は、胃を切除されて1年半後くらいのお姿です。
私を鍛えてくださった全盛期の先生ではありませんが、私の脳裏に、先生のこん
なエピソードを思い起こさせてくださいました。
初めて気がつきましたが、今私が使っている「ソォーレ」という掛け声は先生の
ものだったんですね・・・(合掌)

お名前: Hide.   
to 初心者剣士さん

うーん、思いの外、ここのカキコが伸びませんねぇ。みなさん師の思いは胸に秘
めていらっしゃるのか?(^^;


師と先生の違い・・・。うーん、先生ってたーーくさんいるものなんじゃないで
すか。でも、師匠って唯一無二のものですよ。師匠の存在ってってある意味、親
以上です。親には生を受けた大恩がありますが、師は無私にしてその道に導き貫
かき生きさせてくれる大恩があると考えます。もう、魂の結び付きですねヽ(^.^)ノ

もちろん、こっちの片思いではいけません。最近では、亡くなった超有名な先生
に一度か二度お稽古をつけてもらっただけで「師事していた」なんて大嘘をつい
て箔を付けようとするとんでもない人がおりますが、師弟関係は師の側にも「弟
子」としての認識があってはじめて絆が強固になるものだからです。
弟子は自分の全存在をかけ、またそのすべて委ね師匠についていきます。師匠は
そのすべてを受け止め、弟子にとって最良の導きを与えるのです。生徒には教え
ない&見せない、師の極意を目の当たりにできる・・・。そこに、先生と生徒で
は成し得ない「到達の極」があるわけです(^^)

昔は「内弟子」といって、師匠のお宅に住み込みでお仕えさせていただく師弟関
係がありましたが、今の時代にはそこまではなかなか・・・。その点、師弟関係
も希薄になりつつあるでしょうね。
「三尺離れて師の影を踏まず」なんて、もう、今の世の中には存在しないのかな。
私の弟子も私の影を平気で踏んでくれますし、へたしたらタメ口で・・・( -o-) フゥ

お名前: 初心者剣士   
 もっともっと剣道の大先輩方の『師匠』話が聞きたいです!!
 師、と弟子、という関係って、今時代、普通の生活をしていたらまず(生まれ)ない、
 かなり希少な、すごく強い人とのつながり、みたいで、すごく憧れます。
自分も、目標・尊敬する先生に(ほぼ)毎日剣道を教えて頂いてますが、師匠・弟子ではなくて、先生(教師)・生徒、なんですよね。この二つ、何かはわかんないけど、絶対何か(どこか)が違う。師・弟子の関係、っていつから?どこから生まれてくるものでしょう?

お名前: Hide.   
おや、アオダイさんとみのるさんは同じ県だったんですかヽ(^.^)ノ

それは存じ上げませんでした。また、お稽古もなされたようで、うらやましいか
ぎりです! また、ひとつ、新しい交流が始まりますね!!!

アオダイさん、みのるさんの太刀筋はいいでしょ? なかなか攻め崩せませんよ
ね(^^)

お名前: みのる   
to アオダイさん

「みのる先生」はやめてくれ〜(^_-)〜☆

  ↓

お名前: アオダイ   
みのる先生へ。
昨日は大変失礼いたしました。
自分が昨日の稽古参加者では、一番若いのに一番にへばってしまいました。
そんな状態での、稽古でした。全く情けない限りです。
 しかし、恥ずかしいかぎりです。
いつも口だけは立派なことを言っていますので、その本人があの稽古では・・・。
これからも「一打三省」頑張りたいと思いますので、ご指導の方よろしくお願い致します。
失礼しました。

お名前: みのる   
アオダイさん昨日は稽古ありがとうございました。
世間は狭い・・・・まさか同じ武道館で稽古していたなんて驚きですね(^_^)
挨拶しない方が良いかなとも思いましたが、私の方だけアオダイさんを
知っていてるのも、覗き見しているみたいで後でアオダイさんが知ったら
嫌な思いをするだろうなと思いまして声をかけました。
お互いに切磋琢磨していきましょうヽ(^.^)ノ

お名前: Hide.   
to アオダイさん

>実に美しく、華麗に、理屈通り僕の構えを崩して、完全に勝ってから打つ。
>「打って勝つな、勝って打て」「皮を切らせて,肉を切り、肉を切らせて骨を断
>つ」剣道です。決して縁を切らないから、こちらは息を次ぐ間もないんですね。

文章だけで実際に目にしたわけではありませんが、ムリ・ムダのない理想的な剣
風なんですねヽ(^.^)ノ


>先生に懸かるときは、ただ一つ無心で懸かること。
>これしかありません。
>いよいよ明日が、その稽古です。

先生がご存命で、実際にお稽古しアドバイスをいただけるっていうことは幸せな
ことですよ! その一本をどうか大切にお稽古なさってくださいね(^^)

お名前: アオダイ   
こんにちは。
雨です。ジトジトしています。いやですね。
洗濯物が乾かないよー。

さて。おおっ、みのるさんありがとうございます。
いや、僕も弟子にしてもらった訳ではないんですよ。
まぁ何というかファンですね。それも大ファン。
先生の稽古を見てると本当に素晴らしいなぁと思えるんですよ。
強そうに見えないのに、やってみるとなぜか、当たらない・・・、触れられない。
僕よりも身体は小さくて、年齢も3倍生きてらっしゃる・・・。
なのに勝負にならない。
実に美しく、華麗に、理屈通り僕の構えを崩して、完全に勝ってから打つ。
「打って勝つな、勝って打て」「皮を切らせて,肉を切り、肉を切らせて骨を断つ」
剣道です。決して縁を切らないから、こちらは息を次ぐ間もないんですね。
先生に懸かるときは、ただ一つ無心で懸かること。
これしかありません。
いよいよ明日が、その稽古です。
楽しみです。
それでは。

お名前: Hide.   
to アオダイさん
>でも、正直言うと、このページ上で語っていただけたら、嬉しいですね。
全部語っちゃうと、一人分の売り上げが落ちそうだな(笑)

>しかし今本当に剣道が楽しくてしょうがないです。
>楽しいというより、本当大好きですね。
やはり、いい先生について学ばれていらっしゃるからこそ、充実感が得られて
いらっしゃるのでしょう。うらやましいかぎりですヽ(^.^)ノ

>会ったこともなくて、実際に話したこともないのに、感じるこの親近感はなん
>でしょう。
ホントですね。私もインタネのおかげで、全国に仲間が増えました!
きっと今は、どの県に行っても剣道仲間がいるんじゃないですかね。うまい酒が
飲めそうでありがたいヾ(・_・;)オイオイ


to みのるさん
いやぁ、ビールのうまい季節になりましたヽ(^.^)ノ
ま、一年中、稽古の後のビールはうまいんですけどね(笑)

>その先生の教えと請えたらどんなに良かっただろうと思います。
私もみのるさんと同じ心境ですよ。もう、私の師匠は草葉の陰ですから、直接教
えを請うことはできません。「新しい先生について」と勧められるのですが、す
ばらしい先生は身近にたくさんいらっしゃるのですが、どうしても渡辺先生を超
える先生には出会えません。っていうより、いないのかな(^^;
先生の想い出のみにすがって生きております・・・。

お名前: みのる   
だいぶ気温が上がってきてわれわれの汗の季節ですなぁ。
多分一升くらいは稽古で汗がでるのでは。ところで・・・
私も「私の師匠」について書きたいのですけど、師についたことがないんですよ。
中年近くなって始めたものですから、いろいろな稽古場の先生や先輩に懸かって
いくだけでずっと来てしまいましたので。
それでも始めた頃に数年間よく教えて頂いた、もう亡くなられた茨城の勝田若葉会の
根本先生と言う先生のことはいまだにいろいろと憶えており、思えばその先生が師と
いえるかもしれません。「一刀流の極意」などと言って教えて頂いたのですが、今に
その先生の教えと請えたらどんなに良かっただろうと思います。
アオダイさんもHideさんもいいですね、尊敬できる師匠をお持ちで(^_^)

お名前: アオダイ   
こんにちは。
そうですねぇ・・・。
僕の予定では軽く20位は皆さんが参加して、それぞれの師の話をしてくれる
と踏んでいたのですが、どうしてなのかな・・・・。
剣道談話室に出した方が良かったですかね。
引き続き皆さんの話を聞かせてください。

ヒデさんが、もしも渡辺敏夫先生についての本を書かれるのなら
自分、真っ先に購入したいと思います。もし、自費出版で多少値が張っても
頑張って買いますよ。お願いしますね。
でも、正直言うと、このページ上で語っていただけたら、嬉しいですね。

先生についてですが、確かにそんなに神経質にならないでもいいのかなと
思いますが、一応もうちょっとお待ちください。

しかし今本当に剣道が楽しくてしょうがないです。
楽しいというより、本当大好きですね。
やはりそれは、今の先生との出会いが大きいですね。
そしてこうやってヒデさん始め、剣道が好きで、そしてこれからの剣道に
ついても真剣に考えていらっしゃる皆さんとの出会いも、心の支えになっています。
会ったこともなくて、実際に話したこともないのに、感じるこの親近感はなんでしょう。
また様々な、これまでの日本剣道界を作り上げてこられた、先輩たちの本や、映像、話が
すごく良い刺激を与えてくれます。
稽古したいですね。早く来い来い木曜日です。
それでは。

お名前: Hide.   
to アオダイさん

>まぁ正直に言うとヒデさんから渡辺先生の話を聞きたくて勝手にシリーズ化し
>てたりもする・・・・。

アハハ、なんてことを・・・(^^;
まぁ、渡辺先生のことはいずれちゃんと書こうとは思ってるんですが、なにぶん
にも時間がありませんでね。こうして、機会をいただきましたので、少しずつで
も書きますかね(^^)

でも、他の方があまり乗ってこられませんなぁ・・・(^^;


>大概みなさん先生の話をなさる時は名を伏せているので、僕もそれに倣ったん
>ですけどね。

うーん、先生が存命の間は、やはりご本人の承諾がないとうまくないですかね。
でも、先生のすばらしさを語るトピですから、それほど神経質にならなくてもい
いと思いますが・・・(^^)


>みなさんの師匠の話を引き続き聞かせてください。
>ヒデさん、すいません。勝手なことして・・・・。

そんな謝らないでください(^^; 皆さんのフリースペースなんですから!

お名前: アオダイ   
ありがとうございます。
やはりヒデさんは渡辺敏雄先生ですか。
そうですよね、まぁ正直に言うとヒデさんから
渡辺先生の話を聞きたくて勝手にシリーズ化してたりもする・・・・。
でも本当にヒデさんが渡辺先生の話をなさる時って「愛」を感じますよ。
変な意味じゃないですよ。本当に尊敬してるんだなぁって。
ちなみに僕は今、群馬県の高崎で剣道をしています。
実はまだその先生に、先生の実名をインターネット上で公開してよいか
了承を得ていないので、「先生の話をよくさせていただくんですよ。」とは
前から言ってて、先生も照れながらも喜んではいてくれますが、何かあっては
あれなので確認をとったらにしますね。大概みなさん先生の話をなさる時は
名を伏せているので、僕もそれに倣ったんですけどね。
ちなみにその先生もお若い時に、指導を受けた持田先生や中村太郎先生、森寅雄先生
のお話をして下さる時は、とても生き生きとします。
持田先生に掛かると切り返しを受けていただいただけでもう息が上がってどうしようも
なかった話とか、中村太郎先生や森先生の実に気品のある美しい、しかも全然かなわなかった
強さとか、先代の群馬県の剣道連盟の会長だった沖先生の話など、剣道の歴史が大好きな僕には
とても嬉しい話です。本当に今はこの地に来て、先生に出会うことが出来たことに感謝しています。何とか先生の足のつま先くらいになれるように、しっかり頑張りたいと思います。
それでは。

みなさんの師匠の話を引き続き聞かせてください。
ヒデさん、すいません。勝手なことして・・・・。

お名前: Hide.   
to MAAおばちゃん

ホホウ、茶道の先生ですか。
どんな方なのでしょうか? MAAおばちゃんが20年以上も茶道を習っているっ
ていうのは初めて知りました。少し脱線しますが、剣道と茶道の共通点はありま
すでしょうか?(^^)

お名前: MAAおばちゃん   
私にとって師匠と呼べる方は、茶道の先生です。20年以上のご縁です。その先生のお人柄などに近づきたいと思う毎日です。師匠からものを習うというのは、学校の授業にはない、同じ空気を吸うことのように思います。教わる先生により社中の方々の色がみな違うのも空気のせいなのだろうと思うことがあります。剣道の方はスポ少の指導員の先生に稽古を付けてもらっています。まだ2年目です。この先生は私より2、3歳お若い方ですが、Hide.さんの仰るような剣道の考え方をもっておられます。良い方にお会いできたなと、思っています。剣道においては今からこの方が、私と息子の師匠になってくださると思います。

お名前: Hide.   
to アオダイさん

新しいお題を立ててくださいましてありがとうございます! せっかくよい師匠
の話ですから、実名でいくっていうのはどうでしょうね? その方が、その都道
府県を訪ねたとき、「○○先生っているかなぁ」なんて楽しみがあるじゃないで
すかヽ(^.^)ノ

おっと、「私の師匠」でしたね(^^;

その話になると、どうしても渡辺敏雄の話をしなきゃいけません。もう、拙サイ
トで何度もしてますので同じ話のくり返しになるかもしれませんが、まぁ、聞い
てください。

渡辺敏雄先生は、私が入学した早稲田大学の師範でした。「早稲田には渡辺先生っ
ていうスゴイ先生がいる」と高校の先生から聞かされていましたが、どこがどの
ようにすごいのかさーっぱりわからずに、大学に入学する年の3月、初めて先生
とお会いしお稽古いただきました。
師範室でお会いした渡辺先生はどこから見てもただのジジィでした。「早実から
入学します井上です」とご挨拶したら「オー、お前が井上か。しっかり稽古せ
い!」と野太い声でおっしゃいましたが「この爺さんのどこがすごいんだ?」っ
てな感じでしたね(笑)

しかし、そのすごさは、その日のお稽古でわかりました。己の力を先生に見せつ
けてやれとばかり自信満々に打ちかかっていった私は、何がどうなっているのか
わからないまま立っていることもできないくらいヘロヘロにされていました(^^; 
幸い、「師範係」という役職をいただき先生のお世話をさせていただくことにな
り、また、自宅が先生のお住まいの近所だったこともあり送り迎えをする「車係」
にもなり、先生のすべてを吸収するべくおそばに仕えさせていただきましたヽ(^.^)ノ

渡辺先生のことは、簡単に語り尽くせないほどの量がありますので、折に触れ書
いていきたいと思います。あ、ちなにみ、先生は平成元年3月28日、77歳で
お亡くなりになっていらっしゃいます。私にとって「これから」という時の死で
したのでショックは大きかったですね。でも、未だにお稽古するとき、渡辺先生
が見ていてくださっていると意識しています。先生に「なんじゃ、そのだらしな
い稽古は!」とお叱りを受けないように・・・(^^)

お名前: アオダイ   
こんにちは。
いやー。日中はだいぶ暑くなってきましたね。
夏は近い、   稽古は辛い・・・。ですね。

さてさて昨日は木曜日。一週間に一度の自分の市武道館稽古に行ってきました。
昨日は高校生がたくさん来て、大変活気ある稽古でした。
もちろん僕は大好きな先生に一番に掛りました。
前日に先生と大変長い時間話をすることが出来、改めて先生の剣道観や考え、人柄を
知ることが出来たので、頑張って掛りました。
切り返しをして、はい稽古となったのですが・・・・。
全く、何も出来ませんでした。わずか5分くらいの稽古なのですが、もう3分くらいで
息が上がってしまって、あとは案山子です。
最近は以前よりも大学の剣道部で稽古が出来るようになった分、体も出来ていてよく動けるし
勘も良いのですが、駄目です。
全く、掛り稽古状態です。力やスピードや気で圧殺されてる訳じゃないんです。
するするすると入ってきて、パンパンパンと打って、さっと間合いを切るんです。
先生は62歳、僕は20歳。近間で打ち合いして、負けます・・・・。
僕の後、僕よりさらに元気な高校生が掛っていきました。
掛り稽古でした。
その後、自信満々といった感じの、ある高校の顧問の6段の先生が掛っていきました。
案山子でした。
神技的、先生得意の小手ぬき面を見ることが出来ました。思わず唸ってしまいました。
でも最後は打たせるんです。それで「参りました。」と言って止めるんです。
打たせるといっても、みえみえではないんですよ。それが証拠に打った方は「よし、やった。」
てな感じで終わるのですから・・・・。
でも同じような技はまず、二度と通じません。先生吸収してしまいます。
剣道を始めて15年です。剣道を見て「美しい、きれい」と思ったことは今までありませんでした。しかし、先生の剣道は本当に優雅で美しい剣道です。もちろん強いし・・・・。
みなさんの師匠の話を聞かせてください。
某剣道誌のシリーズによく似てますけど、気にしないで。
それでは。

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