記事タイトル:平成19年度四国高等学校剣道選手権大会(徳島県阿南市) 


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お名前: DREAM   
四国大会に出場された選手、監督、保護者のみなさんお疲れさまでした。
素晴らしい試合の連続、感動しました。インターハイの優勝旗をこの四国の地に持ち帰りたいですね。
選抜大会は帝京第五が持ち帰ったので、次はインターハイです。
琴平、丹原、徳島文理、明徳、桜井、帝京第五、富岡東、高知のみなさんお願いします。
頑張って下さい。
[2007/06/27 10:47:55]

お名前: 会場に行けなかった者   
象さんへ

観戦記ありがとうございました。
拝見していまして大会の熱い熱い闘いが伝わってきました。
四国の剣士が全国で活躍して欲しいし、期待が膨らんできていますね。
象さんありがとう。
[2007/06/27 09:39:45]

お名前: Hide.    URL
To 象さん

管理人のHide.です。
大作の観戦記、ありがとうございます。
改行がなされておらず読みにくくなってしまったのが残念ですね(>_<)

ひとつお尋ねしたいのですが、本文中に「試合会場の入口でこのサイトを運営されている
管理人さんにはじめて御会いした。」とありますが、それは私のことですか?
私は、この大会を観戦に行っておりませんが(^^;
[2007/06/27 07:38:25]

お名前: 象   
2007   『四国総体剣道選手権観戦記』 
                       阿南スポーツ総合センターにて

6月16、17の両日にわたって、2007四国高校総体剣道選手権大会が阿南スポーツ総合センターで開かれた。四国高校剣士たちの技と精神のエクセレンスが試される大きな大会である。それぞれの県高校総体で上位の男女4チームづつ、個人戦は各県の男女ベスト8の精鋭が参加して、四国の頂点を目指し争う。
徳島には剣山があり、愛媛には石鎚山、香川には象頭山、高知にも五台山と各県にはそれぞれ有名な山があるが、剣士たちが目指すのはその頂きよりも更に上の高みである。会場に気迫をみなぎらせた剣士たちが続々と到着する。

梅雨前線が南下して好天だが、さすがに蒸し暑い。選手たちはさっそく着替えをすませ防具を身につけてアップを始める。会場内におおきな声が響き、竹刀の音が炸裂する。選手たちそれぞれの熱く厳しい二日間がはじまった。監督や役員、審判の先生方も、チームや選手の勝利にむけて、また大会の成功にむけて全力を傾注することだろう。選手や先生方の清清しい精神が、梅雨時のうっとうしさを少し押し退けている気がする。

やがて開会式。徳島文理の松本主将がハキハキと選手宣誓を決めた。午前中は団体戦の予選である。女子は富岡東と愛媛勢の争いとの前評判が高い。県で準優勝の富岡西もゾーンでの勝ち上がりを決めたいところ。城北や川島も他県の上位校に一泡ふかせようと意欲満々だ。予選各校2試合づつのつばぜり合いが始まる。接戦ながら富岡東と富岡西が共に2勝し明日のゾーン勝ち抜けに明るい期待をつないだ。残念ながら城北と川島にとっては厳しい初日の結果となった。続く男子団体では川島が惜しくも2敗を喫し予選で散ったが、他の徳島県勢3校は明日の試合如何では予選勝ち上がりが期待できる奮闘ぶりであった。どの戦いも紙一重の接戦であり、会場は大きな拍手やどよめきに包まれた。

午後に入り、男女の個人戦が始まる。女子では細川、平野が順調に勝ち上がったものの、横山、西田が2回戦負け。他の選手たちは惜しくも初戦で敗退した。それぞれ力を持ちながら勝ち上がりを阻まれたのは残念だが、それだけ個々の選手のレベルが高いということだろう。結局徳島県勢は三回戦どまりで上位入賞を逃した。三年生の横山、平野、藤井にとっては残念な結果であったが精一杯の健闘が光った。細川を始めとする2年生には来年の活躍を期待したい。ベスト4に残ったのは高屋鋪、愿田の香川勢と内田、鴨宮の愛媛勢である。準決勝では高屋舗が愿田を下し、鴨宮が同県の内田に競り勝った。結局、女子の個人決勝は瀬戸内対決となった。

地元開催ということもあり、徳島県勢の応援には関係者、近在の剣道ファン、各校の先輩や同僚たちも大勢駆け付けた。選手たちのひと振り一打ちに大きな拍手や歓声がわく。1本を決めること、1本をしのぐことの大変さをファンの多くが知っている。城西高校での県総体、各校各選手の戦いがつい昨日のように思い出される。今日、明日はまた新しい思い出を作るステージである。とおりすがる選手たちの胴着にしみ込んだ汗の模様が、熱戦の記憶を物語っているようだ。

県外からも応援団がくりこんでいる。帝京5や明徳の私立勢はもちろんのこと、松山北や丸亀などの選手たちにも大きな声援がとんでいる。対戦チームの応援団が隣り合わせに座ってそれぞれの応援をする場面もある。精一杯選手たちを応援する保護者たちの拍手や溜息は正直な気持ちの正直な発露である。勝っては飛び上がり、敗れては顔を被う母親は、まさに自分の子供や友達に対する愛着や愛情の表現者に他ならない。
選手たちのふりかざす竹刀は母親が掲げる愛情のたいまつとの二重写しでもある。

さて男子の個人戦も熾烈をきわめた。富岡西の松本が初戦で香川県一位の藤本を倒し
その勢いで準決勝まで勝ち上がった。また阿南工業の福川も優勝候補の一角新田の大下を下し力感溢れる試合運びでベスト4に残った。那賀高の西田も一回戦で反則勝ちの1本が効いて調子に乗った。上位4人に地元県南勢が3人残るという快挙である。
残る1人は明徳の中澤を破った松山聖陵の砂田だ。4人のうち3年の西田以外はすべて2年生という結果となった。西田にとってはプレッシャーのかかるところだろう。

いよいよ準決勝である。まず福川と砂田が対戦する。厳しく面を打ち込む福川に対してすばやいコテで応戦する砂田。県総体では福川が優勝、砂田は準優勝の成績である。お互い相手に不足はない。にらみ合った後、福川が思いきって面を攻め立てたその一瞬、砂田がこてに飛び込んだ。さっと旗があがる。砂田快心の一撃である。福川も面を狙って鋭い打ち込みを続けるが、有効打にはならない。やがて阿南工応援席からの大きな溜息とともに時間の笛。応援の福川夫妻の無念さを思うが、これも勝負である。福川の健闘をたたえ、砂田の勝利を祝う大きな拍手が場内にひびく。これで決勝進出の一人は決まった。残るはもう一枚のキップだ。

続く試合は西田、松本の地元勢どうしの対戦だ。学校と学年は違うが、ときどきは竹刀を交える練習仲間でもある。お互いにやりにくい相手かも知れない。絶好調の松本は得意のこてがシャープに決まっている。一方の西田も落ち着いた剣さばきで、強豪を倒してきた。ともに負けられない一戦である。開始まもなく、西田の面が決まり先行する。しかし松本も相手のめんをかわしての小手を決める。いよいよ勝負である。
緊迫した空気が場内を支配する。延長戦に入って松本が渾身の面打ち。すかさず小手を押さえる西田。一瞬の沈黙が流れる。旗は3本西田に上がる。最後の最後で上級生の意地を見せた西田の勝利である。お互いの健闘をたたえあう温かい拍手が場内にこだまする。これで男子決勝は伊予阿波対決である。それにしても徳島県勢二年生の活躍は特筆ものだ。とりわけ強敵をなぎ倒した松本の予選勝ち上がりの試合は圧巻だったし、福川も県総体に続いての上位入賞で、その実力の高さを証明してみせた。

いよいよ初日のハイライト、男女の個人決勝戦である。それぞれの選手と審判の名前が大きくアナウンスされる。一礼する選手たちのなかで、ひとりだけ西田は直立不動である。まさかこんな大舞台にのぼるとは夢にも思ってなかったようで、うっかり礼の動作を忘れていたらしい。女子の選手たちが一礼するのを見て、はじめて自分のうかつさに気付いたという。その狼狽に畳み掛けるようにして、ドンドンドンと大太鼓が打ち鳴らされ、4人の気合いの発声が戦いの始まりを告げる。

男女とも決勝戦の結末は、以外に早かった。女子では鴨宮がたて続けに面を二本並べ、優勝を決めた。男子も立ち上がり早々に砂田の小手が西田の手元に突き刺さる。二本目も西田の面をうまくかわした砂田が胴を抜いて勝負がついた。あっさりとはしていたが、それぞれが全力で向かい合った結果である。まるで夢から覚めたように会場にはさばさばした空気が流れる。やがて4人の剣士たちを祝福する拍手が初日の終焉を知らせるように鳴り渡った。

砂田は西田の親父につかまってビデオを撮られている。ジャニーズ系の顔だちとユニークなキャラはまた来年も活躍しそうだ。西田も那賀校の部員たちから祝福されている。昔から競い合った同県他校のメンバーからも健闘をたたえる声がかかる。他県の友人たちとも笑顔で何か話しているが、優勝、準優勝の実感はまだ沸いていないかも知れない。男女32人づつの精鋭たちは、おそらくだれが優勝してもおかしくないほどの実力の持ち主であり、早く敗れたもの、最後まで勝ち残ったものの差はあったにしても、等しくあっぱれで勇敢な戦士たちだった。おそらく観客のすべてが、その意見に異議はないと思う。できればすべての選手たちに優勝のメダルを渡したい気持ちだ。心からお疲れさまを言いたい。

翌日の17日は日曜ということもあってか、昨日以上に観客の出足がいい。他県ナンバーの車も多く見うけられる。昨日の個人戦に続いて、きょうは団体戦の頂上決戦である。今日の最終戦如何でゾーンでの勝ち抜けがどうなるか?微妙な接戦が予想される。


女子のA組では高松桜井に競り勝った富岡西が地元の意地を見せて勝ち上がった。B組は丹原が底力を発揮して順当に勝ち残る。C組でも帝京5の愛媛勢が個人戦優勝の鴨宮の活躍もあって決勝リーグへ進出。残るD組では富岡東が前評判どおり一位で抜けた。女子の決勝リーグは予想どおり徳島対愛媛の構図となった。共に地元の栄誉と母校の名誉をかけて負けられない対戦だ。富岡西と丹原はやや実力のまさる丹原に軍配があがった。富岡西も精一杯戦ったが、おしくも番狂わせを演じることはできなかった。一方富岡東と帝京5の戦いは一歩も譲らぬ緊迫した試合となり、5人が戦っても決着がつかずに勝負は代表決定戦へと持ち込まれた。帝京5は副将の鴨宮、対する富東は大将の中野である。どっちも卓越した技と力の持ち主であり、鴨宮は前日の個人戦優勝の殊勲が光っている。一方の中野も常勝チームの大将として一歩も後にひくわけにはいかないところだろう。大きな掛け声と共に竹刀を振り合ったが、勝ったのは鴨宮。勢いが結果に結びついた快心の勝利であった。

これで決勝は愛媛県同士の戦いとなった。決勝では先鋒の丹原谷口、帝京5の朝倉が1本づつを取り合って引き分け、続く次鋒戦では体調不良を伝えられた丹原黒河が帝京5の島本に気合いの面打ちで1本勝ち。しかし中堅の帝京5の湯浅がきれいな面を丹原目見田に入れ返して追い付く。そして副将戦では好調の帝京鴨宮が丹原の宮川に打ち勝って面の1本勝ち。残すは大将戦である。帝京大将の市川は勝てばもちろん引き分けでも優勝である。対する丹原の大将玉井はなんとしてでも1本を取り追い付きたいところだ。お互いに有効打の打てないまま終盤へ。たぶん延長ではなかったかと思うが、もう後がないというぎりぎりの時間に丹原玉井の小手が見事に決まる。これで準決勝に続いて代表決定戦だ。帝京は鴨宮、丹原は玉井の両雄が向かいあう。始め!の合図が掛かったと同時に帝京鴨宮が意欲的な面打ち。勝負が決まったと思ったその瞬間、丹原玉井が鴨宮の剣をすりぬけるようにして素早い小手打ち。これがあざやかに決まった。丹原逆転の大勝利である。鴨宮の切れ味、玉井の冷静な判断が印象に残った素晴らしい試合だった。両チームの健闘に大きな拍手を送られる。また3位ではあったが遜色のない活躍をした富岡東、荒削りながら同じく3位に食い込んだ富岡西の地元2校の活躍にも心おどらされた女子団体決勝だった。

それでは最後に男子の団体戦を見てみよう。A組では徳島文理と丸亀、松山北が三つどもえで激しい首位争い。ひと試合ごとに順位が入れ替わるハラハラする試合の連続だ。当事者や応援団にとっては胃の痛くなるような試合ばかりである。一本を取り合うごとに大きな歓声と溜息が交叉する。結局この熾烈な首位争いを制したのは松山北。わざわざ応援にかけつけた丸亀有馬選手の御両親や大会連覇を狙った地元徳島文理応援団にとっては辛く切ない幕切れとなった。またB組でも明徳と帝京5が共にがっぷりと4つに組んでの相譲らぬ争い。前評判でも優勝候補の筆頭にあげられる両雄の戦いに観客席の注目が集まる。そして試合はどっちが勝つかわからないまま大将戦へともつれ込む。まず明徳石井が帝京桑原から1本をとり先行する。このまま逃げ切れば明徳の勝ち。もし帝京桑原が一本でも取り返して引き分けに持ち込めば本数の差で帝京の勝ち。息もつけないような激烈な試合経過である。終盤の時間もあとわずか、明徳石井の逃げ切りかと思われたその時、帝京桑原の捨て身の引き面が明徳石井の頭上に鮮やかに決まった。体勢をくずして尻餅をついた桑原であったが殊勲の1本を奪って、劇的な勝利を呼び込んだ。C組では地元阿南工が辛抱を重ねながらも堅実な戦い。先鋒桜木のスピードある切れ味、次鋒湯浅の1年生とは思えぬ堂々とした戦いぶり、気魄が表にあらわれた中堅谷口の果敢な試合運び、副将でキャプテン岡田の理性的な判断、そして鍛え上げた体躯で強豪に攻め込む大将福川の強打。県大会では徳島文理に逆転優勝をさらわれたが、その実力の高さは衆目の一致するところである。こちらもきわどい勝負ながら、なんとかしのいで予選リーグで勝ち残り開催県の面目を保った。D組は予選2勝1敗ながらも琴平が勝ち抜けて香川勢の牙城を守ったようだ。いよいよ決勝トーナメントは明徳を破った帝京5、徳島文理と丸亀に競り勝った松山北、地元で初優勝をめざす阿南工業、香川の名門琴平の4校で争われることになった。ひと呼吸おく間にもそれぞれのチームに気迫が充填されて行く。予選での試練が単なる試練で終わるのか、それとも優勝への序章に変わるのかは、これからの選手たちの頑張りにかかっている。

準決勝、阿南工対帝京5、松山北対琴平の結果は阿南工業がかろうじて帝京5を2ム1の接戦で振り切り、また琴平は3ム1で松山北をやぶり決勝戦に駒を進めた。どちらも四国総体戦史に残るような厳しくも劇烈な攻防であった。いよいよ決勝戦である。いままでの戦歴からいえば、やや阿南工が有利だ。しかし予選の厳しい試合を重ねてお互い体力の消耗が心配される。あとはどれだけの気迫を持ち続けられるかどうか?だけだろう。いよいよ四国総体も大トリを迎えたのである。

まず先鋒の櫻木が切れ味鋭く面を決めて琴平の中西を下す。続く湯浅も冷静に面を奪って志村に打ち勝つ。阿南工の応援席からは大きな拍手が送られる。あと一人中堅の谷口が相手の片岡を破れば勝負がつく。しかも今日の谷口は好調だ。ここぞといった勝負でうまくポイントを稼いでいる。この勝負も自分で決着をつけたいところだろう。琴平の副将香川と大将細川は共に香川を代表するスラッガーである。その足腰は讃岐うどんも舌をまくほどの強靱さだ。阿南工も岡田、福川と強力な布陣を敷くが、勝負は水物。なんとしてでも前3人で勝ちたい。その気迫が乗り移ったかのように谷口は面の連続技で激しく片岡を攻め立てる。その迫力に少し相手の剣が浮いたのか、そこを谷口が見逃さず見事な小手打ち。結局この1本がマッチポイントとなった。阿南工が意地を見せての地元初優勝である。保護者席で笑顔が弾け祝勝会ムードが漂う。


スポーツとはいえ剣道にも勝ち負けはつきものだ。喜びの勝利を手にした選手や応援団、また思うような結果がでなかったチームや部員たち、それぞれに心で噛み締める想いはあっただろう。しかし勝敗の結果は別にして、試合が終わればそれぞれがお互いの健闘をたたえあう。勝って素直に喜び、負けてちょっぴり悔しがるというマナーもよく守られた素晴らしい大会だったと思う。選手、子供達の頑張りを見ていれば、小さなわだかまりや大きな無念ささえどこかに吹き飛んでしまう。選手たちの竹刀のひと振りは、観客席に向かっても振り降ろされる真直ぐで純粋な剣そのものである。祝おう、選手たちの活躍を。そして喜びあおう、素晴らしい試合を観戦できたことに。

激しい戦いの幕は降りた。好成績をあげたチーム、選手たちがつぎつぎに表彰されていく。3年生にとってはインターハイと国体を残すだけのほぼ総集編の試合結果である。勝利の喜びはまた未来への意欲に繋がって行くし、負けたくやしさが、やがてはくすぐったい思い出として胸の奥に刻まれる日が必ず来る。この大会の経験は、勝ち負けを越えてすべての選手の共有財産なのだ。

試合会場の入口でこのサイトを運営されている管理人さんにはじめて御会いした。貴重な剣道情報をこまめに発信されていることに御礼と感謝を申し上げることができて嬉しかった。また表彰式が終わった会場の片隅で、一年生当時たまたま那賀高の西田の剣道を見て以来ファンになっていただき、熱心に応援してくれる他校の元剣道部の方ともご挨拶ができたことも幸運だった。選手たちが虚心に剣を交えるのに誘発されるようにして、保護者もまた、試合場の脇で、素直で感謝に満ちた出逢いを経験できる。そして、私たちが出会うそんな剣道を愛する人達に支えられてこそ、このような感動的な大会が続いていくのだなあと実感した四国総体でもあった。

さまざまな思いを照らしこんで、梅雨時の黄色い太陽が西の空に傾きはじめた。阿南の地に集った選手や監督や応援団もそれぞれのふるさとに帰って行く。エンジンの音や生徒たちの歓声に混じって大空へ立ちのぼるのは、竹刀がふれ合った時の小さなそれでいて確かで力強い音である。その音が聞こえるかぎり選手たちは剣道をやめることはないだろう。そして保護者やファンもまたその音に目をさまされて、剣道の応援にかけつけるにちがいない。もう一度見上げると太陽は建物の後に姿を隠し、県外からの大きなバスが自分の横を通り抜けて行った。熱く激しい戦いはもうすでに今日の太陽が連れ去っている。しかし落胆することはない。さあ、あの鮮やかで輝かしい太陽に、また新しい戦場を用意してもらおうじゃないか。四国の高校剣士たちがキラキラと発光しながら竹刀を交えあうあの素晴らしい戦場を、また来年、きっともう一度。

   (完)             象
[2007/06/26 10:51:09]

お名前: 見学者   
  (丹 原)    (帝京五)
 先 谷口 メ − コ 朝倉
 次 黒河 メ −   島本
 中 目見田  − メ 湯浅
 副 宮川   − メ 鴨宮
 大 玉井 コ −   市川

(代)玉井 コ ー   鴨宮

 代表戦で丹原の優勝、インターハイ予選のリベンジでした。
 手に汗の熱戦とはこの試合のことでしょう。  
[2007/06/22 18:27:46]

お名前: シマ   
女子決勝の丹原VS帝京第五のスコアーわかる人いらっしゃいましたら教えてください。
[2007/06/22 17:30:26]

お名前: 日和佐   
久しぶりに剣道の試合を観戦しました。
高知、新田、琴平といった昔強かったチームが同じリーグで試合をしていました。
片方のリーグでは、尽誠、帝京第五、明徳といった新勢力のチームの試合でした。
特に帝京第五と明徳の試合は、全国レベルの素晴らしい試合であり、手に汗にぎる
好試合でした。この両校がここ何年か四国の高校を引っ張っていってくれるでしょう。
また四年後の四国大会を楽しみにしておきます。
[2007/06/20 11:01:18]

お名前: すだち   
次鋒職人さんがいうように、一本の基準が曖昧だったようにみえました。
三人の審判の気があってないようでした。若い先生方が多く、少し頼りない感じ。
練習してない人は審判しない方がいいと思います。
[2007/06/20 08:45:55]

お名前: あ   
高知「女子」の立仙さんってなんて読むんすか?
[2007/06/19 22:03:31]

お名前: 剣道好き   
中堅職人さんの情報に追加します

女子団体予選リーグ
A組?富岡西2勝1分?高松桜井2勝1分?松山南1分2敗?高知小津1分2敗
B組?丹原3勝?高知2勝1敗?川島1勝2敗?丸亀3敗
C組?帝京五3勝?高松商2勝1敗?嶺北1勝2敗?城北3敗
D組?富岡東3勝?高知商2勝1敗?松山北1勝2敗?観音寺中央3敗
決勝トーナメント1回戦
丹原3−1富岡西
帝京五1−1富岡東(代表戦)
決勝
丹原2−2帝京五(代表戦)
(丹原は3年連続3度目の優勝)
[2007/06/18 20:28:14]

お名前: 次鋒職人   
男子A組の予選、大混戦だったようですね。
僕も1日目は側で拝見していたのですが、A組の第1試合の丸亀対松山北の試合の審判は
少し、おかしくなかったですか?
僕は気付かなかったのですが、僕の友達曰く、先峰の試合だったらしいですが、
副審が取り消したのに旗を揚げたとか。
副将の場外反則もあれは松山北が反則でしょう。
監督の先生の抗議を受けたにもかかわらず、取ったか取らないかきちんと名言しないで、
試合を続行させ、掲示係が困ってましたね。
また、1本の基準も試合によって随分異なっていた気がするのですが・・・
その松山北と丸亀が予選の1位2位ということは、あの審判の判定も
影響しているのではないかと思いました。

混戦となり、敗れた丸亀、徳島文理の選手の気持ちを思うと悲しいです。
四国大会ですから、もう少しちゃんとした審判がなされることを願います。
[2007/06/18 20:23:55]

お名前: 中堅職人   
愛媛新聞からの抜粋です。
男子団体予選リーグ
A組?松山北2勝1敗?丸亀2勝1敗?徳島文理2勝1敗?高知学芸3敗
B組?帝京第五3勝?明徳義塾2勝1敗?尽誠1勝2敗?川島3敗
C組?阿南工2勝1分?高松南1勝1分?高知工1勝2敗?丹原2分1敗
D組?琴平2勝1敗?城北1勝1分1敗?高知1勝1分1敗?新田2分1敗
決勝トーナメント 1回戦
琴 平2-1松山北
阿南工3-1帝京五
決勝
阿南工3-2琴 平
(阿南工は初優勝)

これ以上UPしていると目が疲れますのでこれくらいにします。
申し訳ないです。
[2007/06/18 18:14:09]

お名前: 阿波藩士   
全体的に熱戦が多く、男子予選リーグでインターハイ代表の明徳義塾・丹原が惜敗
し、女子予選リーグでも高松桜井・高知が惜敗していました。
女子決勝トーナメント準決勝の帝京五X富岡東、決勝の丹原X帝京五 がともに代表戦
となり熱い熱い闘いでした。 この大会をステップにして玉龍旗・インターハイでの活躍をして下さい。四国の高校剣士ガンバレ!!大いに期待しているヨ。
[2007/06/18 17:48:24]

お名前: Hide.    URL
管理人のHide.です。
四国人さん、情報のご提供ありがとうございました!

さらに追加情報をお持ちの方は、アップをよろしくお願いいたしますヽ(^.^)ノ
[2007/06/18 16:19:20]

お名前: @@   
愛媛の男子IH出場校の「丹原」はどうしたんですか?
[2007/06/18 11:43:54]

お名前: 剣士人   
予選リーグの帝京VS明徳の試合凄かったです。1(2)ー1(1)で帝京が勝ちました。でも決勝でみたかったですね。全体的に組み合わせが地元びいきみたいでした。
[2007/06/18 10:20:02]

お名前: 四国人   
男子団体 1位 阿南工業(徳島) 女子団体 1位 丹原高校(愛媛)
     2位 琴平高校(香川)      2位 帝京第五(愛媛) 
     3位 帝京第五(愛媛)      3位 富岡西高(徳島)
     3位 松山北高(愛媛)      3位 富岡東高(徳島) 
    
  
男子個人 1位 砂田(聖陵)   女子個人 1位 鴨宮(帝京)   
     2位 西田(那賀)        2位 高屋敷(琴平)  
[2007/06/18 10:09:38]

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