記事タイトル:イラク攻撃 


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お名前: ガロアウス   
 今回の戦争で各新聞の社説が分かれました。朝日、毎日が国連中心主義でと書き、
産経、読売が日米同盟中心主義でと書いたのは、日頃の主張から当然の帰結とはい
え、おもしろい対決でした。東京新聞については読んでませんが、通常、東京新聞
は朝日、毎日と同じ論調でものを書きますから、見当はつきますね。
 私が若い人に望むのは、こういう社説を読み比べて、五年後、十年後にどちらの
見通しが正しかったか検証してみることです。
 ふだん、社説は読む気がおきないものですが、戦争のような重大事件が発生する
と、読み比べが楽しくなります。
 どの新聞が信頼できるのかは、そういう地道な作業からしか、わかりません。
 たまには、ぐっと古い新聞を図書館で読んでみるのもいい経験です。見通しの正
確さとか考えるきっかけになります。
 あまりの見通しの悪さに、ふきだすような記事もあったりします。たとえば、冷
戦終結の頃に、「これで世界は平和になった。もう軍隊は不要になった」などと大
まじめに言ってた人がいたものです。
 今度は北朝鮮問題が大きくなりそうですが、テレビでは拓殖大学の重村教授がど
のチャンネルを回しても登場しますね。
 あの方は、金日成死去のとき、「金正日が発言しないのは、まだ金日成がいて、
でしゃばってはいけないと考えたから発言しなかったのだ」とかいってました。私
のような素人が聞いてもおかしな分析で、あきれはてたのを憶えています。
 もうちょっと鋭い分析をする専門家は日本にはいないのでしょうか?

お名前: ひろ   
 だから政治家って責任重大ですよねー。私達ももっと勉強してしっかり政治家を選ばないと
いけないですねぇ。

お名前: ガロアウス   
 政府の外交方針をめぐって、一般国民と対立が起きたというのは、なにも今回の
イラク戦争が初めてというわけではありません。
 過去にさまざまなものがありました。
 もちろん、政府が間違えたと誰もが認める例としては、太平洋戦争開戦をあげる
人がほとんどでしょう。
 この件に関して、なぜ、政府の決定が間違ったのか、どうすればよかったのか、
野村大使とハル国務長官のやりとりはどうだったのか、繰り返しテレビでも特集番
組が組まれてますよね。私も関連書物に目を通したりしてますが、なかなか複雑で、
いったい誰の責任で間違えたと言えるのかは、難しい問題です。
 ではその他の問題ではどうだったのか。
 古いところでは、井伊直弼の開国問題、日露戦争後の後始末問題(勝った、勝っ
たと信じている一般国民が、適当なところで手を打ちたい政府に不満を感じて、全
国的な講和反対運動が起き、日比谷公園で開かれた国民大会は内相官邸焼打ちに発
展した)があります。
 戦後では、吉田首相と南原繁東大総長との有名な「全面講和か単独講和か」とい
う論争がありました。(注 単独講和というのは誤解を生みやすい表現で、現在で
は多数講和という用語を使う人が多い)
 岸首相の安保問題に始まって、新しいところでは、掃海艇の派遣問題、カンボジ
アPKOへの派遣問題などもありましたね。
 さて、こういうのを振り返って考えてみますと、私は日本の外交というのは、太
平洋戦争を除いて、それほど決定的に間違えたとは言えないのではないか、という
より、一般国民の方が政府より正しい判断をしていたというケースはほとんどない
のではなかろうかと見てます。
 ここの認識の差がイラク戦争への考え方の差となって現れてくるのだろうと考え
てます。
 よく新聞に、「政府は国民の声を聞け」と投書が出ますが、そんなに国民は正し
い判断ができるものなのでしょうか?
 いまの消費税は大平首相から竹下首相まで、導入に十年もの時間がかかっていま
す。そして、「消費税の好きな人は自民党に投票してください。消費税の嫌いな人
は社会党に投票してください」といった安っぽいプロパガンダをする人が大人気と
なり、マドンナ旋風が起きたのは御存知の通りですが、いまでは、消費税の重要性
を否定する人は皆無でしょう。
 「政府は国民の声を聞け」というのは正論のようで、たいへんな危険性を秘めて
いると私は考えています。

お名前: ガロアウス   
 うーん、あんまり受けてないようですね。
 別に同意していただかなくともいいのですが、こういう見方もあるのだと、参考
にしていただければ幸いです。
 二年前にお亡くなりになった、慶応大学の関口先生というお方がおられました。
 この先生が、テレビのドイツ語講座で、次の発言をなされていました。
「ドイツでは一つの新聞社が右寄りと左寄りの二つの新聞を同時に発行したりして
いるんだ。なぜそうするかというと、両方の意見で新聞を発行しておけば、街の人
はどちらか必ず買ってくれるから」
 これにはびっくりしました。
 アメリカの雑誌、タイムでは、タイム誌の意見に激しく反対する投書とかもよく
載ります。
 この点、日本はどうでしょうか。
 日本の新聞を見てますと、その社の主張に沿った投書ばかり載ってますね。私が
日本の新聞の投書欄を嫌うのには理由がありまして、みなさんも、新聞お取りでし
たら、ひとつ、投稿者の職業を調べてください。
 無職、学生、主婦。
 これだけで、投稿者のほとんどになってませんか?
 先日も、産経新聞が朝日新聞に、「朝日新聞社の主張に沿った投書ばかり選択し
て、世論をミスリードしようとしている」と喧嘩売ってましたね。
 話は飛びますが、タイム、ニューズウィークほど有名ではありませんけど、アメ
リカにU.S.News & World Reportという雑誌があります。
 私は若い頃、英語の勉強用に読んでたことがあるのですが、この雑誌を舞台に学
者が議論を始めると、それは見事なものでした。
 右のページと左のページに対立する意見を載せているのですが、どちらも非常に
しっかりした議論で、どちらを読んでも納得させられてしまうのです。
 議論といえば、91年の湾岸戦争のときの『朝まで生テレビ』はおもしろかった
ですね。最近は見ないのでわからないのですが、本格的な議論が続いているのでしょ
うか?
 私は一度、観客席に座ったことがありますが、朝まで座っている謝礼として、お
茶とおにぎりをもらいました。おまけに、後ろの客席に座っていただけなのに、何
人もの友人から、「あんた、見たよ」と言われました。
 テレビの影響力はおそろしいものです。
 かつて、テレビがベトナム戦争の帰趨を決めたとも言われましたが、一方で、テ
レビは感情的な議論に傾きやすいとも言えるかもしれません。今日はここまで。

お名前: Hide.    URL
To ガロアウスさん

頑張ってカキコしていただきお話も途中なのに本当に恐縮なのですが、 なんか、読んでいて暗
澹たる気持になってきました。
正論が通らない世の中って言うのが現実という認識は残念です。せめて剣道の世界だけは、「正
しいことは正しい」としていきたいものですね( -o-) フゥ

お名前: ガロアウス   
 少し前置きが長すぎるような気もするのですが、自分の立場の説明に時間がかか
りますので、ご勘弁ください。なお、話がそれても、あまり興味の持てないトピッ
クまで触れることはしないつもりです。
 さて、みなさんも、新聞、テレビでお気づきかと思いますが、マスコミは当初、
米英軍攻撃に抗議するイラクの人々を多数、画面に出していたものです。
 ところが、戦争の流れが変わってくると、米英軍を歓迎するイラクの人々とか、
フセインの像を倒すイラクの人々とかいった映像を流し始めました。
 どちらが真実なのでしょうか?どちらもヤラセなのか?それとも、どちらも真実
なのでしょうか?
 戦争を考えるのに、一番大切なことは、どの情報を信じるかということでしょう
が、これが案外、簡単ではないのです。
 若い人と話していて最も閉口するのは、彼らが新聞のいうことを信じすぎること
です。
 たとえば新聞が、「自民党はケシカラン」「靖国問題で首相はケシカラン」と書
く。その線に沿った投書も載せますよね。
 ところが、選挙をやったら、たいがい自民党が勝つに決まっているのですから、
新聞のいうことを額面通りに受け取ることは意味がありません。
 靖国問題にいたっては、靖国参拝に積極的なほうが政治家として人気があったと
いう歴史があるのですが(中曽根首相の高い支持率を想い出してください)若い人
はそれを知らないから、「首相は国民の強い反対を押し切って靖国参拝を強行し…
…」と、中学生が投書を出したりします。
 もう少し新聞を冷静に読めよと言いたくなりますね。
 かつて、佐藤首相が引退記者会見で、「新聞記者は出て行け!新聞記者はウソば
かり書く」と怒鳴ったのは話題になりました。さんざん批判記事を書かれた岸首相
は、「俺は新聞はスポーツ欄しか読まない」と言いました。
 いまの私は佐藤首相や岸首相の気持ちがよく理解できます。

 おっと、そろそろ本題にいかないと叱られますか?
 国際秩序が大国のエゴで乱されるのではいけないとおっしゃるのは、お説、その
通りなのですが、それは言うだけ意味ないのではないですか?
 簡単な例で考えてみます。
 日本の野球界は巨人中心で動いているのは、ご承知の通りで、定期的に新聞に批
判が出てます。それは十年前もそうでしたし、二十年前もそうでした。おそらく、
十年後も同じ批判がなされていることと思います。
 現在は、ドラフトのルールまで巨人の都合で決められていると聞きますが、そう
いう状態は、野球が続く限り、未来永劫そうなんじゃないでしょうか。
 世の中には批判しても、絶対に変わらないことがあるわけで、大国の都合で世界
が動くことは、百年先でもそうでしょうね。
 もっもと、それに対して、小国もうまく立ち回っています。
 ある国が国連で支持してもらおうとしたとき、小国に賄賂を配って買収したり(つ
まり経済援助を約束するわけです)などは、ざらと聞きます。
 みなさんは、汚い政治が横行するのは日本だけとお考えなのかもしれませんが、
金がものをいうのは、世界の政治でも同じなのです。(そういや、オリンピック誘
致もずいぶん金をばらまくといいますよね)
 捕鯨反対運動でも、なぜ、過去に捕鯨に関わったことのない国がIWCに加盟し
てくるのだと疑問に感じますが、裏で大金が動いていると聞きます。
 同様な話は、原子力発電所反対運動でも聞きますね。世界のオイルマネーが反原
発運動家たちに流れているという噂がありますが、私は本当かどうか知りません。
 大国のエゴを非難するのは大事ですが、小国も善意で動いているわけではありま
せん。金をもらえば、反捕鯨運動にも手を出すのが、小国の生きる知恵です。
 支持を要請してきた二つの国の、どちらにも気があるように見せかけて、どちら
からも援助金をふんだくることなど、小国の腕の見せ所かもしれません。
 そういった国益のぶつかり合いが国連という場であって、善悪で動いていると考
えると間違います。長いので、今日はこれまでにします。

お名前: Hide.    URL
To ガロアウスさん

呼んでいて「なるほど」と思うところも多々ありますが、少々極論に走りすぎている感じも
否めません。まだ、私の疑問にはご教示いただいておられないようですが、これからです
かね(^^)

お名前: ガロアウス   
 かつて、フランスのドゴール大統領が日本の防衛政策を批判して、こう言ったこ
とがあります。「日本は中国の奴隷になりたくなかったら……」
 自国の防衛に責任の持てない国家は他国の奴隷となるしかないという警告だった
のですが、この預言は当たったでしょうか?
 みなさん、ご指摘の通り、現在、日本はアメリカの言いなりになっているわけで、
その点では、中国をアメリカに置き換えれば、ドゴールの預言通りだったかもしれ
ません。
 今回の戦争をフランスが反対したのは、みなさん御存知の通りですが、フランス
の反戦というのは、日本の反戦運動家のような単純なものではないと思われます。
アメリカの雑誌などは、フランスの魂胆について、ずいぶん辛辣なことを書いてい
ますが、私には真実かどうかわかりませんので、書くのは遠慮します。
 しかし、こういう例を想い出してください。
 昔、フランスで社会党のミッテラン政権が発足したときに、日本の社会党が大喜
びしました。同じ社会党ならば、「反戦・平和・反核」を言ってくれると思ったか
らです。ところが、訪仏した社会党代表団とミッテラン政権との話し合いはまった
くすれ違いに終わりました。フランスは社会党政権になったからといって、防衛政
策を変更するつもりなどなかったのです。
 その後、現在に至るまで、フランスは南太平洋上で核実験をやって、世界の顰蹙
をかっていることは、有名ですよね。ドゴール流にいえば、「フランスは外国の奴
隷になるつもりがない以上、自国の防衛に責任を持つ」ということなんでしょう。
 日本という国は、こと防衛問題と教育問題については、徹底したきれいごとを言
わなければなりません。
 「差別はいかん。詰め込みはいかん」というわけで、長い間、公立校における能
力別編成クラスの導入は見送られてきたのですが、実はどこの親もそれではどうに
もならないことは承知してますから、放課後は、子供を能力別編成の塾に通わせま
す。「ゆとり教育」などと口ではいってますが、「ゆとり教育」の導入と同時に私
立ブームが始まったのは、みなさんも御存知でしょう?
 防衛問題も同じで、新聞の投書欄では、「憲法九条万歳」の声であふれているの
ですが、政治家の方は、自衛隊の創設や日米安保条約の締結などの現実的な方策を
打ちだします。
 結局、ゆとり教育も憲法九条も、言葉通り信じた人間が馬鹿を見るのが日本とい
う国なのです。
 話は飛びますが、今回の選挙直前の新聞が、「反戦・平和を訴える候補者を当選
させよう」という投書であふれていたのにお気づきですか?
 ところが、ふたを開けてみると、反戦・平和を訴えた候補者がずいぶん落選して
ます。若い方も、こういうところから、日本の新聞の読み方を学習してほしいもの
です。
 ところで、私とみなさんの考え方の違いが、どこから生じるのかと言いますと、
やはりベトナム戦争でしょうかね。
 あの戦争で、日本のマスコミがなんといったかというと、アメリカが軍事行動を
やめれば、すべてがうまくいくんだと言ってました。
 それが当たったか?75年4月末の朝日新聞の投書欄とか、私はいまだに記憶し
てますが、あのとき書かれたことが当たったか?
 はずれもはずれ。大はずれでしょう。
 私が日本のマスコミを信用しなくなったのは、これだけが原因ではありませんが、
とにかく、二度と新聞、雑誌にだまされないようにしようと決心して、いまに至っ
てます。
 いまの小泉首相と同じ立場に立たされた首相が過去にいました。佐藤栄作首相で
す。この人がノーベル平和賞をとったとき、世間が大騒ぎになりました。「あのベ
トナム戦争支持の男がノーベル平和賞をとった」といってボロクソに言われたわけ
です。ちなみに、当時の私は、まだ完全に日本の新聞の影響下にありましたから、
友達と一緒に「バーカ、バーカ、佐藤のバーカ」といってました。
 私の佐藤首相に対する評価が変わったのは、それから十年後のことです。
 また話が飛びますが、みなさんは、『ビルマの竪琴』という映画をご覧になった
ことがあるでしょうか?あの映画の原作者、竹山道雄氏は、映画の印象からして、
反戦主義者だと、みなさんお考えでしょうね。
 この竹山氏が朝日新聞紙上で、一般読者と激しい議論を展開したことがあります。
ベトナム戦争を支持する、しないというテーマです。
 と、ここまで書いたところで、なんか話が長いですね。今日はここまでにします。

お名前: Hide.   
to ガロアウスさん

なるほど、お説はわかりましたが、これからの国際秩序はどうあるべきだとお考えなので
しょうか? 大国の論理がまかり通る国際秩序には不安を感じずにはいられないのですが。
極端な話、アメリカさんのご機嫌を損ねたら攻撃されてしまうってなことにもなりかねま
せん。誰がどう歯止めをかけることが可能なのでしょうか? 軍事力による支配では、冷
戦時代となんら大差ないように思います。

戦争はいつの時代も「国家の利権」によって誘発されます。それを抑止するシステムが国
連ではないとするならば、我々は何を世界平和のよりどころとしたらいいのでしょう?
ご教示くださいm(_ _)m

お名前: ガロアウス   
 テレビの時事番組とか見てますと、「国連中心主義をアメリカの一国中心主義が
妨害した」といった発言が目に付きます。
 私ははっきりいって、「アホクサ」と感じて聞いてました。
 日本人の国連と憲法九条に対する幻想はどうにかならんものかと、いつも私は感
じてますけど、今回ほど、その思いを強くしたことはありません。
 国連の話だとわかりにくいので、剣道の話で考えてみましょう。
 全日本選手権の東京代表は一人じゃなかったですよね。剣道だけではありません。
野球にせよ、なんにせよ、東京などは、別扱いにすることが、かえって平等である
ことに疑問を感じる人はいますまい。
 では、国連はどうなのでしょうか。
 人口十億の国と、人口五百万の国をどう扱ったら平等なのでしょうか?
 まるで平等にすれば、全日本選手権の東京代表を一人にするのと同じで、苦情が
出るのはあきらかです。
 かといって、人口十億の国に、五百万の国の二百倍の発言権を与えたら、小国が
黙っているでしょうか?
 国連がうまく機能しない一つの理由がここにあると思われます。
 つまり、平等にしても苦情が出るし、大国に巨大な権限を与えても、また苦情が
出るということです。
 かつて、アメリカ、イギリスはユネスコを脱退しましたよね。イギリスはその後
復帰したとかも聞きましたが、どういう理由かは、素人でも想像つく話です。
 世界の国々が人口も同じで、経済力、軍事力、すべてが平等ならば、国連もうま
く機能するかもしれませんが、現実には超大国あり、食うや食わずの貧乏国ありと
いったさまでは、うまく機能するはずもありません。
 まず、憲法九条と国連に対する幻想を捨てるところから、日本人はスタートすべ
きでしょうね。

お名前: 趙翼   
―続き―
バグダッド市民(VTR)
「食い物もない、職もない、言えば殺される、ドアをノックされるたびにびくびくしている、
このままでは希望はない、子供達に未来を与えてやる為に早く空爆(開放)してほしい」
「戦争には慣れている、以前(湾岸)の時はそんなに被害(バグダッド市内)は出ていない、
爆撃は正確だった」
ケン・ジョセフ氏(アンマンより中継)
「このVTRをヨルダンとの国境でイラク側に発見されたが、見てみぬ振りをして通してくれた、
どちらかといえば「これを世界に伝えてくれ」と言うような態度だった」
大谷(スタジオ)
「空爆を行ってしまっても(市民は)良いということですか」苦虫を噛み潰した様な表情に見えたが。
ケン・ジョセフ氏(アンマンより中継)
「はい、そういうことになります、これは100人以上に聞いて殆ど同じ回答でした、
彼らは空爆する側などどこでも良い、空爆される事よりフセイン政権が無くなること
の方を望んでいるようです、これには私も驚愕しました」
スタジオ一同言葉なし。
渡辺アナ(スタジオ)
「では今回の空爆を市民は望んでいたと言う事ですね」
ケン・ジョセフ氏(アンマンより中継)
「私はその様に感じました」

某掲示板からレスをもってきますた。

お名前: 趙翼   
スーパーモーニングの一幕コピペ。
政府も何も付いていないので、本当のことをしゃべってもらえた。
一日も早く、空爆を望んでいると誰に聞いても言った。
早くこなかったら、自殺しますとまで言われた。
あまりにフセインの圧政がひどいから最初は言葉を疑い、
ショックを私は受けた。
普段本音を口に出せない国民は何を考えているか、
平気で暮らせるかと問うと、
生まれた時から戦争がある人たちも多く慣れてしまっている。
一日も早く助けて欲しいという人ばかりだった。自国民に被害が出るんですよ。
誤解をしないでくださいね。私は反戦で出かけたんです。
だからショックを受けたんです。
アメリカの空爆は慣れている。
アメリカの空爆は上手。フセインの化学兵器が本当は一番怖い。
僕は残るつもりだった。部族が出て下さいといわれた。
英語の物が見つかって殺されると思ったら、
見逃してくれて、逃げて下さいという感じだった。
おかしかったのは冒頭
「これを言ったら怒られると思うんですが・・・」
でレポートを始めたこと。 テロ朝になんて言われてたんだろう(w
大谷おきまりの「空爆で子供が死んでもですか!」
ケンジョセフきっぱりと「少々犠牲がでても
この苦しみから解放してくださいといわれた」
大谷しつこく「ではアメリカの主張が通ってしまう
ということになりますが・・」
ジョセフ「はい、そこがつらいところなんですが」
「イラク国民にとって一番怖いのは空爆ではなく追い詰められたサダムが
自国民に毒ガスをつかうこと・・・」
これが真実だろう。スパーモーニング、一同沈黙。

お名前: Hide.   
日本に進駐したときのようには、うまくいかないでしょうね。
フセインを排除できたとしても、アメリカ主導型の政権が、あの値に根付くとは到底思えません。
まして、首都まで蹂躙されれば、市民の反米意識は表面に現れないにせよ、根強く残るに違いあ
りません。

首都を開放し、フセイン政権を排除できたら、米英は、イラクの復興からあっさりと手を引き、
今度こそ、国連にそれを委ねるべきと考えます。

まぁ、アレだけ出費と犠牲を強いられましたので、米英がすんなり引き下がることはないと思わ
れますが。そのときこそ、日本の真の姿勢が問われるのではないですか。今日本人が一番考えな
ければならないのは、そこだと思いますけどね(^^;

お名前: waruimario   
アメリカの大義名分、大量破壊兵器の撲滅とは、既にかけ離れた行為となってきてます。
一体何処まで行くのでしょう?フセインを抹殺しなければ気がすまないのでしょうかね?
しかし、フセインが死んでも、思想だけは根強く残り、本来のアメリカの目的は果たせない
釈然としない結果しか残りそうもありませんね・・・

お名前: Hide.   
To waruimarioさん

それにしても早く終わってくれませんかねぇ・・・。
もう、毎日、新聞やテレビを見るのが憂鬱になりますよ( -o-) フゥ

お名前: waruimario   
to Hide.さん
>こうなると「開放」ではなく「侵略」とそしられても言い訳がたたんでしょ( -o-) フゥ
やっと意見が合いましたね(笑)

お名前: Hide.   
To waruimarioさん

>洗脳された市民、市民に成りすました兵士、余計なお世話かもしれませんね。

太平洋戦争で、本土決戦になったら、日本人も米軍に対して同じ事をしたんじゃありませ
んか? 圧倒的な武力差での戦闘は、仁義なき戦いに発展するものでしょ。沖縄戦も然り
です。
最後には生物化学兵器が登場するんじゃないですか。でも、そこまでイラクを追い詰めて
いるのは、アメリカだってことなんじゃないでしょうか・・・。


>ブッシュがイラクを開放したいと言っているのは詭弁でしょう、本当はそんなことは
>どうでもよくて、自分が被害にあう危険性を排除したいだけとおもいます。
>テロの芽を摘んでおきたい、それだけでしょう。

解放後の復興支援でも、国連を無視して米英主導でやりたいようですから、利権がらみが
見え見えです。もう、こうなると「開放」ではなく「侵略」とそしられても言い訳がたたんで
しょ( -o-) フゥ

お名前: waruimario   
洗脳された市民、市民に成りすました兵士、余計なお世話かもしれませんね。
知らなければその方が幸せと言うこともありますね、めくら蛇に怖じず?違うか・・・。

私は今回は、どっちが良いとかは言ってませんよ〜
彼らの意識はそんなもんじゃろ!といっているのです。
自分の常識を当てはめるとどうしても無理があると言っているのです。

ブッシュがイラクを開放したいと言っているのは詭弁でしょう、本当はそんなことは
どうでもよくて、自分が被害にあう危険性を排除したいだけとおもいます。
テロの芽を摘んでおきたい、それだけでしょう。

お名前: Hide.   
to まささん
>国際的な合意も、世論の支持も得られない中、「正義」「威信」「民主化」といった抽
>象的な理由で安易に人の命を犠牲にする。その傲慢さに怒りがこみ上げてきます。
おっしゃる通りです。
しょせんは戦争をするための詭弁に聞こえてしまうのですが、戦局が進むに連れて、その
思いは増すばかりです。もっとも、メディアに載るすべての情報をうのみにしているわけ
ではありませんが・・・(^^;


to waruimarioさん
>多少の犠牲?程度しか考えてないでしょう、それはイラクも同じか、もっとひどい
>でしょうね、フセインの意見に背けば一族郎党とも、死刑でしょうから・・・。
どちらがいいのでしょうね。そうした境遇の中でも生きてきたし生きていけるわけですか
ら、他の価値観の中に育った我々が「あなた方はとんでもない不幸を背負い込んでいるの
ですよ」と我々の価値観を押し付けることが、本当に幸せなことなのでしょうか?
そのために、生きられる命の上に爆弾をばらまいてでも、開放する必要が本当にあるので
しょうか???

お名前: まさ   
waruimario さん

レスありがとうございます。

>なんとも思ってませんよ、だから出来るんです。
まさにそのとおりですね。
そのような人間の判断で、多くの命が失われていることに憤りを感じるわけです。

>彼らは、肉を食って生きてきたのです、思考回路が違って当然?とは言いませんが
>そのくらい人類誕生から現在にいたるまでのプロセスが違うのですよ。

イラク攻撃に反対する米国人もたくさんいますし、イラク攻撃に賛成する日本人もいる
でしょう。人種や食べ物の問題ではなく個人の人間性の問題だと思いますが。

お名前: waruimario   
To まささん
>「人の命をなんだと思っているんだ」ということですね。

なんとも思ってませんよ、だから出来るんです。
多少の犠牲?程度しか考えてないでしょう、それはイラクも同じか、もっとひどい
でしょうね、フセインの意見に背けば一族郎党とも、死刑でしょうから・・・。

自分の常識で判断してはいけません、我々日本人は、穀物を食って生きてきました。
彼らは、肉を食って生きてきたのです、思考回路が違って当然?とは言いませんが
そのくらい人類誕生から現在にいたるまでのプロセスが違うのですよ。
ま、もっとも、日本でも国政を操る連中も、人を人とは思ってないでしょうがね・・・。

日本は、教育が行き届いています。また、ある程度の自由があります。だから、選択肢が
有るのですが、イラクは、それがありません。選択肢は、生か、死か、この2つです。
イラク国民は、限られた教育、情報、そして宗教、そんな中で、正しい判断が下せるはず
もなく、我々のように、どのカードにする?なんて、選べる選択肢はないんです。
これは、北も同じでしょう、自由がない、今の私たちには考えることが出来ないレベル
なんですよ、年寄りは言います、昔は、日本もそうだったと・・・。

お名前: まさ   
Hideさん

>というより、紛争を解決する手段に武力を使うことに憤りを感じているのですが。

紛争を武力で解決すべきかどうかという問題もありますが、私が彼らに言いたいのは、
「人の命をなんだと思っているんだ」ということですね。

権力の中枢にいる人間に他人の痛みはわからないんですね。

お名前: まさ   
彼らにとっては、危機におかれるのは、自分の命でもなく、家族の命でもなく、所詮他
人の命なんですよね。

国際的な合意も、世論の支持も得られない中、「正義」「威信」「民主化」といった抽
象的な理由で安易に人の命を犠牲にする。その傲慢さに怒りがこみ上げてきます。

人は権力を得ると堕落するのが世の常ですが、ことここに極まれりですね。
(少し感情的になってしまいました。)

お名前: Hide.   
管理人のHide.です。

私もまささんの意見に同感です。今回の戦争には最初から疑問を感じております。
というより、紛争を解決する手段に武力を使うことに憤りを感じているのですが。


ちなみに、この少し下に「剣道ができる幸せ」というトピがたっておりまして、そこでも、
イラク戦争の話題が熱いです。一度ご覧くださいm( _ _ )m

お名前: まさ    URL
米英軍の攻撃により、既に400人を超える民間人が死亡しているということである。

イラクの大量破壊兵器の排除や民主化という理由では、親や子供を殺された人や、失明
し、手足を失った人達は到底納得できないだろう。
国民が蜂起し、それに対するフセインの反撃で死傷者がでるのであればともかく、民主
化の名目の下、米英軍の攻撃により、自分達が救おうとしているのだと主張しているイ
ラクの人たちを大量に死傷させている。

米英軍の大量殺人行為は正当化できるものではないと思う。
しかしかかる大量殺人行為の責任が問われることはありえない。
(個人が400人を殺害したら間違いなく死刑であるが、米国大統領の行為は何らの罪
に問われることはありえない。)

日本政府にとっては、米英軍の攻撃の正当化は関係ない。
その行動指針は、正当性ではなく、常に米国支持なのだから。
(米国がイラク攻撃反対をとなえたならば、日本政府も戦争反対である。)

剣道と関係ないですが、毎日のイラク報道を見て、思わずトピを立ち上げてしましました。

このテーマについての発言をどうぞ。
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半角カナは使用しないようにしてください。文字化けします。
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